火気厳禁のハングル畑でつかまえて

火気厳禁のハングル畑でつかまえて

半地下のオタクがK-POPを語るブログ

20240131/K-POP定期便(1月カムバックアーティスト特集)

皆様、遅ればせながらあけましておめでとうございます。2024年もよろしくお願いします。ということで今回は今年最初のカムバックアーティスト特集をお届け。今夜の1曲目は「시대유감 (時代遺憾) (2024 aespa Remake Ver.)」です。

 

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「火気厳禁のハングル畑でつかまえて」、今回は毎月恒例カムバックアーティスト特集。火気厳禁が今月聴いた新譜を紹介していきます。

先にプレイリストが見たい方はこちらから(Apple MusicSpotify)。

 

K-POP

Geenius - Voyage

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5人組グループGeeniusがデビュー! K-POPらしさと洗練された雰囲気を両立させたデビュー曲「Voyage」はトラックもさることながら5人の歌声がとにかく良い! あとイェヨンちゃん可愛い。

 

ICHILLIN’ - BITE ME

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ICHILLIN’が年始にサプライズカムバック。縦画面MVのストリート感、楽曲自体も悪くないですがイマイチ印象に残りづらい感じもあり……。EDMっぽい感じよりバリバリのハウスにした方がトレンドっぽかったような気がする。

 

itzy - UNTOUCHABLE

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JYPの中堅グループitzyはリアが休養に入り4人でのカムバック。今回のリードトラック「UNTOUCHABLE」はDrake『Honestly, Nevermind』・Beyonce『Renaissance』以降近年K-POPシーンでもにわかに盛りあがるVOGUEなハウスナンバー。今回のミニアルバムには各メンバーのソロ楽曲も収録され、各人の歌声の強度を再認識させる構成になってます。なおさらリア不在惜しい……。

 

LIMELIGHT - TA-DA!

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無限拡張ガールズグループ・LIMELIGHTの新曲は後期OH MY GIRLを彷彿とさせる軽快で爽やかなディスコ調楽曲。itzyに続き(?)こちらのミニアルバムにもメンバーソロ楽曲が収録されていて、特にミウさんのソロ曲がめっちゃ良いです。オススメ。

 

SISTAR 19 - NO MORE(MA BOY)

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名曲「Ma Boy」で知られるSISTARの派生ユニットSISTAR 19が奇跡のカムバック!!! とんでもない歌唱力とフィジカルの芯の強さで圧倒的な存在感を放ちつつ「完璧な人なんて誰もいない」と弱さすら曝け出すその様子はまさにDIVA。カップリング曲「SAUCY」はFIFTY FIFTY系ディスコソング、ベテランがやる可愛い雰囲気の曲ってもうどんなでもありがたいですからね。

 

YENA - Good Morning

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イェナって本当にポップパンクが好きなんだな……と思いました。

 

tripleS Aria - Door

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ついに24人中20人のメンバーが公開となったtripleSからバラードユニットAriaがデビュー。作詞にHeizeが参加した「Door」はメインボーカルソダヒョンの力量もさることながらニエンカエデジウチェヨンそれぞれの表現力が際立ちます。

 

MINIMANI M - Heartbreak

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そこはかとないトロットの雰囲気……と思ったらカップリングでド直球トロットをやってました。NATUREの子もトロットサバイバル番組出てるらしいけどそっちに活路を見出す流れが来ている……?

 

IVE & Saweetie - All Night

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突如発表されたIVEとSaweetieのコラボシングル「All Right」!! どういうこと!? 楽曲自体はカバーです。

 

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H1-KEY - Thinkin’ About You

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若手注目株H1-KEYがシングル「Thinkin’ About You」をリリース。ピオナチャンミ以降定着したエモい感じのミドルテンポバラード。

 

Ryu Sujeong - Fallen Angel (feat. XYLØ)

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元Lovelyzリュ・スジョンの久々の新曲はベッドルーム・ダークポップ。リード曲だけでなくEP『2ROX』全曲を通してアメリカのSSW・XYLØとの共作を行っており、ディープで暗い世界観を表現しています。

 

Seola - Without U

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我等が宇宙少女のリーダー・ソラさんがソロデビュー!! 軽快なバンドサウンドに乗せて揺れる想いをパワフルに歌い上げる表題曲、シングル収録の「NO GIRL」は微ガラージでこれまた良い! ところでエクシは……?

 

(G)I-DLE - Super Lady

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もはや説明不要の(G)I-DLEが2枚目となるフルアルバム『2』をリリース。表題曲については特に言うことないというか以前別の記事に書いてるのでそっちを読んでほしいですが、今回の「Super Lady」では他のグループを想起させる単語を用いながら連帯を呼びかけるあたりがアツかったです。

 

 

kaki-genkin.hatenablog.com

 

 

K-indie / K-R&B

Rozu - Same Old Lies

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元ANSメンバーのRozuがソロデビュー。しっとりとした質感のドストレートK-R&B、よくあると言えばよくある感じだけど良い……!! ってか元ANSっても1曲しか出してないんだよなあのグループ……一部メンバーがMAJORSって別グループに転生したと思ったらそっちも今解散?してるし……

 

hyejin - Homicide Freestyle

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hyejinが新作シングルをリリース。物騒なタイトルとは裏腹にドリーミーでシルキーなテイストの楽曲に仕上がってます。後半の転調も面白い。

 

Silly Silky - BB New Attitude

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そういや改名してたんすね、なSilly Silly a.k.a YESEOが全10曲入りのミックステープ『Silly but, Silky』をリリース。彼女の持ち味であるエレクトロサウンドを軸によりベッドルーム感を増した「BB New Attitude」を始め全20曲収録の大ボリュームミクステです。

 

COCONA - MACITA

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我らが(?)オルタナR&B~ポップアーティストのCOCONAが前作「흔들어 (Bounce)」に続くトランス楽曲「MACITA」をリリース! これもY2K?パラパラ?な楽曲にシグネチャーの甘~低ウィスパーボイスの組み合わせが最高。

 

b!ni - 대출

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韓国インディーシーン注目のアーティストb!niがシングル『대출』(日本語で言うと「貸出中」?)をリリース。親密な印象を与える歌声と静謐な雰囲気のトラックが心地よい1曲。

 

dress - Is the only (feat. Sion, 이강승)

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Kid Milliとのコラボレーションなどで知られるプロデューサーdress個人名義のミニアルバムが到着。新進気鋭のシンガーSionや火気厳禁も大好きなKuonechanなど全12組のアーティストをボーカルに招いた超豪華R&Bアルバムです。

 

Moon Sujin - Better (feat. Coogie)

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ムンスジンがシングル『Better』をリリース。前作に引き続きラッパーを客演に招いた全3曲収録、この2人の組み合わせならレゲトンか……?と思いきやしっとりR&Bのタイトルトラック「Better」に加えベテランGSoul、アップカミングなChillin Homieと三者三様なコラボレーションを魅せています。

 

Hanbyeol - Sweet Dreamz

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今月のSNSで知った枠・Hanbyeol「Sweet Dreamz」。シティポップ的なシンセサウンドと2stepの疾走感溢れるリズムの組み合わせが新鮮!

 

youra - Worm In The Apple

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ジャズ、ロック、R&Bの領域を撹乱するオルタナティブな試みを続けるyouraの新曲「Worm In The Apple」はkelelaの作風を思わせるDrillの要素を取り入れた楽曲。

 

K-HIPHOP

Fleeky Bang - YEAH

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K-Drillシーンを牽引するFleeky Bangがアルバム『The Predator 2: FLEEKY SYNDROME』をリリース。独特のダミ声とダークなTrap/Drillの相性は勿論抜群です。Gang Gang Gang!!!

 

GroovyRoom - Yes or No (feat. HUH YUNJIN & Crush)

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ヒット作を多数生み出してきたプロデューサーデュオ・GroovyRoomがLE SSERAFIMホ・ユンジンとCrushを招いてシングル「Yes or No」をリリース。聴く前から名曲だと分かるメンツですが聴いたらやっぱり名曲、トレンドである2stepのリズムパターンを取り入れつつ客演2名のボーカル合戦の様相も呈しておりめちゃ耳が幸せ!

 

Young B(YANGHONGWON) - ROLEX

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Young Bが本名のヤンホンウォン名義で新作シングル『ROLEX』をリリース。独特の声色と硬質かつ正確無比なリズムキープ/フロウは相変わらず、よりシリアスな雰囲気の楽曲。

 

Dabin - Till I Live

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DPR LIVEが本名のDabin名義でフルアルバムをリリース。というのもDPRクルー内で金銭、契約を巡る内紛があったようで……。問題を起こしたプロデューサーへのdis曲「Till I Live」を含む全13曲、とはいえオシャレな作風は変わらずで素敵。

 

Ash-B - Wish

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先日来日(福岡)が発表されたAsh-Bの新曲はドリーミーなアトランタベース楽曲! こんなんが一番良いんだから!

 

AP Alchemy - Talk Money MEGA Mix (Prod. Wiz World)

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アンダーグラウンドシーンを席巻するAP Alchemyによる「Talk Money MEGA Mix」がリリース。同レーベルに所属するDon Millsや天才ノチャン、DAMINIだけでなくskyminhyukやSaint Pablo、CHERRY BOY 17などの新鋭、中堅CHANGMO、SINCEがサプライズ参加の全21人によるマイクリレー! 何よりレーベル代表スウィンスが先頭と〆を務めそのスキルを見せつけています。どんだけラップするんだこの人

 

今月の火気pick : NMIXX - Fe3O4:BREAK

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𝐃𝐚𝐬𝐡, 𝐈 𝐰𝐚𝐧𝐧𝐚 𝐝𝐚𝐬𝐡…

𝐈 𝐰𝐚𝐧𝐧𝐚 𝐫𝐮𝐧 𝐢𝐭, 𝐫𝐮𝐧 𝐢𝐭 𝐃𝐚𝐬𝐡, 𝐈 𝐰𝐚𝐧𝐧𝐚 𝐝𝐚𝐬𝐡…

𝐈 𝐰𝐚𝐧𝐧𝐚 𝐫𝐮𝐧 𝐢𝐭, 𝐫𝐮𝐧 𝐢𝐭 𝐃𝐚𝐬𝐡, 𝐈 𝐰𝐚𝐧𝐧𝐚 𝐝𝐚𝐬𝐡… 𝐈 𝐰𝐚𝐧𝐧𝐚 𝐫𝐮𝐧 𝐢𝐭, 𝐫𝐮𝐧 𝐢𝐭

𝐔𝐦𝐦……

 

JYP最新ガールズグループにして”MIXX POP”を標榜しオルタナティブな試みを続けるNMIXXがミニアルバム『Fe3O4:BREAK』をリリース! リード曲「DASH」は90s R&B的なサウンドにポップパンクが挿入される、このグループしか出来ない構成になっています。こういった実験的な楽曲を持ち味とするグループが「走る/加速する」というテーマを用いて文字通りシーンの先頭に躍り出る感じ、良い!! ということで収録曲の話もつらつら書いていきます。

 

BOOM

重たくスペクタクルな低音が響くHIPHOP系楽曲「BOOM」。反復するビートの心地良さと、その心地良さを裏切る後半30秒。2step~ジャージークラブ系ビートと「BOOM Babe BOOM BOOM! Tic-Tic-Tic BOOM BOOM!」のリピートが更に強烈なグルーヴを生み出す。別の曲としてもう1曲作ってくれ~~~~!!

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Passionfruit

Boy’s a Liar過ぎやしねえかあ~~~~~っっっ!?!?!?(カゲヤマ)な「Passionfruit」。先輩TWICEがここ近年展開するドリーミーなアトランタベースの雰囲気もありつつボルチモアのリズムが更にイマっぽさを演出しています。

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他にもDAY6ヨンケが作曲に参加の「Run For Roses」、先行公開曲「Sonar」、スムースなボーカルの掛け合いが楽しめるTrap R&B「XOXO」などなどなど良曲盛りだくさん。是非聴いてみてください。

 

 

ということで、1月のカムバックアーティスト特集でした。当ブログでは紹介した全楽曲をまとめたプレイリストと、

 

 

 

 

最近2ヶ月の新譜をアルバム単位でまとめたプレイリストを公開しております。

 

 

 

 

 

是非通勤通学のお供にご活用ください。

ということで1月のカムバックアーティスト特集でした。次回もお楽しみに。

 

 

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20240120/旧譜digレポート(SISTAR編)

皆様ごきげんよう、火気厳禁です。今回は活動終了アーティスト特集「旧譜digレポート」のSISTAR編をお届けします。

 

プロフィール

SISTARは2010年6月にSTARSHIPエンターテインメントからデビューした4人組ガールズグループ。グループ名には「姉妹のような親しみやすい存在(=sister)」と「芸能界の星(=star)」になりたいという願いが込められています。デビュー当初から勇敢な兄弟プロデュースのキャッチーな楽曲がウケて知名度を広げ、「Touch My Body」「SHAKE IT」などのサマーチューンをヒットさせました。メンバーの個人での活動も盛んに行い、現在もソユ、ヒョリンがソロとして歌手活動を続けています。なんと先日にはヒョリン、ボラによるユニットSISTER 19が十年ぶりにカムバック!

