ゆるくてポップででもちゃんとオシャレ、っていう楽曲のバランス感覚、そして絶妙にマネ出来そうな振り付けなどなど見てて色々上手いこと考えてるなあ~~、という感じで、最後に挙げたSATURDAYの動画見てもらえればモロにそうなってるのが分かると思うんですが、tiktokとかインスタグラムといった動画メディアが主体となる(なりうる)SNS上でのバズ、が重視される昨今において、昨年は「Old town road」とか色々あった訳ですがK-POPにもそういう流れが来てるんだなあとしみじみ思いました。
さて新人ガールズグループNATUREはなんとなんと日本デビュー! 以前記事で言及した「I`m So Pretty」の日本語ver.ということですがMVもフル新作だったり意外と譜割りに違和感が無かったりと、力が入ってる感じがします。そりゃポニキャンだからね。個人的には「やばみ Lipstick」というゴリゴリのスラングを美しいコーラスで歌ってるとこがツボです。TWICE「FANCY」の日本語ver.(「こうしているうちもヤバめ」「ステメには la la la」)もそうでしたが若者言葉を入れちゃうことで逆にリスナー層にはちゃんと刺さるみたいなことなんでしょうか。逆に日本の普通のポップスってそんなことあんまり無いと思うんだけど……。あっても「既読無視」とか? 両曲とも原曲があっての日本語ver.なので譜割りの問題も勿論ありますし、短縮したり省略しがちなスラングと相性が良いのかなとも思います。いやしかし「やばみ Lipstick」はパンチラインですね(笑)。
砂漠と化したポストモダン的状況をサヴァイブしている皆様、いかがお過ごしですか。ガラパゴスとインターネット。情報の奔流に流され続け、ムンクの絵のように我々は叫ぶしかありません。英語で言うならオーマイゴッド。もしくはシット。神無き現代に木霊するオーマイ、オーマイ、オーマイパスタ。村上春樹の小説と私が唯一違うのは、パスタを作る時に流している音楽。2020年は再びスパゲティーの年、否、彼女たちの年。そう、今や日本でもファンダムを確立しつつあるガールズグループ「OH MY GIRL」。遅ればせながら彼女たちにハマっている火気厳禁が、相も変わらずの問わず語り。「火気厳禁のハングル畑でつかまえて」、本日の1曲目はOH MY GIRLで「The fifth season」。
OH MY GIRLで「Etenally」でした。聴かせるミドルテンポバラード、ライブの締めの曲という感じで良いですね。こういう曲が日本オリジナルで出てるのが凄いなあと思います。冒頭だけお客さんの声入ってますが現場の男女比どんなもんなんでしょうね。数少ない経験ではだいたい8:2くらいって印象なのですが。
デビューが延期になっていたBlue.Dさんは無事に「NOBODY(Feat. MINO of WINNER)」をリリース。ストリングスサウンドの美しい幻想的なR&Bナンバーで、人気ボーイズグループWINNERからMINOさんを客演に迎えています。なんとこのBlue.Dさんソロデビュー以前は当ブログでも何度か言及しているGrooveroomの客演を務めたりなど、今後どう活躍していくのか楽しみです。
元2NE1、現在はソロラップアーティストのCLさんはEP「The Name of Love」をリリース。2NE1時代から長らく所属したYGエンタを脱退し、また新たなスタートを切りました。アルバム全編を通して日記形式でタイトルが付けられているのですが、その中でも『+DONE161201+』はどうしようもない関係を断ち切る男女を描くリリックのようで、実は事務所と自身の関係を表しているのでは~~~?という内容。実は初めて触れたK-HIPHOPアーティストがCLさんだったので(5,6年前スクレリとか漁ってた頃に『dirty vibe』で知った)、なんとなくまた1つ時代の潮目に立ち会ったような気になってます。
「Phycho」のタイトルの通り、お互いが好き過ぎてヤンデレっぽくなってる恋愛の様子を歌ったリリック(1番で「I don`t play a game」って言ってて『Bad Boy』のセルフサンプリングだ!!て思ったら作詞家違いました。にしては上手く出来過ぎている)と、Aメロキラキラシンセサウンド、若干のtrapぽさを感じるベース(うっすーくハイハットが刻まれてるからそうなのか?)、よく分からんけどカタルシスがあるサビもサイコー!!!あと久々のラップパートね!!ペジュ姫~~~~~!!!ラヴ!!!!!
