火気厳禁のハングル畑でつかまえて

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半地下のオタクがK-POPを語るブログ

20230513/K-POPは如何にしてエディトリアルを愛するようになったか?

皆様ごきげんよう。火気厳禁です。今回は「K-POPは如何にしてエディトリアルを愛するようになったか?」と題しまして、ここ最近のファッションエディトリアル的なK-POPのヴィジュアルイメージを作り出すクリエイターの出自や仕事を今までの記事でこうしたことについてほとんど触れてこなかったことへの反省の意も込めつつまとめてみました。Instagramのリンクも入れましたので是非活用してみてください。

 

当ブログのファッション×K-POPの記事はこちら。

 

kaki-genkin.hatenablog.com

 

kaki-genkin.hatenablog.com

 

kaki-genkin.hatenablog.com

 

ということで本題に参りましょう!!

 

LE SSERAFIM

 
 
 
 
 
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NU KIM(김성현)

BTSやTXTでの仕事を経てLE SSERAFIMのクリエイティブディレクターに就任。クリエイティブディレクターって肩書がもうメゾンブランドのパロディになっている……。インタビューによると、 大学の衣装デザイン学科を中退し、デザイナーとして個人ブランドを運営していたところ共通の知人の紹介でパン・シヒョクと出会ったそうです。

 

―――今まで公開されたイメージと映像、ロゴモーションなど、すべてのビジュアルコンテンツの中で最もルセラフィムらしい作業物を挙げるとしたら。

ファッションショーを考証した「LSERAFIM2022「FEARLESS」SHOW」映像が一番気に入っています。 堂々とランウェイを破って出てくる姿が世の中に堂々と足を踏み出すルセラフィムをよく比喩したようで満足しています。

 

インスタにエロい写真上げてて炎上したのがこの人。

 

Husky Fox

HuskyFoxは、ブランディングに特化したコンサルタント会社です。ストーリーテリングアートディレクションアイデンティティデザイン、ビジュアルシステムによって、ブランドを構築します。私たちは明確な答えを導き出し、適切な価値と経験を持続させます。(公式サイトから引用・DeepLで翻訳)

 

1stミニアルバム「FEARLESS」を担当したHusky Foxはデザインスタジオでありながらコンサルでもあるという異色の企業によるもの。印象的なロゴを編み出したのはここだったんですね~。2nd「ANTIFRAGILE」のアルバムアートワーク&デザインはSPARKS EDITIONが担当しています。金継ぎのデザインはおそらくここの人が発案。壊れてもまた蘇る、という意味で「私の首を切ってみて……」と通じるメッセージ性が込められています。

 

sparksedition.com

 

 
 
 
 
 
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CO-OP

韓国のフォトエージェンシー&メーキャップスタジオCO-OPからはカメラマンが参加。ELLE、GQなどファッション誌での仕事に加えTiffanyのロゼを撮ったKim Hee Juneなどが所属しています。

 

 
 
 
 
 
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テヨン - INVU

 
 
 
 
 
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김세준(キムセジョン)

『INVU』でディレクターを務めたキムセジョン氏はスタイリスト出身という経歴で、やはりファッション関係の人脈~エディトリアル的歓声を持つ人物が頭角をあらわすようになっているようです。

 

(ノムウィキ)

https://namu.wiki/w/%EA%B9%80%EC%84%B8%EC%A4%80

 

ヒデキック氏もnoteで取り上げていました。特徴も以下記事に詳しいのでそちらを参照されたし。

 

ここでひとつ仮説を立てるなら、これまでのミンヒジン氏のディレクションは彼女のバックグラウンドやアートフィルムの嗜好から成る「ストーリーテリング的世界観」であり、現在のキムセジョン氏はスタイリスト出身から来る、特定の時代のカルチャーをうまく取り入れる「ファッション誌的世界観」と言えるのではないだろうか。

 

note.com

 

ゴウォンテ(고원태)

メーキャップから撮影までを担うスタジオ「ART HUB TEO」所属。

'ART HUB TEO'は、TEOの現在と未来です。TEOはコマーシャルフォトの「PORTAL」であり「HUB」であると言っても過言ではありません。この言葉を虚偽の主張としないよう、優れた事業運営に努めたいと思います。(公式サイトから引用、DeepLで翻訳)

