(特別お題「わたしの推し」)
皆様明けましておめでとうございます。火気厳禁です。
今回は特集シリーズ「Kultural studies」、フォロワー内人気No.1、火気厳禁も大好きなLOONA特集です!! ヤッターーー!!
流石に彼女達の経歴、リリース楽曲を逐一書いていくとキリがないので私が好きな曲などに絞ってデビューから現在までのリリース曲を概観、オススメ出来ればと思います。しばしお付き合いください。
LOONA(今月の少女)とは?
今回紹介するグループ、韓国語での活動名は이달의소녀(イダレソニョ)。日本語で言うと「今月の少女」になります。英語名はハングル表記の子音(ㅇㄷㅇㅅㄴ)を並べ替えて英語表記に直したLOONA(ルーナ)。ファンの間ではハングル読みを略して「イダル」「イダルソ」と呼ばれることもあります。
グループのメンバーが1ヶ月に1人ずつ公開されていき、12ヶ月後(実際は2年越しなのですが)に完全体デビュー、という斬新な手法でプロジェクトを展開し、韓国国内は勿論海外からも注目を集めました。このプロジェクトとそれに付随するストーリー、世界観は「LOONAverse」と呼ばれ彼女たちの魅力の一つなのですが、ここでそれを詳細に書いているとただでさえ長い記事が3倍の長さになってしまうので割愛します。LOONAverseに付随する形でそれぞれのメンバーに担当の月、カラー、象徴動物が設定されているのもユニークなポイント。
メンバー全員魅力と才能に溢れていますが、中でも私の好きなメンバーはゴウォンとイブです。
ゴウォン
LOONA11人目のメンバー・ゴウォン。イメージカラーはエデングリーン、象徴動物(モチーフアニマル)は蝶。後述しますが声がめっちゃ可愛い。マジ姫。
イブ
9番目のメンバー・イブ。イメージカラーはバーガンディ、象徴動物は白鳥。愛称は「赤ちゃんリンゴ(아기 사과)」。とにかく顔が好き。「Whiy Not?」期の赤髪ショートボブ最高。
さてここからは各メンバーのソロ曲、そしてサブユニットの楽曲について書いていきます。
LOONA 1/3
LOONA最初のサブユニット「LOONA 1/3」。ヒジン、ヒョンジン、ハスル、ビビの4名で構成されています。ヨジンは当時中学生であったためユニット活動には参加していません。今回はヒジン、ヨジンのソロ曲をご紹介。
HeeJin - ViViD
LOONA1人目の少女、ヒジン。イメージカラーはピンク、象徴動物は兎。
そんな彼女のソロ曲「ViViD」はJazzy HIPHOPっぽいなビートとヒジンの艷やかな歌唱が楽しめる1曲。
YeoJin - Kiss Later
4番目のメンバー・ヨジン。メンバーカラーはオレンジ、象徴動物はカエル。2002年生まれのマンネ(末っ子)でもあります。
ストリングス、フィル、鍵盤で構成されるいかにもなアイドルソング。火気厳禁は声優オタク出身なのでいかにも声優ポップスにありそうな楽曲でビックリしました……。つかヨジン幼いな~~~、今も全然若いけどね。
説明は省きまずがヒョンジン、ハスル、ビビの楽曲はこちら。
LOONA 1/3 - 비의 목소리 51db(Rain 51db)
LOONA最初のサブユニットLOONA 1/3では超王道アイドルソング路線を展開。この「비의 목소리 51db(Rain 51db)」では更に擬古的な要素もプラスされ、ブラウン管画質のMVなどいかにもな雰囲気を醸し出しています。今のニュートロブームの耳で聴くとより良いね。
LOONA ODD EYE CIRCLE
LOONA2番目のサブユニット、ODD EYE CIRCLE。ジンソル、チェリ、キムリプの3名からなるグループです。今回はチェリとキムリプのソロ曲を紹介します。
Choerry - Love Cherry Motion
8人目のメンバー・チェリ。イメージカラーは紫、象徴動物はコウモリ。
彼女の芸名(本名チェ・イェリム)を冠したソロ曲「Love Cherry Motion」は開放的なエレクトロ・ダンス・ポップ。この曲はなんといってもサビ後半からのビートスイッチが強烈!! Travis Scottの「SICKO MODE」とタメ張るくらカッコいい。あとMVがめちゃくちゃ可愛いです。
Kim Lip - Eclipse
6人目のメンバー・キムリプ。イメージカラーは赤、象徴動物はフクロウ。ムーミンに似ていると言われることも。笑
そんなキムリプのソロ曲「Eclipse」はアンビエントな雰囲気のアーバンR&B。この曲のカップリング「Twilight」はJay Parkなどのビートでお馴染みCha Cha Meloneが担当しています。K-R&B、K-HIPHOPが好きな方にも是非聴いて頂きたい。
説明は省きまずがジンソルの楽曲はこちら。
LOONA ODD EYE CIRCLE - LOONATIC(eng ver.)