 

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ディスコグラフィ

それでは彼女たちの活動を時系列順で振り返っていきましょう。

 

Push Push(2010.06.03)

Push Push (푸시푸시)

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勇敢な兄弟全面プロデュースによる記念すべきデビューシングル『Push Push』。表題曲「Push Push」は今聴くと逆にマイアミ~アトランタベースで良くね?!!なエレクトロサウンドを軸に据えたキャッチーな楽曲です。MVの画質に時代を感じますね……。

 

가식걸(2010.08.25)

2ndミニアルバム(シングル?)『가식걸』。タイトルはそのまま訳すと「虚飾ガール」。制作には勇敢な兄弟に加え海外プロデューサー陣を招いてその音楽性を更に高めています(「약한 남자 싫어」)。

 

가식걸(Shady Girl)

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曲より何より勇敢な兄弟がイントロで喋りすぎていることが気になる「가식걸(Shady Girl)」。よく見たらMVにヒチョル出てるの何……!?

 

니까짓게(2010.12.03)

3枚目のミニアルバム『니까짓게』。デビュー年のうちに3枚もリリースするのは今でも珍しいような……。今回の制作も勇敢な兄弟、そして弟子的な存在のHIPHOPユニットElectroboyzからMaboosが作詞に参加しています。

 

니까짓게(How Dare You)

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ミニアルバム表題曲は勇敢な兄弟によるキャッチーな雰囲気のEDMサウンドを全面に押し出しつつ、SISTARのスキルフルな歌唱も活かした楽曲。言うとすれば初期f(x)に近い作風ですが、全体的に親しみやすさ、キャッチーな雰囲気があるのは勇敢な兄弟ならでは。

 

SISTAR19 - Ma Boy(2011.05.03)

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出たーーーー稀代の名曲「Ma Boy」!! ボラとヒョリンによる超絶ボーカルユニットSISTAR19のデビュー曲「Ma Boy」は2人の歌唱力を活かしまくったスウィートなR&B調楽曲。このレイドバック感が良いよね~~~。ボディロールを使ったセクシーなダンスも印象的です。

 

So Cool(2011.08.09)

4枚目のアルバム『So Cool』は今までのリリース曲に新曲を追加したミニ・ベストアルバムのような雰囲気。新曲「Girls do it」「Follow Me」「New World」の制作はAKMUの作品に多く参加している로빈 (Rovin)によるもの。テクノ~ハウスの音楽的な軸はそのままにより派手でポン気のある(?)雰囲気に仕上がっています。

 

So Cool (쏘쿨)

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活動曲「So Cool」はイタロディスコ的なエレクトロサウンドを全面に押し出したダンスナンバー。美脚旋風が吹き荒れていた時期特有の露骨な振り付けも含め、近い時期に活動していたT-ARAなどに近い印象を受けました。個人的にはMVでランウェイショー風の演出が2011年時点で既に行われていたことに驚き。

 

New World

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ミニアルバムの1曲目を飾る「New World」は「Push Push」に引き続きマイアミ~アトランタベース感のあるK-POPアイドルソング

 

I Do not Want A Weak man

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ムーディーとしか言いようのないR&Bナンバー「I Do not Want A Weak man」。ガルクラって言葉が出来る前からガルクラ的メッセージを発信し続けていた例がmiss Aに続きここでも見られます。

 

ALONE(2012.04.12)

『So Cool』からおおよそ半年後にリリースされた『ALONE』では今までの溌剌としたコンセプトから一転、成熟したイメージを打ち出しました。

 

나혼자 (Alone)

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ガッツリセクシー路線に寄った「Alone」。”恨”的な情感を織り交ぜた中毒性のある楽曲、赤黒のバキッとした色彩と海外での撮影を繋げたMVどちらも傑作。っていうかAOA「Miniskirt」じゃん……ってどっちも勇敢な兄弟作曲でした。それにしても似ている……

 

I Choose to Love You

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ヒョリンのソロ楽曲「I Choose to Love You(널 사랑하겠어)」。どうやらOSTのこの楽曲は、ピアノがメインに据えられた伴奏とヒョリンの繊細なボーカルが胸を打つ1曲。アルバムの次に収録されている曲「Come Closer」との繋がりも楽しい。

 

Summer Special ‘Loving U’(2012.06.28)

タイトル曲「Loving U」含めた新曲2曲を勇敢な兄弟以外のプロデューサーが手掛け(二段横蹴り)、その他は今までの楽曲の多様なRemixが収録されています。

 

Loving U (러빙유)

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SISTAR初の(?)夏をテーマにしたリード曲「Loving U」。既にこの後リリースされる「Touch My Body」や「SHAKE IT」のエッセンスが感じられる、ギターのリフやストリングスが耳を惹くサウンドに開放感溢れるMV、可愛らしい歌詞(特にラップ)がキャッチーな1曲です。

 

SISTAR19 - 있다 없으니까 (Gone Not Around Any Longer)(2013.01.31)

SISTAR19の2枚目となるシングル『Gone Not Around Any Longer』。暑苦しい勇敢な兄弟のシャウトから始まる「Sistar19」をイントロにハードめなHIPHOP系トラックの表題曲、可愛らしいR&B「A Girl in Love」を収録したシングルです。

 

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表題曲「Gone Not Around Any Longer」は失恋の苦しみを重たいキックと共に歌い上げる1曲。サビのサックスの泣き感がいい……。

 

Give It To Me(2013.06.11)

前作『Summer Special 'Loving U’』から引き続き二段横蹴り全面プロデュース。キャッチーさのあるサウンドはそのままにレトロ風味なテイストを加え、よりオーセンティックなR&Bやオールディーズを思わせる楽曲も含まれた全10曲収録。

 

Give It To Me

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リード曲「Give It To Me」はWonder Girls「Nobody」などにも近いオールディーズの雰囲気を持ちつつ、アダルトな雰囲気と彼女たちのクールさを活かした楽曲。とにかくメンバーのソウルフルな歌声が映える!

 

A Week

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美しいピアノの旋律と冒頭のヒョリンの歌声が耳を惹く「A Week」。おそらくドラマOSTとしてリリースされた曲なのですが人気だったのかSISTAR名義のアルバムにも収録されています。R&Bっぽい雰囲気のバックトラックはグルーヴ感たっぷり、長めのラップパートも個人的に嬉しいポイント。

 

TOUCH N MOVE(2014.07.21)

2014年リリースの『TOUCH N MOVE』。メインプロデューサーが勇敢な兄弟から二段横蹴りへ、そして今作ではブラックアイドピルスンへと移行。TWICEデビュー前年、脂の乗ったピルスンによる中毒性のある楽曲に加え大御所ラッパーVirval Jint客演の「나쁜손 (Naughty Hands)」、近年はシティポップ楽曲のリリースでも知られるBronzeが作曲に参加した「Ok Go!」、ヒョリンが作詞に参加している「Sunshine」など聴き応えバツグンな全6曲収録。

 

Touch My Body

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現在でもSISTARの代表曲として語り継がれる「Touch my body」はブラックアイドピルスンによる極上サマーチューン。今のK-POPに失われた(?)健康的なエロさがここに極まってます。TWICEモモ・RedVelvetジョイ・CLC・GFRIENDユジュ、後輩ウジュソニョのダウォン・ウンソ・エクシ・ソラ、H1-KEYによるカバーも是非見てみてください。ジョイ良すぎるしフィソがヒョリンと声質似ててすごい

 

Hot Summer Special - Jun,CaoLu,INSEONG/MONSTA X/Joy, MOMO,SeungYeon,YUJU [Music Bank /2016.06.24]

 

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Special Album 'SWEET & SOUR’(2014.08.26)

前作から一ヶ月と少しの後にリリースされた『Special Album 'SWEET & SOUR’』。再び二段横蹴りをメインプロデューサーに据え、「Touch My Body」路線のサマーチューンで高速カムバックしました。このミニアルバムには新曲「I Swear」「Hoid On Tight」に加え、今までの楽曲のRemix ver.が4曲収録されています。

 

I Swear

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軽快なホーンとギターのサウンドが爽やかなサマーチューン「I Swear」。イントロからもう夏。最近2017年くらいまでのK-POPばっか掘ってるから違和感感じなくなってたんですがアイドルの低年齢化に伴って夏曲水着MVも無くなってきてますね……「Dance Night Away」とかがこの系譜の最後なのでは……?(とか言って全然あったらごめんなさい)

 

Touch My Body (Glen Check Remix)

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ミニアルバムにRemix ver.が収録されがち(?)なSISTARですが前作「Touch My Body」のRemixがたまげるほど良い!! 韓国のエレクトロニカバンドGlen Checkが今っぽい(というかいつ聴いてもいい)ディープハウス調にアレンジを施し、原曲とはまた違った夏らしい曲に仕上げています。

 

SHAKE IT(2015.06.22)

SHAKE IT

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ラッパのイントロでグッと心を掴まれそのまま耳に夏が到来する「SHAKE IT」。圧倒的な歌唱力とMVの色彩感覚も当時っぽくて面白いですね。スケッチャーズ全面協力なのも見どころ。

 

既デビューガールズグループのサバイバル番組『QUEENDOM2』では後輩グループLOONAがこの曲をミュージカル風にアレンジ。原曲の明るさはそのままにセクシーさよりも可愛らしさを強調し、かつ衣装のバリエーションでそれぞれのメンバーの個性も魅せる上手い構成になっています。

 

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Don’t Be Such a Baby (feat. 기리보이)

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ラッパーGIRIBOYを迎えた「Don’t Be Such a Baby」は恋人との甘い関係性をチャーミングに描いた楽曲。ウジュ「Robot」もそうだけどスタシとギリボイの繋がり何?

 

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沒我愛(몰아애)(2016.06.21)

4枚目となるミニアルバム『沒我愛(몰아애)』。制作にはお馴染み二段横蹴り、ブラックアイドピルスンに加えLDN Noise(「Come and Get Me」)、メンバーのヒョリン(「Stay I Love You」)などなどなど更にバラエティ豊かな面々が参加し、多様な音楽性を詰め込んだ作品となっています。

 

I Like That

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リード曲「I Like That」は悪い男の元を去る女性の心情を疾走感のあるアレンジで表現。今までの楽曲とはやや異なる雰囲気ですがサビのボーカルラインの口ずさみたくなる感じはやはりSISTAR、やはりブラックアイドピルスンといった印象です。

 

One More Day(2016.11.22)

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シングル『One More Day』はなんと映画音楽やDaft Punk楽曲などで知られる巨匠ジョルオ・モロダーとコラボレーション。メンバーの歌唱にエレクトロダンスポップの組み合わせ、間違いない。

 

LONELY(2017.05.31)

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最後のリリースとなったシングル『LONELY』。哀愁を誘うバラード調のトラックの上で4人が歌声によって描き出す今までの美しい軌跡……。

 

おわりに

今回は「旧譜digレポート SISTAR編」ということで、スタシのレジェンド・SISTARの活動を振り返りつつ楽曲を紹介しました。

こういう「ヘルシーセクシーお姉さんグループ」ってアイドルの低年齢化に伴ってもう見られないんだろうな……いや低年齢化してるのはアイドルファンの側も、なのか……?とか色々思いましたね~。いやでも2010年デビューで最年長のボラさんが当時21歳、マンネのダソムさんまだ10代か……。

また楽曲のクレジットを見るにつけ韓国人プロデューサーのネームバリューもまだ強かったのだなとしみじみ思いました(今すごく低いという訳ではないですが)。あともう当たり前過ぎてあんまり曲紹介で書かなかったけど歌が良すぎる。上手すぎる。通しで聴くと初期宇宙少女楽曲にHIPHOPっぽいノリがあるのはシスタ先輩から来てるのか……と謎の感銘を受けました。エクシ……

ということでSISTAR特集でした。次回もお楽しみに!!

