火気厳禁のハングル畑でつかまえて

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半地下のオタクがK-POPを語るブログ

20231125/Your body is a battleground――(G)I-DLE「Queencard」について

はじめに

圧倒的な実力、個性豊かなメンバー、楽曲に込められた社会派のメッセージ―――、今や(G)I-DLE(アイドゥル)の名前を知らないK-POPファンはいないと言ってよいだろう。オーディション番組『PRODUCE101』、『Unpretty Rapster』への出演を経たチョン・ソヨンが自らプロデュースを手掛ける5人組女性アイドルグループ・(G)I-DLE(デビュー当初は6人組であったが、2020年に校内暴力に加担していたという告発を受けスジンが脱退)。そんな彼女たちが来たる5月15日に発表したEP『I FEEL』のリード曲「Queencard」は、セルフラブについての楽曲だ。

筆者はこの曲のMVを見た時、正直に言ってどういった感情を抱けばよいのか分からなくなった。今風に言えば”モヤった”。明るいディスコ調で楽しい気分になる楽曲だが、そのMVや歌詞に込められているメッセージ自体は何か共感出来ない部分があるような気がしたからだ。

この文章では(G)I-DLE「Allergy」「Queencard」についてその歌詞やMVの演出をつぶさに見ながら、その”モヤり”の原因を探してみる。そうすることで、自ずと楽曲に込められたメッセージがどのようなものなのかも分かるはずだ。

 

(G)I-DLEと「Allergy」「Queencard」について

本題に入る前に、まず(G)I-DLEがどういったグループなのかを軽く紹介しておく。老舗事務所CUBEから2018年にデビューし、現在のメンバーはソヨン、ミヨン、シュファ、ウギ、ミンニの5名。前述の通りソヨンがデビュー前からオーディション番組に出演していた他、デビュー後にはガールズグループによるサバイバル番組「QUEENDOM」シーズン1に参加。セルフプロデュースによる壮大な世界観の楽曲などによって着実にファンを増やしてきた。ソヨンのソロ活動を挟んで2022年にリリースした「TOMBOY」「Nxde」ではフェミニズム的なメッセージを痛烈に発信し、ファンダムの域を超えて大きな反響を呼んだ。今作「Queencard」はそうした流れを汲んだ楽曲だと言える。

さて「Queencard」の分析の前に、アルバム『I Feel』から先行公開された楽曲「Allergy」のMVについて見ていこう。

 

Allergy

Allergy」と「Queencard」は前後編の関係、2つで1つの物語になっている。前編にあたる「Allergy」では、Instagram風のフィードをガラケーで見るシーンから始まる。フィードに映る各メンバーの姿と主人公を演じるソヨンを対比させながら、「インスタもTikTokも嫌い」「私だけ持ってないCHANELのバッグ」「世界は私がいなくても回っていく」とついついSNSで見る他人の姿と自分を比べてしまう様子を描き、サビでは「なんで私は可愛くないの?セクシーじゃないの?」「誰か私を愛してよ」と羨望、自虐、自己嫌悪を爆発させる。とはいえ涙のフィルターをかけたライブ配信風の画面の中で「Why ain’t I pretty?」と叫ぶミヨンや、2番サビのパーティーのシーンではキラキラして見える画面の向こうの彼女たちにも主人公と同じような苦悩があることを示している。中盤あたりで主人公は美容整形の医師を訪れるもあまりの費用の高さに診察室を飛び出すのだが、そこで同じ格好をしたミンニに遭遇。「あなたも私みたいになれる!」と言われたことで余計にコンプレックスが刺激され、最終的には手術することを決意。ストレッチャーに乗ったソヨンの顔のアップと「マスクを装着してください。ゆっくりと眠たくなってきて、目覚めたらあなたはクイーンになっています(意訳)」というアナウンスで前編の幕が下ろされる。タイトルの「Allergy」は鏡を見るのも嫌、という心情をアレルギーの症状に例えたものだ。

 

Queencard

「Queencard」では手術を終えたソヨンがミンニそっくりの容姿になって登場。「何見てんの?私がセクシーなのはわかるけど」、クラブに向かう道中で周囲の視線を集めまくる。立ち寄ったブティックで鏡に映るのはウギ、もう一度カメラが本人に戻るとシュファに……と次々に今まで画面越しに見ていたキラキラ女子に成り代わっていく。順風満帆、クラブで踊りまくり、バカンスでプールパーティーと、画面の向こうに見ていた憧れられる側の存在へと変貌を遂げる。2分17秒あたりから種明かしパートに入り、どういうわけか執刀前に目を覚ましたソヨンは記憶がないうちにパーティーに出かけ、整形したと思い込んで自信満々に振る舞ったら周りからイケてるように見られていたということだった。主人公はそれをスマホの通知を見て察するが、それをポケットにしまいどこかへ歩いていってしまう。つまるところ、「気の持ちようでどうとでもなるよ」ということだ。

このMVのストーリーは映画『アイ・フィール・プリティ!』が元になっているとソヨンがインタビューで語っている。この映画はMVと同じように容姿について悩む女性があるきっかけから外見はそのままに自信を得て堂々とすることになり、人生が変わっていくといった物語だ。

 

女王の国のドレスコード

私が2曲のMVを見てまず感じたのは、「それだけ?」という驚きだった。呆然とした、と言い換えてもいい。自分の顔がとにかく好きになれない、という悩みに対して「気の持ちよう」と言ってしまうのは少々乱暴ではないか? 整形せずに済んでよかったね、なのか? 整形することによってしか自分に自信が持てない人はどうなるの? 自分が逆張りをしているだけなのかもしれないが、やはりどうしても「気分を変えたらあなたもクイーン」にはノレずにいる(楽曲自体は楽しく聴いているが)。ここで、再度MVを見てみたい。MVの中の彼女たちがいかにして自分に自信を持つようになったのかを理解することで、この違和感の原因も分かるかもしれない。

 

クイーンになる方法

ということで「Allegy」のMVを見返してみると、1:21~からのシーンで次の4つの方法が「クイーンになる方法」として紹介されている。

 

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「STEP1. Be Pretty(かわいくなること)」「STEP2. Sexy Lips&Hips(セクシーな唇とお尻)」「STEP3. Wear Fabulous Lingerie(ファビュラスな下着をつける)」「STEP4. Stay Confident(常に自信を持つ)」。次のシーンでは主人公であるソヨンが外科医の元を訪れるが、このレクチャーの中で口角を上げるジェスチャーも見られ、単に「暗い表情はやめよう」といったSTEP1のメッセージを彼女が誤読しているとも取れる。しかしここで私が取り上げたいのは、ここで言われている「Pretty」「Sexy」「Fabulous」という概念は誰が作り出したものなのか、という問題である。

 

男性中心社会で美しくあろうとすること

シーラ・ジェフリーズ『美とミソジニー 美容行為の政治学』は、社会に流通する「美」は男性によって女性を低い地位に押し込めるために作られた概念だとし、それが如何に女性に負担を強いているかをつまびらかに、そして苛烈に書き記した研究書だ。この本で扱われているトピックは美容整形、ハイヒール、ピアッシングなど多岐に渡るが、ここでは“セクシー”な衣装を纏って人気を得たマドンナを「自らの意思で売買春のイメージを用い、男を支配する存在」だと評価することについての反論を引用する。

 

マドンナは、男性のSMと売買春のファンタジーを売春店やポルノから、男性主流(メイルストリーム)のエンターテイメント業界に持ち込み、若い女性に女性のエンパワーメントの一形態として売買春を売り込んでいる。その結果、彼女は売買春をノーマルなものとし、ファッションや広告で女性を売春婦として描くことを広く許容することに貢献している。(中略)ポルノが売れることを知っているエンターテイメント業界からの勧めと、世間を騒がせたいという願望ゆえに、彼女は売買春を表象することで富を得ることを選んだのだ。彼女がもたらしたダメージは、若い女の子のファッションが、今では男性の性的欲望に奉仕することに固執するようになったことだ。売春婦や「あばずれ(スラット)」ファッションは今なおいけてるものであり続けている。

 

(シーラ・ジェフリーズ『美とミソジニー 美容行為の政治学』、p149)

 

そもそも「Pretty」「Sexy」「Fabulous」といった価値基準自体が男性たちが自らの社会的地位を維持し、女性を抑圧するためのものだ。「クイーンになる方法」として紹介されている「セクシーな唇とお尻」「ファビュラスな下着をつけること」も、「Queencard」の歌詞に含まれる自らのセックスアピールへの言及も、MVでの肌の露出が多い水着やボディラインの出るタイトなドレスといったスタイリングも、すべて男性によって作られた”美”の概念を内面化した果てのものではないか。また、「Allergy」MVにおける美容整形の費用の描写も、女性に”美”の概念を要求し、かつ多額の金銭まで要求するといった女性を抑圧する構図が示されている。近年のK-POPの潮流に乗る形でセルフラブ的なメッセージを打ち出した「Queencard」だが、「美しさ」という規範に乗っかった上で「あなたも気の持ちようで輝ける」と言うことは、男性中心社会において女性を抑圧する「美」の規範を再生産し拡散することに加担しているのではないか。

 

韓国国内において2018年頃に勃発した脱コルセット運動(탈코르셋 운동)も、こうした規範的女性性を投げ捨てることを目的としたものだ。この運動では、参加する者に対して髪を短く切ることや化粧をやめることを求める。

 

脱コルセットは自分の気持ちを考慮するための運動だ。男性の目を気にし、文化的に容認される論理に従って鈍感化が進んだ、その苦痛に居心地の悪さを感じとるための運動なのである。脱ぎ去るべきコルセットがどこからどこまでを意味するかは、それを身に着けている状態ではわからない。

 

(イ・ミンギョン『脱コルセット:到達した想像』、p4)

着飾りを全面的に中止する脱コルセット運動のやり方は、着飾りを女性の身体から分離し、これを脱自然化するだけでなく、日常の儀礼から着飾りを欠落させることで意図的に忘却へと導く。

 

(前掲書、p72)

 

参加する者の内的な動機がどうあれ、とにかく「美容」であるとか「着飾り」に関することをすべて停止することで、参加者の身体感覚を変え、それによって今まで自らがどれほどまでに規範的女性性に適合しようとして来たかが自覚出来る。こうした脱コルセット運動のラディカルな姿勢を鑑みると、(G)I-DLEが「Queencard」で依って立つ基準である”美”そのものがミソジニー的であるということがリスナーとして引っかかりを覚えるポイントである。

 

誰が貴女に美しくあれと言うのか

前述の『美とミソジニー』で批判されているのはこうした”美”という概念を作り出した男たちであり、それを無自覚に受容し拡散している文化である。”美”という価値基準が無かったらMVの主人公が、つまり容姿や身体について思い悩む女性たちが存在することもなかっただろう、とも言える。

脱コルセット運動に対して、「オシャレするのは私の勝手」という意見も勿論あるだろう。脱コルセット運動は、慣習によって女性に強制される着飾りと個人の楽しみとしての着飾りを区別しない。一度そのオシャレという行為をすべて断ち切ることでしか、それが如何に身体的苦痛、可処分所得の浪費を招いてきたかが分からないというスタンスを持っているからだ。

TOMBOY」の規範的女性性に唾を吐きかけるような態度や「Nxde」で見せたメイル・ゲイズ(男性の視線)を拒みむしろ睨み返す姿勢を知っているからこそ、私は「Queencard」のMVを見て拍子抜けしてしまったのかもしれない。このMVで唯一「Allergy」が提示した問題点を掘り下げていると思ったのは、ミヨンが執刀医に扮するカットだ。「私はクイーン、あなたもクイーンになりたいの?」と口にしながら手術台へソヨンを運ぶ様子は、端的にかつ強烈に問題を描いている。アイドルがエンパワメントの文脈であなたも美しくなれる、と言う時、そのアイドル本人が美の基準になってしまう。あなたが憧れるアイドルの”美しさ”は誰のためにあるのだろうか? その”美しさ”は誰が作ったものなのだろうか? ミヨンの微笑が恐ろしいのは、その背後に女性を抑圧するシステムを感じさせるからだ。

 

2回目の入国審査

ここで改めて「Queencard」の歌詞をつぶさに読んでみると、「クイーンになる方法」と同じく身体に関する描写が多いことに気付く。曰く「My boob and booty is hot」、曰く「I’m twerkin’ on the runway」。前段ではそのセクシーさや美しさを称揚する姿勢を男性中心社会における女性の抑圧に繋がるものとして批判してきたが、近年のHIPHOPにおける潮流を踏まえ再度「Queencard」を読み直してみたい。

 

フィメールラッパーとTwerk

さて、最近ではK-POPでも振り付けの中にも取り入れられているTwerk(トゥワーク)は、端的に言えばお尻をガンガン振るダンスだ。2013年の「#twerk」の流行により一般に定着したとされるこのダンスは、Cardi B「WAP」、Megan Thee Stallion「Thot Shit」、 City Girls「Twerkulator」などなどなど近年のUS-HIPHOPのMVで印象的に用いられている。

 

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「WAP」では女性ラッパー2名が主体となって性的欲求についてあけすけに歌い、「Thot Shot」では彼女のMVにふざけたアンチコメントを書き込んでマスをかく政治家にメーガンはこう吐き捨てる。

 

「お前がうっかり踏みつけようとした女性たちは、みんなお前が依存している人たちなんだ。彼女たちはお前の病気を看病し、お前の食事を作り、お前のゴミを回収し、お前の救急車を運転し、眠っている間、お前を守っている。彼女たちはお前の人生のあらゆる部分を支配しているんだよ。彼女たちに構うんじゃない!」

 

(「MCメーガン・ジー・スタリオンが全ての女性に贈るエンパワメント──自分にふさわしいものを求め続けて」、https://www.elabo-mag.com/article/20210702-02)

 

ジャージードリル流行の立役者であり一躍スターダムにのし上がったIce Spiceも、圧倒的なラップスキルでK-HIPHOPシーンに衝撃を与えるニューカマーCHIO CHICANOも、歯に衣着せぬリリックが痛快な日本のラッパーMaRIも、歌詞やMVの中でTwerkを扱っている。