上記のチェリ、キムリプにジンソルを加えた3名のユニット「LOONA ODD EYE CIRCLE」の楽曲「LOONATIC(eng ver.)」。リバーブ感のあるギターサウンド主体のトラック、英語詞なのも相まって個人的には聞き覚えのあるようなないような不思議な感覚になる楽曲です。
LOONA yyxy
LOONA最後のサブユニット・yyxy(ワイワイバイワイ)。イブ、チュウ、ゴウォン、オリビアへの4名からなるユニット。火気厳禁の一番のお気に入りユニットです。
チュウ - Heart Attack
10人目のメンバー・チュウ。イメージカラーは桃色、象徴動物はペンギン。デビュー前からインスタグラムで注目を集めていたという経歴を持ち、今もLOONAのポップアイコンとしてバラエティなどでも活躍しています。
ダンスホールレゲエ調のトラックが楽しく、そしてチュウの歌声がめちゃめちゃ心地よいソロ曲「Heart Attack」。彼女のパブリックイメージを掴みまくったMVの演出も愛らしいです。つかMVがさ……もう…… 何が言いたいかは見れば分かると思います。
ゴウォン - One & Only
火気厳禁の推し、ゴウォン。実はこの曲(というかゴウォン)については過去に記事で書いているのですが、
彼女の若干舌っ足らずで儚げで庇護欲を掻き立てるこの声が一曲通して楽しめるなんて最高過ぎませんか? ゴウォン……お前がOnr&Onlyだよ……。
説明は省きまずがイブ、オリビアへの楽曲はこちら。
LOONA yyxy - love4eva
そんな4人のユニット・LOONA yyxyの活動曲「love4eva」は作曲陣にアートポップの名手Grimesを迎え、毒っ気のある可愛さを表現。キャッチーなダンスと制服風の衣装もキュート過ぎてたまらん。何よりこの不穏なMV!! これがLOONAverseですよ皆さん。是非観てください。
『+ +』
ソロ、サブユニットでの活動を経て、2018年8月に完全体として初の完全体でのアルバム『+ +』をリリース。1人目のヒジンがデビューしたのが2016年なので、完全体になるまでに2年もかかっている訳です。後で詳しく書きますがそりゃ経営陣もプロデューサー切りたくなるわ……。逆に言うとそれほど綿密に世界観を作り込んでいるということなのですけどね。
Hi High
リード曲「Hi High」は恋に夢に全力で向かっていく少女たちの様子を爽やかに描いた疾走感のあるエレクトロポップ。歌詞も面白く、「今までこの世に存在しなかったワガママな私(세상에 없던 이기적인 나야)」「恋って受験より残酷ね(수능보다 더 사랑이란 잔인해)」などパンチライン盛り沢山。これフロアで爆音で聴いて走り回りてえよなあ……。あんな大人っぽい曲で出てきたキムリプがめちゃ可愛いツインテを披露しているのも注目です。
favOriTe
ニュージャックスウィング風味のトラックがカッコいいカップリング曲「favOriTe」。「Hi High」とはまったく違ったクールなコンセプトを展開しています。次々に繰り出されるボーカルワークに圧倒される3分間をお楽しみあれ。
『x x』
2019年2月リリース、前作『+ +』収録曲に新たに7曲を追加したリパッケージアルバム。このアルバムのリード曲「Butterfly」で彼女たちはその人気を確固たるものにしました。
Butterfly