 

 

 

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参考資料

20230113/旧譜digレポート(miss A編)

皆様アニョハセヨ。火気厳禁です。活動終了済みアーティスト特集シリーズ「旧譜digレポート」、ソンミ、Wonder Girls、と来たら次はmiss Aだろ、ということで今回はmiss A特集です。

 

プロフィール

miss AはJYPからデビューした4人組グループ。グループ名は「人々が恋しく思う(miss)」ような存在になるという目標、「Ms.」、すべてがAクラスであることなどをかけて「miss A」と命名されています。

2010年にデビュー、スジの俳優活動や中国でのプロモーションも行いながら2017年に正式に活動を終了しました。ミンとスジが韓国、フェイとジアが中国出身と現在の多国籍グループの走りといえるような構成でもありました。

デビュー曲「Bad Girl, Good Girl」からヒットを飛ばし、同曲は2010年の各種音楽アワードで新人賞を受賞。先輩であるWonder Girlsとは違った音楽性と魅力でファンを獲得しました。

 

ディスコグラフィ

Bad But Good(2010)

Bad Girl, Good Girl

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デビューシングルのリード曲「Bad Girl, Good Girl」はアグレッシブな姿勢で今風に言うとセルフコンフィデンスを歌った楽曲で、JYPらしいデッデッデッデッデッ……なシンセからはキャッチーさも感じられます。ボディコンシャスな衣装にセクシーな振り付けとWonder Girlsのセクシーな雰囲気を受け継ぎつつより強く押し出している印象。バレエのモチーフってこんな昔から使われてるんだ……

おまごる×ドゥル、事務所の後輩TWICEとITZY、最近だと『R U Next?』の初回評価でもカバーされてましたね。

 

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ポンチャック感もある「Meet Again」、イントロ一瞬アーバンギャルドかと思うエレクトロポップ「Love Again」も良い。どちらもスーパーチャンタイ(슈퍼창따이)ワークス。

 

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Step Up(2010)

Breathe

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「Breathe」はダンスホールレゲエ~レゲトン?なリズムが楽しいダンスナンバーで、キャッチーなシンセのフレーズとHIPHOPノリの強いダンスがK-POPシーンの流行に乗りつつ微妙にJYPの血が隠せてない感じで面白いです。MVがチョッサランくらいの時期のf(x)っぽい。

 

フレンチポップ風のシンセのフレーズが俺を滾らせる「Play That Music, DJ」も前述のスーパーチャンタイによる作曲。

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Love Alone(2011)

Love Alone

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2011年リリースのシングル『Love Alone』。この次に出るアルバム『A CLASS』からの先行公開曲として発表され、ビハインド映像を盛り込んだMVと共にファンの期待を煽りました。

 

A CLASS(2011)

Good-Bye Baby

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初のフルアルバム『A CLASS』のリード曲「Good-Bye Baby」は悪い男にキッパリと別れを告げる情念失恋ソング。もはや安心感のある餅ゴリっぽいドンチャカドンチャ♪のリズムとサビのコーラスワークが絶品です。

 

このアルバムにはSTAYCのプロデュースでお馴染みのラド、現在もitzyやH1-KEYなどに楽曲提供を行うTommy Parkと홍지상(ホンジサン)などなどが参加していて聴き応えバッチリ。ラド作曲の「From 1 to 10(하나부터 열까지)」は「この人がTWICEに……」という感慨がありますし、Tommy Park作曲の「Mr. Johnny」は良い意味でJYP系アイドルっぽくないEDM×HIPHOP楽曲でそれも面白いです。

 

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Touch(2012)

Touch

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ミニアルバム『Touch』、表題曲はスローなダンス楽曲で、前作よりしっとりした曲調です。しかしビートが跳ねてない分サビのボーカルラインにより垢抜け無さを感じてしまうのもまた事実……あとこの人たちずっとピンヒール履いて踊っててしんどそうだな……。

収録曲の「No Mercy」サイコーーー! こういうバンド形式の楽曲なんてジャンルなのか知ってる方教えてください。

 

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Independent Women Part Ⅲ(2012)

남자없이 잘 살아

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ミニアルバム『Independent Women Part Ⅲ』、リード曲「남자없이 잘 살아(男なんていなくても生きていける)」。タイトルからしフェミニズム的なアティチュードを感じるわけですが、曲調自体は以前の作品よりもキャッチーな雰囲気。「私はむやみに自分を売らない」「尊敬しないのなら言い寄ってこないで」「私が自分で稼いで買った服や車」とLISA「MONEY」にも繋がる経済的に自立した女性像を提示しています。アルバムタイトルは説明不要のガールズグループ、デスティニーズ・チャイルド「Independent Women Part I」と「II」から。

 

SMアーティストに多数の提供実績を持つDEEZが手掛けた「Ma Style」、

 

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北欧系プロデューサー陣による「If I Were a Boy」もめちゃ良い~~と思い調べたらBeyoncéに同名楽曲が!! USポップスにおけるガールパワーへのリスペクトが込められたミニアルバムと言えるでしょう。

 

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Hush(2013)

Hush

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ソシ「Gee」などを手掛けたヒットメーカーE-TRIBEによる「Hush」。繊細でおとなしめなバックビートに力強いメンバーのコーラスが載ったスキルがモノを言うタイプの楽曲。収録曲だとスローなファンクR&B「Come Tonight」が良いすね。

 

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Colors(2015)

다른 남자 말고 너

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事実上の最後のリリースとなった『Colors』。リード曲「다른 남자 말고 너(他の男じゃなくて貴方)」は女性が主体的に男性を選ぶ、というような内容のラブソング。ファンクの要素の入った明るいトラックも直近の楽曲と印象が異なり楽しいですね。そんな歌詞なのにMVでニューヨークらしき高層ビル群の映像から覗きの演出に入るのはまあまあ悪趣味だなと思いますが。

収録曲だと「One Step」、「Melting」が上質なR&B系楽曲で良い! 「Melting」とかRed Velvetが歌っててもおかしくない雰囲気。

 

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おわりに

ここまで、miss Aの活動を楽曲を軸に振り返ってきました。先輩Wonder Girlsが「So Hot」で打ち出したようなアティチュードを翻案し、セクシーかつ強めの女性像を軸に打ち出してきたmiss A。同時期に活動していた2NE1や4minutesとは明確に異なるJYP印の楽曲で大衆性もあり良いグループだと思うのですが当時の人気具合とかどんな感じだったのでしょうか。個人的にスジのイメージが強すぎてほぼ曲については知らないという状態だったのですが、個人的には初期楽曲にいい感じのエレクトロポップがあることを知れて良かったです。

フェミニズム的な見地からk-popを語るケースも増えていますが(自分もちょっとやってますが)、JYPのガールズグループが作った流れは無視できないし第3世代/ガールクラッシュだけで語るのがどれだけ危ういかということを再確認しました……。「남자없이 잘 살아」の話ユリイカの原稿に入れられなかったの悔しいな~~~。

ということで! 旧譜digレポート・miss A編でした。次回もお楽しみに!!

 

 

参考資料

 

 

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20231229/K-POP定期便(12月カムバックアーティスト特集)

師匠も走る12月が到来しましたが、皆様如何お過ごしでしょうか。2023年を締めくくるカムバックアーティスト特集、最初に紹介しますのはNewJeans「Attention - 250 Remix」です。

 

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「火気厳禁のハングル畑でつかまえて」、改めまして火気厳禁です。時間もないので早速今月火気厳禁が聴いた新譜の紹介に参りましょう。

 

K-POP

Kandis - Snowflake

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局所的に話題を集めている(?)3人組ガールズグループ・Kandisが冬バラード「Snowflake」をリリース。寒い季節に染みる歌唱とピアノ、ストリングスの伴奏……こんなんなんぼあってもいいですからね……

 

XG - WINTER WITHOUT YOU

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XGが新曲「WINTER WITHOUT YOU」をリリース!! 今までの未来的・攻撃力高めの楽曲とは一線を画すモダンなR&Bナンバーで、今は遠くにいる存在への追憶を歌った歌詞がこれまた染みる……。

 

SOMI - Ex-MAS

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ソミがキャロル「Ex-MAS」をサプライズリリース。BIG Naughtyラップしろ!!

 

Fatou - The other side

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メンバー全員が非アジア圏出身という異色のガールズグループBLACK SWANからファトゥがソロデビュー。リード曲「The other side」はオーセンティックなR&B楽曲にラップと歌唱を織り交ぜたボーカル……と書くとよくありそうな感じになってしまいますがめちゃくちゃカッコ良い! 収録曲も尽くカッコいいしこれみんな聴いた方がいい。

 

tripleS NXT - Just do it

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少女の少女による少女のための社会型ガールズグループ・tripleSの17~20人目の新メンバーがtripleS NXTとしてデビュー。えっ……みんなめっちゃ歌上手くね……?

 

K-indie / K-R&B

JOONIE - Julie

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Apple Musicのアルゴリズムで知ったJOONIE。ジャケットの神秘的でかつややホラーな雰囲気、アンビエントな音像がなんともクール。

 

Zion.T - UNLOVE (prod. HONNE)

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超人気シンガーソングライターZion.Tが久々のフルアルバムをリリース! 説明するまでもなく超絶良い楽曲群、そしてYAGI EXHIBITIONプロデュースの「V (Peace)」MVまで彼の実験的精神とポップな感覚が楽しめる1枚です。

 

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HEIZE - Stranger (feat. 10cm)

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こちらも超人気シンガー・Heizeが新アルバムをリリース! リード曲「Stranger」は彼女らしい繊細なボーカルが楽しめるR&Bナンバー。収録曲「Perhaps, Happy Ending」もHeizeらしいR&Bテイストの楽曲ですが急にボルチモアクラブや2stepの要素が入ってきてびっくり。

 

Colde - if you love me (demo)

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嫌いな人絶対居ないColde、今回もやってくれました。穏やかなアコースティックギターの音色とボーカルが

 

LeeHi & ソンシギョン - Alley

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AOMGのディーバ、イ・ハイはベテラン男性シンガーソン・シギョンとコラボレーションシングル「Alley(골목길)」をリリース。2人の柔らかなボーカルと壮大なストリングスで構成された冬バラード。

 

Park Hye Jin - I Hope You Are Okay

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韓国出身、現在はLAを拠点に活動するPark Hye Jinが新アルバムをサプライズリリース。全編通して爽快なエレクトロサウンド。なんやねんこのジャケ。

 

K-HIPHOP

NO:EL - Pain Killer (feat. Yescoba)

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NO:ELが出所後2枚目のアルバム『23’F/W』をリリース。前作から引き続きエモ~ロック的な作風を用いつつ随所にDrillっぽいサウンドを取り入れたハードな楽曲などもあって聴き応えのある一枚。

 

hyeminsong - Wedding Dress (feat. JUSTHIS)

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若手プロデューサーhyeminsong(ヘミンソン)がフルアルバム『REBORN』をリリース。オルタナティブな作風にJUSTHISラップうめー。ってかMVキムリプのeclipseの場所じゃん!!

 

CHIO CHICANO - Hwang Jini Freestyle

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今一番ホットなラッパー・CHIO CHICANOが待望の新曲をリリース! 「ファン・ジニ」は時代劇ドラマのタイトルらしく、今までの楽曲でも『D.P』や俳優ユ・アインのネタを歌詞に入れ込んできた彼女らしいテーマ選び。朝鮮王朝最高の妓生(芸者)であるファン・ジニというテーマとエスニックな伝統楽器の音色、そして今回もばっちりジャージードリルで最高!

 

Yonge Jaundice - 82 to 6

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Dippin’ Carls Records所属、SMTMなどへの出演もしているラッパーYonge Jaundiceがフルアルバム『CROSSBREED』をリリース。全曲Fredi Cassoプロデュースの今作はブーンバップ~Grimyな雰囲気。シブくていなたいK-HIPHOP

 

lobonabeat! - Sumo

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最近イケイケのlobonabeat!はレジェンド・BILL STAX、oygliとの3ネームによるアルバム『Skreet Knowlegde』をリリース。コテコテのTrap系サウンドで好き。

 

 

12月でアイドルみんな活動抑えめ(音楽番組が年末歌謡祭になるため)なので今月は火気pickなし!! お疲れ様でした!!

と、いうことで簡単ではありますが2023年最後のブログ更新でした。今年は『ユリイカ』載ったし色んな方とお会い出来たし……来年も頑張るぜ!!! それではまた来年。

 

 

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20231208/STAYC IS LIT――STAYC「LIT」レビュー

K-POPシーンにおいて数々の名曲を生み出してきたブラック・アイド・ピルスンが全面プロデュースする6人組ガールズグループ・STAYC(ステイシー)。キャリア3年目を迎えた今年(2023年)にはMelon Music Awardで「今年のミュージックビデオ賞」を受賞し、更にその人気と評価を確固たるものにしつつある。そんな彼女たちが12月6日に日本活動の第2弾シングルとしてリリースしたのが、今回取り上げる「LIT」だ。

 

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WHAT IS LIT?