 

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変態はお前だ――メイル・ゲイズを跳ね返す身体

各楽曲のMVを見てもらえば明らかな通り、乱舞するbootyからはエロさよりよりむしろ見る者を圧倒してやろうというパワーを感じさせる。「I’m twerkin’ on the runway」という歌詞は、こうしたパワーに対する共感/共鳴からくるものだろう。マンガ表現の研究者でヘッズでもある岩下朋世は、女性ラッパーの楽曲MVにおける性的な表象について以下のように書き表している。

 

乱舞する”ホット”な身体は、男の欲望をそそりつつも弾き返して心のうちに踏み込ませない。

 

(岩下朋世「Tha 女子会 Is Hot フィメールをレップするラップについて」、『ユリイカ』2023年5月号所収、p231)

 

ファニーなほどに過剰でパワフルな彼女たちのTwerkは、全く以て男のためではない。そう考えると、「Queencard」の歌詞は「変態はお前だ」と一刀両断した「Nxde」のアティチュードを引き継いでいるとも言える。あえて自発的に身体を可塑性のあるものとして改造することによって、男性中心社会によって身体をデザインされることを拒む――――そう捉えると、こうしたラチェット・フェミニズム的な考え方と、先で紹介した脱コルセット運動やその根底にあるラディカル・フェミニズム的な考え方とで身体についての捉え方が全く異なっていることに気付く。

また、この曲の歌詞には「I wanna with you 뽀뽀 I wanna with you 포옹(君とキスしたいしハグだってしたい)」という一節もある。「포옹(ぽおん:抱擁)」はその音から「porn」とのダブルミーニングになっている、とすると、「WAP」などと同様に女性の性的欲求を率直に描くことすら成功している……というのは考え過ぎだろうか。

 

おわりに

筆者個人が感じた(G)I-DLE「Allegy」「Queencard」への違和感を元に、楽曲MVにおける女性表象や歌詞について見てきた。「Queencard」では近年のHIPHOPの文脈を踏まえ、挑発的な態度を見せつつ自らの美しさや身体を誇示する。身体とはまた違った意味合いを持つ顔という部位、そして美容整形というモチーフの使用について、映画作品のオマージュであるということで今回のMVには欠かせない内容ではあったと思うのだが、この描写があることによってある種の混乱を生んでいることは事実だ。女性が女性らしくあることを強いられる世界で、私はどうしても「美しくあること」を称揚することにグロテスクさを感じてしまう。

しかし歌詞の身体表象について、HIPHOPシーンで高まるラチェット・フェミニズム的な潮流と照らし合わせてみることでむしろ身体について主体的に捉え直し、モノ化した身体をこそ楽しんでいるのだという解釈を得た。(G)I-DLEのプロデューサーを務め、かつ個人でラッパーとしても活躍するメンバーのソヨンがこうした表象を取り入れるのは自然な流れだと思われる。露骨に性的な表象を通して男性中心社会/家父長制が築き上げた規範的女性性を逸脱しようという試みは、女性を抑圧する社会において充分にカウンターたり得る行為だ。

「Queencard」のMVには、身体や美という概念について自家撞着した要素が含まれていると私は思う。しかしそれが彼女たちが「並んだ中から好きなものを選」んだ結果なのであれば、その問題も含めひとまず作品を受け入れるべきだとも思う。我々はついついアイドルに完璧さを求めてしまうが、アイドルに我々の理想――規範的アイドル性とでも言おうか――を押し付けることは、"女らしさ"を振りかざして女性を抑圧することとまったく変わらない。

 

自分は自分で喜ばせられる

並んだ中から好きなもの選べる

 

(Awich, NENE, LANA, MaRI, AI & YURIYAN RETRIEVER - Bad B*tch 美学 Remix (Prod. Chaki Zulu))

 

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参考資料

 

 

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20231118/2色の、いや総天然色の――Red Velvet ‘Chill Kill’ アルバムレビュー

約6年の長い長い静寂を打ち破る稲妻のような衝撃、Chill Kill = Red Velvetのお出ましだ。緊迫感溢れるシンセのリフレインとグラインドするベース、そして5人のメンバーに導かれ、我々は異世界へと連れて行かれる。困惑していると、彼女たちは笑って「明日のことは考えないで 幸せな結末で待ってる」と言うのだった――――。

 

近年更にそのファンダムを拡大するK-POPシーンにおいて、その洗練された楽曲やヴィジュアルイメージによってRed Velvetは唯一無二の存在感を発揮している。そんなRed Velvetの約6年ぶりとなるフルアルバム『Chill Kill』は、彼女たちのグループ名であり、かつ根幹となるコンセプトであるRedとVelvetの融合を更にモダンにアップデートした快作だ。

 

リード曲「Chill Kill」はドープなDrillのベースがおどろおどろしさを演出し、徐々に高まるリズム、そしてパッと明るいフルートの音色……と目まぐるしく(耳まぐるしく?)その展開を変化させる。永遠に続く日常をぶっ壊しに来たChill Killには、「Feel My Rhythm」から顕著になってきた楽曲におけるmixtureな音楽感覚が活かされている。私はこの曲を聴いて、「狂気の安らかさ、正気の狂おしさ」というN/Kのリリックを思い出さずにはいられなかった。

ミュージックビデオも恐ろしくクールだ。5人でポートレートを撮影するシーンから始まったかと思いきや写真の背後にいる男の首がカットされ、彼の現在を暗示させる。5人で赤い血やおそらく死体や凶器を隠し、そして納屋を焼く。最後に5人は警察車両に囲まれ、それでも輪になってお互いに微笑みかける。『ヴァージン・スーサイズ』を思わせる、密室で育まれたシスターフッド。誰も立ち入ることの出来ない世界。

 

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5人は誰かから逃げているのか、それとも誰かを探しているのか? ティザーで見せたホテルの部屋が並ぶ風景を思い出させる「Knock Knock (Who’s There?)」は恋の駆け引きを鬼ごっこに例えつつ、それ以上の何か不穏なものを感じさせる仕上がり。唸るエンジンの音に乗って固定概念をぶっ壊す「Bulldozer」、たった一度のキスで相手の人生を狂わせる「One Kiss」まで、彼女たちの背筋が凍るようなカリスマは更にその冷たさを増している。

 

ワルツのリズムと重厚なサウンドが印象的な「Nightmare」では嫌な考えや暗く沈み込む気持ちを悪夢に例えつつ、サビでは温かい朝日の光のような歌声が我々の行く道を照らしてくれる。朝焼けを思わせる爽やかなメロディが印象的なEDM調楽曲「Will I Ever See You Again?」では、愛しい存在への追憶を序盤は淡々と、徐々に感情を含んでいくボーカルのグラデーションを以て魅せる。

 

氷がグラスに触れるような音色から始まる「Iced Coffee」では愛しい相手への止め処無い気持ちをカフェイン中毒に擬える。「Wings」ではファンシーなHIPHOPビートの上で超絶技巧のコーラス・フェイク・アドリブの連打を披露しつつそれでいてエフォートレスな印象を受けるのは、彼女たちが歩んできたキャリアと磨いてきたスキルの賜物だろう。アルバム最後のトラックは「풍경화 (Scenery)」つまり「風景画」と名付けられ、共に過ごした時間や心象を絵の中の穏やかな光景に例えて描き出す。

 

名曲揃いの今作であるが、その中でも白眉なのは3曲目の「Underwater」だ。SMエンタ流のネオ・Trap・R&Bといった雰囲気の楽曲だが、まさに水のように透き通る歌声、そこに差し込むリバーブの効いたハイハットやキック、冷たいシンセの音色……。輪郭の溶けた水中の世界を音楽的に表現しつつ、深く包み込むような愛を歌い上げる。

 

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暖かく、熱く、そして激しい赤。艷やかで柔らかく、リュクスなヴェルヴェット。このアルバムを通して、今まで彼女たちの魅力は2つの相反する要素(=楽曲)を1つのグループが着こなしていることだと認識していたが(勿論今もそうなのだが)、RedとVelvetのニュアンスを使いこなし、1つに融合させることこそがRed Velvetの魅力なのだと強く感じた。「Red」と「Velvet」という2色の糸を使って5人が織り上げた極上のタペストリー――――。それが3rdアルバム'Chill Kill'であり、Red Velvetというグループそのものである。

 

 

 

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20231028/K-POP定期便(10月カムバックアーティスト特集)

やっと秋が来た、と思いきや少し暑くなっての繰り返しの日々ですが、皆様如何お過ごしでしょうか。うかうかしている間に今年も残すところあと2ヶ月。残り少ない2023年、K-POPを楽しんでいきましょう。「火気厳禁のハングル畑でつかまえて」、今回は毎月恒例カムバックアーティスト特集。1曲目に紹介するのはaespaで「ZOOM ZOOM」です。

 

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はい。改めまして今月は毎月恒例カムバックアーティスト特集、火気厳禁が今月聴いた新譜を紹介していきます。

最初に紹介したaespa「ZOOM ZOOM」はaespa初の日本語楽曲。ベイブレードのアニメの主題歌て。何?

 

K-POP

(G)I-DLE - I Want That

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リリースが延期になっていた(G)I-DLEの新作が遂に到着! 88risingとのサイン後初のミニアルバム『I DO』リード曲は社会的メッセージを痛烈に放つ前3作とは全く異なる毛色で、狂おしい愛を硬質なテックハウスサウンドに載せて鋭利に表現しています。ドゥルの作り込まれた世界観とアブナい雰囲気が戻ってきた感じでサイコ~~~~!!

 

IVE - Baddies

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IVEがついに新ミニアルバムをリリース! リード曲「Baddies」は今までのIVEのイメージからまた一歩違うマニッシュなイメージを纏い、キレキレの音像を展開。爆ハネしたここからの彼女たちにより一層注目です。

 

LIGHTSUM - Honey or Spice

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ライサム久々のカムバだ~~~!! ティーンみ溢れるダンスチューンで辛すぎずしかしキメるところはキメるまさに「Honey or Spice」な仕上がり。ヒナちゃんかわいい。

 

tripleS EVOLution - Invincible

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LOVElutionに続きtripleSからユニット・EVOLutionがデビュー! オーセンティックなK-POPサウンド(というかビョンギサウンド?)にドラムンベースを落とし込んだ疾走感溢れる楽曲でダイヤモンドのように硬い信念を描いております。完全に人生初のデビューとなるコトネやヨンジやマユのパフォーマンスにも目を惹かれつつボブカットのユヨンがさァ……可愛すぎる……。

 

Whee In - In The Mood

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ex.MAMAMOOのフィインがフルアルバム『IN the mood』をリリース。タイトルトラックはゆったりしたグルーヴが心地良いファンク楽曲。彼女のクールな歌声がシンプルなトラックに映えてます。収録曲もことごとく良かった! オススメ!

 

Ailee - RA TA TA (Feat. Lil Cherry)

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ベテランシンガーAileeの新曲はまさかのLil Cherryをゲストに招いたクラブ仕様ベースミュージック。芯のあるボーカルがOGの威厳を感じさせます。

 

SUNMI - STRANGER

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ソンミがカムバック!! 彼女が得意とする80sポップスリファレンスに更に様々な要素を加えた不思議な構成の1曲。荘厳で奇妙で美しいMVも必見です。とにかく画が綺麗過ぎる……。

 

Chuu - Howl

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LOONAのチュウがソロデビュー。彼女の透き通る歌声を活かしたミニアルバムリード曲「Howl」は人懐っこく可愛らしいパーソナリティが反映されたような親しみやすいトラックと美麗ボーカル。

 

You Dayeon - down down down

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『Girls Planet 999』出演以降『SMTM』出演やモデル活動などを継続して行ってきたユダヨンがついにソロデビュー!! デビューシングル「down down down」はCha Cha Malone、Giselle、oceanfromblueの超豪華3名による制作の上質なTrapR&B楽曲。aespa「Thirsty」からちょっとこういう系統の楽曲増えてきた感じで嬉しい。好きなので。

 

JINI - C’mon (Feat. Aminé)

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元NMIXXのジニがソロデビュー!! しかもfeat.にあのAmine!! エッグいて!! もう何も言うこと無いんで曲聞いてください。洗練されててカッコよくて可愛らしくて歌詞がとにかく良い。ミニアルバム本体も「汗をかかずに踊れ」みたいな曲で構成されてて最高。今月はソロが本当に良い。

 

Queenz Eye - THIS IS LOVE

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ちょっと前にリリースされた「UN-NATURAL」からにわかにK-POPファンの注目を集めるQueenz Eyeがまた~良い感じのシングル「THIS IS LOVE」をリリース! まさにK-POP!な雰囲気のディープハウスサウンドとサビの展開が気持ちいい~~~!!

 

Kandis - Show Me Your Vibe

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デビューしたてのガールズデュオ……のはずが1人増えてる!! トリオになったKandisが送り出すのはシンプルながらグルーヴィな伴奏が心地よい「Show Me Your Vibe」。デビュー曲から歌唱力推しな感じでしたが普通に曲全体良いしラップまでこなしちゃうの最高だな~~~~。

 

Billlie - DANG! (hocus pocus)

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Billlieが先月の先行リリースを含めたシングルをリリース。彼女たちの持ち味であるキュートなティーン感とパワフルなダンスは健在。スヒョンとムンスアの復帰が待ち遠しいなー……。

 

ILY:1 - To My Boyfriend

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爽やかガーリー系グループILY:1はなんとK-POP創成期のガールズグループFin.K.Lの楽曲「To My Boyfriend」をカバー。このグループの甘さが充分に活かされた良リメイク。

 

クォン・ウンビ - Like Heaven (feat. Paul Blanco)

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ウンビが新曲「Like Heaven」をサプライズリリース。シティポップ楽曲と湘南ロケのMVの相性の良さをご堪能あれ。

 

하슬 - Plastic Candy

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ARTMSからハスルもシティポップ楽曲をリリース。謎にシティポップリバイバルが……?

