ごきげんよう。海の向こうでは안녕하새요。時短要請も解かれた危急存亡の秋、皆様いかがお過ごしでしょうか。減り続ける感染者数と増え続ける記事の文字数。と、いうことで今夜も私火気厳禁がお届けしますのは｢ハングル畑でつかまえて｣毎月恒例カムバックアーティスト特集、超メジャーアーティストからTwitter見てるだけじゃ知れない新譜情報までざざざっとご紹介。投票を終えた方はごゆるりと。まだの方は是非行ってからお楽しみ下さい。さて1曲目に紹介するのはLOONAの日本デビュー曲「HULA HOOP」ですどうぞ！
皆様こんばんは。火気厳禁で御座います。今月は毎月恒例カムバックアーティスト特集ということで、火気厳禁が今月聴いた新譜をご紹介。
今夜の1曲目はLOONAの日本デビュー曲「HULA HOOP」。曲自体は先月公開されていましたがCDのリリースに合わせMVが公開されたので再びご紹介。感想は大体Twitterに書いたので割愛しますが(笑)、過去のソロ作のMVの衣装やモチーフが登場したり本国制作MVだったらありえないほぼ全編リップシンクによる構成などなどなど不安だったけど蓋開けたら全然良いじゃん！ CD買うわ！ と思っていたらこないだ出たライアンジョンとのコラボ曲「Not Friend」の盤も出るらしいのでそっち買います。
グループアーティスト
ARIAZ - Hot & Cold
9月末リリースでしたがブログ更新のタイミング的に紹介出来なかったのでここでARIAZの新譜をご紹介。マイナーグループの中でも「Moonlight Aria」など楽曲の圧倒的クオリティで一部界隈から注目を集めるARIAZですが、今回の「Hot & Cold」もオシャレな雰囲気の楽曲。頼むから早く売れてくれ……。
TWICE - The Feels
TWICEがなんと欧米デビュー！ 「The Feels」は"ベタだけどめっちゃ良い"ファンク系楽曲。BTSの影響とかそういうのもありそうだけどそもそもファンクってウケやすいんだろうな。しかも今回リリースのミニアルバムにはなんとなんとなんとあのRed Velvet「Bad Boy」作曲に参加しているでお馴染みStereotypesのRemixまで収録されてる！！ そちらもシンプルながら原曲を更に洒脱にアレンジした名曲です。
放課後トキメキ - SAME SANE DIFFERENT
新サバイバルオーディション番組「放課後トキメキ」3年生の楽曲。00～04年生まれの若い世代によるオーディション番組らしいですが歌ダンスの安定感凄いな。BUSTERSの子とかGIRLKINDの子とかが出てるらしいですがまあガルプラもあんなんだし本編視聴は無いかな……。
HOT ISSUE - ICONS
新人グループHOT ISSUEの2ndリリースはもはや定番と言っていいTrapベースのK-POP。まあ悪くはないけど……。MVのクオリティやたら高いけどどっから金出てんの？ カップリング曲「Hot Candy」はめっっっっちゃ良かったです。こういうのってジャンル何て言うんだろ。
PIXY - 중독 (Addicted)
こちらも新人グループPIXY。｢またこういう系か……｣という感じの重厚で荘厳なコンセプトを今回も展開。こっちもやたら映像のクオリティ高いんだよな……知らんだけで海外にデカいファンダムあるとか……？
TRI.BE - WOULD YOU RUN
その名の通りトライバルなサウンドを取り入れた楽曲が特徴のTRI.BE。ラテン・ポップのリズム感とK-POPらしいケレン味が炸裂してます。今回はそれに加え宇宙に行っちゃってるらしい(歌詞参照)。こういうヤバいグループが出てくるからK-POP面白いんだよな……。後述のaespa聴いてからこっち聴くと「サビもっと攻めてもいいんじゃね……？」ってなりますがどちらかというとaespaの方が異常。
RIGHTSUM - VIVACE
CUBEの新人グループLIGHTSUMの2ndリリース。浮遊感のあるシンセとディープハウスっぽい展開、「まあこういうのよくあるよな」とは思いつつみんな好きなやつ。
ミニアルバム収録の「You, jam」はFull8loom制作。初期の宇宙少女楽曲を2021年にアップデートしたような出来でめっちゃ良いです。
