火気厳禁のハングル畑でつかまえて

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半地下のオタクがK-POPを語るブログ

20221105/K-POPアイドルに着てて欲しいファッションブランド 23’SS

世界中のK-POPファンの皆様、そして世界中のファッションラバーの皆様ごきげんよう。火気厳禁です。気分が変われば布を取っ替え引っ替え、一つの体に無数の服、二本の脚に無数×2の靴。毎日着倒れ履き倒れ。街もネットも買い物天国。会計は勿論「カードで」。あのビルこのビル渡り歩いて紙袋の中には冬なのに半袖が沢山。半年先を生きるファッショニスタ、韓国と日本に時差は無いけれど、モードとリアルには時差があるのです。さて今回は「K-POPアイドルに着てて欲しいファッションブランド 23’SS」と題しまして、半年先を生きる推しのウォークインクローゼットの中身を妄想します。私火気厳禁がファッション都市ソウルと東京を繋ぐべくお届けする「ハングル畑でつかまえて」、今夜の1曲目はPizzicato Fiveで「買物王のテーマ」です。

 

youtu.be

 

改めまして皆様ごきげんよう。火気厳禁です。今回は「K-POPアイドルに着てて欲しいファッションブランド 23’SS」と題しまして、パリ・ミラノ・東京で発表された2023年春夏コレクションからとにかくK-POPアイドル(女子)に着てて欲しい~~~!!と思うブランドについてあれやこれや書いていきます。最初に書いた「着てて欲しいブランド」特集記事はこちら。

 

kaki-genkin.hatenablog.com

 

と、本題に入る前に小噺を一つ。トキオ、ソウル、ロンドン、ニューヨークと言えば日本に第二次K-POPブームを巻き起こした少女時代の名曲「Mr.TAXI」の一節ですが、この四つの都市には共通点があります。見識がお在りの皆様ならお分かりかと思いますが、四つの都市にはすべてファッションウィークが存在し、特にロンドンとニューヨークは世界四大ファッション都市に含まれます。では残りの二都市は、と言うと、これも読者の皆様ならご存知のはず、フランスはパリ、そしてイタリア・ミラノで御座います。少女時代「Mr.TAXI」は、来るべきK-POPとモード界の蜜月を予言していた、というのは、私の考え過ぎでしょうか。

 

Paris

Dior

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さてここからは実際に「着てて欲しいブランド」の紹介に入ります。

マリア・グラツィア・キウリ率いるDiorが今季のテーマに選んだのは16世紀の貴族カトリーヌ・ド・メディシスバロック様式の装飾、官能的なコンテンポラリーダンスと共に披露されたのは貴族のドレスを現代的に解釈した美しいピースの数々でした。クリノリンスカートやコルセットの古典的なシルエットを引用しつつ、適度に肌見せを入れることによって春夏の爽やかさを演出。STAYCメンバー……特にユンとセウンがこういうの着てるの見たい。STAYCって画報系のグラビアやってたっけ? やってたら教えてください。

 



 

メゾンのあるパリ市街のプリントや職人の手仕事が光る繊細なレース、控えめで可愛らしい花柄使いもグッと来ました。カラーパレットは白・黒・ベージュの3色のみとかなりシンプルで、バロック様式の荘厳さを取り入れつつフェミニンさもある素晴らしいクリエイションです。

 

 

 

STELLA McCARTNEY

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ステラ・マッカートニーはローライズのパンツやオーバーサイズシルエットのダブルジャケットなど、ロックカルチャー~Y2Kテイストを提案。セクシーでマスキュリン・フェミニン的なアプローチはここ最近のストリートスタイルとも共通しますが、特にアクセサリー/バッグのHIPHOPっぽさがたまらんです。カッコいい。この辺はWJSN THE BLACKの皆さんに着て欲しいですね。

 

 

 

ジャンプスーツなどのミリタリーテイストや、デニム地のセットアップ、レザージャケットなどトレンドを抑えつつリアルクローズとしての強度も兼ね備えたコレクションでした。このバッグのぶっといチェーンが良いのよ……。

 

 

 

Mirano

PRADA

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ミウッチャ・プラダとラフ・シモンズのコラボレーションは今季も好調。「Touch of Crude(粗い手触り)」というテーマの下、フォーマルなアイテムに紙のような素材やシワ加工が用いられました。夜を表現したという暗い会場で行われたショーは、PRADAの持つ研ぎ澄まされた感覚が緊張感を持って表現されています。

 

 

 

ニットやパンプスは勿論、何よりベビードール風のワンピースがむちゃくちゃに可愛い。来年春頃IVEのメンバーが着てるんやろな……。永野芽郁とサナのツーショが実現したのもこのショーでした。

 

 

 

VERSACE

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あらゆる領域でY2K復古の流れが到来している中、トレンドド真ん中の「最高級ギャル服」を打ち出したのがVERSACEでした。ゴシック、というかゴスと形容したくなるショーの演出に黒、紫、ピンクとドギツい色彩感覚はクロミちゃんを思わせます。なんとラストのモデルにはサプライズで元祖ギャルセレブリティのパリス・ヒルトンが登場、Y2K復古を高らかに寿ぐショーでした。

 

 

 

印象に残ったのはなんと言ってもこのレザー使い。aespaの皆さんVERSACEどうすかね? SMのスタイリストさんこれ読んでたら是非着させてくださいません???

 



 

MOSCHINO

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イタリアンブランドっぽい派手で陽気なメゾンと言えば、なMOSCHINOは「インフレーション」をキーワードにその派手さを更に強調。浮き輪のモチーフを随所に用いてキュートでキッチュ、それでいてコケティッシュなムードを演出しています。WJSN Chocomeのステージ衣装はMOSCHINOじゃなきゃダメ。この一言に尽きます。

 



 

 

Tokyo

FETICO

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舟山瑛美もよる2020年デビューのブランド・FETICO。ボディコンシャスなデザインを特徴としつつ、上記STELLA McCARTNEYなどの提案する”強さ”とは違った凛とした女性像を提示しています。

 

 

 

舟山氏は元クリスチャンダダのデザイナーということで、どことなく漂う毒っ気も納得。ってかここのお洋服「Psycho」でRed Velvetが着てなかったっけ??? 

 

 

 

support surface

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support surfaceは研壁宣男が手掛けるブランド。立体裁断によるパターンメイキングはISSEI MIYAKEにも通じる建築的なアプローチが見られますが幾何学の形態ではなくあくまで柔らかい印象。着る人の振る舞いや周りの環境によって揺らめくシルエットが素晴らしいです。少年っぽいパンツルックも可愛いですね。NewJeansのメンバーこんなん着ても似合うんだろうな~~~!!

 

 

 

 

HYKE

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adidasやporterとのコラボレーションでも有名なHYKEは、今季もミリタリーテイストやヴィンテージの雰囲気を上品に再解釈。ネイビー、カーキ、ボルドーの色使いもテンション控えめでシックな印象を受けました。

 

 

 

もうこんなんK-POPアイドルみんな着てて欲しいんですが(笑)、BLACKPINKジスとか似合いそうですね。ミリタリーアイテムなのにゴツさをまったく感じさせないのが凄い。逆にウォニョンとか着てたらどうなんだろう。見てみたい。

 

 

 

 

 

ということで「K-POPアイドルに着てて欲しいファッションブランド 23’SS」でした。ニューヨークとロンドンはまだ見れてないんですよね~~~。いやー、ファッションって本当に良いもんですね。次回もお楽しみに。

 

参考資料

画像は以下記事から引用しております。マズかったら消します。

 

 

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