 

K-indie / K-R&B

Park Moonchi - J U S T F U N (with george)

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SSW・パクムンチの新作「J U S T F U N(with george)」は70~80sレイドバックな雰囲気のファンクソング。CSVCを思い出しますね。客演でメインボーカルのgeorge相変わらず歌上手いな~……この曲調だとgeorgeですら昔の歌手の感じがしてくるから不思議。

 

Minsu - Dickies, White Tee, Nike

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オーガニックな雰囲気の作風を持つMinsuの新作シングルはそのエフォートレスな雰囲気はそのままボルチモアや2stepのリズム感を取り入れた不思議なミドルテンポバラード。2シーターの車内で撮られた自然体なMVも可愛らしいです。

 

DPR IAN - Don’t Go Insane

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DPRクルーの一員にして劇場型シンガー・DPR IANが遂にアルバムをリリース。あらゆる狂気をテーマとしたこのアルバムのリード曲「Don’t Go Insane」では彼のセクシーで繊細なボーカルと軽快なグルーヴ、そして ちょっとハロウィンも意識してんのかな?といった雰囲気の凝りに凝られたヴィジュアルも必見です。

 

Milena - Mean

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Milenaの新曲「Mean」は肩の力の抜けたジャズボーカルが心地よい1曲。女性の腕タトゥーってなんでこんなにカッコよく見えるんだろうな……。

 

ahreum(아름) - Golden Time !

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今月のインスタグラムで知った枠。先月からの流れに引き続きジャズ経由のソフトでキュートなR&Bで良い感じ。

 

COCONA - 흔들어 (Bounce)

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H&Mの店内BGMでもお馴染み(?)COCONAさんが新曲「흔들어 (Bounce)」をリリース! 今までの作風とは毛色の異なるトランス~レイヴ楽曲でしかもランタイム2分切ってます。カッコいい!

 

BÉBE YANA - Vision Getting Blurred (SIDE A & B)

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セロトニン分泌必至の伸びやかで透き通るボーカルと2stepのビートがサイコ~!!

 

zin - oddy

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8balltown(meenoi😭)所属のSSW・zinがシングルをリリース。ラテン調の雰囲気ながら絶妙に力の抜けたボーカルとシンプルなサウンド

 

Tabber - Being (feat. 백예린)

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you.will.know所属天才ラッパーTabberが新作EPをリリース! EPタイトル「Madness Always Turns To Sadness」からも感じられる狂おしさと哀しみが彼のラップスタイルで紡ぎ出されています。リード曲「Being」にはペク・イェリンを招き、シティポップの雰囲気もあるビートの上で2者2様の歌&ラップを披露しています。

 

iiso - Black Diamond

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韓国インディーシーンで今最も注目を集めるiisoが新曲をリリース!! しかも初期P-MODELなどを想起させるテクノ要素を含んだロックサウンド!! ランタイム2分!! MVも凝ってて良い~iiso可愛い~。

 

 

K-HIPHOP

Dj Sparrow - ALONE (Feat. Holynn, Malitabu)

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なんか最近やたら見かけるDj Sparrowの新作はラッパー2名を招いたガッツリHIPHOP。この感じのタイトなTrap好きなんだよな~。

 

DSEL - B.W.I

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先月のBewhyと同じくDejavu Group所属のラッパーDselの新作シングル。渋いトーンで繰り出されるタイトな押韻がいなたくて良い!

 

VIANN - Dominantly / Love (Feat. HESSE)

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こちらもDejavu Group所属、ラッパーでプロデューサーのVIANNがアルバムをリリース。UNEなどレーベルメイトの客演も多くバラエティ豊かなアルバムになっています。

 

Leellamarz - I don′t know a single thing (Feat. meenoi)

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多作ラッパーLeellamarzがアルバム『Life is once』をリリース! 執筆時期的に聴き込めてないのですが落ち着いた曲調とチャラくならない塩梅のハイトーンラップが沢山入ってて良かった!!

 

GIRIBOY - 뭐 어떡할까

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レジェンドラッパーでビートメイカーのGIRIBOYが久々のフルアルバムリリース!! こちらもまだ聴き込めてないのですがHIPHOPR&Bを独自の感性で融合させたハイクオリティな楽曲が沢山入ってて嬉しい!!

 

今月の火気pick : YOUNG POSSE (영파씨) - MACARONI CHEESE

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𝐌𝐚𝐜𝐚𝐫𝐨𝐧𝐢 𝐜𝐡𝐞𝐞𝐬𝐞 𝐋𝐢𝐤𝐞 𝐚 𝐌𝐚𝐜𝐚𝐫𝐨𝐧𝐢 𝐜𝐡𝐞𝐞𝐬𝐞……𝐌𝐚𝐜𝐚𝐫𝐨𝐧𝐢 𝐜𝐡𝐞𝐞𝐬𝐞 𝐋𝐢𝐤𝐞 𝐚 𝐌𝐚𝐜𝐚𝐫𝐨𝐧𝐢 𝐜𝐡𝐞𝐞𝐬𝐞……

 

KARAを輩出した老舗事務所DSPメディアからデビューした新人グループ・YOUNG POSSE。ティザーの時点でHIPHOPテイストの強い雰囲気がしていましたが蓋開けたらなんとビックリ全員しっかりラップ出来る攻め攻めグループでした。どない!?

リード曲「Macaroni Cheese」は808的なビートマシンサウンドのシンプルなビートにメンバー5人のデリバリが載る、至ってシンプルながら全編ラップのみというデビュー曲にしてはかなり攻めた構成。K-POPもここまで来たか……!! フックのリフレインの強さもさることながら冒頭の3連変形フロウなどしっかりハメるところとドウンのバースのようなゆったり乗るところの緩急の差なんかも面白く、MVをあえてダサくしてる感じもPUNPEEとかに近いセンスを感じる……けどこれ往年のK-POPの感じでもある(オレキャラとか)。

つーことで以下にシングル収録曲についても色々書きます。

 

POSSE UP!

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シングル1曲目「POSSE UP!」は冒頭のシャウトからもう完全に”それ”なジャージードリル楽曲。むしろLil Uzi VertとPlayboi Cartiの声が聞こえてこないのがおかしい。一応アイドルってテイだと思うんだけどgrrrr!!! bow bow bow!!!とか言っちゃって大丈夫なのか……!?と思いつつ聴き進めると歯切れのよいフロウを5つ打ちビートにビタっとキメていてしっかりカッコいい。ビートもボルチモアダブステップっぽいサウンドブレイクビーツの要素が入ってきてめちゃくちゃ良い。勿論ベッドのキシキシ音も! YOUNG POSSEが“HIPHOPの要素が入ったK-POP”じゃなくて”K-POPHIPHOPをやる”グループであることがよく分かる1曲。

 

OTB

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AP Alchemy「No One Likes Us」を彷彿とさせる歓声ビートからの変な声(勿論良い意味で!)とキレキレのフロウの連打、「Shooting Star」~「Kick it」のBメロ的なオートチューンR&B歌唱パート、フック部分ではSexyy Redぽい耳を惹く声裏返りフレーズを盛り込み……と単体でも強いそれぞれのパートを有機的に繋げたハイクオリティ楽曲。素晴らしい。

 

Cooing

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唯一の歌モノ「Cooing」はしっとりと聴かせるR&B楽曲。ラップ一辺倒という訳ではなく、飾らない雰囲気のボーカルがなんとも心地よいです。それでも曲の長さ2分ちょっとしかないのがもはや恐ろしい……。

 

 

 

ということで、10月のカムバックアーティスト特集でした。当ブログでは紹介した全楽曲をまとめたプレイリストと、

 

 

 

 

最近2ヶ月の新譜をアルバム単位でまとめたプレイリストを公開しております。上で紹介してない記事も入ってるので是非!

 

 

 

 

 

是非通勤通学のお供にご活用ください。

と、いうことで10月のカムバックアーティスト特集でした。来月は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! Red Velvetだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 次回もお楽しみに。

 

 

 

 

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20231014/特集・秋に聴きたいK-R&B 7選

今年もとっくにB面も半ばを過ぎて、どこか空虚な空の青の美しさ。しかし「女心と秋の空」、降り始める雨に移ろう気持ち、すれ違うあ、なたとわ、たし。そう、季節はA, utumn&W, inter。ということで今回お届けしますのは一昨年、昨年に引き続き「特集・秋に聴きたいK-R&B」。今回の1曲目は惜しくも今回の選曲から漏れた1曲、COCONAで「Green velvet light」です。

 

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改めましてごきげんよう。火気厳禁です。今回は秋冬に聴きたい、グルーヴィで可愛くてちょっと切ないK-R&B周辺楽曲を7曲選曲し、ちょっとした解説やレビューを加えていきたいと思います。昨年の選曲はこちらから。

 

kaki-genkin.hatenablog.com

 

Kuonechan - Translator

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Kuonechan(구원찬:クウォンチャン)が今年の1月末にリリースしたアルバム『Object』から「Translater(번역기)」。『Object』はジャズに軸を置く彼の音楽的感性が存分に発揮されたアルバムで、この「Translater」も抑制の効いたグルーヴと優しいトーンの歌唱が絶品。

 

Soul delivery - Magnolia (with JINBO)

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2022年結成のバンドSoul deliveryがK-POPアイドルへの楽曲提供でも知られるレジェンドSSW・JINBOを客演に迎えた「Magnolia」。JINBOのスウィートでスムースなボーカルとゆったりとした雰囲気のバンドサウンドが暖かな秋の日差しを思わせる1曲です。

 

WINee - asap (Feat. OLNL)

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2018年デビューのシンガーソングライターWINee(위니 : ウィニ)。彼女の2作目のEP収録の「asap」はギターの哀愁とグルーヴがクセになる1曲。客演のOLNLはかなり独特なボーカルの持ち主ですが、どちらかの印象に偏ることなくむしろサビのユニゾンが非常に心地良い仕上がりです。

 

Miso - O.B.E (feat. DAEHEE)

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音楽レーベルyou.will.know所属、椎名林檎のRemix盤への参加でも知られる(?)Miso。幼い頃から音楽に親しみ、その才能が買われ韓国出身として初めてレッドブルアカデミーに招聘されました。2016年の正規デビュー後にDEAN、Rad Museum、Crushなどが所属するクルーClub eskimoに合流。他アーティスト楽曲への客演などを通じてその名前を知らしめました。「O.B.E (feat. DAEHEE)」は彼女がSoundCloudに発表していた音源を正規リリースした『Raw Gems Vol.1』に収録されている楽曲で、瞳を閉じて思い浮かべるあの日の光景のような不明瞭でどこか不穏ながらも愛着を感じさせるトラックと浮遊感のあるボーカルに包み込まれるような魅力を持っています。

 

hyejin - Sabotage

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2023年デビュー、なんと2003年生まれの超若手シンガーhyejin(ヘジン)。現在はニューヨークに拠点を置き、学業と音楽活動の両方に邁進しているそう。そんな彼女の「Sabotage」はゆったりとした雰囲気のオルタナR&B楽曲。エフォートレスな歌唱は勿論、前半と後半で転調(?)するのも聴きどころです。この曲が入っているEPのジャケットがめちゃくちゃ好きなので是非見てみてください。笑

 

Jade - How I Fall in Love

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2018年デビュー、ジャズピアニストでシンガーソングライターJade。彼女の2枚目のフルアルバム『Retrospect』収録の「How I Fall in Love」では、愛についての物語をピアノの音色で紡ぎ出しています。年末こういうの聴きたくなるよね。

 

zoey - pryr (Feat. Lazykuma)

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謎多き(?)シンガーソングライター・zoey。ぱっと検索してもほぼ情報出てきませんが、コンピレーションアルバム企画のSoulbyselに招集されているところを見ると本国インディー界隈では評価高いっぽい……? 下にインスタ貼っときます。

「pryr (Feat. Lazykuma)」はジャズサックス奏者のLazykumaを招いた楽曲で、静謐な雰囲気のトラックに乗る豊かな声色の使い分けとコーラスが非常に味わい深い。アウトロのサックスソロもね~良いんですよね~。ってかランタイム2分ちょっとなのカッコいい。

 

Instagram (@zoeysh_)

 

 

 

「特集・秋に聴きたいK-R&B 7選」、いかがでしたでしょうか。上記の6曲含む全32曲を選曲したプレイリストが公開されていますので、そちらも合わせてチェックよろしくお願いします。ぶっちゃけこのプレイリストより個々の楽曲が入ってるアルバムまるまる聴いてもらった方が魅力が伝わると思ったりしてますが聴いてみてください。

 

・Cosmic Boy - Alone (feat. SOLE & Dvwn)

・Kuonechan - Translator ・APRO - Fragile (feat. youra & pH-1)

・SOULBYSEL & jeebanoff - Not into you

・KISS OF LIFE - Sugarcoat (NATTY Solo)

・popeye - NO.1

・Q/N/K - TOLD ME

・Daul, Noair, plan8 & CHANNEL 201 - Fall Down (feat. THAMA)

・Soul delivery - Magnolia (with JINBO)

・DEAN - D (Half Moon) [feat. Gaeko]

・Colde - The Museum

・UNE & Daul - NVM

・xooos - Fabricated Love

・NewJeans - Hurt

・LeeHi - H.S.K.T. (feat. Wonstein)

・Cosmic Boy - Can I Love ? (feat. youra & Meego)

・bobae - Lowkey

・WINee - asap (Feat. OLNL)

SPANK HAPPY - ノールームメイト

・zoey - pryr (Feat. Lazykuma)

・DEAN - dayfly (feat. Sulli & Rad Museum)

・INJAE - Butterfly

・Miso - O.B.E (feat. DAEHEE)

・Bomin - Be the Light

・offonoff - Overthinking

・MILLIC - SEA SPARKLE (feat. HUNJIYA & Choi Junheui)

・KIMSEJEONG - If We Do

・hyejin - Sabotage

・fromis_9 - My Night Routine

・Haan & Chan - 내일이 있잖아 (feat. Jayci yucca)

・Jade - How I Fall in Love

・Summer Soul - Merry! Merry! (feat. hiko)

 

 

 

ということで、「特集・秋に聴きたいK-R&B 7選」でした。次回もお楽しみに!!