写真集自体は長年スタイリストとしてついている方が監修ということで、上坂さんが過去出した写真集の中で最もセンスに満ちている感じですね。例のランジェリーカットはデコラティブで可愛らしい衣装に「最適解!!!」となりつつ、2着目は寒色っぽい色彩で画面が作られててクリーンな印象。プールのカットでは自然体な雰囲気の写真も多く、一方で紫の水着のカットでは身体をオブジェとして捉える向きの(いわゆる"グラビア"に近い?)カットが中心でそこも面白い。色彩感覚に関しては冒頭~中盤の80sテイストのカットもちょっと普通の声優写真集では見られないかなって感じの鮮やかさで良かったです(これに関しては近年の80sブームもあると思いますが)。てかロケ地がソウルってヤバないですか? 上坂すみれ・ミーツ・時代の感性。それこそ前半のカットはRussian Roulette、BIM BAM BUMとかBByongとかのMVのパステル~ネオンカラーの色彩感覚。一方で水着2着目のカットとかモードっぽいカットとかは割とギラついてたりパリッとした色味で構成されててそこも読んでて飽きが来ない。上手だな~と思いました。あとロッキンホースバレリーナ履いてたりとかですね。ファン的にアツいポイントが非常に多いのですが、個人的に冒頭あたりで唇の形したクッキー?がついてるアイス持ってるカットがAs if it`s your lastのMVでジェニが持ってるやつと一緒でブチ上がりました。ジェニ坂すみれさん。
今回はフリースタイルということで、日々の雑感をつらつら書いていきたいと思うんですが、そういえば私のこのK-POPリスナー歴もそろそろ一年経つということで。そもそもきっかけは当ブログも大いにリスペクト&オマージュを捧げている菊地成孔御大のラジオ番組の企画、「韓流最高会議」の最終回でかかったIZ*ONEの「La Vie en Rose」でですね。もう最初聴いた時「K-POPってよく知らねえけどむっっちゃ曲が良いな!?」となりまして。でいっそいでyoutubeに駆け込み。MV見たらなんとまあ12人全員顔が綺麗。夢か? 元来顔面偏重派の声優オタク、かつ広義のクラブミュージックリスナーである私はぶっ飛んでしまいまして、今に至ると。あれからK-POPガールズグループをdigりつつ毎日を過ごしていますが、未だに韓国語は話せないのが残念なところ(笑)。
IZ*ONEで思い出したんですけど、今彼女たちとX1さんは色々大変なことになってますね……。詳しいことは全てが明らかになるまで分からないんですが、彼女たちからK-POPを知った者としては、どのような形であれまた彼女たちが笑顔でメディアに出てこられることを願っています。あーそういや日本デビューショーコン行ったな……最高でしたね。ということで当時鬼のように見てたミューバンでの「La Vie en Rose」ですどうぞ。(何故か埋め込みが機能しないのでこちらからチェック!)
年末に差し掛かってきたということで、グラミー的な催しが韓国でもいくつか行われているのですが、やはり今年の火気的注目アーティストは勿論itzyちゃんでしょう!! イッッッッッジちゃんでしょうよ!!!! あのTWICEを輩出したJYPエンタから今年デビューの新人ガールズグループitzyちゃん。今年は2枚のシングルをリリースし、デビュー曲MVのyoutube再生回数が現在1億回超えてるなどなどなど名実共にスーパールーキー。といった感じの彼女たちですが、そりゃ勿論新人賞獲るでしょうよ!!!!!!! しかも今年のMAMA(Mnet Asia Music Award)はなんとあの! トリエンナーレが凄く盛り上がった(笑)、火気のフッド・名古屋で開催!!! 発表時「うおおおおおitzyちゃんとTWICEは絶対来るだろうけどもレトベルとかその辺はわからんな来たら行くぞ!!!!!!」と思っていたら来なかった(『La Rouge』ツアー時期でした)ので今回はスルー……。ドームだし外タレだしでやはりチケ代高いんですよ……うう……。
「I`m So Pretty」で強烈な印象を残したNATUREさんはEDM系楽曲「OOPSIE(My Bad)」でカムバック。幻想的なイメージかと思いきや色彩のパキっとした画面構成も使われていたりして、カッコ可愛いの両面でぶん殴ってくる感じも視覚的に面白いです。さて楽曲の内容は「可愛過ぎてごめんね」っていうWavyもびっくりの(笑)コケティッシュでSwagな感じは前曲と変わらず。トラックが攻め攻めのバウンシーな感じ、とはいえボーカルの声音の感じとかすっごく可愛いのでそのバランス感覚にちょっと驚きます。