火気厳禁のハングル畑でつかまえて

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半地下のオタクがK-POPを語るブログ

20230715/旧譜digレポート(MOMOLAND編)

皆様アンニョン。解散済みグループ特集「旧譜digレポート」シリーズ第5弾! 今回はジュイがQUEENDOM PUZZLE出演で再度注目を集める(?)MOMOLAND特集です。下に目次置いたので時間が無い人は読みたいところから読んでください。

 

MOMOLANDについて

2016年デビュー、Mnetのサバイバル番組『MOMOLANDを探して』で選抜されたガールズグループ。デビュー当初は7人組でしたが2017年のテハ加入、2019年のヨヌとテハの脱退、2020年デイジーの暴露と事務所の協議などあり最終的には6人で活動していました。所属事務所はダブルキックカンパニー(現MLDエンターテインメント)。K-POPでダブルキックというとやはり二段横蹴り(イダンヨプチャギ)の名前が浮かびますが、どうやら彼らが立ち上げた個人事務所ということではなく「Girl’s Day」マネージャーだったイ・ヒョンジンによって設立された芸能プロダクション(wikiより引用)だそう。ですがまったく関係がないというわけではなく、いくつかのMOMOLANDの楽曲制作に彼らが参加しています。作曲に関しては先述のオーディション番組に参加していた新沙洞の虎(シンサドンホレンイ)の功績が大きく、彼が手掛けた「BAAM」「BBoom BBoom」はどちらもMVの再生回数は億超え。韓国国内のみならず世界中から熱い注目を浴びました。2023年1月の契約満了に伴いグループも事実上の解散。元メンバーのヨヌが女優業を行っている他、ジュイはアイドルラッパーのサバイバル番組『2番目の世界』、ガールズグループ再編成サバイバル番組『QUEENDOM PUZZLE』に立て続けに出演しています。

 

ディスコグラフィ

早速そんなMOMOLANDのディスコグラフィを振り返っていきましょう。

 

1st Mini Album - Welcome to MOMOLAND

짠쿵쾅 (JJan! Koong! Kwang!)

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2016年リリースのデビュー曲。二段横蹴り先生によるいわゆる~なK-POPアイドルソングです。タイトル「짠쿵쾅 (JJan! Koong! Kwang!)」は鼓動を表すオノマトペだそう。MVの色彩感覚といい謎タイトルといい2016年当時のK-POP感満載で良いですね~。

 

Uh-Gi-Yeo-Cha

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こちらも謎タイトル! TWICE「Heart Shaker」などを彷彿とさせるリズム感で甘酸っぱい恋心を歌ってます。もう今後絶対にK-POPで聴けないタイプの曲調で最高。今後あるとしたらロケパンだと思います。頑張れ!(?)

 

Welcome to MOMOLAND

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これも上2曲とそんなに変わらない雰囲気のアイドルソングですが、モモランドというグループ名にかかったアルバム1曲目に相応しい冒頭のアナウンスから、アトラクションの音などを色々取り入れていてとにかく楽しいです。

 

1st Single - 어마어마해 (Wonderful Love)

어마어마해 (Wonderful Love)

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2017年4月リリース、初のカムバック楽曲「어마어마해 (Wonderful Love)」。デビュー曲から引き続き二段横蹴りプロデュースのK-POPアイドルソング。EDM ver.も出ています。これが「BBoom BBoom」「BAAM」に繋がる伏線だったのか……? というかEDM調が流行ってたのかな。

 

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2nd Mini Album - Freeze!

Freeze!

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2017年リリース、2ndミニアルバムタイトルトラック「Freeze!」は前述の「Welcome to MOMOLAND」の雰囲気を引き継いだオルゴール風のメロディが可愛らしい1曲。このMVみんなビジュめっちゃ良いな……!! シュッとした男子が出てくる演出もちょっと時代を感じますね。

 

Orgel

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こちらもオルゴール風サウンドが用いられている「Orgel」。EDM風のビルドアップからブレイクビーツへと展開するサビの疾走感がアニメ~アイドルソング感もあり気に入ってます。

 

3rd Mini Album - GREAT!

뿜뿜 (BBoom BBoom)

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2018年リリース、一世を風靡した「BBoom BBoom」! 火気厳禁は2018年末にK-POPにハマったのですが、その頃YouTubeK-POPのMV見てるとサジェストでMOMOLANDのこの曲が出まくった思い出があります。チープと言ってしまえばチープなメロディのコミカルさとキャッチーなダンス、原色バキバキなMVとなんだかんだめっちゃ良いメンバーのビジュ……これを一発屋と切って捨てる訳にはいきません。無駄にハードなTrapサウンドのラップパート、ラスサビ前ヨヌの超絶セクシーキリングパートなど結構色んなネタが仕込んであるのも面白いポイント。

EXIDジョンファとヘリンのユニット曲「Are you hungry?」にめっちゃ似てるんだけどどっちも新沙洞の虎ワークスなのでまあ……(そもそもこれロシアかどっかの曲のパクリと言われてるし……)。