 

 

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20230930/K-POP定期便(9月カムバックアーティスト特集)

皆様ごきげんよう。火気厳禁です。暑いんだか寒いんだか、秋が待ち遠しいこの頃ですが如何お過ごしでしょうか。気温に翻弄されているうちに9月も終わろうとしています。ということで今回は毎月恒例カムバックアーティスト特集回をお届け。「ハングル畑でつかまえて」、今夜の1曲目は「Spicy(Nitepunk Remix)」です。

 

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改めましてごきげんよう、こないだ1年ぶりに歳を取った火気厳禁です。「火気厳禁のハングル畑でつかまえて」、今回は毎月恒例カムバックアーティスト特集です。

先にプレイリストが見たい方はこちらから(Apple MusicSpotify)。

 

K-POP

KIM SEJEONG - Top or Cliff

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I.O.I、gugudanでの活動を経て俳優業とソロアーティストとしての活動を行うキムセジョンがフルアルバム『門(Door)』をリリース。彼女の活動の軸としてあるライトなポップソング~バラードの曲調、なにより彼女の歌声を活かしきった全11曲が収録されています。リード曲「Top or Cliff」はいわゆるベッドルーム系のダークな音像が際立つ楽曲で、そのままやれば重たい印象になりそうなところを彼女の透き通るボーカルがそうさせない上手い塩梅になっています。アクションシーン満載のMVも必見! マジでマーベル映画いけるやろこれ(日本のペンミで「マーベル出たい」って言ってました)。

 

PURPLEKISS - 7HEAVEN

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ELU7 UPメンバーとしてデビューしたユキ擁するPURPLE KISSがカムバック。夏らしい爽やかなディスコファンク調サウンドが楽しい「7HEAVEN」に加え、シングルには微ドラムンベース「Biscuit」、2step~ボルチモア「Mistake」とこのグループにしては珍しいトレンドに乗った楽曲が収録されています。

 

HWASA - I Love My Body

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MAMAMOOファサがP NATION移籍後初のカムバック! シングル表題曲は60sのバイブスとダンスミュージックの要素を組み合わせ、学祭でのパフォーマンスで論難に巻き込まれたことを経て改めて自らの身体をポジティブに捉えるストレートな歌詞を歌い上げています。

 

Lee Chaeyon - LET’S DANCE

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バレエコアの意匠も取り入れたMVも楽しい。

 

Rocket Punch - BOOM

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クインダムパズルお疲れ様&エルザップおめでとうなRocket Punchもパポキなどに続いてカムバック。全体的に軽やかでポップな電子音が久々のカムバックながらロケパンってこれだよね~~~という感じで安心。

 

Weeekly - Good Day (Special Daileee)

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こちらもクインダムパズル出演組のウィクリ。スクールミュージカル風コンセプトのシングル「Good Day (Special Daileee)」は80sシンセ・ポップの雰囲気ながらミニマルで渋い楽曲。今後ミニアルバム出したりするんだろうか。

 

EL7ZUP - CHEEKY

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そんなクインダムパズルから生まれたドリームチームEL7ZUPが遂にデビュー! リード曲「CHEEKY」はHIPHOP的硬いベースとハネるリズム、いかにもK-POP然としたサビのダンス楽曲。イェウン、ユキのラップラインとケイのボーカルがとにかく耳に残る。アルバム全体通してかなりクオリティ高かったのでコンサートも楽しみですね。個人的には番組内でやってた曲の方が好きですが……。

 

mimiirose(미미로즈) - FLIRTING

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毎回PRIMROSEとごっちゃにしてしまうmimiroseが新曲リリース。残暑のムーンバートン/レゲトン。ビジュアルのキマり具合が良い……金髪の子の”殺意”。

 

Kep1er - Galileo

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契約満了が近づくKep1erが新作ミニアルバムをリリース。なんだかんだこのグループ毎回曲が良いんだよな……。

 

XG - PUPPET SHOW

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XGが満を持してミニアルバム「NEW DNA」をリリース! 個人的にショーケースのチケットも当たんないししょーもないオタク多いしモチベ下がってるんですがボルチモア~2stepを取り入れた疾走感のある「PUPPET SHOW」、ドープで早いdrill「X-GENE」に先行公開曲……とやっぱり曲が良い。MVの画の感じSkillrexの「Red Lips」だし。HAMCUSとか着てほしい。

 

IVE - Either Way

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爆売れ街道まっしぐらのIVEはミニアルバムから「Either Way」を先行リリース。aespaもそうだけどなんで今こういうベッドルーム鬱っぽポップやるの何故……。デビュー2,3年でコンセプト一旦やりつくしたってことか?

 

Billlie - BYOB (bring your own best friend)

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Billlieがデジタルシングルをリリース。ウチらの友情は永遠!的なコンセプトを落ち着いたトーンの楽曲に載せ、このグループ特有と言っていいだろうシスターフッドを描いています。スアとスヒョン元気にしてるといいな……。

 

YUJU - 따라랏(DALALA)

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ex.GFRIENDのユジュがソロ楽曲「DALALA」を発表。シティポップの香りもするディスコファンク楽曲で、彼女の歌唱力が存分に発揮されています。

 

K-indie / K-R&B

The Deep - BAPPI

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韓国インディーシーンに突如現れた(?)The Deepがセカンドシングルを発表! 今の気分にバチッとハマる4つ打ちダンスナンバーです。

 

Yonko, SZN - Crime

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YonkoとSZNがコラボEPをリリース。ちょいチャラめのTrapR&Bがいっぱい入ってて嬉しい。

 

Lee Jin Ah(이진아) - My Whole New World

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ジャズミュージシャンとしての経歴を持つシンガーソングライター、イ・ジナが久々に新曲をリリース。心地よい歌声とまさにジャズ~なサウンドに独特の世界観や歌詞が組み合わさることで生まれる違和感、異物感がクセになるアルバムです。

 

CHANNEL 201 - What I Need (Feat. Suyo)

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DAUL, Noair, plan8のプロデューサー3名によるユニットCHANNEL 201が久々に新曲リリース。相変わらず優しく上質なR&B楽曲です。

 

Moon Sujin - My Time

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ムンスジンが新曲「My Time」をリリース。セルフカメラで撮られたMVも良い感じ。

 

쏠(SOLE) - 가까이 하고 싶은 그대(I Want to Be Closer to You)

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甘いボーカルと可愛らしくキャッチーな楽曲で人気のSOLEが新作EPをリリース。これから年末にかけて聴きたくなるようなハートウォーミングでジャジーなノリが心地よい全5曲収録。

 

Suen - Ripple Effect (feat. Paloalto)

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新人シンガーのSuenが1stEPをリリース。PaloaltoやSik-Kなど豪華ラッパー陣を招いたベーシックながら上質なR&B

 

Balming Tiger - Kamehameha

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ネオK-POPを標榜するBalming Tigerの新作は「Kamehameha」。歌詞の通り酩酊感のあるローキーなボーカルと伝統音楽の節回し、これぞBalming Tigerとしか言いようのない荒唐無稽なMVまですべてがヘンテコでクール。アルバムのリリースが楽しみです!

 

GEMINI - Attention (Feat. DAWN, BLASÉ)

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先行シングル「Late Up」を含むアルバムをリリース。リード曲「Attention」は残暑にぴったりのエロラテンフレーバー楽曲で、客演の2人も良い味出してます(ブラセこういう系もいけるんや)。ジャケの女の子のインスタ知ってる人教えてください。

 

Hojean - Cherie

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Apple Musicのアルゴリズムがオススメしてきて知ったアーティスト。叙情的でセンチメンタルなミドルテンポバラードかと思いきやDrillっぽいベースが入ってきたりリズム感の変化が面白い楽曲。

 

Slom - F.A.F.F

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幅広いシーンで活躍するプロデューサー、Slomがシングルをリリース。最近だとSMTM楽曲のRemixの印象が強い彼ですが今度はジャズチューンでのカムバック。イ・ジナといいこの作品といいK-JAZZシーンもちゃんと掘ったらもっと面白いんだろうな……!

 

Mount XLR - 900 Wasps (Feat. Crush)

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poclanos案件。めーーーーちゃカッコいい2stepテクノ。

 

Rad Museum - CALL ME BACK (feat. BE’O)

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club skimoの一員にしてクルーRad Museumが2ndアルバムをドロップ。同じくclub skimo出身のMisoやwavyのTabber、若手人気ラッパーBE’Oなどを招き、多様なジャンルを自らのcozyなノリを以てまとめあげた佳作アルバムです。

 

NOAH1LUV - More Love (Feat. ITÉ, Chaboom)

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未だになんて読むのが正解なのかわからないNOAH1LUVの新譜、良い!! 

 

Summer Soul - Ruby

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当ブログが全力を挙げて応援するシンガーソングライターSummer Soulが久々に自身名義での楽曲を発表! リード曲「Rudy」は軽快なギターサウンドと透き通るボーカルが心地よいです。MVも最高。男が女に殺されるMVは傑作と相場が決まってますからね(例:ピカブ)。そしてなんと作詞に宇宙少女エクシが参加!! 思わぬ推しと推しのコラボレーション嬉しいけどこのままエクシは裏方に回っていきそうで不安だ!! スタシは宇宙少女に充分なスタッフつけろ!!

 

K-HIPHOP

Luci gang - MISSILE

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今月のインスタで知った枠。Swervyに近い、エモを経由したようなラップスタイルとエレクトロサウンドを攻撃的に用いたアシッドな作風。Track2「NARCISSIST」が特に好きでした。

 

Lean$moke - SMOKING BOOTH (feat. SC4F, SINCE & Paloalto)

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アンダーグラウンドシーンを代表するプロデューサー、Lean$mokeがアルバムをリリース。若手からレジェンドまで入り乱れる客演陣とイナたくてアブないK-HIPHOP

 

Huh - hit the floor

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Huhの新作はCentral Cee系ダンサブルなジャージードリル。

 

쿠기 (Coogie) - Right Now (Feat. Crush)

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Coogieも残暑ムードな新曲「Right Now」をリリース。GEMINIが夜ならこちらは昼、といった雰囲気で聴きやすいしCrushが加わることで歌心というかちゃんと聴かせる感じにも仕上がってます。

 

BewhY - Holy Toast

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BewhYの新作「Holy Toast」。硬い韻と緩急をつけた構成、デジロックテイストのビートでめっちゃカッコいい!! タイトルは聖書の逸話から来ている……?

 

Sik-K & HAON - DAY OFF

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H1GERメンツのSik-K & HAONが開放的なムードの新曲「DAY OFF」をリリース。シッケーお前こんなんしてて大丈夫か……という感じなのですが詳しくは次の曲で。

 

AP Alchemy - Korean Copycat

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そんなSik-Kのディスを発端に始まったSik-KとSwingsのビーフが佳境へ。応戦しないとしていたSwingsはAP Alchemy代表の座を一時的に(?)退き、オートチューン漫談やブチギレの語りまで入ったなんと12分の楽曲「Korean Copycat」をリリース。「ライブ下手なくせにdisってんじゃねえよ」「(Sik-Kと共にdis曲を出したBlaseに)お前うちのレーベルの面接来たよな?」「お前の曲NLE Choppaとかのパクリじゃねえか」と痛烈なカウンターパンチを浴びせました。Sik-Kが元いたH1GER所属のラッパーやIndigoを抜けて今はAOMGにいるJvcki Wai、Swings率いるAP AlchemyのNO:ELなどのSNSでの関連投稿も見られ、このビーフがどこまで燃え広がるのか注目です。

 

TEAM NY - BIG WALK

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8balltown所属のクルーTEAM NYの新曲「BIG WALK」。ラップのデリバリが交互に来るポッセカット的な構成が楽しい一曲。

 

YUNHWAY, OLNL, ksmartboi & DUT2 - RAMBO

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AP Alchemyから新作シングルが到着。洒脱なエレクトロ系ビートにOLNLとYUNHWAYの組み合わせは聴く前からもう良いの確定してるやん。と思いつつksmartboi & DUT2のバースもシンギンラップにより過ぎずそれでいて軽やかな印象で良かったです。

 

Viann - spark me up (Feat. BewhY, CHOILB, Son Simba & dsel)

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ラッパーでプロデューサーのViannが新曲「spark me up」をリリース。変則的なビートに合わせるDejavu Groupメンツの力量が半端ない。 

 

今月の火気pick : Loosemble - Sensitive

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LOONAメンバー非モドハウス組のビビ、ヒョンジン、ヨジン、ゴウォン、ヘジュ(オリビアヘ)がLoosembleとして再デビュー!! 事務所ctdemnへの移籍を報じられた時は正直「聞いたことなさすぎるだろ……大丈夫か……」と思ったのですが、フタを開けてみると超高品質楽曲とMVが上がってきてびっくりしました。

ミニアルバムのリード曲「Sensitive」はクールなファンク調楽曲。も~こんなん誰がやってもええやんみたいな曲ですがやっぱりLOONAって歌声が豊かなグループだな……としみじみ感じるボーカル・コーラスワーク。素晴らしい。

例によって例のごとく良かった収録曲についてもつらつら書いていきます。

 

いかにも~!なダンス・ポップ「Newtopia」。もありつつLOONA本隊のアルバム収録曲っぽい雰囲気がたまらない。ゴウォたま~ヨジン~ビビのラップパートも絶品。

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2stepっぽいリズムパターンが取り入れられつつfuture bassやdeep houseの雰囲気もある「Colouring」。抑制されたテンション感がここでも活きています。

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ライブのアンコールの最後みんなでライブTアレンジした衣装着てわちゃわちゃしながら歌う光景しか見えない「Day by day」まで、「K-POPファンなら絶対に刺さる感じの曲調を現代式にアップロードした」みたいな曲が詰まったミニアルバムです。サイコー! っつか公園少女バイヴスがあるんだよなこのミニアルバム……。

 

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つーことで今月のカムバック特集でした。来月はIVEの本チャンリリース、チュウのソロ、そしてLOVElutionのデビュー! お楽しみに!!