度々K-POPにおけるHIPHOPの影響/ストリートスラングの使用について触れてきた当ブログであるが、「Lit」という単語についても以下記事の「Straight up!」の説明箇所で既に軽く触れている。

 

kaki-genkin.hatenablog.com

 

「Lit」という言葉は「着火する」という意味から転じて「アツい、ヤバい、イケてる、最高」といった意味でも用いられる。ティザーで楽曲タイトルを見た時正直「ちょっと古くね?」という感想を抱いたのだが、urban dictionaryを引いてみると2014年時点でもう既に現在のような意味で使われていたらしい。もはやミームとしての旬は過ぎ、普通に使われる言葉になっているように思う(筆者は英語ネイティブでもなんでもないのでもしかしたらもう全然使われてないのかもしれないし、現役バリバリでLITなのかもしれない)。

前掲のブログ記事でも紹介しているが、Travis Scottのキメフレーズ「It’s Lit!!」からも分かるように、この言葉はHIPHOPのリリックの中でも度々使われている。

 

揺らすケツがLit! お前よりもビッとして生きてるBadなBitch

 

(OVER KILL (FUJI TRILL & KNUX), Jin Dogg, Henny K & ralph - Never Get It)

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LIT oh

I’m always thinking dirty oh freakin’

LIT oh

I know you want this body

 

(Ash-B - LIT (feat. BOBBY))

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「LIT」はどこがLITなのか?

さて、タイトルに関する蘊蓄はこの辺にして楽曲そのものについても見ていこう。

冒頭からボルチモアクラブの5つ打ちが鳴り、シグネチャーである「S!T!A!Y!C! Go!!」のフレーズに耳を掴まれる。音楽ゲームkawaii系楽曲の雰囲気漂うサウンドと伸びやかな歌唱、 中毒性のあるサビのリフレインまでとにかくキュートで痛快だ。

日本語と英語と韓国語を折衷した歌詞の構成も興味深い。単なる日本語オリジナル楽曲ではなく、日本と韓国、そして広く世界を見据えたプロダクションである、ということなのだろうか。

「最初に見た時難しくてびっくりした、踊れないかと思った」とメンバーが話すダンスもこの曲の大きな見所だ。K-POPでは上半身の動きが中心となった振り付けがなされることが多いが、「LIT」ではビートに合わせた足技中心の弾むような振り付けを全面的に採用し、かつ群舞としての見応えもあるコレオに仕上がっている。筆者はこの曲の初生披露を目撃したのだが、彼女たちの持ち味である親しみやすく可愛い楽曲と、グルーヴィーに躍動する身体が生み出すクールネスの融合には目を瞠るものがあった。

このダンスムーブはBlick/Phillyと呼ばれるスタイルで、その名の通りアメリカのフィラデルフィアが発祥。ジャージードリル流行のきっかけとなったLil Uzi Vert「Just Wanna Rock」で彼が踊ったのをきっかけに火が付き、TikTokなどSNS上でバズったという経緯がある。ボルチモアクラブ/ジャージードリルの流行については以下記事に詳しく書いたので、興味のある方はこちらを参照されたい。

 

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kaki-genkin.hatenablog.com

 

低音強めでHIPHOP志向なビートだが、可愛らしいメロディや自然体なボーカルが彼女たちらしい親密さを演出し、なんとなくPinkPantheressの楽曲にも似た印象を受ける。

 

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「Teddy Bear」以降特に自然体であることやセルフコンフィデンスについて歌ってきた彼女たちであるが、「LIT」でもそのメッセージは変わらない。「時間は待ってくれない」から「振り返らず歩いて行こう」「君と共に 望む場所に 走り出してく」その姿勢は、リスナーの大半を構成するティーンは勿論、あらゆる層のファンをエンパワメントする。この”リスナーとの距離の近さ”は、STAYCにしかない魅力だ。

Y2Kストリートスタイルを軸としながら、グレン・マーティンスDIESELを思わせるくすんだカラーパレット、デニムのバギーパンツを採用したスタイリングも素晴らしい。楽曲と同様、取っつきやすいポップな印象と硬派なストリートの雰囲気を両立させている。

 

🔥🔥🔥

STAYC「LIT」について、楽曲のサウンド、ダンス、歌詞、スタイリングの面から見てきた。この曲は、現行のトレンドであるボルチモアクラブ/ジャージードリルのリズム感とファンシーなメロディ、かつ前向きでポジティブなメッセージを融合させた「LIT」は、今までの彼女たちのパブリックイメージを裏切らずそれでいて新奇性も獲得している。

楽曲のクレジットを確認すると、作曲にはブラック・アイド・ピルスンのラド(Rado)、日本人ソングライターのESME MORI、STAYCやチョンハへの提供を行うPrime Time、そして編曲はBXN(BEOMxNANG)が手掛けている。ブラック・アイド・ピルスンはキャリア初期から大衆人気の出やすいキャッチーな楽曲を得意としてきたが、今作でもそのセンスが炸裂。編曲のBXNは「BUTTERFLY」「247」など過去にもSTAYCのHIPHOPR&B楽曲の制作にも参加しており、今作においてもストリート感覚の補強を担ったのではないかと推測出来る。

STAYCとHIPHOPの組み合わせと言えば、キャリア初期の名曲「ASAP」である。この曲もドープな低音とTrapのハイハットに可愛らしいトイピアノの音色や中毒性の高いメロディ、キャッチーなダンスがバイラルヒットを巻き起こした。

 

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ASAP」で見せたTrapサウンドと可愛らしさの融合を2023年のトレンドに合わせアップデートした快作、リスナーと彼女たちの未来を照らす灯台の炎ーーーそれが「LIT」なのだ。

 

 

参考資料

 

 

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20231202/K-POP定期便(11月カムバックアーティスト特集)

ぐっと冷え込んで参りましたが皆様如何お過ごしでしょうか。短い秋に別れを告げて、落ち葉踏み踏み長い冬へと歩き出しましょう。「火気厳禁のハングル畑でつかまえて」、今回は毎月恒例カムバックアーティスト特集。今夜の1曲目はPaul Blanco「Welcome」です。

 

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「火気厳禁のハングル畑でつかまえて」、今回は毎月恒例カムバックアーティスト特集。火気厳禁が今月聴いた新譜を紹介していきます。

先にプレイリストが見たい方はこちらから(Apple MusicSpotify)。

 

K-POP

HeeJin - Algorithm

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LOONAのヒジンがMODHAUSに移籍し2度目のソロデビュー! ミニアルバムのリード曲「Algorithm」はレトロな雰囲気のディスコファンク風ダンスナンバー。宮廷育ちのお嬢様がアイドルを目指すMVもキュートで最高。収録の「Video Game」といいやっぱりこの事務所は曲が良いよね…….。

 

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Weeekly - VROOM VROOM

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クインパお疲れ様組のWeeeklyが久々のカムバック。スクール系ティーン系のイメージから若干の迷走とクインパ出演を経た今作ではぐっと洗練されたスタイリッシュになった彼女たちの楽曲が楽しめます。リード曲も良いけどミニアルバム収録の2step楽曲「ODYSSEY」が好き。

 

VIVIZ - MANIAC

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あ~~~VIVIZはずっと良い感じのディスコファンクやってくれてサイコ~~~~。毎作間違いなくスイートスポットにぶち当ててくるVIVIZの新作EP『VERSUS』が到着。リード曲はもう説明不要のVIVIZ流ディスコファンクで、前2作よりぐっと大人っぽさを増したような雰囲気がこれまた良い! 若干80sシンセポップ感もあるサウンドが良い!! 収録曲はVOGUEなハウスナンバー「Untie」に「Overflow」……と、とにかく名作。オススメです。

 

KISS OF LIFE - Bad News

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各メンバーのソロ楽曲からグループとしての楽曲までそのクオリティの高さでK-POPシーンに衝撃を与え続けるKISS OF LIFEが自身2枚目のミニアルバムをリリース。どっから予算出てんだ……と思わざるを得ない超ハイクオリティMV(殺陣まである!)とクールな楽曲、御託はいいのでとりあえず聴いてください。X-CONで見たかったなあ!!!!

 

수진 (SOOJIN) - 아가씨 (AGASSY)

 

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色々あって(G)I-DLEを脱退した(各自調べてください)スジンがなんとなんとソロデビュー!! リード曲「아가씨(アガシ:お嬢さん)」は同名映画などに見られる韓国ノワール~伝統的な意匠をモチーフとし、特有の”恨”の感性を描いたもの。サビがEDMにおけるドロップになってるのってもはやなんか懐かしい感じが……。けど良い。収録曲「TyTy」がドラムンでサイコー。

 

aespa - Drama

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そろそろ4年目、SM所属のガールズグループaespaが先行シングル「Better Things」を含む超ド級ボスラッシュEP『Drama』をリリース。歪んだ電子音からドンドコベースからのエレキの鳴きがHYPER LINKの演出を思い出させる「Drama」の前に我々はひれ伏すしかないのです……。ドラマとトラウマで踏むのシンプルだけどカッケー!収録曲の中だと「Trick or Trick」のビチョビチョのサブベース(?)からハイパーみを感じて1番好き。

 

Red Velvet - Chill Kill

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これに関しては別で書いたので勘弁してください(?)

 

kaki-genkin.hatenablog.com

 

3YE - LOCO

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ひっさびさに名前見た!3人組3YE(サードアイ)の新曲はラテンノリかつエフォートレスな雰囲気の楽曲で良い感じだけどなんというか……2回目聴くかと言われると……。

 

BIBI & Becky G - Amigos

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BIBIがラテン・ポップのクイーンBecky Gとコラボ!! もう言う事なし!! サイコー!!

 

iii - Forbidden Midnight

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今月デビューのiii。ティザーの時点で良さげ……?な雰囲気でしたがここ最近のハウスっぽい雰囲気を取り入れた曲調でまずまずなのではないでしょうか。MVの画が見たことありすぎるのが気になるが……

 

Jessica - BEEP BEEP

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BABYMONSTER - BATTER UP

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YGエンタからめちゃめちゃ久しぶりに女性アイドルがデビュー! イントロのラチェット感がすごくてめちゃくちゃ掴まれました。やや大人数なのも個人的に好き。

 

テヨン - To. X

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テヨン先輩がミニアルバムをリリース!! レドベルといいやっぱ納屋を燃やすんですよね……最高。

 

Billlie - the soul savior ~ I don’t need a superman

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Billlieシングル連続リリースの〆は「the soul savior ~ I don’t need a superman」。前作の明るさ・ポップさから本来のBilllieらしさを取り戻したような鋭く、それでいてK-POPらしいキャッチーなエレクトロサウンドを展開。後半に入るラップパートが良い。

 

MAVE: - What’s My Name

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史上初AI K-POPガールズグループ・MAVE:が初のカムバック。楽曲もAIが作ったみたいなある意味規範的なK-POP楽曲。

 

aespa - Jingle Bell Rock

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aespaがキャロル「Jingle Bell Rock」をサプライズリリース! aespaの可愛らしい声質を活かした編曲がなされつつラップパートはしっかり〆る塩梅の良さ、今後毎年聴くことになりそうです。

 

K-R&B/indies

Jiselle - B Like U (prod. Wondrah)

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ユダヨンへの楽曲提供も記憶に新しいJiselleがニューシングル「B Like U」をリリース。ビートはアメリカに拠点を置くビートメイカーWondrahによるもので、今までの彼女の楽曲とは若干異なる雰囲気が新鮮です。

 

Kaiavant - Dream on a summer night

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今最も注目すべきトラックメーカー・SSWのKaiavantが新作EPをリリース。今作は前作のアブストラクHIPHOP的なアプローチではなくアンビエント寄りの情感のあるR&B楽曲が中心。「Dream on a summer night」のMVではなんと本人がコンテンポラリー調のダンスも披露しています。すごい。

 

SUMIN - Closet (feat. Uhm Jung Hwa)

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SUMINが新作EP『sichime』をリリース! リード曲「Closet」には韓国のビヨンセ・オムジョンファを招聘し、ダンスミュージックとしての強度を保ちつつ新鮮なサウンドを展開。

 

MEENOI - and you (feat. ZICO)

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そのそよ風のような柔らかなボーカルで人気のSSW・meenoiがAOMG移籍後初のシングル「and you」をリリース。絹のようなボーカルは相変わらずでサイコー。そしてジアコここにも!

 

YongYong - 오렌지 태양을 삼킨 천사(Orange Sunny Angel)

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ラッパーYongYongが自身初のフルアルバム『mYmY』をリリース! エモラップシーンからY2Kポップパンクへの自然な流れに乗りつつK-POP界隈のトレンドにも合致した物凄くトレンドっぽいアルバムでした! リード曲「Orange Sunny Angel」の英語/日本語ver.も収録されています。てかこないだ会ったんすけどめっちゃ可愛かったです。顔ファンなんかい。

 

JINex - Butterfly (Feat. JUNE)

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プロデューサーJINex(ジネクス)がフルアルバムをリリース。過去にシングルとしてリリースされた「Tonight(feat. Summer Soul)」なども含んだ全12曲収録で、レトロな雰囲気のシティポップからチルな雰囲気のR&Bまで幅広く展開。客演には我らがSummer Soul、KIRIN、Shammahなどが参加しています。

 

OLNL - 해바라기

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ラッパー・シンガーのOLNL(オルネリム)が単独名義でミニアルバム「ballad」をリリース。客演仕事の印象が強い彼ですが自身の感性を詰め込んだ今作ではタイトルの通りゆったりとした曲多め、親しみやすくそれでいて特徴のあるボーカルが全編通して楽しめます。てか上のビデオで初めて動いてるとこ見たかもしれん……。

 

THAMA - Baby I Know

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スイートな歌声で人気のR&Bシンガー・THAMAが新作アルバム『WOOOF!』を発表。相変わらずサイコーに心地良い楽曲が全12曲収録、前作『DON’T DIE COLORS』より踊れる雰囲気になっています。

 

Lym en - Pandora (Feat. SUMIN)

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何故か以前から名前は知ってたLym en(リィムン)が新作EP出してる……と思ったら客演にSUMINいる!!とびっくりした今作。説明不要の超イイK-R&B。SUMIN以外もJade(8balltown)、Milena(wavy)、そして我らがSummer Soulと超豪華な客演陣がEPに参加。オススメです。

 

xooos - Crush!