 

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Curious

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なんだかんだ言ってメンバーの声自体が物凄く魅力的であることを再確認させてくれるミドルテンポバラード「Curious」。リム主体のサビも当時の公園少女とかLOONAあたりの玄人ウケK-POP感がありたまらんです。

 

Same Same

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Same Sameと言えばSTAYC、という常識をぶち破る超絶名曲「Same Same」。エレクトロポップをベースとした楽曲で、キラキラのメロディと柔らかいメンバーの声質の相性がとにかく抜群。こんなんSped UpとかTikTokでバズりそうじゃんね。こんな良い曲なのに画質ガビガビの動画しか上がってないのなんやねん……。

 

4th Mini Album - Fun to The World

BAAM

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プムプムから続けざまにモモレンが世に送り出したパーティーチューン「BAAM」! パワーシンセとサックスのフレーズがクセになるダンス・ポップ楽曲です。MVでは世界各国の伝統衣装や歴史上の人物(?)を模した衣装を纏いつつ世界中を席巻する彼女たちの様子を描いています。毎回言ってますけどヨヌがさあ……イエップダ……。

 

Veryvery

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これめっちゃ聴いてた~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!! バッキングギターとスイートなシンセ、コシのあるリズム隊がグルーヴィーなディスコ風味の楽曲。冒頭のポップとしか言いようのないSEとナンシーの声の甘さがたまりません。

 

5th Mini Album - Show Me

I’m So Hot

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上記2作のヒットを受け完全にTikTok特化路線へ移行した「I’m So Hot」は2019年3月リリース、こちらも新沙洞の虎がプロデュースしています。印象的なサックスのフレーズと縦画角対応のダンス、これこれェ~~!!! でもK-POPTikTokチャレンジ文化が根付くのってアムノレ(2020年1月)以降だからやっぱちょっと早かったんだな……。あとボブのヨヌ。

 

Light Up

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NJS~シティポップ風味の「Light Up」、相当良い。

 

2nd Single - Thumbs Up

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6人体制になってから初のカムバック、2019年末リリースの「Thumbs up」はモモランド流のコミカルさとitzyあたりから始まったセフルコンフィデンスを融合させたアップテンポナンバー。こちらは新沙洞の虎でなく二段横蹴りによる作曲ですがここまで来ると手癖でやってる感も……。

 

Special Album - Starry Night

Starry Night

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2020年6月リリース「Starry Night」。タイトル曲だけズラッと並べるとかなり異質なシティポップ楽曲で、2019年~のシティポップブームを思い出しました。YUKIKA「NEON」、Yubin「都市女子」の流れを組み、デビューから4年目、そして一部メンバー脱退のタイミングでイメチェンを図ったのかなと今にして思いますが結果どうだったのかは次の曲をご確認ください。

 

3rd Single - Ready Or Not

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2020年11月リリース、「Ready Or Not」。やっぱモモレンはこれなのよ~~~!なパーティーチューンです。サックス風サウンドも健在。メンバー脱退に伴ってラップパートが無くなったのが寂しいですが、一度逸れたこのバブルガムソング路線に戻る判断は賢明だったと言えるでしょう。

 

3rd Digital Single - Wrap Me in Plastic

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2021年2月リリースの「Wrap Me in Plastic」はDJ・プロデューサーのCHROMANCEによる同名曲のカバー。プロデューサー本人もMVにカメオ出演しております(仮面被ってるし本人かどうか怪しいが)。この「Wrap Me in Plastic」はTikTok経由でバイラルヒットした楽曲だそうで、もはやバズを狙いに行くのではなくバズに乗っかる戦法を取り出したか……とリリース当時驚いたのを覚えています。あとなんか歌詞がエロい。

 

4th Single - Yummy Yummy Love

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2022年1月、事実上の最終リリースとなった「Yummy Yummy Love」。ドミニカのアーティスト、ナティ・ナターシャとのコラボ楽曲で、今までのポップド直球な作風ともまた違ったディスコっぽい曲調が新機軸でした。「BBoom BBoom」でのグローバルヒットからラテンアメリカ市場にターゲットを絞るというおそらくK-POP市場初めての試みも面白いな~と思いますし、同事務所の後輩ガールズグループLapillusにはアジア(フィリピン)とラテンアメリカ(アルゼンチン)にルーツを持つメンバーがいたりとそちら方面へのプロモーションは今後も続けていくようです。

 

おわりに

旧譜digレポートMOMOLAND編でした。

なんだかんだ良い曲多いしこの年代のK-POPグループって活動曲のテイストがそんなに変わらないから過去作から現在まで通しで聴きやすいですね。そうした点から考えると今はビジュアルイメージでグループを印象付ける手法が一般的になっているような……。個人的には、K-POPハマりたての時期にモモレンの中毒性の強い楽曲に出会ってたからK-POPによりのめり込んだところもあるような気がして感慨深かったです。あと火気厳禁の推しは勿論ヨヌです。

それではまた次回。

 

 

参考資料

 

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