 

 

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20230909/旧譜digレポート(Wonder Girls編)

皆様ごきげんよう。火気厳禁です。今回は活動を終了しているグループの特集シリーズ「旧譜digレポート」のwonder girls編をお届けします。

 

プロフィール

Wonder Girlsは2007年にJYPエンターテイメントからデビューした5人組ガールズグループで、メンバーの脱退、加入を経て最終的にユビン、イェウン、ソンミ、ヘリムの4名体制で活動しました。2007年の「Tell Me」の大ヒット以降順調に人気を獲得し韓国だけでなく中国、日本、アメリカでも活動を行いますが、2010年ソンミが進学のため休業、また2013~14年にメンバーのソネとソヒが脱退と活動のペースを落とさざるを得ない状況に。2015年のソンミ復帰後は上記の4人でバンドとしてカムバックし、結成10周年を迎える2017年に解散しました。

デビュー直後に健康上の理由から脱退したヒョナは後にCUBEから4minutesとしてデビュー。現在もソロ活動を続けています。

 

ディスコグラフィ

ということで早速時系列に彼女たちの活動を追っていきましょう。

 

The Wonder Begins(2007)

Irony

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デビュー作『The Wonder Begins』は808っぽいサウンドをベースにしたR&Bソング。今の耳で聴くとむしろ今っぽいというか、KISS OF LIFE「sugarcoat」やQueenz Eye「RE-Original」のような作風を当時のテクニックでやっている印象を受けます。まだ若干あどけなさの残る のボーカルが萌えポイントなのではなかろうか。このEPはヒョナ在籍時の唯一のリリースでもあります。

雰囲気一緒ですが収録曲「Bad Boy」「It’s Not Love」はもっと本格的に80sポップス~R&Bに寄せていて面白い。

 

 

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The Wonder Years(2007)

Tell Me

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韓国で一斉を風靡しガールズグループ人気の礎を築いた「Tell Me」。ディスコ調のノリとチープだけどクセになるサウンド、何よりサビの「Tell Me」のリフレインが脳裏にこびりついて離れません。いわゆるフックソングの先駆者です。MVの全体的なダサさ、権利関係的に大丈夫なのか怪しすぎるワンダーウーマンコスプレ(しかも露出狂をシバいている)も味わい深いですね。メロディはStacey Q 「Two Of Hearts」からのサンプリング。

 

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妙な中毒性とキャッチーなダンスでこの曲が大ヒットし、K-POP史に残る名曲として現在でも歌い継がれています。近年だとNewJeansのSBS年末特番でのカバーステージが話題になりましたね。

 

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So Hot(2008)

So Hot

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2ndシングル「Tell Me」のタイトルトラックは前作の80sダンスポップテイストから更に10年戻った70sをリファレンス。この後の「Nobody」は60sらしいので安室奈美恵じゃん! しかもリリース時期も被っている(安室奈美恵『60s 70s 80s』が2008年3月)。こちらの曲は事務所の後輩TWICEの他、BLACKPINKによる秀逸なRemix、fromis_9によるダンスカバーまで公開されています。

 

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The Wonder Years - Trilogy(2008)

Nobody

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前述の通り60sポップスをリファレンスした「Nobody」。スタンドマイクを使ったパフォーマンスとモータウンや1960年代のポップミュージックの要素を取り入れている。この曲は商業的に成功し、韓国の各種音楽チャートで首位を獲得したほか、韓国のガールズグループの曲としては初めてビルボード・ホット100チャートにランクインしました。

こちらは日本語ver.が出ている他、KARAやTWICE、そしてBIGBANG・2PM・SHINee・Super Juniorによるカバーも上がってました。画質ガビガビでもシンドンだけシンドンってすぐ分かるな……

 

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Anybody(2008)

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デジタルシングルとしてリリースされた「Anybody」はJ.Y.Parkと韓国HIPHOPの重鎮Dynamic Duoを招いた「Nobody」のアンサーソング、というかRemix。男性目線のリリックをアコースティックギターアレンジされた「Nobody」のビートに乗せてスピットしています。

 

2 Different Tears(2010)

2 Different Tears

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ソンミの休業、ヘリムの加入後の2010年5月にシングル『2 Different Tears』をリリースしました。タイトル曲はより洗練され、成熟し、モダンな雰囲気のディスコソング。このシングルは今までの人気曲「Tell Me」「So Hot」「Nobody」を収録したベスト盤のようなシングルで、韓国、中国、アメリカで同時発売されました。スパイ大作戦、いやオースティン・パワーズ?なスパイコメディ調かつスウィンギング・ロンドンっぽい色彩のMV、内容こそ意味分からんけど(最後調査対象の宇宙人のUFOに乗って銀河の彼方へ飛んでいく)傑作では……? 冒頭ピカチュウとかトゥイーティーのシルエット出てくるけど許可取ってないやろ。笑

 

Wonder World(2011)

Be My Baby

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「Be My Baby」はモータウンから影響を受けたダンスナンバー。グリッチーなシンセサウンド、愛らしい歌詞で若干活動初期の雰囲気に戻ったような印象もあります。ほぼ全編モノクロームのMVも中々衝撃的というか、この曲調ならもっとポップでもいいのでは……という印象。

 

こちらもNMIXX、Cherry Bulletによるカバー動画が上がってました。あとなんかサバ番とかでよくカバーされてる気がする。

 

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収録曲の中だと電子音の生み出すドライブ感が際立つ「Super B」、JYP所属(当時)のラッパーSan Eをフィーチャーした「Act Cool」が良い感じでした。

 

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Like Money ft. Akon(2012)

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セネガルアメリカ人歌手Akonを客演に招いた欧米市場向けシングル『Like Money』。JYPらしい時代がかったエレクトロポップジャンル楽曲です。「お金みたいに 車みたいに私を愛して」って凄い歌詞だな……。イ・ジョンヒョン「Wa」から約20年、SF的なモチーフが時代を超えて使われていることもよく分かります。

 

Wonder Party(2012)

Like This

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HIPHOPの要素を取り入れたアップテンポのダンス・トラック「Like This」。ミュージックビデオはフラッシュモブをフィーチャーした爽やかでシンプルな演出。

収録曲だとスティッキーなリズムの「R.E.A.L」、ユビンの長尺情念ラップが聴ける「Girlfriend」も良い感じ。

 

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更にこのピアノのループ嫌いな奴おらんて……な「Sorry」、アメリカ進出時の楽曲「The DJ Is Mine」ではダブステップサウンドを取り入れており、かなり表情豊かなアルバムだといえます。

 

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Reboot(2015)

I Feel You

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ソンミが復帰、フォーピースバンド体制でのアルバム『Reboot』。リード曲「I Feel You」ではEurythmics的なテカテカしたシンセとドラムマシーンで80sをリファレンスしています。ソンミのソロ作の2017~18年の作風はこのあたりの影響から来ている、というと大袈裟でしょうか。流石に2015年ともなると今とMVのクオリティそんなに変わらないですね(大手事務所だからというのもありそうだが)。

「Candle」では大御所ラッパーPaloaltoとコラボレーション、HIPHOP界隈との距離の近さもこのグループの特徴ですが、この曲ではシンセポップに男女のラップが交互に繰り出されるような構成になっていて面白いです。NJS感のある「Back」も好き。

 

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Why So Lonely(2016)

Why So Lonely

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ジメジメしたレゲエ調のバンドサウンドが最高。ってかこれRed Velvet「Russian Roullete」とMVの監督一緒じゃない……???

収録曲だと「Beautiful Boy」が好きです。天女の羽衣のように滑らかなサビのユニゾン

 

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그려줘 (DRAW ME)(2017)

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解散シングル『그려줘 (DRAW ME)』は優しいバラード楽曲で、「私たちの思い出を絵に描いて」と今までの活動を振り返りつつ共に時間を過ごしたファンに追憶を誘う内容の歌詞を歌っています。

 

 

 

ここまで、Wonder Girlsのディスコグラフィを振り返ってきました。彼女たちの活動の軸には餅ゴリのUSポップス~ブラックミュージックへの愛とHIPHOPへの関心が据えられ、そこに彼独特のポップセンスが加えられることで「Tell Me」「Nobody」「So Hot」などの大ヒットに繋がったのでしょう。2015年『Reboot』以降は80sシンセポップをリファレンスしつつ今の耳で聴いても古臭くないサウンドに仕上げています。その音楽性は彼女たちの後輩グループmiss A、そしてソンミのソロ活動に引き継がれていくのでした。

 

ということで旧譜digレポートシリーズ、Wonder Girls編でした。次回もお楽しみに。

 

参考資料

 

 

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20230903/K-POPオタク、未來少女の全楽曲を聴く

Twitterのタイムラインを追っているとこんな動画が目に飛び込んで来ました。

 

 

なんッッッじゃこりゃあ!?!!?!??!?!?!

電波系アニソン~地下アイドル~きゃりーぱみゅぱみゅkawaiiソングをK-POP的な全部盛り精神で魔改造したようなトンデモながらハイクオリティな楽曲に完膚無きまでにぶっ飛ばされました。強い

それから瞬きも忘れYouTubeで動画を漁っては全ての楽曲に喰らいまくる、オタクハイとしか言いようのないあの時間に突入。ということで今回は未來少女と火気厳禁の出会いを描いたルポルタージュ記事です。めちゃくちゃ殴り書きです。

 

未來少女って何?

とはいえ何も知らなかったという訳ではなく、ガルプラきっかけで繋がった筋から「未来少女」というサバイバル番組がやっている情報はなんとなく入っていましたが、改めて調査をすることに。Google検索で一番上に来た記事を読んでみると、「台湾のテレビ局TBVSにて2023年7月29日(土)から放送開始したガールズオーディション番組」で、「「薄荷水晶(babyMINT)」「日光之橙(SUNNY PARFUM)」「幻藍小熊(GENBLUE)」「黑曜精靈(TWINKLE BLACK)」「緋紅魅影(CRIMZON)」「紫月光(PURPLE CRUSH)」「幽靈水晶(CRYXTAL)」の全7チームによるサバイバルオーディション形式で、デビューを目指して2023年10月14日(土)の最終回まで熱いバトルが繰り広げられます。」とのこと。タイミング♪

 

prtimes.jp

 

チーム制! おもしろ!! サバ番って人数多い序盤~中盤で落ちると恩恵も全然ないように思いますがチーム制だとチームごとにフォーカスが当たって見やすそう!!

YouTubeで本編も配信されているようなのでぼちぼち見ます(日本語字幕なし)。

 

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更に調べていくと練習生の所属事務所がベースとなってチームが決まっており、得票順で楽曲の選択権が左右されるとか。そういや『創造営2022』『青春有你2』でも事務所ごとにチームみたいになって登場してたな……

 

楽曲

なんとなくルールは分かったのでここからはお待ちかねの楽曲の話をします。各チーム9人から成り、評価毎に選抜されたりされなかったりする仕組みなよう。

 

薄荷水晶(babyMINT)

華研國際音樂(HIM International Music Inc.)所属の薄荷水晶(babyMINT)。チーム名めちゃくちゃ可愛いけど曲が変化球で面白い。インスタグラム見つけたので貼っておきます。

 

 
 
 
 
 
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La Nueva Era

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ブラジル発祥の音楽ジャンル・バイレファンキをベースにした「La Nueva Era」。独特のリズムに乗せてカッコよく行くのかと思いきやシルキーで夢見心地になるような展開のBメロ、サビでは新時代の到来を歌い上げ、ラップやダンスブレイクまで入れ込みつつあくまで低体温なボーカルの雰囲気がクセになる1曲です。

 

R!NG R!NG R!NG

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ドラムンだーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 冷ややかな質感のエレクトロサウンドドラムンベースの疾走感がたまらない。特にサビでテンションが一段下がるのが狂おしいほどにクール。

 

Nobody Luvs U ft.Karencici

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冒頭からWiiみたいなシンセが鳴ってて最高。浮遊感のあるTrap R&B系楽曲かと思いきやボルチモア~ジャージークラブでした!! 最高じゃん!! ガンショットのサンプルがサビの〆に入るのもガチ感があって良い。あとオールスター感謝祭のビリ発表タイムみたいな音鳴ってるよね????

ボルチモア~ジャージークラブの詳しい紹介は当ブログの以下記事でしてますので気になった方は読んでみてください。

 

kaki-genkin.hatenablog.com

 

Hellokittybalahcurri³ hellokitty美味しい

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冒頭で触れたようにkawaiiカルチャーとK-POP的なコラージュの手法によって生み出された問題作にして傑作「ellokittybalahcurri³ hellokitty美味しい」。チップチューンっぽいイントロから2番頭の圧巻のラップパート、振り付けのオタ芸、最後のシャウトまで全部「見たことあるけどそのどれでもない」という素晴らしいデジャブを引き起こします。

 

日光之橙(SUNNY PARFUM)

無限夢想股份有限公司(MUGEN)所属の日光之橙(SUNNY PARFUM)。AKB48 Team TPの日本人メンバー藤井麻由さんも所属しています。カッコいい曲から爽やかな曲までそつなくこなしている印象。グループのインスタグラムありました。

 

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Babayaga

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スラヴ神話における魔女の名を冠した「babayaga」はレゲトン調ガルクラアイドルソング。力強い曲調に負けないダンスも見どころです。

 

Wanna Be My Lover

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「Wanna Be My Lover」はチーム全員によるこんなん良いに決まってるよね~~~~!!!なディスコナンバー。マイアミベース風のブリッジパートなど芸が細かい……ってか全体的にDua Lipaっぽい。

 

HONEY feat. 郭書瑤

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まさかKARAじゃないよな、と思って再生したらKARAでした。ヤッターーー!! ストリングスアレンジのイントロから硬いベース、長めのラップパートまでとにかく正解でしかないRemix。

 

RIDE OR DIE

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勇ましいギターの音色が空間を支配する「RIDE OR DIE」。今までの楽曲からガラッと雰囲気を変えたこの楽曲では、日光之橙の激しく力強い一面が披露されています。

 

幻藍小熊(GENBLUE)

天空娛樂(TEN ENTERTAINMENT)所属のチーム幻藍小熊(GENBLUE)。HIPHOPジャンルに重心を置きつつK-POP的なケレン味を打ち出せる派手めチーム。グループのインスタは無さそうですがメンバー個別ではあるようなので気になった方はdigってみてください。

 

 
 
 
 
 
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CHECKMATE

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派手めEDM系楽曲「CHECKMATE」、Bメロあたりの細やかなコーラスワークも楽しい。ラッパー(?)の許媛媛さん声が良いですね。

 

V.I.P.

