皆様ごきげんよう。今回はシンプルにH1-KEY特集！ ということでディスコグラフィを追いながら楽曲紹介&レビューしていきます！！
はじめに――H1-KEYとは
H1-KEY(ハイキー)とは、GLG所属2022年デビューの4人組ガールズグループ。ソイ、リイナ、シタラ、イェルの4名でデビューしましたが2022年5月に諸事情ありシタラが脱退、その後「RUN」での活動から新たにフィソが合流。
グループ名をそのまま韓国語読みすると「高い背」となる通り平均身長高め(170.6cm)。メンバー全員が大手～中堅芸能事務所で長年の練習生経験を持ち、そのスキルは折り紙付き。中でもリイナはデビュー前『PRODUCE48』に出演経験もあり、更に日本語が堪能。そんな経緯もあってか(？)日本のエージェント企業(KJ MANA Ent.)とも契約し日本で開催されるフェスやイベントにも出演しています。各種公式アカウントは以下からチェック。
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https://www.instagram.com/h1key_official/
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さてここからが本題、楽曲紹介に参りましょう。
ATHLETIC GIRL(2022.01.05)
デビューシングル『ATHLETIC GIRL』の表題曲。2022年当時のK-POPシーンを思い返すにaespaとかSTAYCが出てきたくらい＝第4世代的な洗練が始まったくらいの時期だと思うのですがそれにしたってガルクラド直球過ぎんだろ！な仰々しい演出のMVも今見ると味わい深いですね。
以下で紹介するミニアルバム『Rose Blossom』にフィソ合流後の再録ver.が収録されています。
RUN(2022.07.06)
フィソ合流後のシングルアルバム『RUN』は前作と打って変わって開放的な雰囲気のあるポップかつややロックテイストの楽曲。スポーティなムードと夏に合わせた爽やかなMVもかわいらしい。
Catch’n’Release
収録曲「Catch’n’Release」はベース・ミュージックのサウンドを取り入れつつ歌唱というよりラップ寄りのボーカル設計になっており、このグループが時折見せるナスティな雰囲気が楽しめます。個人的にこの曲が一番好き。
Heart Light
バンドver.も制作されているH1-KEYフェス出演時の定番曲。「여기는 paradise(ここはパラダイス)」のparadiseところを開催地の地名に変えて歌うのがお決まり。
Rose Blossom(2023.01.05)
タイトル曲「Rose Blossom(건물 사이에 피어난 장미:建物の間に咲いたバラ)」は作詞にDAY6のYoung Kが参加。BPM遅めではありますがTrapの雰囲気を感じるハイハットやベース、メロディアスなシンセと耳に残るサビのボーカルライン、そして逆境にも負けずひたむきに頑張る姿を描いた歌詞が共感を呼び、発売から約2ヶ月後に音楽チャートを逆走、彼女たちの代表曲となりました。
この活動時のビジュアルにはファッション誌『DAZED』の関係者が多く携わり、緊張感のあるイメージを作り出しています。詳しくは以下過去記事をご確認ください。
Ring The Alarm
アルバム1曲目に収録されている「Ring The Alarm」は目覚めた瞬間からH1-KEYの明るいエナジーを受け取れるHIPHOP楽曲。タイトルの通りアラームの音から始まるユニークな楽曲で、バラード一辺倒じゃない不思議でクールな魅力が楽しめる1曲です。
Crown Jewel
壮大なTrapEDMをベースにタイの伝統楽器を加えた意欲的な「Crown Jewel」。K-POPらしいケレン味とやっぱハイキーってこっち路線も似合うよね～。
You Are My Key (for M1-KEY)
初のファンソング「You Are My Key (for M1-KEY)」は明るいEDMジャンルの楽曲。開放的な雰囲気でこれこそフェスで聴きたかった……けどXD Fesではやらず。
Dream Trip
アルバム本編を締めくくる「Dream Trip」の制作には我らがエクシが作詞に参加。夢幻的な歌詞の世界観をレゲトンのリズムとボーカルエフェクトでより深め、独特のグルーヴ感を持たせた隠れた名曲です。
Seoul Dreaming(2023.08.30)
SEOUL (Such a Beautiful City)