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xooos(スス)が新譜「Crush!」をリリース。ジャズの要素を取り入れたデビューEPから一転、ややシティポップ~シンセポップ的なアプローチ。

 

Summer Soul - Mirror (Feat. Jeebanoff)

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今月のSummer Soul情報! Jeebanoff(ジバノフ)とのコラボレーションシングル「Mirror」はやや彼女の初期作品に回帰したようなTrapっぽいハイハット、メロウな雰囲気のR&Bナンバー。

 

The Deep - Brand New House

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当ブログが大注目する新進気鋭のSSW・The Deepが自身初となるミニアルバム『Messy Room』をリリース! UKG~Bモアをふんだんに取り入れたダンスミュージックがこれでもかと詰まっていて最高。マーチャンダイズのリリースも近日中にあるそうです。買います。

 

SAAY - RollerCoaster

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aespaへの楽曲提供でも知られるSAAYがニューシングルをリリース。相変わらずのハイ-クオリティなR&B。個人的にはカップリングの方が好みでした。

 

BÉBE YANA - VROOM VROOM

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ムン・スジン - Don’t Say (feat. Kid Milli)

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こちらもベテラン、ムンスジンがSik-KとKid milliを招いてシングルをリリース。ミリ客演の「Don't Say」は洒脱な2step楽曲で、元々ハウスっぽいビートを得意とするKid milliとも相性抜群。シッケーの方はレゲトンでこれまたわかってんな~!な組み合わせでした。

 

YUKIKA - I want to be closer to you

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韓国国内でのシティポップブームの立役者、YUKIKAが自身最後のアルバム「Time-Lapse」をリリース。その透き通る歌声ともはや安心感のあるシティポップの曲調、もう新曲が聴けないのかと思うと寂しい限りです。

 

DeVita - I’ve Been Naughty, Mr. Claus

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AOMGの歌姫DeVitaもキャロルソングを収録したシングル「Letters to Santa」をリリース! 

 

K-HIPHOP

Dynamicduo, ZICO, B.I, ジェイ・パーク, CHANGMO, Jessi & Padi - Smoke (Remix)

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超人気ダンスバトルサバイバル番組『STREET WOMEN FIGHTER 2』の課題曲として製作されTikTokでのダンスチャレンジが大バズり中の「Smoke」Remix ver.が出たー!! そもそもK-HIPHOP界のリビングレジェンド・Dynamicduoの楽曲だったことに加えてRemixではZICO、B.I、パク・ジェボム、チャンモにジェシってちょっと豪華過ぎない?なメンツがバースを蹴ってます、言うまでもなく良い!! 特にジアコ!!

 

pH-1 - ROSETTA (Feat. MILLI)

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H1GERの看板ラッパーpH-1がEP『POP OFF』をリリース。R&B調の歌モノも器用にこなす彼ですが今作はポップな要素ゼロで巧みにフロウを操ります。リード曲にはタイからMILLIも参加!

 

VEKOEL - Lee Boo-jin (Feat. The Quiett)

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サイバー系の出で立ちが目を惹くVEKOELの新作シングルが到着。激シブOGのThe Quiettを招いて未来的で疾走感のあるTrapサウンドを展開しています。MIRANIの「Asphalt」とか好きな人はこれも好きだと思う。

 

KOALA - RSVP Remix (Feat. Jay Park, CHIO CHICANO, BM of KARD)

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RSVP2回目のRemix! しかも客演にはジェボム御大にKARDのBM、しかもしかもCHIO CHICANOまで参加(音源にもLil Boiも)! 超新星ラッパー・CHIO CHICANOの「Shake that ass hoe!!」のシャウトがもうSexxy Red過ぎて好きです。

 

MIRANI - Kiss Me Now

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MIRANIのシングル「Kiss Me Now」は最近流行りの2stepかと思いきやアトランタベースっぽい雰囲気。ラップというより全編通して歌ってる感じで以前のアルバムやLE SSERAFIMのremixとは違った魅力を感じます。

 

Way Ched & TRADE L - Lover (Feat. Sik-K)

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火気厳禁も大好きなビートメイカー・Way Chadがラッパー・TRADE LとのコラボEPを発表。スタイリッシュな雰囲気の「Melatonin Bae」から、アトランタベース風(?)の「GET OUT」、タイトなTrapサウンドに2人のラップが交差する「NO BRAINER (Feat. Street Baby)」まで全6曲収録。

 

SINCE - WING(feat. CK)

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SINCEは持ち味であるキレキレなフロウをスピード感のあるビートに載せ、肌が切れそうな寒さ=ICY感を演出。客演のCKも”これ系”の曲の雰囲気に合っていて良い感じです。

 

Jay park - Why

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新たな音楽レーベル・MORE VISIONを立ち上げ更に絶好調なジェボム御大の新曲「Why」はCha Cha Maloneによるゆるめで洒脱なボルチモアクラブ~ラテン風ビート、そして社長のメロウで甘い歌唱がやっぱ良いよね~。ダンス主体のMVもポップ。

 

2Spade - 사생결단 (Ready to Die)

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SMエンタ傘下のEDMレーベルからリリースされた2spadeのEP「Shadow 」。EDMとラップがミクスチャーな雰囲気でカッコいい。

 

kitsyojii - YEAH!

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ラッパーkitsyojiiがHD BLACK全面プロデュースの新作EP『HDISMYPRODUCER 2』。アンダーグラウンド感漂ういなたいラップが良い~。Dejavu Group周辺のラッパーが好きな人にオススメ。てかkitsyojii今月だけでもう2枚リリースしてる……エグ……

 

RAUDI - The Kid Is Missing (feat. Hash Swan, Luci Gang)

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プロデューサーRAUDIが自身の名義でフルアルバム『Seoulless』をリリース。Don Mills、SINCE、OXYNOVA、QM、CHOILB、Luci GangなどなどなどK-HIPHOPの有名どころからニッチな人選、若手まで豪華客演陣による多種多様なK-HIPHOPが楽しめます。

 

Swings & Nochang - Talk Money (With. Don Mills)

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¥$に呼応してか(?)AP Alchemyの代表SwingsとNochang(天才ノチャン)がシングル「Talk Money」をリリース。Don Mills参加ver.ではなんとSwingsがスペイン語と英語によるラップを披露し、その芸達者ぶりを見せつけています。

 

Yescoba - Stunner (feat. NO:EL)

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NO:ELこないだ出した曲なんかロック調で違う……と思ってましたがこれの客演でTrap乗っててよかった。来月またソロアルバム出すらしいです。

 

KROM - You Know How To Love (feat. Namoo)

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2021年デビュー、若手ラッパーKROMのEP『You Know How To Love』。耳馴染みの良いTrapR&B、ダンサブルなUKG、K-HIPHOPのエモっぽい感じの楽曲まで色々入ってて良かったです。

 

offthecuff - Chandelier (Feat. Qim Isle)

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offthecuffのEP、調査が足りず正体不明(調べたけど同名のボーイズグループがめっちゃ出てきた)。ジャズっぽい感じかと思いきやもっと幅広いジャンルを横断的に取り入れたサウンドで面白かったです。

 

今月の火気pick : Crush - wonderego

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天才エンターテイナー・Crushがフルアルバム『wonderego』で帰ってきたぞーーー!!

その才能をZion.TやDynamic Duoに見出され、2012年にソロデビュー。アイドルグループが毎週激戦を繰り広げる音楽番組のランキングで何度も1位を獲得し、2022年の除隊後はBTSのJ-HOPEとのコラボレーション楽曲をリリースするなど今や国民的歌手と言っていいであろうCrush(クラッシュ)。そんな彼の3枚目となるフルアルバム『wonderego』がリリースされました!! めでたい!!

リード曲「Ego」は彼らしい穏やかで美しいメロディとスムースなボーカルが絡みあうR&B楽曲で、MVも彼らしいコミカルな雰囲気。いじらしい歌詞もステキ。

アルバムには19曲収録、全部良いので聴いてみてください。個人的にはイ・ハイ参加の「Bad Habits」、アップテンポな「EZPZ」あたりが特に好きでした。

 

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ということで、11月のカムバックアーティスト特集でした。当ブログでは紹介した全楽曲をまとめたプレイリストと、

 

 

 

 

最近2ヶ月の新譜をアルバム単位でまとめたプレイリストを公開しております。

 

 

 

 

 

是非通勤通学のお供にご活用ください。

 

ということで2023年11月のカムバックアーティスト特集でした。来月は多分クリスマスソング祭り!! お楽しみに!!!!

 

 

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20231125/Your body is a battleground――(G)I-DLE「Queencard」について

はじめに

圧倒的な実力、個性豊かなメンバー、楽曲に込められた社会派のメッセージ―――、今や(G)I-DLE(アイドゥル)の名前を知らないK-POPファンはいないと言ってよいだろう。オーディション番組『PRODUCE101』、『Unpretty Rapster』への出演を経たチョン・ソヨンが自らプロデュースを手掛ける5人組女性アイドルグループ・(G)I-DLE(デビュー当初は6人組であったが、2020年に校内暴力に加担していたという告発を受けスジンが脱退)。そんな彼女たちが来たる5月15日に発表したEP『I FEEL』のリード曲「Queencard」は、セルフラブについての楽曲だ。

筆者はこの曲のMVを見た時、正直に言ってどういった感情を抱けばよいのか分からなくなった。今風に言えば”モヤった”。明るいディスコ調で楽しい気分になる楽曲だが、そのMVや歌詞に込められているメッセージ自体は何か共感出来ない部分があるような気がしたからだ。

この文章では(G)I-DLE「Allergy」「Queencard」についてその歌詞やMVの演出をつぶさに見ながら、その”モヤり”の原因を探してみる。そうすることで、自ずと楽曲に込められたメッセージがどのようなものなのかも分かるはずだ。

 

(G)I-DLEと「Allergy」「Queencard」について

本題に入る前に、まず(G)I-DLEがどういったグループなのかを軽く紹介しておく。老舗事務所CUBEから2018年にデビューし、現在のメンバーはソヨン、ミヨン、シュファ、ウギ、ミンニの5名。前述の通りソヨンがデビュー前からオーディション番組に出演していた他、デビュー後にはガールズグループによるサバイバル番組「QUEENDOM」シーズン1に参加。セルフプロデュースによる壮大な世界観の楽曲などによって着実にファンを増やしてきた。ソヨンのソロ活動を挟んで2022年にリリースした「TOMBOY」「Nxde」ではフェミニズム的なメッセージを痛烈に発信し、ファンダムの域を超えて大きな反響を呼んだ。今作「Queencard」はそうした流れを汲んだ楽曲だと言える。

さて「Queencard」の分析の前に、アルバム『I Feel』から先行公開された楽曲「Allergy」のMVについて見ていこう。

 

Allergy

Allergy」と「Queencard」は前後編の関係、2つで1つの物語になっている。前編にあたる「Allergy」では、Instagram風のフィードをガラケーで見るシーンから始まる。フィードに映る各メンバーの姿と主人公を演じるソヨンを対比させながら、「インスタもTikTokも嫌い」「私だけ持ってないCHANELのバッグ」「世界は私がいなくても回っていく」とついついSNSで見る他人の姿と自分を比べてしまう様子を描き、サビでは「なんで私は可愛くないの?セクシーじゃないの?」「誰か私を愛してよ」と羨望、自虐、自己嫌悪を爆発させる。とはいえ涙のフィルターをかけたライブ配信風の画面の中で「Why ain’t I pretty?」と叫ぶミヨンや、2番サビのパーティーのシーンではキラキラして見える画面の向こうの彼女たちにも主人公と同じような苦悩があることを示している。中盤あたりで主人公は美容整形の医師を訪れるもあまりの費用の高さに診察室を飛び出すのだが、そこで同じ格好をしたミンニに遭遇。「あなたも私みたいになれる!」と言われたことで余計にコンプレックスが刺激され、最終的には手術することを決意。ストレッチャーに乗ったソヨンの顔のアップと「マスクを装着してください。ゆっくりと眠たくなってきて、目覚めたらあなたはクイーンになっています(意訳)」というアナウンスで前編の幕が下ろされる。タイトルの「Allergy」は鏡を見るのも嫌、という心情をアレルギーの症状に例えたものだ。