 

 
 
 
 
 
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www.agencyteo.com

 

パクジェハ(박종하)

この人もCO-OP所属。

 

個人Instagram(投稿無し)

https://www.instagram.com/parkjongha/

 

韓国版マリクレールでの仕事をまとめたページ。

 www.marieclairekorea.com

 

H1-KEY - Rose Blossom

 

 

エグゼクティブプロデューサー : ホヨンソク a.k.a WARMMAN

調べてみるとこのWARMMANが所属事務所GLG(GRAND LINE GROUP)の発起人で元ラッパー。そういや別レーベルのCEOがジャメズでしかも捕まったとかなんとかありましたね……。

 

news.kstyle.com

news.kstyle.com

 

WARMMANの経歴を調べてみるとVerbal Jint、Swingsなどと共にOverclassというクルーで活動していたそう。経歴を見るに中小事務所だから舐めない方がいいやつですね……。となるとHIPHOPでなくワークアウトコンセプトで出てきたのが謎ですが。笑 今後デビューすると噂のボーイズグループはそっち路線なんでしょうか。

 

bloomint-music.com

 

 news.kstyle.com

 

STUDIO L'EXTREME

ファッション誌「DAZED」での仕事を中心に行っている映像制作スタジオ「STUDIO L'EXTREME」のイギョム氏がヴィジュアルディレクターを担当。MVの監督やフォトグラファーなど関連スタッフも全てSTUDIO L'EXTREMEの人材のようです。

 

「STUDIO L'EXTREMEは、画像や映像、2Dや3DのモーショングラフィックスVFXを含むクリエイティブな映像制作を行っています。私たちが目指すのは、独立した、しかし他とは違う、時代を超えて残る、新しいビジョンの探求です。私たちは、世界中のあらゆるものと融合し、あらゆるビジュアルをお見せできるよう、扉を大きく開いています。優しさと向上心と根性と情熱で、あなたの審美眼を高めることを約束します。」(公式サイトから引用・DeepLで翻訳)

 

lextreme.studio

 

パクサンジュン(박상준)

 
 
 
 
 
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VIVIZ - VarioUS

 

 

クレジットに「Design & Artwork – 공아란, 이수현, 구문주, 서예나」と記載があったのですが検索しても詳細出てこず……。検索の仕方が悪いのかもしれませんが。

 

パクヒョング(박현구)

PROD所属のパクヒョング氏が写真を担当。ELLEやGQなど多くのファッション誌を手掛ける他、NCT 127「Sticker」、Red Velvet「Queendom」、fromis_9「from our Memento Box」などK-POPアイドル関連の仕事も多数。作り込まれたイメージというよりは自然光っぽい質感の写真が特徴的(全部の仕事を見たわけではないのでアレですが)。

 

 
 
 
 
 
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www.prod.co.kr

 

まとめ

ここ最近のファッション・エディトリアル的なK-POPガールズグループのヴィジュアルイメージについて、フォトグラファーやデザイナーの側面から見てみました。明らかにファッション誌で仕事をしている人が起用されているパターンが多く、その起用が如実にイメージに影響しているようです。逆に今までのK-POPの写真やデザインはどういった人材が担っていたのかが気になってきました。ここ最近のこの流れはLE SSERAFIMの影響かと思うのですが、SMでもヴィジュアルイメージの方向性の転換が行われていることもあり、やはり大手事務所の試みに他が追随するというモードの構図がここでも見られます。

また、ファッション業界のK-POPアイドルのアンバサダー/モデル起用も当然この流行(?)に影響を与えているでしょう。NewJeansヘインの写真はLV側のカメラマンによるものでしょうが、構図やら被写体やら完璧過ぎてヤバい。こうした写真が持つ感性がファンの間で共有され拡散され、K-POPの側がそれを模倣する。といった構図―――これもモードですね。

 

 

LE SSERAFIM「UNFORGIVEN」について触れていないのは金銭面の理由でフィジカルが買えていないからです。笑 Twitterで自分より詳しい方々が解説しているはずですので調べてみてください。

 

ということで次回もお楽しみに。

 

参考資料

 

 

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