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カール・オルフ作曲のカンタータカルミナ・ブラーナ(おお、運命の女神よ)」を大胆にサンプリングしたイントロからDrillアレンジを施されたLil Nas X「Industry Baby」のようなバース部分に突入、サビではダブステップのサブベースまで炸裂。MIXXPOPってこれのことらしいです。

 

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心花開 feat.李千娜

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「心花開」はレトロな雰囲気のディスコ調楽曲。ダンスブレイク箇所の"アイドルがやるニュージャックスウィング"感が良い~~~。

 

Trip

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Shygirl「SLIME」系エレクトロニックでドープなTrapビートの上で繰り広げられる歌唱とラップのスムースな連携が極上。何より地名連呼フックはK-POPファンとしてアガらざるを得ません。ミラノトウキョウロンドン!!

 

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黑曜精靈(TWINKLE BLACK)

星光瑞瑞文化藝術股份有限公司所属の黑曜精靈(TWINKLE BLACK)。より大人っぽいしなやかさ、優雅さを打ち出したチーム。以下事務所公式インスタ。

 

 
 
 
 
 
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Not Feeling Down

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初回評価ステージで披露された「Not Feeling Down」。ウェスタンな雰囲気のギターリフとの粘っこいリズムが熱帯夜を想起させるレゲトン楽曲です。

 

Hate Me Love Me

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フラメンコやタンゴの要素を織り交ぜた「Hate Me Love Me」。ブリッジ部分の力安さんのボーカルに心を洗われます。あとビジュ良い。

 

甘蔗掰掰 feat.艾薇

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歌手・艾薇を招いた「甘蔗掰掰」はボーカルが際立つロックナンバー。サビのユニゾンの迫力は鳥肌モノです。

 

I guess I do like you

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Trapサウンドをベースに柔と剛の両面を魅せる「I guess I do like you」。サビの音が個人的に物凄く好み!! 〆のバレエ~コンテンポラリー風味の振り付けは必見です。

 

緋紅魅影(CRIMZON)

HUR (AOA ENTERTAINMENT)所属チーム緋紅魅影(CRIMZON)。文字通りの鮮烈な赤に連想される力強さや激しさが持ち味のチームです。

 

 
 
 
 
 
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BO$$Y

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初回評価楽曲「BO$$Y」はポッセカット的HIPHOPダンスナンバー。それぞれの個性が際立ちつつダンスの一体感も素晴らしいです。巴倫月さんと連穎さんのコブシ効かすパート良すぎん???

 

Baddie

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「BO$$Y」の雰囲気を引き継ぎつつレゲトンの要素も取り入れた激しいダンスナンバー。軍歌のようなパートが入ることでこのチームの殊勝なアティチュードをより鮮烈に印象付けることに成功しています。

 

IDFC ft.賴晏駒

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先輩アーティストとのコラボレーション課題で披露された「IDFC ft.賴晏駒」。このサウンドにヴォーギング/ワッキングの振り付け、おまけにMUGLER衣装って俗に言うゲイクラブ案件なのでは……?と思って調べたらコラボしている賴晏駒(Lai Jason)氏がクィアな活動で知られる方だそう。すごい。

 

運命共同體

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もうこんなん出されたら何も言えんすわ。曲もビジュも好き過ぎる。イメチェン評価みたいなステージで今までゴリゴリのHIPHOPやってきた人たちがこれ出してくるのやばないですか???(まだ本編見てないです)

 

紫月光(PURPLE CRUSH)

以下事務所インスタ。グループ名にもなっている月の光のような妖しい魅力を秘めたグループ。メンバー個人アカウントもありました。

 

 
 
 
 
 
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Pose go

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可愛らしさとドープさを兼ね備えた小悪魔的な魅力がこれでもかと詰まった「Pose go」。Riniiさんの声めちゃくちゃ耳に残りますね……。

 

Be born

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サビでの「Happy Birthday」のあの曲のサンプリングが印象的な「Be born」。曲入りのカッコいい雰囲気から一変、どこか不思議で可愛らしい1曲です。

 

偷走你的心 feat. 九澤CP 陳零九 邱鋒澤

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コラボレーション課題の評価ステージで披露された「偷走你的心」はトロピカルハウス楽曲。このグループの宙をたゆたうよう神秘的な魅力とマッチして良い感じですが急にコンサートの最後にやるバラードになるのどういうこと……?

 

show up

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ラテン風味の強めダンスナンバー。パワフルさに振り切った楽曲はチーム全員による迫力のあるパフォーマンスと相まって強烈な印象を残します。メンバーの1人が曲途中で皿回しに行く演出やばい。

 

幽靈水晶(CRYXTAL)

踢帕娛樂(TPOP Entertainment)所属、幽靈水晶(CRYXTAL)。清純派で可愛らしい魅力を持ったチームです。

 

 
 
 
 
 
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Really

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イントロ明けのハネるようなボーカルラインが可愛らしく耳を惹かれ、Bメロあたりから手を引かれサビで完全にCryxtalのドリーミーな世界に連れて行かれるような聴き心地。歌唱に香るあどけない雰囲気が良いですね。あとラスサビあたりから入る合いの手がBIBI。

 

Sunny Rainy Penny

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ボルチモアクラブにこのチーム特有の浮遊感のあるサウンドと儚げなボーカルを乗せ、アトランタベースっぽいサビ、K-POPっぽいラスサビのアドリブまで安心感のある楽曲。冒頭の簡芝婷ちゃんの囁くような歌唱が特に良い。韓国ブランドOiOi着てる……いいんだ……と思いましたが本土と台湾だとその辺の温度感違うのかな? それ言い出したらめちゃ日本語歌詞入ってる曲あったわ。

 

 

と、いうことでむしろ珍しい(?)本編を一切観ていないオタクによる未来少女楽曲レビューでございました。衣装など含めK-POPからの影響もかなり見受けられましたが、単なるオマージュの範疇に収まらない遊び心や組み合わせの妙が味わえる楽曲が沢山ありましたね。これから本編観ます。

超殴り書きですみません!! ここちげーよとかあったら優しく教えてください!! それではまた次回。ハロキティバラカリハロキティバラカリ……

 

 

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20230830/K-POP定期便(8月カムバックアーティスト特集)

皆様ごきげんよう。台風一過の空の下、イヤホンで聴くのはやはり韓国のポップ・ミュージック。ということで「火気厳禁のハングル畑でつかまえて」、今回は毎月恒例カムバックアーティスト特集をお届けします。それでは早速今夜の1曲目。ジェイ・パーク & NINGNING「WYA」です。

 

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はい。改めまして火気厳禁です。今回は毎月恒例カムバックアーティスト特集、火気厳禁が今月聴いた新譜をまとめてご紹介します。

1曲目に紹介した「WYA」は中国の音楽バラエティ番組で披露されたもの。pH-1やLuxie Luが参加したこの曲のRemix ver.まで公開されています。

 

先にプレイリストが見たい方はこちらから(Apple MusicSpotify)。

 

K-POP

itzy - CAKE

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itzyがほぼ1年ぶりにカムバック。「CAKE」はTWICEの初期作品などで知られるプロデューサーデュオ・ブラックアイドピルスンが手掛け、イギー・アゼリアっぽいベースの効いたトラックですが様々な音色が入り乱れるカオスな楽曲。むしろK-POPぽいというか……先行公開曲「BET ON ME」「None of buisness」も勿論良かったのですが個人的には「Kill Shot」が一番好きでした。

 

KWON EUNBI - The Flash

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WATERBOMB出演の度にタイムラインを騒がせまくっているウンビが新曲をリリース。今作も質の高いダンス楽曲で、トレンドである2stepの要素を微妙に取り入れたようなイントロからエナジー溢れるサビまで一直線に駆け抜けるドライブ感がたまりません。

 

BB Girls - One More Time

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Brave Girlsが所属満了と共にメンバー全員でワーナーに移籍、グループ名を改め文字通りカムバック! 詳しくは別記事に書いたのでそちらを参照のこと。

 

kaki-genkin.hatenablog.com

 

SOMI - Fast Forward

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I.O.I出身のソミが久々のカムバック! ディープハウス調のビート力強いソミの歌声、そしてサビがダンスブレイクになっている構成がなんとも爽快な楽曲です。ミニアルバム収録の「Gold Gold Gold」ではゴリゴリのHIPHOP、「Fxxked Up」ではボルチモアの要素も取り入れるなど、多様な魅力を発揮。

 

JO YURI - TAXI

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元IZ*ONE、女性ソロシンガーとしてその地位を確立しつつあるチョユリが新曲「TAXI」をリリース。穏やかなミドルテンポバラードで持ち味であるボーカルの技術を光らせます。

 

STAYC - Bubble

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2014,5年あたりのK-POP楽曲を彷彿とさせるエレクトロサウンドが楽しいSTAYCの新曲「Bubble」。前作のポップでハッピーな雰囲気を引き継ぎ、かつTikTok訴求のためのSped Up ver.まで用意されていて驚きです。MVの目まぐるしくトランジションする演出も見ていて楽しい。個人的にはSTAYCの傑作Drill R&B楽曲「I WANT U BABY」の作曲者will.b先生が書いた収録曲「I Wanna Do」がジャージードリル meets K-POPという感じで最高でした。

 

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aespa - Better Things

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aespaが来たる新アルバムより「Better Things」を先行リリース。メンバーの涼やかなボーカルが心地良いラテン調の楽曲です。

 

JIHYO - Killin’ Me Good

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TWICEのジヒョがソロデビュー! 「SCIENTIST」作曲のプロデューサーが参加しているリード曲「Killin’ Me Good」は今来まくっている2step!アウトロにちょっとだけ入るジャージークラブのキシキシもニクい! 彼女の芯のある歌唱力を堪能できるミニアルバム『ZONE』、是非聴いてみてください。

 

EVERGLOW - SLAY

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EVERGLOWが完全体でカムバック!! ギンギンのビックルームEDMに「SLAY」というタイトル、これが出来るのはもうエバグロしかいません。シングル収録曲「Make Me Feel」もめっちゃ良かった。

 

 

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PRIMROSE - LAFFY TAFFY

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2人組から1人抜けて最終的に4人になったPRIMROSEが現体制での初カムバック。woo!ah!「PURPLE」からクセを抜いたようなダンス・ポップ楽曲でそつがないクオリティなのですがインパクトに欠けると言えばインパクトに欠けるような……

 

H1-KEY - SEOUL(Such a Beatiful City)

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クインダムパズルの興奮も冷めやらぬうちにH1-KEYがカムバック! 彼女たちが描くひたむきで前向きな詞世界とロケパン系weekendオマージュシンセ・ポップがよく似合います。

 

Yerin - Bambambam

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ex.GFRIENDのイェリン「Bambambam」は2019年前後のK-POPシーンを思い出すシティポップ調の楽曲。本人の声質もレトロな雰囲気によく合ってますね~~~。

 

HYO - Picture

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少女時代ヒョヨンは「Deep」に続きレゲトンでカムバック。もはや伝統芸。

 

SECRET NUMBER - STARLIGHT

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先日日本デビューも果たしたSECRET NUMBERの新曲「STARLIGHT」。こんなん良いよね~な夏K-POP

 

Kandis - BF

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今月デビューの2人組K-POPグループKandis、デビュー曲「BF」はオーセンティックなR&BナンバーでSISTAR 19とかをちょっと思い出しました。今後に期待!