都市の夜景を思わせるキラキラシティポップ。夢を追いかけて上京(？)する人々の想いとソウルという都市をリンクさせた歌詞にはピオナチャンミに続きYoung Kが参加が参加しています。タイトル見て万博誘致プロジェクトかなんかかと一瞬思った。
これまた風変わりなティザーが面白い。
Time to Shine
アルバムの先行シングルとして公開された「Time to Shine」。若干ニュージャックスウィングっぽい雰囲気のトラックが楽しい。あとMVのおかっぱリイナ好き。
Low-key Scared But H1-KEY Ready
タイトルを意訳すると「正直怖いけどH1-KEYは準備出来てる」かな？ 何かと比較される社会(=アイドル産業)の中でひたむきに前進する姿を描いた歌詞を、長い練習生期間を経てやっとデビューした彼女たちが歌っていることにものすごく涙腺を刺激される……。
Magical Dream
収録曲「Magical Dream」はラテントラップ。最高。作詞には同事務所所属の人気シンガーソングライターステラ・ジャン(Stella Jung)が参加しております。『Rose Blossom』から徐々にHIPHOP的な雰囲気の曲も入れ込んできて嬉しいけどこの曲はパフォーマンス動画とかが上がってないのが惜しいですね……
Thinkin’ About You(2024.01.19)
2024年1月に「H1-KEYnote」プロジェクト第1弾シングルとしてリリースされた「Thinkin’ About You」。ワルツのような三拍子のリズムが心地良いミドルテンポバラード。
Deeper(2024.02.27)
「Thinkin’ About You」に続き2024年2月末にリリースされた「Deeper(기뻐)」は葛藤や未練を抱えながらも別の道へ進む決意を軽やかに歌う楽曲。上のTAYもそうだけど何故SOPHIEフォントを……
Love or Hate(2024.06.19)
Let It Burn
現時点での最新楽曲「Let It Burn(뜨거워지자)」はロック調、今までの楽曲の雰囲気を残しつつややカッコいい路線に寄った印象。マンネ組(フィソイェル)とオンニ組(リイナソイ)の声質の違いが明確に出ている気がする。
♥ Letter
遅2step？ アトランタベース？なアルバム2曲目「♥ Letter」。浮遊感のあるトラックとややテンション抑えめで親密な印象を与える歌唱と合わせた新機軸。
Iconic, Rainfalls
やっとバラードみの薄いR&B楽曲が来て嬉しい！ 「Iconic」はSTAYC『YOUNG-LUV.COM』を想起させるHIPHOPの雰囲気もあるR&B、Bメロから入ってくるフィルが良い……。「Rainfalls」は今までのH1-KEYっぽさもあるポップな雰囲気で可愛い。
おまけ
ディスコグラフィには入らないけど見て&聴いてほしいパフォーマンス動画をまとめました。
Tinashe - Me So Bad (ft. Ty Dolla $ign, French Montana) Cover
デビューしたての時期に公開されたオルタナティヴR&Bの先頭をリードするTinasheの「Me So Bad」カバー動画。しかしシタラって逸材だよな……。
Touch My Body(SISTAR cover)
大先輩SISTARが誇る夏の定番曲「Touch My Body」を音楽番組の企画でカバー。健康美的な雰囲気がマッチしています。最高。
QUEENDOM PUZZLE - WEB(선) riina fancam
楽曲自体はガルクラっぽい感じの なんですが衣装が！！ ミュグレー！！ 最近またアイコニックなデザインで復活してきているミュグレーのかなり早い着用例ではないでしょうか(キオプとかヒョリンよりも早かった気がする)。リイナのフィジカルの”強さ”とコレオと普段あんまりしない妖艶な表情がねーーもうねーーー。終わりや。
STAY WITH ME / 真夜中のドア
先日日本・お台場にて開催されたXD Fesで突如披露された松原みき「真夜中のドア」カバー。会場で見ててびっくり&ブチ上げ。上記「Seoul」からのシティポップの流れもありつつ類まれなるフィジカルとボーカルの調和でセクシーなニュアンスも完璧に表現。早くダンプラ動画かちゃんと撮ったパフォーマンス動画くれ！！！！！！！！！
終わりに
久々に活動中のグループの特集組んだな……。今後はオルタナR&Bみたいな曲やってほしいんですけどどうでしょうか。つか前それでプレイリスト組んだんで興味ある方は是非。