 

Queencard

「Queencard」では手術を終えたソヨンがミンニそっくりの容姿になって登場。「何見てんの?私がセクシーなのはわかるけど」、クラブに向かう道中で周囲の視線を集めまくる。立ち寄ったブティックで鏡に映るのはウギ、もう一度カメラが本人に戻るとシュファに……と次々に今まで画面越しに見ていたキラキラ女子に成り代わっていく。順風満帆、クラブで踊りまくり、バカンスでプールパーティーと、画面の向こうに見ていた憧れられる側の存在へと変貌を遂げる。2分17秒あたりから種明かしパートに入り、どういうわけか執刀前に目を覚ましたソヨンは記憶がないうちにパーティーに出かけ、整形したと思い込んで自信満々に振る舞ったら周りからイケてるように見られていたということだった。主人公はそれをスマホの通知を見て察するが、それをポケットにしまいどこかへ歩いていってしまう。つまるところ、「気の持ちようでどうとでもなるよ」ということだ。

このMVのストーリーは映画『アイ・フィール・プリティ!』が元になっているとソヨンがインタビューで語っている。この映画はMVと同じように容姿について悩む女性があるきっかけから外見はそのままに自信を得て堂々とすることになり、人生が変わっていくといった物語だ。

 

女王の国のドレスコード

私が2曲のMVを見てまず感じたのは、「それだけ?」という驚きだった。呆然とした、と言い換えてもいい。自分の顔がとにかく好きになれない、という悩みに対して「気の持ちよう」と言ってしまうのは少々乱暴ではないか? 整形せずに済んでよかったね、なのか? 整形することによってしか自分に自信が持てない人はどうなるの? 自分が逆張りをしているだけなのかもしれないが、やはりどうしても「気分を変えたらあなたもクイーン」にはノレずにいる(楽曲自体は楽しく聴いているが)。ここで、再度MVを見てみたい。MVの中の彼女たちがいかにして自分に自信を持つようになったのかを理解することで、この違和感の原因も分かるかもしれない。

 

クイーンになる方法

ということで「Allegy」のMVを見返してみると、1:21~からのシーンで次の4つの方法が「クイーンになる方法」として紹介されている。

 

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「STEP1. Be Pretty(かわいくなること)」「STEP2. Sexy Lips&Hips(セクシーな唇とお尻)」「STEP3. Wear Fabulous Lingerie(ファビュラスな下着をつける)」「STEP4. Stay Confident(常に自信を持つ)」。次のシーンでは主人公であるソヨンが外科医の元を訪れるが、このレクチャーの中で口角を上げるジェスチャーも見られ、単に「暗い表情はやめよう」といったSTEP1のメッセージを彼女が誤読しているとも取れる。しかしここで私が取り上げたいのは、ここで言われている「Pretty」「Sexy」「Fabulous」という概念は誰が作り出したものなのか、という問題である。

 

男性中心社会で美しくあろうとすること

シーラ・ジェフリーズ『美とミソジニー 美容行為の政治学』は、社会に流通する「美」は男性によって女性を低い地位に押し込めるために作られた概念だとし、それが如何に女性に負担を強いているかをつまびらかに、そして苛烈に書き記した研究書だ。この本で扱われているトピックは美容整形、ハイヒール、ピアッシングなど多岐に渡るが、ここでは“セクシー”な衣装を纏って人気を得たマドンナを「自らの意思で売買春のイメージを用い、男を支配する存在」だと評価することについての反論を引用する。

 

マドンナは、男性のSMと売買春のファンタジーを売春店やポルノから、男性主流(メイルストリーム)のエンターテイメント業界に持ち込み、若い女性に女性のエンパワーメントの一形態として売買春を売り込んでいる。その結果、彼女は売買春をノーマルなものとし、ファッションや広告で女性を売春婦として描くことを広く許容することに貢献している。(中略)ポルノが売れることを知っているエンターテイメント業界からの勧めと、世間を騒がせたいという願望ゆえに、彼女は売買春を表象することで富を得ることを選んだのだ。彼女がもたらしたダメージは、若い女の子のファッションが、今では男性の性的欲望に奉仕することに固執するようになったことだ。売春婦や「あばずれ(スラット)」ファッションは今なおいけてるものであり続けている。

 

(シーラ・ジェフリーズ『美とミソジニー 美容行為の政治学』、p149)

 

そもそも「Pretty」「Sexy」「Fabulous」といった価値基準自体が男性たちが自らの社会的地位を維持し、女性を抑圧するためのものだ。「クイーンになる方法」として紹介されている「セクシーな唇とお尻」「ファビュラスな下着をつけること」も、「Queencard」の歌詞に含まれる自らのセックスアピールへの言及も、MVでの肌の露出が多い水着やボディラインの出るタイトなドレスといったスタイリングも、すべて男性によって作られた”美”の概念を内面化した果てのものではないか。また、「Allergy」MVにおける美容整形の費用の描写も、女性に”美”の概念を要求し、かつ多額の金銭まで要求するといった女性を抑圧する構図が示されている。近年のK-POPの潮流に乗る形でセルフラブ的なメッセージを打ち出した「Queencard」だが、「美しさ」という規範に乗っかった上で「あなたも気の持ちようで輝ける」と言うことは、男性中心社会において女性を抑圧する「美」の規範を再生産し拡散することに加担しているのではないか。

 

韓国国内において2018年頃に勃発した脱コルセット運動(탈코르셋 운동)も、こうした規範的女性性を投げ捨てることを目的としたものだ。この運動では、参加する者に対して髪を短く切ることや化粧をやめることを求める。

 

脱コルセットは自分の気持ちを考慮するための運動だ。男性の目を気にし、文化的に容認される論理に従って鈍感化が進んだ、その苦痛に居心地の悪さを感じとるための運動なのである。脱ぎ去るべきコルセットがどこからどこまでを意味するかは、それを身に着けている状態ではわからない。

 

(イ・ミンギョン『脱コルセット:到達した想像』、p4)

着飾りを全面的に中止する脱コルセット運動のやり方は、着飾りを女性の身体から分離し、これを脱自然化するだけでなく、日常の儀礼から着飾りを欠落させることで意図的に忘却へと導く。

 

(前掲書、p72)

 

参加する者の内的な動機がどうあれ、とにかく「美容」であるとか「着飾り」に関することをすべて停止することで、参加者の身体感覚を変え、それによって今まで自らがどれほどまでに規範的女性性に適合しようとして来たかが自覚出来る。こうした脱コルセット運動のラディカルな姿勢を鑑みると、(G)I-DLEが「Queencard」で依って立つ基準である”美”そのものがミソジニー的であるということがリスナーとして引っかかりを覚えるポイントである。

 

誰が貴女に美しくあれと言うのか

前述の『美とミソジニー』で批判されているのはこうした”美”という概念を作り出した男たちであり、それを無自覚に受容し拡散している文化である。”美”という価値基準が無かったらMVの主人公が、つまり容姿や身体について思い悩む女性たちが存在することもなかっただろう、とも言える。

脱コルセット運動に対して、「オシャレするのは私の勝手」という意見も勿論あるだろう。脱コルセット運動は、慣習によって女性に強制される着飾りと個人の楽しみとしての着飾りを区別しない。一度そのオシャレという行為をすべて断ち切ることでしか、それが如何に身体的苦痛、可処分所得の浪費を招いてきたかが分からないというスタンスを持っているからだ。

TOMBOY」の規範的女性性に唾を吐きかけるような態度や「Nxde」で見せたメイル・ゲイズ(男性の視線)を拒みむしろ睨み返す姿勢を知っているからこそ、私は「Queencard」のMVを見て拍子抜けしてしまったのかもしれない。このMVで唯一「Allergy」が提示した問題点を掘り下げていると思ったのは、ミヨンが執刀医に扮するカットだ。「私はクイーン、あなたもクイーンになりたいの?」と口にしながら手術台へソヨンを運ぶ様子は、端的にかつ強烈に問題を描いている。アイドルがエンパワメントの文脈であなたも美しくなれる、と言う時、そのアイドル本人が美の基準になってしまう。あなたが憧れるアイドルの”美しさ”は誰のためにあるのだろうか? その”美しさ”は誰が作ったものなのだろうか? ミヨンの微笑が恐ろしいのは、その背後に女性を抑圧するシステムを感じさせるからだ。

 

2回目の入国審査

ここで改めて「Queencard」の歌詞をつぶさに読んでみると、「クイーンになる方法」と同じく身体に関する描写が多いことに気付く。曰く「My boob and booty is hot」、曰く「I’m twerkin’ on the runway」。前段ではそのセクシーさや美しさを称揚する姿勢を男性中心社会における女性の抑圧に繋がるものとして批判してきたが、近年のHIPHOPにおける潮流を踏まえ再度「Queencard」を読み直してみたい。

 

フィメールラッパーとTwerk

さて、最近ではK-POPでも振り付けの中にも取り入れられているTwerk(トゥワーク)は、端的に言えばお尻をガンガン振るダンスだ。2013年の「#twerk」の流行により一般に定着したとされるこのダンスは、Cardi B「WAP」、Megan Thee Stallion「Thot Shit」、 City Girls「Twerkulator」などなどなど近年のUS-HIPHOPのMVで印象的に用いられている。

 

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「WAP」では女性ラッパー2名が主体となって性的欲求についてあけすけに歌い、「Thot Shot」では彼女のMVにふざけたアンチコメントを書き込んでマスをかく政治家にメーガンはこう吐き捨てる。

 

「お前がうっかり踏みつけようとした女性たちは、みんなお前が依存している人たちなんだ。彼女たちはお前の病気を看病し、お前の食事を作り、お前のゴミを回収し、お前の救急車を運転し、眠っている間、お前を守っている。彼女たちはお前の人生のあらゆる部分を支配しているんだよ。彼女たちに構うんじゃない!」

 

(「MCメーガン・ジー・スタリオンが全ての女性に贈るエンパワメント──自分にふさわしいものを求め続けて」、https://www.elabo-mag.com/article/20210702-02)

 

ジャージードリル流行の立役者であり一躍スターダムにのし上がったIce Spiceも、圧倒的なラップスキルでK-HIPHOPシーンに衝撃を与えるニューカマーCHIO CHICANOも、歯に衣着せぬリリックが痛快な日本のラッパーMaRIも、歌詞やMVの中でTwerkを扱っている。

 

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変態はお前だ――メイル・ゲイズを跳ね返す身体

各楽曲のMVを見てもらえば明らかな通り、乱舞するbootyからはエロさよりよりむしろ見る者を圧倒してやろうというパワーを感じさせる。「I’m twerkin’ on the runway」という歌詞は、こうしたパワーに対する共感/共鳴からくるものだろう。マンガ表現の研究者でヘッズでもある岩下朋世は、女性ラッパーの楽曲MVにおける性的な表象について以下のように書き表している。

 

乱舞する”ホット”な身体は、男の欲望をそそりつつも弾き返して心のうちに踏み込ませない。

 

(岩下朋世「Tha 女子会 Is Hot フィメールをレップするラップについて」、『ユリイカ』2023年5月号所収、p231)

 

ファニーなほどに過剰でパワフルな彼女たちのTwerkは、全く以て男のためではない。そう考えると、「Queencard」の歌詞は「変態はお前だ」と一刀両断した「Nxde」のアティチュードを引き継いでいるとも言える。あえて自発的に身体を可塑性のあるものとして改造することによって、男性中心社会によって身体をデザインされることを拒む――――そう捉えると、こうしたラチェット・フェミニズム的な考え方と、先で紹介した脱コルセット運動やその根底にあるラディカル・フェミニズム的な考え方とで身体についての捉え方が全く異なっていることに気付く。

また、この曲の歌詞には「I wanna with you 뽀뽀 I wanna with you 포옹(君とキスしたいしハグだってしたい)」という一節もある。「포옹(ぽおん:抱擁)」はその音から「porn」とのダブルミーニングになっている、とすると、「WAP」などと同様に女性の性的欲求を率直に描くことすら成功している……というのは考え過ぎだろうか。

 

おわりに

筆者個人が感じた(G)I-DLE「Allegy」「Queencard」への違和感を元に、楽曲MVにおける女性表象や歌詞について見てきた。「Queencard」では近年のHIPHOPの文脈を踏まえ、挑発的な態度を見せつつ自らの美しさや身体を誇示する。身体とはまた違った意味合いを持つ顔という部位、そして美容整形というモチーフの使用について、映画作品のオマージュであるということで今回のMVには欠かせない内容ではあったと思うのだが、この描写があることによってある種の混乱を生んでいることは事実だ。女性が女性らしくあることを強いられる世界で、私はどうしても「美しくあること」を称揚することにグロテスクさを感じてしまう。