 

cignature - 안녕, 인사해(Smooth Sailing)

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カムバしてる場合じゃねえだろ!なcignatureがカムバック(#ProtectJeewonでググってください)。リード曲「안녕, 인사해(Smooth Sailing)」は夏らしい爽やかディスコチューンでこれ系の中小ドルが好きな人は絶対好きなやつ。シングル収録曲全部良いので是非聴いてください。こんな良い曲用意出来るプロデューサーチームがメンバーへのセクハラを黙認してるって信じられない。

 

X:IN - SYNCHRONIZE

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今年デビュー、多国籍ガールズグループX:IN(エクシン)が初のカムバック。Netta的なアラビアン~サウンドとTrapを組み合わせた強めポップソングで、2,3年前だったらよくある感じだと思いますが今こういう感じで来られると逆に面白い不思議。

 

K-indie / K-R&B

Jinee(지니) - Dance on the beach (feat. 키츠요지)

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今月のインスタで知った枠。トロピカルハウス的なサウンドとコシのある(?)ボーカルの組み合わせが心地良いシンガーの夏EPです。

 

CHANNEL201 - What I Need (Feat. Suyo)

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daul、plan8、Noairのプロデューサー3名によるユニットCHANNEL201が久々の新曲リリース。今作もSMソングキャンプにも参加経験のある注目のシンガーSuyoを招いたクオリティの高いチルR&B楽曲です。

 

Jiselle - Steamy Hot

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韓国R&B界の宝(勝手に言ってます)・Jiselleがシングル「Steamy Hot」をリリース。タイトル通り蒸し暑い夏にぴったりのトロピカルなR&Bナンバー。

 

GEMINI - Up Late

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韓国R&B界の宝(勝手に言ってます)・GEMINIがラテン調のリズムを取り入れたサマーチューン「Up Late」をリリース。前述のJiselleと続けて聴くとなお良し。

 

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今月のインスタで知った枠その2。こんなんみんな好きやろ男性ボーカル&ジャズっぽいビート。

 

UNE - Villain(feat. lIlBOY)

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DAMYE - Orange Juice (feat. Summer Soul)

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お久しぶり?なSummer Soul案件キター! 2018年デビューのシンガーDAMYEの軽快なサマーチューンに透明感のあるサマソのボーカルが映えてます。

 

MADDYXP - KKITSCHH

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今月のインスタで知った枠その3。読みはマディーエックスピー(매디엑스피)、若干のCharili XCXみを感じるアーティスト名に違わずドラムンボルチモアの要素をhyperpopバイヴスで包み込むとんでもない逸材です。

 

K-HIPHOP

NSW yoon - Backstage (feat. INJAE)

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K-Drillシーンを牽引しているNSW yoonがまさかの2step/UKG系ビートでカムバック。客演にはmine fieldからINJAEを招き硬派なラップと伸びやかなボーカル、というギャップの妙を生み出しています。

 

DPR IAN - Peanut Butter & Tears

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10月リリース予定のアルバムから新曲「Peanut Butter & Tears」を先行公開。やたら壮大なMVも必見です。

 

Fleeky Bang - Do Not Disturb

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DrillラッパーFleeky Bangが今作は叙情的なTrapでカムバック。DrillだけでなくTrapもガッツリいけるんや!な全11曲入アルバム、客演にはYUMDDA、UNEDUCATED KID、LeellamarzなどなどK-HIPHOPの悪童達が勢ぞろい。

 

Errday jinju - 자장가

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最近知ったラッパーErrday jinjuの新作(多分)。Fredi Cassoによるアブストラクトなビートがヤバいカッコいい。

 

Bryn & SINCE - 삼켜 (SWALLOW)

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ラッパーBryn(ブリン)とSINCEのコラボレーションシングルがリリース!! アグレッシヴでありながらむしろ研ぎ澄まされた2人のケミストリーが炸裂してます。

 

Sik-k - See You In Every Party

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JP THE WAVYとのジョイント来日公演も発表されているSik-Kが17曲入りのアルバムをリリース! リード曲「See You In Every Party」は相変わらずのチャラい感じで笑ってしまったのですがやっぱりこの浮遊感や一種の軽さが良いですね。MVのカメオがやたら豪華。

 

iiso, MASON HOME & ron - zZ (hangbangbulmyung)

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K-indieシーンで今最もクールなアーティスト、iisoがラッパーMASON HOME、ronとコラボレーション。ファッションショーのランウェイでかかってそうな、ソウルの地下のクラブでかかってそうな、冷房のよく効いたあなたの部屋でかかってそうなハウス楽曲。

 

Loco - INEEDYOURLOVE

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AOMG所属、大人気ラッパーLocoのニューシングル「INEEDYOURLOVE」は彼らしい抜け感のあるサマーチューン。

 

今月の火気pick : tripleS - LOVElution<ↀ>

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―― tripleS 4番目のDIMENTIONが到来 ――

 

ソヨン、ヘリン、ユビン、カエデ、ダヒョン、ソヒョン、ニエン、シンユーの8名によるユニットLOVElutionがデビュー。リード曲「Girls’ Capitalism」は軽やかなファンク調のビートの上で背伸びしない彼女たちのスタイルが清々しい1曲。

「私が私らしく生きるために、私が私の機嫌を取るためにお金は大事」という考え方は処世術と言えるものであり、しかし「毎日大きくなる夢の中へ」という言葉でサビを〆る。夢を語りながらお金も大事だというこの曲の歌詞は少し歪なようにも感じられますが、私たちは実際にその歪さの中を生きている。「Girls’ Capitalism」は日々別の自分を夢想しながら糊口を凌ぐ我々を―そしておそらく、アイドルを目指しながら地道に頑張る練習生たちを―肯定してくれている曲なのだと私は考えています。

例によって例のごとく良かった収録曲の感想も少し書いていきます。

 

Black Soul Dress

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MonoTree&パクソヒョンによる「Black Soul Dress」。いかにもK-POPっぽいエレクトロ感とボーカルラインのあどけなさがクセになる1曲。

 

Seoul Sonyo Sound

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最近にわかに盛り上がっているK-POP × 2step/UKGの中でも最高レベルのクオリティ。繊細で幽玄的なボーカルと低体温なトラックの組み合わせが最高。

 

Speed Love

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ハイライトメドレーで聴いた時から「ドラムンや!!」と大沸きしていたtrack 7「Speed Love」。蓋開けてみたらまさかのジャズ系人力ドラムン(風打ち込み)ビートで更に大興奮。こんなのDomi & JD Beckやんけ!近年のK-POPにおける一つの潮流と言えるであろうエフォートレスな歌唱とバックトラックの疾走感の妙がシビレます。

 

 

 

ということで、8月のカムバックアーティスト特集でした。当ブログでは紹介した全楽曲をまとめたプレイリストと、

 

 

 

 

最近2ヶ月の新譜をアルバム単位でまとめたプレイリストを公開しております。

 

 

 

 

 

是非通勤通学のお供にご活用ください。

 

ということで、8月の新譜特集でした! 来月はaespaにセジョンにイチェヨンに……、次回もお楽しみに!!

 

 

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20230819/Kutural studies(ソンミ編)

皆様ごきげんよう。火気厳禁です。活動中のアーティストを特集するKultural studiesシリーズ、今回は押しも押されぬセクシークイーン、ソンミを特集します。

 

プロフィール

1992年5月2日生まれ。2007年JYPのガールズグループWonder Girlsとしてデビューし、進学のための休業やソロ活動を並行しつつ2017年の契約満了まで活動。同年MAKEUSエンターテイメント(現ABYSS COMPANY)と契約を結びソロ活動を再開すると、堂々としたキャラクターと成熟した魅力、確かなパフォーマンススキルでファンを魅了し続けています。それだけでなく作詞作曲を自ら手掛ける自作ドルとしての一面も持ち、更にバラエティコンテンツのMCとしても活躍中。

今回は歌手活動を中心に振り返りますが、ソンミMCのトークバラエティコンテンツ「선미의 쇼!터뷰」STAYC出演回をどうしても紹介したく……ボケまくるSTAYCメンバーに翻弄されつつしっかりツッコんでオトして回すソンミMCの力量を是非見てみてください。

 

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ディスコグラフィ

ということで早速、時系列を追って彼女の活動を振り返ってみましょう。

 

24시간이 모자라(24 Hours)(2013)

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Wonder Girls所属時のソロデビューシングル『24시간이 모자라(24 Hours)』。韓国語タイトル「24時間が足りない」の通り、強く惹かれるあまり時間が早く過ぎることをJYP印のエレクトロサウンドとリズム感に乗せて切なく歌い上げます。ラテン調(タンゴ?)へと展開する箇所もありそこも面白い。ソロデビュー当時からエロかったんだ……と謎の感慨を覚えました。笑

 

Full Moon(2014)

彼女の1stEP『Full Moon』は勿論餅ゴリフルプロデュース。デビュー曲「24Hours」を含む6曲収録で、Lena、Wonder Girlsユビン、GOT7ジャクソンと同事務所からの豪華客演陣を迎えています。

 

보름달(Full Moon)

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EPリード曲「보름달(Full Moon)」はパクジニョンと勇敢な兄弟のコラボワークスのR&B楽曲。当時JYPに所属していたLenaをfeat.し、TWICEの前に企画されていたガールズグループ6mixに入る予定だったという噂もある彼女のラップでより本格的にHIPHOPのヴァイブスが加わっています。TWICE「TT」のMVもこんなセットだったけど餅ゴリの趣味なんだろうか……。

 

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Gashina(2017)

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JYPとの契約満了、MAKEUSエンターテイメントでの再出発曲となったシングル『Gashina』。タイトルは歌詞にもある「가시나(行ってしまわれるの)」から来ていて、別れを告げられた女性の感情を韓国的な「恨(ハン)」の情緒を以て表現した名曲です。Teddyによるアジアンな雰囲気たっぷりのメロディもムードを高め、この曲の物悲しさと愛、引き裂かれた想いをより強く印象付けます。おそらく火気厳禁が初めて聴いたソンミの楽曲も「Gashina」。

 

주인공(Heroine)(2018)

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ソンミ本人が作詞を担当したシングル『주인공(Heroine)』。作曲は前作に引き続きTeddyと24で、「Gashina」で描かれた悲恋の前日譚のような物語を展開しています。ソンミの研ぎ澄まされた歌声が活かされ、明るい曲調の中で一抹の不安、未来の苦しみが予見させる役割を果たしています。

 

Warning(2018)

シングル「Gashina」「Heroine」に新曲4曲を加えた2ndミニアルバム『Warning』。新規楽曲はソンミ本人に加えBTS、TWICE、GFRIENDなどに提供経験のあるFRANTSが制作し、彼女のディスコグラフィに更なる豊かさをもたらしました。収録曲だとビリー・アイリッシュをリファレンスしたような暗く壮大なダンスチューン「ADDICT」、ジャジーR&B「Curve」が好き。

 

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Siren

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リード曲「Siren」は80年代のポップソングをリファレンスし、どこか懐かしさを感じさせるシンセリフやコーラスが特徴の1曲。ラスサビ前のTrap風のパートは要らないかも……(※個人の感想です、と書かなくても良い世界が来ますように)。

 

Noir(2019)

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シングル『Siren』。SNS社会をテーマとした楽曲ですがここでもソンミの80年代への憧憬と愛情は止まらず、緊張感のあるシンセサウンドと低温のグルーヴが心地良い。満たされることのない欲望の果て、荒涼とした風景を思わせるサビのコーラスは絶品で御座います。承認欲求を追い求める現代人の心理を悪夢的なイメージを以て描き出すMVも傑作! BIBIの「BINU」に映像の雰囲気が似てるような……監督一緒かな……。「iffy」も似たような感じだし流行ってただけか?

 

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LALALAY(2019)

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ダンスホールレゲエ調のシングル『LALALAY』。彼女がメキシコツアー中に着想を得て制作したというこの楽曲は、今までの叙情的な作品から一転アップテンポでクセになるサウンドとやりたい放題な奇抜さを見せています。

 

pporappippam(2020)

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韓国語タイトル「보라빛 밤」は「紫に光る夜」。「Heroine」~「Noir」の雰囲気に近く、ファンクやシンセポップ、シティポップ的な要素を入れ込んで彼女の持つミステリアスな魅力にフォーカスした1曲です。

 

꼬리(TAIL)(2021)

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2021年リリースのシングル『TAIL』はしばらく見せてこなかったセクシー路線を全面に押し出した1曲。キャットウーマンに扮したソンミが抑えきれない動物的本能、狂おしいほどの情欲を「尻尾を振る」という韓国の慣用句に擬えて妖艶に歌い上げます。トラックもJYP時代へ回帰したかのような雰囲気。

 

1/6(2021)

ソミやイェナのヴィジュアルイメージに近いY2Kアメリカン・ガールカルチャーのノリを取り入れたミニアルバム『1/6』。アルバムの装丁も非常にカワイイので調べてみてください。

収録曲だと彼女の脱力しつつキレのあるボーカルが活かされた「Narciccism」、タイトルトラックの「1/6」が好きでした。

 

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You can’t sit with us

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そんなY2Kルックで繰り出すリード曲「You can’t sit with us」はポップパンクでなくウィーケンド経由の80sシンセポップ風ダンスナンバー! 復縁を迫る元カレに植木鉢ぶん投げた頭に命中、死んだかと思ったらゾンビになって戻ってきた……という荒唐無稽なMVはストレンジャーシングスとキル・ビルを混ぜたかのような仕上がりで、ソンミ本人によるガンアクションシーンも必見です。

 

Go or Stop?(2021)

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2021年10月リリースのデジタルシングル『Go or Stop?』。IVE「ROYAL」、LOONA「Hide & Seek」と似たUKベース系ダンストラックで、過激なまでのベースと挑発的なボーカルに否応なくブチアガります。最高。

 

Heart Burn(열이올라요)(2022)

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従来のセクシーでミステリアスなイメージをファム・ファタール然とした不思議なイノセンスへと変化させた意欲作。イントロの琴っぽいメロディからソンミの物憂げなボーカルまで、聴いているとまるで催眠のように湿っぽい熱がむしろ心地よくなってきます。時代と場所を超えて男性を魅了し生気を奪っていく様子を描いたMVも良い!! 音楽番組でのデカ扇やゴム紐(子供が跳んで遊ぶやつ)を使ったパフォーマンスも印象的でした。

 

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ここまで、ソンミのソロ活動を時系列に追ってきました。JYP時代から独特の歌唱とセクシーなイメージを武器としてきた彼女はTeddyプロデュースの「Gashina」でより一層そのイメージを成熟・深化させ、よりファンダムを拡大。メインプロデューサーがFRANTSに代わってからは80sポップスの要素を取り入れた洗練された楽曲と歌唱力を活かして感情の機微を丁寧に描いた楽曲をリリースし、確固たる地位を築きました。2020年前後からはそれまでの彼女自身のイメージや音楽的な軸をトレンドと織り交ぜ、新しい挑戦を絶えず続けています。

ずっと書いていますがとにかく曲が良い! 2018年あたりの楽曲の雰囲気が最高。個人的にもう少しリリース本数多いと思っていたので意外でしたね。事務所移籍の関係もあるのでしょうが……。フルアルバム出してくれ!!

正規のディスコグラフィに入れるか微妙なラインだったので省きましたがSpotifyとのタイアップシングル「Oh Sorry Ya」、ラッパーBE’Oとのコラボレーション「불이꺼지고(Lights Out)」も名曲。是非。

 

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ということでソンミ特集でした。次回もお楽しみに~!