リードトラック「Butterfly」では新たな音像、世界観を提示すると共に世界中のファンに「自分らしく、蝶のように羽ばたけ」というエンパワメントのメッセージを送りました。洗練されたトラックやボーカルワーク、コレオも素晴らしく、自分がファンであることを差し引いて考えてもK-POP史に残る名曲だと思います。
Stylish
フューチャーベース系楽曲「Stylish」。Bメロでぐっと音数が減る展開がカッコ良すぎるしキー高めのコーラス、ダブリング(ボーカルの2重録り)がめちゃくちゃ綺麗。アルバム収録曲ですが「Butterfly」に並んでLOONAの神秘的な魅力を上手く楽曲に落とし込んでいると思います。
Perfect Love
「Perfect Love」は爽やかなシンセポップ。軽やかな曲調に乗せて"完璧な"一目惚れを歌った楽曲です。チェリの「チンシミヤ ハァ~♪」好き。
『#』
2020年2月リリースのアルバム『#』。この時期にプロデューサーであるチョン・ビョンギがLOONAverseの展開を巡り事務所経営陣と対立、LOONAの所属事務所であるBlock Berry Creativeを去ることとなりました。
一方で、NCT 127「Cherry Bomb」カバーダンス動画の公開をきっかけにSMエンタの代表であるイ・スマンがプロデュースに参加。
ここからLOONAのコンセプトが大きく変わっていきます。この接点が無かったらSMCUも無かったかもしれないから凄い話だ……。
また、この時期からメンバーのハスルが心理的な理由から活動休止。11人での活動へと突入します。
So What
プロデューサーにイ・スマンを迎え、ガルクラ系へとコンセプトチェンジ。正直リアルタイムで追ってた時は「あ~~ここもこういう感じに……」と残念な気持ちの方が大きかったのですが、今フラットな気持ちで聴くと普通に完成度高くてカッコいいですね。「Butterfly」のMVでもそうですがエキストラに色んな国、地域の方を起用しているのも国際的人気への目配せなのかなと思います。バンダナマスクのビビ氏カッケー。
Ding Ding Dong
ミニアルバム収録曲の「Ding Ding Dong」は「そうそう!!こういうのでいいんだよ!!」なバブルガム・ポップ。ゴウォンの「ピミリヤ……」が最高。ヨジンのラップもめっちゃ可愛いしキムリプの甘ボーカルも良いしいちいち書いていくとキリがないですがアイドルファンならこれで萌えない奴はいないはず。
『12:00』
2020年10月リリース、前作に引き続きイ・スマンをプロデューサーに迎え、攻撃力高めなコンセプトを披露しました。
Why Not?
「Why Not?」は前作からガールクラッシュ路線を引き継いだ雰囲気のエッジィな一曲。808ベースブンブンで嬉しくなっちゃいますね。HIPHOPっぽいパートとビートミュージックの2つを行き来する構成が楽しく、前作のヴィジュアルイメージは踏襲しつつ楽曲はよりキャッチーに仕上がっています。
Voice
収録曲「Voice」(韓国語ver.タイトル:Star)は80sサウンドを取り入れたダンスナンバー。ニュートロテイストを上手く取り入れた楽曲。この曲でビルボードのポップエアプレイチャート(ラジオでかかった回数のランキング)に6週連続チャートインするなど、欧米圏でのファン層の厚さも証明されました。
Hide & Seek
「Why Not?」のビートミュージックパートを発展させたような「Hide & Seek」。四つ打ちでドライヴ感のあるビートに、1,2番共にオリビアへのラップが光ります。
OOPS!