しかし歌詞の身体表象について、HIPHOPシーンで高まるラチェット・フェミニズム的な潮流と照らし合わせてみることでむしろ身体について主体的に捉え直し、モノ化した身体をこそ楽しんでいるのだという解釈を得た。(G)I-DLEのプロデューサーを務め、かつ個人でラッパーとしても活躍するメンバーのソヨンがこうした表象を取り入れるのは自然な流れだと思われる。露骨に性的な表象を通して男性中心社会/家父長制が築き上げた規範的女性性を逸脱しようという試みは、女性を抑圧する社会において充分にカウンターたり得る行為だ。

「Queencard」のMVには、身体や美という概念について自家撞着した要素が含まれていると私は思う。しかしそれが彼女たちが「並んだ中から好きなものを選」んだ結果なのであれば、その問題も含めひとまず作品を受け入れるべきだとも思う。我々はついついアイドルに完璧さを求めてしまうが、アイドルに我々の理想――規範的アイドル性とでも言おうか――を押し付けることは、"女らしさ"を振りかざして女性を抑圧することとまったく変わらない。

 

自分は自分で喜ばせられる

並んだ中から好きなもの選べる

 

(Awich, NENE, LANA, MaRI, AI & YURIYAN RETRIEVER - Bad B*tch 美学 Remix (Prod. Chaki Zulu))

 

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参考資料

 

 

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20231118/2色の、いや総天然色の――Red Velvet ‘Chill Kill’ アルバムレビュー

約6年の長い長い静寂を打ち破る稲妻のような衝撃、Chill Kill = Red Velvetのお出ましだ。緊迫感溢れるシンセのリフレインとグラインドするベース、そして5人のメンバーに導かれ、我々は異世界へと連れて行かれる。困惑していると、彼女たちは笑って「明日のことは考えないで 幸せな結末で待ってる」と言うのだった――――。

 

近年更にそのファンダムを拡大するK-POPシーンにおいて、その洗練された楽曲やヴィジュアルイメージによってRed Velvetは唯一無二の存在感を発揮している。そんなRed Velvetの約6年ぶりとなるフルアルバム『Chill Kill』は、彼女たちのグループ名であり、かつ根幹となるコンセプトであるRedとVelvetの融合を更にモダンにアップデートした快作だ。

 

リード曲「Chill Kill」はドープなDrillのベースがおどろおどろしさを演出し、徐々に高まるリズム、そしてパッと明るいフルートの音色……と目まぐるしく(耳まぐるしく?)その展開を変化させる。永遠に続く日常をぶっ壊しに来たChill Killには、「Feel My Rhythm」から顕著になってきた楽曲におけるmixtureな音楽感覚が活かされている。私はこの曲を聴いて、「狂気の安らかさ、正気の狂おしさ」というN/Kのリリックを思い出さずにはいられなかった。

ミュージックビデオも恐ろしくクールだ。5人でポートレートを撮影するシーンから始まったかと思いきや写真の背後にいる男の首がカットされ、彼の現在を暗示させる。5人で赤い血やおそらく死体や凶器を隠し、そして納屋を焼く。最後に5人は警察車両に囲まれ、それでも輪になってお互いに微笑みかける。『ヴァージン・スーサイズ』を思わせる、密室で育まれたシスターフッド。誰も立ち入ることの出来ない世界。

 

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5人は誰かから逃げているのか、それとも誰かを探しているのか? ティザーで見せたホテルの部屋が並ぶ風景を思い出させる「Knock Knock (Who’s There?)」は恋の駆け引きを鬼ごっこに例えつつ、それ以上の何か不穏なものを感じさせる仕上がり。唸るエンジンの音に乗って固定概念をぶっ壊す「Bulldozer」、たった一度のキスで相手の人生を狂わせる「One Kiss」まで、彼女たちの背筋が凍るようなカリスマは更にその冷たさを増している。

 

ワルツのリズムと重厚なサウンドが印象的な「Nightmare」では嫌な考えや暗く沈み込む気持ちを悪夢に例えつつ、サビでは温かい朝日の光のような歌声が我々の行く道を照らしてくれる。朝焼けを思わせる爽やかなメロディが印象的なEDM調楽曲「Will I Ever See You Again?」では、愛しい存在への追憶を序盤は淡々と、徐々に感情を含んでいくボーカルのグラデーションを以て魅せる。

 

氷がグラスに触れるような音色から始まる「Iced Coffee」では愛しい相手への止め処無い気持ちをカフェイン中毒に擬える。「Wings」ではファンシーなHIPHOPビートの上で超絶技巧のコーラス・フェイク・アドリブの連打を披露しつつそれでいてエフォートレスな印象を受けるのは、彼女たちが歩んできたキャリアと磨いてきたスキルの賜物だろう。アルバム最後のトラックは「풍경화 (Scenery)」つまり「風景画」と名付けられ、共に過ごした時間や心象を絵の中の穏やかな光景に例えて描き出す。

 

名曲揃いの今作であるが、その中でも白眉なのは3曲目の「Underwater」だ。SMエンタ流のネオ・Trap・R&Bといった雰囲気の楽曲だが、まさに水のように透き通る歌声、そこに差し込むリバーブの効いたハイハットやキック、冷たいシンセの音色……。輪郭の溶けた水中の世界を音楽的に表現しつつ、深く包み込むような愛を歌い上げる。

 

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暖かく、熱く、そして激しい赤。艷やかで柔らかく、リュクスなヴェルヴェット。このアルバムを通して、今まで彼女たちの魅力は2つの相反する要素(=楽曲)を1つのグループが着こなしていることだと認識していたが(勿論今もそうなのだが)、RedとVelvetのニュアンスを使いこなし、1つに融合させることこそがRed Velvetの魅力なのだと強く感じた。「Red」と「Velvet」という2色の糸を使って5人が織り上げた極上のタペストリー――――。それが3rdアルバム'Chill Kill'であり、Red Velvetというグループそのものである。

 

 

 

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20231028/K-POP定期便(10月カムバックアーティスト特集)

やっと秋が来た、と思いきや少し暑くなっての繰り返しの日々ですが、皆様如何お過ごしでしょうか。うかうかしている間に今年も残すところあと2ヶ月。残り少ない2023年、K-POPを楽しんでいきましょう。「火気厳禁のハングル畑でつかまえて」、今回は毎月恒例カムバックアーティスト特集。1曲目に紹介するのはaespaで「ZOOM ZOOM」です。

 

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はい。改めまして今月は毎月恒例カムバックアーティスト特集、火気厳禁が今月聴いた新譜を紹介していきます。

最初に紹介したaespa「ZOOM ZOOM」はaespa初の日本語楽曲。ベイブレードのアニメの主題歌て。何?

 

K-POP

(G)I-DLE - I Want That

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リリースが延期になっていた(G)I-DLEの新作が遂に到着! 88risingとのサイン後初のミニアルバム『I DO』リード曲は社会的メッセージを痛烈に放つ前3作とは全く異なる毛色で、狂おしい愛を硬質なテックハウスサウンドに載せて鋭利に表現しています。ドゥルの作り込まれた世界観とアブナい雰囲気が戻ってきた感じでサイコ~~~~!!

 

IVE - Baddies

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IVEがついに新ミニアルバムをリリース! リード曲「Baddies」は今までのIVEのイメージからまた一歩違うマニッシュなイメージを纏い、キレキレの音像を展開。爆ハネしたここからの彼女たちにより一層注目です。

 

LIGHTSUM - Honey or Spice

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ライサム久々のカムバだ~~~!! ティーンみ溢れるダンスチューンで辛すぎずしかしキメるところはキメるまさに「Honey or Spice」な仕上がり。ヒナちゃんかわいい。

 

tripleS EVOLution - Invincible

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LOVElutionに続きtripleSからユニット・EVOLutionがデビュー! オーセンティックなK-POPサウンド(というかビョンギサウンド?)にドラムンベースを落とし込んだ疾走感溢れる楽曲でダイヤモンドのように硬い信念を描いております。完全に人生初のデビューとなるコトネやヨンジやマユのパフォーマンスにも目を惹かれつつボブカットのユヨンがさァ……可愛すぎる……。

 

Whee In - In The Mood

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ex.MAMAMOOのフィインがフルアルバム『IN the mood』をリリース。タイトルトラックはゆったりしたグルーヴが心地良いファンク楽曲。彼女のクールな歌声がシンプルなトラックに映えてます。収録曲もことごとく良かった! オススメ!

 

Ailee - RA TA TA (Feat. Lil Cherry)

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ベテランシンガーAileeの新曲はまさかのLil Cherryをゲストに招いたクラブ仕様ベースミュージック。芯のあるボーカルがOGの威厳を感じさせます。

 

SUNMI - STRANGER

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ソンミがカムバック!! 彼女が得意とする80sポップスリファレンスに更に様々な要素を加えた不思議な構成の1曲。荘厳で奇妙で美しいMVも必見です。とにかく画が綺麗過ぎる……。

 

Chuu - Howl

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LOONAのチュウがソロデビュー。彼女の透き通る歌声を活かしたミニアルバムリード曲「Howl」は人懐っこく可愛らしいパーソナリティが反映されたような親しみやすいトラックと美麗ボーカル。

 

You Dayeon - down down down

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『Girls Planet 999』出演以降『SMTM』出演やモデル活動などを継続して行ってきたユダヨンがついにソロデビュー!! デビューシングル「down down down」はCha Cha Malone、Giselle、oceanfromblueの超豪華3名による制作の上質なTrapR&B楽曲。aespa「Thirsty」からちょっとこういう系統の楽曲増えてきた感じで嬉しい。好きなので。

 

JINI - C’mon (Feat. Aminé)

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元NMIXXのジニがソロデビュー!! しかもfeat.にあのAmine!! エッグいて!! もう何も言うこと無いんで曲聞いてください。洗練されててカッコよくて可愛らしくて歌詞がとにかく良い。ミニアルバム本体も「汗をかかずに踊れ」みたいな曲で構成されてて最高。今月はソロが本当に良い。

 

Queenz Eye - THIS IS LOVE

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ちょっと前にリリースされた「UN-NATURAL」からにわかにK-POPファンの注目を集めるQueenz Eyeがまた~良い感じのシングル「THIS IS LOVE」をリリース! まさにK-POP!な雰囲気のディープハウスサウンドとサビの展開が気持ちいい~~~!!

 

Kandis - Show Me Your Vibe

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デビューしたてのガールズデュオ……のはずが1人増えてる!! トリオになったKandisが送り出すのはシンプルながらグルーヴィな伴奏が心地よい「Show Me Your Vibe」。デビュー曲から歌唱力推しな感じでしたが普通に曲全体良いしラップまでこなしちゃうの最高だな~~~~。

 

Billlie - DANG! (hocus pocus)

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Billlieが先月の先行リリースを含めたシングルをリリース。彼女たちの持ち味であるキュートなティーン感とパワフルなダンスは健在。スヒョンとムンスアの復帰が待ち遠しいなー……。

 

ILY:1 - To My Boyfriend

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爽やかガーリー系グループILY:1はなんとK-POP創成期のガールズグループFin.K.Lの楽曲「To My Boyfriend」をカバー。このグループの甘さが充分に活かされた良リメイク。

 

クォン・ウンビ - Like Heaven (feat. Paul Blanco)

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ウンビが新曲「Like Heaven」をサプライズリリース。シティポップ楽曲と湘南ロケのMVの相性の良さをご堪能あれ。

 

하슬 - Plastic Candy

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ARTMSからハスルもシティポップ楽曲をリリース。謎にシティポップリバイバルが……?

 

K-indie / K-R&B

Park Moonchi - J U S T F U N (with george)

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SSW・パクムンチの新作「J U S T F U N(with george)」は70~80sレイドバックな雰囲気のファンクソング。CSVCを思い出しますね。客演でメインボーカルのgeorge相変わらず歌上手いな~……この曲調だとgeorgeですら昔の歌手の感じがしてくるから不思議。

 

Minsu - Dickies, White Tee, Nike

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オーガニックな雰囲気の作風を持つMinsuの新作シングルはそのエフォートレスな雰囲気はそのままボルチモアや2stepのリズム感を取り入れた不思議なミドルテンポバラード。2シーターの車内で撮られた自然体なMVも可愛らしいです。

 

DPR IAN - Don’t Go Insane

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DPRクルーの一員にして劇場型シンガー・DPR IANが遂にアルバムをリリース。あらゆる狂気をテーマとしたこのアルバムのリード曲「Don’t Go Insane」では彼のセクシーで繊細なボーカルと軽快なグルーヴ、そして ちょっとハロウィンも意識してんのかな?といった雰囲気の凝りに凝られたヴィジュアルも必見です。

 

Milena - Mean

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Milenaの新曲「Mean」は肩の力の抜けたジャズボーカルが心地よい1曲。女性の腕タトゥーってなんでこんなにカッコよく見えるんだろうな……。

 

ahreum(아름) - Golden Time !

