火気厳禁のハングル畑でつかまえて

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半地下のオタクがK-POPを語るブログ

20221112/旧譜digレポート vol.4(BVNDIT編)

皆様アンニョン。解散済みグループ特集「旧譜digレポート」シリーズ第4弾、突如解散が発表されたBVNDITの楽曲を紹介していきます。泣きそう。いや泣いてる。

 

BVNDITとは

BVNDITは2019年デビューの5人組ガールズグループ。所属事務所のMNHエンターテインメントにはあのチョンハが在籍。BVNDITというグループ名は「Be Ambitous N Do IT」の頭文字を取ったもので、“大きな夢を抱いて進め! ”という意味が込められています(泣)。

さてここからはデビューから解散までのディスコグラフィを時系列を追って紹介していきます。

 

BVNDIT, BE AMBITIOUS!

Hocus Pocus

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2019年4月10日にデジタルシングル「Hocus Pocus」をリリースしてデビュー。最初の作品にその作者の全てがあるとはよく言ったものですが、デビュー曲「Focus Pocus」には最終作まで一貫して持っていたラテン系のコンセプトがここから始まっていることが確認出来ます。とはいえそこまで個性的でもなく、デビュー作らしいと言えばデビュー作らしいこの「当たり障りの無さ」はご愛嬌。

 

My Error

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カップリング曲「My Error」は片想いの辛さ、心の痛みを歌ったしっとりスタンダードR&B。もう言葉要らん。こんなん良いに決まってる。聴いてください。そして火気厳禁と一緒に「1stシングルにこんな良い曲が入ってるグループが売れずに解散してしまう」という事実に打ちひしがれてください……。

 

Dramatic

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続いてリリースされたシングル「Dramatic」はほとんど「Hocus Pocus」の続編のような仕上がり。MVの予算無さそう感凄すぎるな……。ダンプラじゃんこれ。

 

Be!

Dumb

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デビュー年の11月5日に1stミニアルバム「Be!」がリリース。これまでのシングル収録曲にイントロと新曲2曲を加えた構成になっています。リード曲「Dumb」はトロピカルハウスとラテン(ムーンバートン?)の融合といった雰囲気で前2作に比べると「どこが違うかわからないけどなんかこっちの方が良い」と思わせる魅力があります。思い返すにこの頃ってなんか中小グルみんなラテンぽい感じの曲やってましたよね……。

 

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Cool

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2020年2月6日にシングル「Cool」をリリース。金属っぽいサウンドが耳を惹くイントロから808ベースブンブンの展開がまさに「Cool」。ビート感のゴリ押しに美麗ボーカルが乗るトンチキ/狂気。アートっぽいMVの演出が当時は『パラサイト』っぽかったですが今見ると普通にメンバーの顔があんまわかんないっていうアイドルのMVでは致命的な欠点を抱えてますねこれ……。

 

children

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「Cool」に引き続き路線変更に挑戦したシングル「children」。STAYC『YOUNGLUV.COM』より2年早いドリーミー・ベッドルーム・アイドルソング。キラキラのトイピアノが子供時代へのノスタルジーを誘います。ただやっぱ玄人ウケが過ぎる感もあり。それこそSTAYCは「ASAP」→「STEREOTYPE」で知名度とファン層を固めたあとにあのEP出した訳だし……。アニメMVもオシャレですがやっぱメンバーの顔がわかんねえのよ……。

 

Carnival

JUNGLE

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同年5月13日、2ndミニアルバム「Carnival」をリリース。リード曲「JUNGLE」は原点回帰のラテンナンバー。リリース当時の海外圏でのレビューを読んでみると「ガールクラッシュの流れでこういうコンセプトが流行っているが~」みたいなことをよく書かれており、それはそれで隔世の感があります。今だったらこれをガルクラとは言わないと思いますが、その今のガルクラの流れを作ったitzyのデビューは2019年頭なのでこの時期がちょうど潮目なのだと言えなくもない。MVの予算感も何故か格段に上がっています。ホントになんでなんだこれ……。

 

Re-Original

Venom

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スンウンのサバイバル番組『Girls Planet 999』出演を経て2年ぶりのリリースとなった3枚目、そして事実上の解散ミニアルバムとなった『Re-Original』。リード曲「Venom」は中毒性の高いダンスナンバーで、ブリッジ部分にギターが入ったりダンスブレイクがあったりとリスナーを惹きつけ続けるギミック盛り沢山。ヴィジュアルもバチバチに決まってるのに……どうしてこんなことに……。

 

Awaken

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リード曲でこそないもののアルバム収録曲「Awaken」は今までのラテン路線を引き継いだ楽曲になっています。どちらかというとムーンバートンではなくフラメンコ的なサウンドとデンボーのリズムの組み合わせですが、この路線のBVNDITはやはり良いということをミニアルバムの中で再確認させてくれる1曲でした。

 

ということで、突如解散してしまったBVNDITの楽曲紹介でした。推測しつつまとめると、チョンハの妹として「Gotta Go」路線のトレースからスタートした彼女達のキャリアでしたが、「Carnival」期には挑戦の幅も増えそしてそれぞれの楽曲の質が高いという本当に理想的な状態になっていっている感じだったのにコロナ禍に突入、ガルプラ参加→カムバックも成績振るわずで契約打ち切り、といった感じでしょうか……。本当に残念です。が!! 彼女達はいなくなった訳ではありませんので!! これからのメンバーたちの活動にも注目していきますよ!!!  何かあったら当ブログで随時アップしていきますので読者登録や私火気厳禁のTwitterフォローよろしくお願いします。

今回紹介したBVNDITの全楽曲をまとめたプレイリストを作成しました。ぜひご活用ください。

 

 

 

それではまた次回。

 

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