こちらは「Why not?」よりHIPHOP色の強い「OOPS!」。ベースが景気良くドンドコ鳴ってる曲は良いですね。この曲のラップパートをイブさんがモノマネしたver.好き。(3:45~)
『&』
2021年6月リリースのミニアルバム。このリリース活動から活動休止していたハスルが復帰!! このあたりから事務所の賃金未払い問題なども明るみになりファンとしては不安もありつつ、更に新しい姿が見られるという喜びもある複雑な状況でした。
PTT(Paint The Town)
活動曲「PTT(Paint The Town)」はボリウッドジャンルとEDMを合わせたアッパーな楽曲。この曲にはチョンビョンギ、イ・スマン両者ともにプロデュースに関わっておらず、MVの中でLOONAverse的な演出もあり運営的にこの世界観を続けるのかモチーフとして残しているのかファンとして測りかねるところ。
WOW
ニュージャックスウィング的なサウンドを可愛らしく応用した「WOW」。タイトルにもなっているリフレインのフレーズが楽しい。ヒジンのヴィジュアル仕上がり過ぎやろ……。
Dance On My Own
アコースティックっぽいギターサウンドにTrapを取り入れた「Dance On My Own」。ビートだけ聴いたらUSメインストリームのラッパーの曲じゃん、といった雰囲気ですが、彼女たちの個性豊かなボーカルが載ることで爽やかな質感に仕上がっています。
U R
lo-fi hiphop調のビートにミドルテンポバラートを乗せた「U R」。しっとりした質感のサウンドにゴウォンのボーカルが大活躍。アルバムの〆に相応しい楽曲です。
その他色々
日本デビュー『HULA HOOP』
そんなLOONAは2021年に日本デビューも果たしています。日本デビュー曲「HULA HOOP」は惑星、衛星の公転の関係をLOONAとそのファンの関係になぞらえたような楽曲になっており、今までのソロ曲MVからモチーフをサンプリングしたMVもこれまで追ってきたファンにはぶっ刺さる仕上がり。既存ファンも新規ファンも大喜びの出来なのではないでしょうか。
Not Friends
K-POPシーンで活躍する作曲家、ライアンジョンの企画にLOONAからヒジン、キムリプ、ジンソル、イブが参加。LOONA本隊ではおそらく扱わないであろう大人な恋愛がテーマの楽曲になっています。マンガ「デストロ246」みたいなMVが最高なので観てください。
Yum-Yum
子供向け3Dアニメコンテンツ「ココモン」とのコラボにLOONAからヨジン、キムリプ、チェリ、ゴウォンが参加。4人がうたのおねえさんとして頑張っている姿が見れます。にしてはヨジンの見た目が若すぎる気も……笑 ちなみにこのコラボでもう1曲出てます。
ということで! Kultural studies LOONA編でした!
今回紹介した楽曲と、その他オススメ楽曲を何曲か加えたプレイリストを以下に貼っておきますので、気になった方は是非ご活用ください。上にも書いたように事務所のゴタゴタが色々あってソロ曲があまり配信されてないのです……「ソロ曲とそのカップリングも聴いてみたい!」という方はインターネットの海を潜ってみてください。盤もまだ買えるはず。
また、以下「参考資料」に公式SNSなどのリンクを載せておきますので気になった方は是非フォローしてみてください。
今年もよろしくお願いします。それではまた次回!
(今回はてなブログ公式のお題に乗っかったので非公式のステージ動画など紹介出来ず片手落ち感があるのですが、youtubeで検索すると出てくるので気になった曲があればステージ動画是非探してみてください!!)
参考資料