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今月のインスタグラムで知った枠。先月からの流れに引き続きジャズ経由のソフトでキュートなR&Bで良い感じ。

 

COCONA - 흔들어 (Bounce)

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H&Mの店内BGMでもお馴染み(?)COCONAさんが新曲「흔들어 (Bounce)」をリリース! 今までの作風とは毛色の異なるトランス~レイヴ楽曲でしかもランタイム2分切ってます。カッコいい!

 

BÉBE YANA - Vision Getting Blurred (SIDE A & B)

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セロトニン分泌必至の伸びやかで透き通るボーカルと2stepのビートがサイコ~!!

 

zin - oddy

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8balltown(meenoi😭)所属のSSW・zinがシングルをリリース。ラテン調の雰囲気ながら絶妙に力の抜けたボーカルとシンプルなサウンド

 

Tabber - Being (feat. 백예린)

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you.will.know所属天才ラッパーTabberが新作EPをリリース! EPタイトル「Madness Always Turns To Sadness」からも感じられる狂おしさと哀しみが彼のラップスタイルで紡ぎ出されています。リード曲「Being」にはペク・イェリンを招き、シティポップの雰囲気もあるビートの上で2者2様の歌&ラップを披露しています。

 

iiso - Black Diamond

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韓国インディーシーンで今最も注目を集めるiisoが新曲をリリース!! しかも初期P-MODELなどを想起させるテクノ要素を含んだロックサウンド!! ランタイム2分!! MVも凝ってて良い~iiso可愛い~。

 

 

K-HIPHOP

Dj Sparrow - ALONE (Feat. Holynn, Malitabu)

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なんか最近やたら見かけるDj Sparrowの新作はラッパー2名を招いたガッツリHIPHOP。この感じのタイトなTrap好きなんだよな~。

 

DSEL - B.W.I

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先月のBewhyと同じくDejavu Group所属のラッパーDselの新作シングル。渋いトーンで繰り出されるタイトな押韻がいなたくて良い!

 

VIANN - Dominantly / Love (Feat. HESSE)

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こちらもDejavu Group所属、ラッパーでプロデューサーのVIANNがアルバムをリリース。UNEなどレーベルメイトの客演も多くバラエティ豊かなアルバムになっています。

 

Leellamarz - I don′t know a single thing (Feat. meenoi)

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多作ラッパーLeellamarzがアルバム『Life is once』をリリース! 執筆時期的に聴き込めてないのですが落ち着いた曲調とチャラくならない塩梅のハイトーンラップが沢山入ってて良かった!!

 

GIRIBOY - 뭐 어떡할까

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レジェンドラッパーでビートメイカーのGIRIBOYが久々のフルアルバムリリース!! こちらもまだ聴き込めてないのですがHIPHOPR&Bを独自の感性で融合させたハイクオリティな楽曲が沢山入ってて嬉しい!!

 

今月の火気pick : YOUNG POSSE (영파씨) - MACARONI CHEESE

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𝐌𝐚𝐜𝐚𝐫𝐨𝐧𝐢 𝐜𝐡𝐞𝐞𝐬𝐞 𝐋𝐢𝐤𝐞 𝐚 𝐌𝐚𝐜𝐚𝐫𝐨𝐧𝐢 𝐜𝐡𝐞𝐞𝐬𝐞……𝐌𝐚𝐜𝐚𝐫𝐨𝐧𝐢 𝐜𝐡𝐞𝐞𝐬𝐞 𝐋𝐢𝐤𝐞 𝐚 𝐌𝐚𝐜𝐚𝐫𝐨𝐧𝐢 𝐜𝐡𝐞𝐞𝐬𝐞……

 

KARAを輩出した老舗事務所DSPメディアからデビューした新人グループ・YOUNG POSSE。ティザーの時点でHIPHOPテイストの強い雰囲気がしていましたが蓋開けたらなんとビックリ全員しっかりラップ出来る攻め攻めグループでした。どない!?

リード曲「Macaroni Cheese」は808的なビートマシンサウンドのシンプルなビートにメンバー5人のデリバリが載る、至ってシンプルながら全編ラップのみというデビュー曲にしてはかなり攻めた構成。K-POPもここまで来たか……!! フックのリフレインの強さもさることながら冒頭の3連変形フロウなどしっかりハメるところとドウンのバースのようなゆったり乗るところの緩急の差なんかも面白く、MVをあえてダサくしてる感じもPUNPEEとかに近いセンスを感じる……けどこれ往年のK-POPの感じでもある(オレキャラとか)。

つーことで以下にシングル収録曲についても色々書きます。

 

POSSE UP!

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シングル1曲目「POSSE UP!」は冒頭のシャウトからもう完全に”それ”なジャージードリル楽曲。むしろLil Uzi VertとPlayboi Cartiの声が聞こえてこないのがおかしい。一応アイドルってテイだと思うんだけどgrrrr!!! bow bow bow!!!とか言っちゃって大丈夫なのか……!?と思いつつ聴き進めると歯切れのよいフロウを5つ打ちビートにビタっとキメていてしっかりカッコいい。ビートもボルチモアダブステップっぽいサウンドブレイクビーツの要素が入ってきてめちゃくちゃ良い。勿論ベッドのキシキシ音も! YOUNG POSSEが“HIPHOPの要素が入ったK-POP”じゃなくて”K-POPHIPHOPをやる”グループであることがよく分かる1曲。

 

OTB

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AP Alchemy「No One Likes Us」を彷彿とさせる歓声ビートからの変な声(勿論良い意味で!)とキレキレのフロウの連打、「Shooting Star」~「Kick it」のBメロ的なオートチューンR&B歌唱パート、フック部分ではSexyy Redぽい耳を惹く声裏返りフレーズを盛り込み……と単体でも強いそれぞれのパートを有機的に繋げたハイクオリティ楽曲。素晴らしい。

 

Cooing

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唯一の歌モノ「Cooing」はしっとりと聴かせるR&B楽曲。ラップ一辺倒という訳ではなく、飾らない雰囲気のボーカルがなんとも心地よいです。それでも曲の長さ2分ちょっとしかないのがもはや恐ろしい……。

 

 

 

ということで、10月のカムバックアーティスト特集でした。当ブログでは紹介した全楽曲をまとめたプレイリストと、

 

 

 

 

最近2ヶ月の新譜をアルバム単位でまとめたプレイリストを公開しております。上で紹介してない記事も入ってるので是非!

 

 

 

 

 

是非通勤通学のお供にご活用ください。

と、いうことで10月のカムバックアーティスト特集でした。来月は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! Red Velvetだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 次回もお楽しみに。

 

 

 

 

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20231014/特集・秋に聴きたいK-R&B 7選

今年もとっくにB面も半ばを過ぎて、どこか空虚な空の青の美しさ。しかし「女心と秋の空」、降り始める雨に移ろう気持ち、すれ違うあ、なたとわ、たし。そう、季節はA, utumn&W, inter。ということで今回お届けしますのは一昨年、昨年に引き続き「特集・秋に聴きたいK-R&B」。今回の1曲目は惜しくも今回の選曲から漏れた1曲、COCONAで「Green velvet light」です。

 

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改めましてごきげんよう。火気厳禁です。今回は秋冬に聴きたい、グルーヴィで可愛くてちょっと切ないK-R&B周辺楽曲を7曲選曲し、ちょっとした解説やレビューを加えていきたいと思います。昨年の選曲はこちらから。

 

kaki-genkin.hatenablog.com

 

Kuonechan - Translator

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Kuonechan(구원찬:クウォンチャン)が今年の1月末にリリースしたアルバム『Object』から「Translater(번역기)」。『Object』はジャズに軸を置く彼の音楽的感性が存分に発揮されたアルバムで、この「Translater」も抑制の効いたグルーヴと優しいトーンの歌唱が絶品。

 

Soul delivery - Magnolia (with JINBO)

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2022年結成のバンドSoul deliveryがK-POPアイドルへの楽曲提供でも知られるレジェンドSSW・JINBOを客演に迎えた「Magnolia」。JINBOのスウィートでスムースなボーカルとゆったりとした雰囲気のバンドサウンドが暖かな秋の日差しを思わせる1曲です。

 

WINee - asap (Feat. OLNL)

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2018年デビューのシンガーソングライターWINee(위니 : ウィニ)。彼女の2作目のEP収録の「asap」はギターの哀愁とグルーヴがクセになる1曲。客演のOLNLはかなり独特なボーカルの持ち主ですが、どちらかの印象に偏ることなくむしろサビのユニゾンが非常に心地良い仕上がりです。

 

Miso - O.B.E (feat. DAEHEE)

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音楽レーベルyou.will.know所属、椎名林檎のRemix盤への参加でも知られる(?)Miso。幼い頃から音楽に親しみ、その才能が買われ韓国出身として初めてレッドブルアカデミーに招聘されました。2016年の正規デビュー後にDEAN、Rad Museum、Crushなどが所属するクルーClub eskimoに合流。他アーティスト楽曲への客演などを通じてその名前を知らしめました。「O.B.E (feat. DAEHEE)」は彼女がSoundCloudに発表していた音源を正規リリースした『Raw Gems Vol.1』に収録されている楽曲で、瞳を閉じて思い浮かべるあの日の光景のような不明瞭でどこか不穏ながらも愛着を感じさせるトラックと浮遊感のあるボーカルに包み込まれるような魅力を持っています。

 

hyejin - Sabotage

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2023年デビュー、なんと2003年生まれの超若手シンガーhyejin(ヘジン)。現在はニューヨークに拠点を置き、学業と音楽活動の両方に邁進しているそう。そんな彼女の「Sabotage」はゆったりとした雰囲気のオルタナR&B楽曲。エフォートレスな歌唱は勿論、前半と後半で転調(?)するのも聴きどころです。この曲が入っているEPのジャケットがめちゃくちゃ好きなので是非見てみてください。笑

 

Jade - How I Fall in Love

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2018年デビュー、ジャズピアニストでシンガーソングライターJade。彼女の2枚目のフルアルバム『Retrospect』収録の「How I Fall in Love」では、愛についての物語をピアノの音色で紡ぎ出しています。年末こういうの聴きたくなるよね。

 

zoey - pryr (Feat. Lazykuma)

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謎多き(?)シンガーソングライター・zoey。ぱっと検索してもほぼ情報出てきませんが、コンピレーションアルバム企画のSoulbyselに招集されているところを見ると本国インディー界隈では評価高いっぽい……? 下にインスタ貼っときます。

「pryr (Feat. Lazykuma)」はジャズサックス奏者のLazykumaを招いた楽曲で、静謐な雰囲気のトラックに乗る豊かな声色の使い分けとコーラスが非常に味わい深い。アウトロのサックスソロもね~良いんですよね~。ってかランタイム2分ちょっとなのカッコいい。

 

Instagram (@zoeysh_)

 

 

 

「特集・秋に聴きたいK-R&B 7選」、いかがでしたでしょうか。上記の6曲含む全32曲を選曲したプレイリストが公開されていますので、そちらも合わせてチェックよろしくお願いします。ぶっちゃけこのプレイリストより個々の楽曲が入ってるアルバムまるまる聴いてもらった方が魅力が伝わると思ったりしてますが聴いてみてください。

 

・Cosmic Boy - Alone (feat. SOLE & Dvwn)

・Kuonechan - Translator ・APRO - Fragile (feat. youra & pH-1)

・SOULBYSEL & jeebanoff - Not into you

・KISS OF LIFE - Sugarcoat (NATTY Solo)

・popeye - NO.1

・Q/N/K - TOLD ME

・Daul, Noair, plan8 & CHANNEL 201 - Fall Down (feat. THAMA)

・Soul delivery - Magnolia (with JINBO)

・DEAN - D (Half Moon) [feat. Gaeko]

・Colde - The Museum

・UNE & Daul - NVM

・xooos - Fabricated Love

・NewJeans - Hurt

・LeeHi - H.S.K.T. (feat. Wonstein)

・Cosmic Boy - Can I Love ? (feat. youra & Meego)

・bobae - Lowkey

・WINee - asap (Feat. OLNL)

SPANK HAPPY - ノールームメイト

・zoey - pryr (Feat. Lazykuma)

・DEAN - dayfly (feat. Sulli & Rad Museum)

・INJAE - Butterfly

・Miso - O.B.E (feat. DAEHEE)

・Bomin - Be the Light

・offonoff - Overthinking

・MILLIC - SEA SPARKLE (feat. HUNJIYA & Choi Junheui)

・KIMSEJEONG - If We Do

・hyejin - Sabotage

・fromis_9 - My Night Routine

・Haan & Chan - 내일이 있잖아 (feat. Jayci yucca)

・Jade - How I Fall in Love

・Summer Soul - Merry! Merry! (feat. hiko)

 

 

 

ということで、「特集・秋に聴きたいK-R&B 7選」でした。次回もお楽しみに!!

 

 

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