 

 

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20230812/独断と偏見で選ぶオススメSIGNAL56選

皆様ごきげんよう。火気厳禁です。今回はtripleSと彼女たちのYoutubeコンテンツ「SIGNAL」のオススメ回について書きます。書きたいので。既にWAVであるという方は、次の紹介部分はすっ飛ばして頂いて構いません。

 

tripleSについて

2021年5月1日に発足したガールズグループtripleS(トリプルエス)。グループ名は「Seoul Social Sonyo(소녀:少女)」から来ていて、その由来の通り最終的に24名のメンバーを有する超大所帯グループになる予定(現在は16名まで公開されています)。彼女たちが所属する事務所のMODHAUS(モドハウス)はLOONAのプロデューサーであったチョンビョンギが新たに設立した事務所で、ARやNFTなどのテック系企業からの支援を受けデジタルトレカ等の販売、オリジナルアプリのリリース、ファンコミュニティを通じた双方向性のグループ運営を行っていることもtripleSの特徴だと言えます。

徐々にメンバーが公開される形式なので24名での活動はまだ行っていませんが、ユニットであるAcid Angle from Asia(AAA)、+(KR)ystal Eyes、2023 DIMENTIONが音源のリリースとそれに伴う活動を行った他、LOVElutionとEVOLutionの活動が控えている状況です。(詳しいユニットの内容説明は長くなるので割愛)

 

独断と偏見で選ぶオススメSIGNAL

そんなtripleSのYouTubeチャンネルでは、SIGNALという動画シリーズが展開されています。土日祝日問わず撮って出しの毎日更新、現在450本ほど上がっているため見ようにも時間が……とか色々あると思いますが私はこないだ全部見たので(無職で暇なので)オススメ回をテーマ別に計56本選んでみました。全部見るも良し! サムネイルで気になったものだけ見るも良し! SIGNAL置いといて曲だけ聴くでも良し! ということで行ってみましょう。(諸事情でマユちゃん加入前くらいまでの動画を対象に選出しております。ご了承ください)

 

個人回

ここではソロでの撮影、もしくはメンバー個人が中心に据えられた回をまとめます。

 

違いと差(220530)

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S1ソヨンとS2ヘリンのクロスインタビュー。好きな食べ物などの無難な質問から、芸能の道に進むきっかけの違いなどの質問ではスカウトを受けたことがきっかけでアイドルを志し練習生期間0日でデビューしたソヨンと5,6年ほどアイドルを夢見てきたヘリンのコントラストが面白いです。

 

ジウの初ブイログ(220615)

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S3イジウのVlog。マスクデカ!顔ちっさ!な登校シーンから愉快な友達(一般の方)との絡み、授業風景までそんなに全部見せて大丈夫なの? というくらい学生生活をそのまま切り取ったVlogになっています。

 

チェヨンペーパー(220713)

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茶目っ気たっぷりな彼女の自然体な様子が見られるS4チェヨンのソロカフェVlogカヌレってそんなにカッチカチだったっけ?

 

いらっしゃい かえで(221114)

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S1~8総出でS9カエデを迎える回。初の日本人メンバーということもあり全員で日本語を使いながらお出迎え。独特の上品さと奥ゆかしさを纏うカエデに全員がメロメロになっているのが見て取れ面白いです。笑 ナキちゃんの流暢な日本語にもびっくり。

 

Kotoneの分量はトリプルSが守ります(230313)

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S11コトネのラップメイキングの様子をインタビューを交えつつ撮影した回。K-POP日本人ラッパーが作詞する様子ががっつり公開されているので非常に興味深い内容が沢山あり、レイやユキなど他の日本人ラッパーの作詞プロセスも気になります。他のラップ練習回では『Girls Planet 999』でブチかましたリアル過ぎるラインについても軽く触れられているので同番組を観ていた方は是非。

 

私たちは1つでありブルー部屋だ(230426)

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S10ダヒョンが公園を散策する、彼女の弾ける明るさが全面に出た回。休暇で日本に帰っているルームメイトのカエデにビデオ電話をかけ恋しさを爆発させる一面も。カエデの飼い犬しょーちゃんも登場。

 

登場! チョウォル最高美少女(230630)

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S12、マンネ(中3)のヨンジの地元(チョウォル)で下校風景を撮った回。韓国の田舎の雰囲気と飾らないヨンジの様子、ソウルに出てきた時の感想など、内容すべてに癒やされるセロトニン回です。

 

ソヒョンをソヒョンにするもの(230612)

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S14パク・ソヒョンとカフェデートしている気分になれるVlog。トラックメイク、振り付け考案も行う彼女の好きな音楽や小説、映画の話が聴ける回。マルグリット・デュラスミラン・クンデラ等の文学作品を楽しむ理知的な面はルックスから想像出来るまんまですが、この後紹介する他のSIGNALではゲラな一面も見せていて可愛らしいです。好きです。

 

選外

ソダヒョン 歌歌います | tripleS 트리플에스 : SIGNAL 221212 - YouTube

WAVの為のソダのPlaylist | EN JP CN ES ID | SIGNAL 230531 - YouTube

ユヨン お花を作ります | EN JP CN ES ID | SIGNAL 230322 - YouTube

自然の中を走るコトネ | EN JP CN ES ID | SIGNAL 230517 - YouTube

 

ケミ回

任意のメンバー2名が登場する回を集めました。

 

末っ子 長女(220819)

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スミン合流直後の自己紹介シート、ウィッシュリスト記入回。ユヨンが見守り人として立ち会うのですが出会ってすぐ、6歳差の2人のまだぎこちない雰囲気が可愛らしいです。家庭教師と教え子…。最近のユヨンジ回でユヨンに「スミンはじゃじゃ馬」と言われているのでそちらも要チェック。

 

東京ズ思い出の箱OPEN! feat. ディズニーランド

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東京ズ(コトネヨンジ)がディズニーランドに遊びに行く回(BEHIND)。かわいいね。

 

LPが Lovely Personですか(230503)

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ソヒョンとユヨンのデート回。一人で出掛けるのが好きだというソヒョンのエスコートでレストラン~レコード屋~カフェを散策してます。

 

デカ目ズ可愛いから大目に見る(230605)

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当時ルームメイトだったデカ目ズ(ユビンヘリン)のダンス練習回。tripleSの曲からYOASOBI「アイドル」、aespa「Illusion」まで色んな曲を踊ってみてます。何よりタイトルが秀逸。

 

チムジルバンで隔離・・じゃなく休息!(230615)

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ダンス課題の発表を終え、チームのリーダーを務めたナギョンユビンがサウナ(チムジルバン)に向かう回。お姉さん感のある2人ですが何回やっても頭でゆで卵が割れないナギョン、左右で違う靴を履いてくるユビンのボケっぷりを堪能できます。

 

ケミが爆発した(230707)

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中国出身、ガルプラ出演経験もあるニエンとシンユー(シンウィー)。加入直後のシンウィーですが共通点も多く人懐っこいニエンとのケミ感が炸裂している回です。

 

選外

オンニありがと | tripleS 트리플에스 : SIGNAL 221129 - YouTube

ナギョンユビン隔離ズ再結成|EN JP CN ES ID|SIGNAL 230601 - YouTube

東京でファンに会いました|EN JP CN ES ID|SIGNAL 230215 - YouTube

カトネ | EN JP CN ES ID | SIGNAL 230307 - YouTube

私たちはパクシィーズです | EN JP CN | SIGNAL 230425 - YouTube

同じジャンル別の形 | EN JP CN ES ID | SIGNAL 230428 - YouTube

リア友ケミ | tripleS 트리플에스 : SIGNAL 221124 - YouTube

スケートリンクに行きたいと思います|EN JP CN ES ID|SIGNAL 230202 - YouTube

 

料理回

個人的に好きなメンバーが料理する回をまとめました。

 

スパムは手の味(220721)

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ヘリンとユヨンのチャーハン作り。「ラーメンも作れない……」と言うユヨンのぎこちない包丁捌きにヒヤヒヤしつつ美味しく完成。パックご飯の蓋全然開かん時あるよな分かる。

 

ソヨンのケランチム(220801)・一緒が良い理由(220806)

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ソヨンとユヨンが手作りの料理を食べながらトーク……と思いきや2本目の動画(0:44~)で実際に料理する様子が公開されています。これは料理なのか……? まあでもユヨンは料理が出来ないんじゃなくて人生の中で料理を作る必要が一切なかったんだよ多分……

 

私の家にはシェフが住んでる(220915)

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合流したばかりのユビンとソヨンユヨンの3人で昼食を用意する回。洋食と言いつつステーキがサムギョプサルになりスパゲッティを箸で食べるフリーダムさがtripleS。

 

トックク(お雑煮)の末裔(230102)

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お正月の雑煮(トックク)をソヨンとユヨンが作る回。ユヨンの衝撃の卵溶きは必見。あと包丁を逆手に持つユヨン見て「愛され過ぎて眠れないCD」を思い出しました。

 

S12の為の予行練習(230117)・Kotoneのたこ焼きアゲ〜(230130)

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東京HAUSでコトネがたこ焼きを作る回。実際にヨンジに振る舞う回では「ギャルピする時は顔を隠せ」と教えるあたりコトネさん本気(マジ)だ……と思いました。

 

ジウパン プノパン(230207)

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ジウ、ダヒョン、ナキ、カエデの4人でプンオパン(붕어빵:たい焼き)を作る回。以前からベーキングやシロップ作りを行ってきたジウシェフの安定的な手腕が見られます。飲み物がやたらデカいのも見どころ。

 

自分では料理王のダヒョン(230405)

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ダヒョン、ヨンジ、ニエンの3名でパンケーキとインスタントラーメンを作る回。焼く前のホットケーキの生地を食べ(メープルシロップをかけたセメントの味らしい)、ラーメンに自身の美声を聴かせるダヒョンの大暴れっぷりを是非ご覧頂きたい。てか今気付いたけどこの人たちなんで焼く時油ひかんの……? ダイエット?

 

たこ焼き器を継ぐ新しい料理は???(230712)

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ヨンジ、コトネの東京ズによるオムライス作り。料理するのに包丁が無いというありえない事態にバターナイフで対応するコトネの苦労人感よ……。最終的に鍋 to 鍋でドデカオムライスを作ってるのが謎くておもろい。

 

選外

コーヒーは飲まないけど | tripleS 트리플에스 : SIGNAL 221025 - YouTube

 

ビジュアル回

ここではただメンバーの可愛い顔面が映っている回を紹介します。

 

国内初のパーソナルアングル診断(221010)

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写真撮影の機会も増えるので一番可愛く見える角度をメンバーみんなで診断する回。全員角度関係なく全部カワキレイですごい。

 

モッパンに本気なtripleS(220905)

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ユヨン、ジウ、ナギョンでパン屋に行く回。めっちゃくちゃ食うしあざとさまで見せつけてくるナキ……恐ろしい子……。ジウが喋ってる間にしれっと映りを確認するユヨン(0:35~)がツボです。

 

tripleS Blackを紹介したいと思います(221215)

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ファッション誌にお呼ばれしたtripleS。モードファッションに身を包んだメンバーの姿が堪能出来る回です。

 

綺麗だ tripleS(230219)

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バレンタインに合わせジウがサプライズでメンバーにチョコをプレゼントする回なのですが、ツヤンツヤンなメイクのジウが可愛すぎて半分くらいしか内容入ってきません。可愛すぎる。

 

トリプル桜(230330)

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ニエンユビンナギョンの3人でお花見に行く回。どっちが桜かわかんねえなこれ……。

 

選外

Objekt 撮影したいと思います| tripleS 트리플에스 : SIGNAL 220902 - YouTube

今回の Objektも過去最高のビジュアル!| EN JP CN | SIGNAL 230720 - YouTube

 

その他

その他面白かった回をここでご紹介。

 

水泳します(220817)

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水着回。ほぼ水に入らずセルカ撮ってるユヨンが”我々のイメージするユヨン”過ぎて面白い。

 

奇妙なソヨン(221020)

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1stHAUSの近くの公園(?)に遊びに来たソヨンに奇妙な出来事が次々と襲いかかる……。SINGAL唯一のミステリー回。

 

会社のカードで宅配頼んで食べる(221107)

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ソヨンとスミンが宅配頼んで食い、練習行く途中にパンを食う回。当時公開直後だった(?)『ブラックパンサー』の話もしています。韓国の人みんなマーベル好きだとかいう謎の情報を聞いたのですが本当なのかしら。

 

Kaedeのギャップ魅力(221205)

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カエデのダンス練習回。おっとりした雰囲気とは真逆のバキバキのダンスが見られます。

 

ラッパーたちのダンス練習(230407)

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カエデ、コトネ、ニエンの練習風景を映した回。ラップになってないカエデのへろへろラップとニエンの堂々たるスピットの落差で笑う。

 

ハンリムズ下校道の温度差(230414)

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マンネラインヘリンスミンの下校風景。タイトルは2人が通っている翰林(ハンリム)演芸芸術高等学校から。箸が転げても面白いお年頃の2人の気の置けないモーメント。

 

ハンガンの水で茹でたハンガンラーメン(230427)

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コトネ、ナキ、ソヒョンで漢江を散歩する回。揺れる橋の上でどんくさい動きしちゃうパクソヒョンさんLOVE。ナキの悪い顔と冗談を適当に流すトネ。

 

選外

チェヨンのK-POP授業|EN JP CN ID|SIGNAL 230116 - YouTube

世界観の大融合 | EN JP CN | Special SIGNAL 230405 - YouTube

寒波に打ち勝つ方法|EN JP CN ES ID|SIGNAL 230125 - YouTube

クリスタルアイズが強力な理由 | EN JP CN ES ID | SIGNAL 230404 - YouTube

私たちの初ディメンション | tripleS 트리플에스 : SIGNAL 221116 - YouTube

君が私の娘になってなきゃいけなかった | tripleS 트리플에스 : SIGNAL 221228 - YouTube

 

 

選外含め56種のSIGNALをご紹介しました。現在も毎日更新中ですのでカバー出来ていない範囲もあるっちゃあるのですが一旦ここまでとします。なんと今週末にはユビン、シンウィー、ニエン、カエデ、ソヨン、ヘリン、ソヒョン、ダヒョンによるユニットLOVElutionの新曲リリース! それでは次回もお楽しみに。

 

 

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