皆様アンニョン。火気厳禁です。今回はアーティスト、そして制作陣に焦点を当てた「Kultural studies」シリーズ。前回のDsign Musicに続き、今回も北欧系コンポーザーのMoa “Cazzi Opeia” Carlebeckerを特集します。前回記事はこちら。
Moa “Cazzi Opeia” Carlebeckerとは
読みはカシ・オペア。EKKO Music Rights所属で、ここを通して楽曲提供してるっぽい……? 調べたところ日本にも支部があるらしいです。以下引用。
エコーミュージックライツ・ジャパンはストックホルムを本拠地とし、LA、ベルリン、ソウルにも拠点があり作家を抱えております。数年前に立ち上がった音楽出版社で現在世界の作家約100組を抱えるブティック・パブリッシャーです。
前回のDsign Music同様北欧はこういう会社多いんだな……。この辺も追加調査の余地あり。
さてそんなカシオペアさん、ソロアーティストとしても活動しているようです。
すご……
提供楽曲
Red Velvet - Peek-A-Boo
2017年リリース「Perfect Velvet」収録。ダンスホールジャンルのアタックの強いキックと軽快なシンセの組み合わせがサイッコーに盛り上がる楽曲です。大きい音で聴くとドンドコ感がより感じられるので良い。
Red Velvet - Power Up
リリース2018年、アルバム「Summer Magic」リード曲。「Peek-A-Boo」のヒットを受けて同じチームで制作されたらしいです。K-POPではそこそこ珍しいサビユニゾンさせてたり8bitサウンドがコミカルだったり速いテンポ感が夏の雰囲気を高めてくれる一曲です。
TWICE - HOT
2019年リリース、「Fancy You」収録の楽曲。声ネタのイントロが特徴的なモータウンビート。抑制の効いたグルーヴ感とコーラスワークの掛け合いがめちゃくちゃにクールです。
itzy - ICY
2019年リリースのitzy2枚目シングル「ICY」リード曲。冒頭から声ネタとベースが炸裂するポップでグルーヴィな楽曲で、J.Y.Parkも制作に参加しているが彼の楽曲特有のクセが良い具合に聴いている感じなのかもしれないなと。だってTWICEに初めておろした曲「SIGNAL」だよ?
GWSN - Black H●le
2019年リリースの「THE PARK IN THE NIGHT part three」収録。少しだけ入ったレトロな雰囲気や高めに設定されたキーとコーラスワークがこのグループの持ち味である神秘的かつ可愛らしい雰囲気を感じさせます。
ELRIS - Jackpot
2020年リリースの同名ミニアルバムのリード曲「Jackpot」。
景気の良い
売れろ……
TWICE - Clock Shot
アルバム「Eyes wide open」収録
リリース: 2020年
Weeekly - Holiday Party
2021年リリース、Weeekly4枚目のミニアルバムのリード曲「Hloday Party」。前作までの青春!フレッシュ!カワイイ!というコンセプトから若干大人びた休日のWeeekly、といった雰囲気を纏いつつ、楽曲もミドルテンポで今までとは違った印象ながら少しストレンジで面白い感じの仕上がり。よく聴いたらこの曲もベースがすごいな……。
Billlie - flipp!ng a coin
2021年リリース、注目の新人グループBilllieの1stミニアルバム収録曲。UKベースミュージック的なビョンビョン&ノリノリ楽曲で最高。ギンガミンガヨも良いけどこっちもね……!! そして最近出たIVE「ROYAL」もこの路線だし何か微妙にムーブメントが来ている感じもします。
MOMOLAND X NATTI NATASHA - Yummy Yummy Love
MOMOLANDとドミニカのアーティスト、ナティ・ナターシャとのコラボ作品。流行りのディスコ調ポップソング、と言ってしまえばそれまでですが「BAAM」「BoomBoom」をやっていた彼女たちが国外アーティストとコラボしてこんなに大人っぽい曲をやるなんて……と感慨深さも味わえる楽曲です。
雑感
こないだ特集したDsign MusicのAnnaと同じ楽曲に参加してたりするのも面白かったですね(「Queendom」とか「Keep Your Hands Up」とか)。SMの北欧人脈の1人という感じもするけどここ近年で急速に中小事務所も海外発注するようになっているのかもしれません。それとも事務所を立ち上げるのがアーティストじゃなくてマネージャー上がりの人が増えてきて楽曲的な基礎、人脈みたいなものがない事務所が多くなってるとか?
年を経るにつれJYP系の仕事も増えてるの面白いですね……この辺もNMIXXに繋がる流れと言えるのでは……。ここ最近のJYPのコンポーザー陣をdigりたくなってきたので次回はその辺をやろうと思います……それではまた次回!!