BLACKSWAN - Close to me
K-POP初ブラジル出身のメンバーがいるグループとして話題を呼んだBLACKSWAN。ヘミの脱退を経て初のリリース、抜けた理由とんでも無さ過ぎるでしょ……(検索して下さい)。楽曲は前作のいわゆる「ガルクラ」ではない感じのハウスな雰囲気になってて良いぞ……！？ こちらもサビで定番K-POPサウンドへ変化するのがある意味安心感があります。
bugAboo - bugAboo
さて今月のデビュー組は日韓台混成6人組のbugAboo(バガブー)。英語圏でオバケを意味する古い言葉らしいですが、デビュー曲はスウィング調のビートがなんとも楽しく、それでいて2014~5年あたりのK-POPの風味も感じさせます。
正式デビュー前からSNSなど活発に更新されていましたし調べた感じ日本圏でも注目度高めっぽい……？ 今後の活躍に期待ですね。
DreamNote - GHOST
や～～～～～～っとカムバしてくれたDreamNote！！ 蓋開けたら何これ！！？！？ いや…………DreamCatcherと似てるのはグループ名だけでいいんですよ……………といった感じのロックサウンド&クール系コンセプト。なまじビジュ良いだけに全然見れちゃうんだよな……でも違うのよ……。
SECRET NUMBER - Fire Saturday
SECRET NUMBERの3作目、タイトルが「炎の土曜日」ということでもしかしてトンチキ系……？と思いきや丁度よい塩梅のシンセポップ系ソング。今までの活動曲そんなにハマってなかったんですけどこれは良いですね……ちなみに少女時代テヨンが毎週コスプレしてダンスカバーするバラエティ番組は「驚きの土曜日」です。
ソロアーティスト
LUNA - Madonna
元f(x)・Lunaの「Free Somebody」以来の新曲はニュートロ系Divaポップス。というかもうタイトルがこの曲の全てを現してると思います。しみじみ良い曲です。あとイントロ、間奏などに使われてる声ネタがLOONA Odd Eye Circleの曲のやつ。
JO YURI - GLASSY
元IZ*ONE(この書き方全然慣れねえ)のチョ・ユリさんがソロデビューーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！
歌い方もグループの頃とは若干変えてる感じで、声自体はハスキーというかソリッドなんだけど歌全体として表情がとても豊かなのが凄い。
ソロになってからのスタイリングがめちゃくちゃ良い。あれ！？ チョユリ"さん"だ！？！ みたいな。あとミンジュ女優確定なのね……いいけどね……。
SUNMI - Go or Stop
こないだ｢1/6｣出したばっかじゃね？ なソンミ姐さん。それに加えガルプラ出演期間のリリース。どんだけ忙しいんだ……とそれはともかく新曲｢Go or Stop｣はド直球ハウス系のトラックが斬新でクール。
Raiden - It Wasn't Me (feat. CHOI YOOJUNG (Weki Meki))
www.youtube.comSM所属のプロデューサー、DJのRaidenがアルバムをリリース。Weki Mekiユジョン、(G)I-DLEミヨン、WayVシャオジュン、lIlBOIなどが参加した豪華なアルバムとなっています。
leesuho - 몸 MOM (Feat. So!YoON!)
www.youtube.comBalming Tigerのメンバーであるleesuhoがソロ・アルバムをリリース。Omega Sapien、ソロアルバムのジャケがキモいでおなじみ(?)So!YoON!、lil Cherryなど豪華ゲスト陣が参加。アブストラクト、ハイパーでポップなトラックにこれまたK-indie,K-HIPHOPの最前線を走るメンツが参加して今まで聴いたことないジャンルレスな楽曲を作り上げています。同じくBalming Tigerのsogummも新譜リリースしてましたね。こちらも要チェキ。
Jessi - Cold Blooded
www.youtube.comP NATIONが誇る激強フィメールラッパー・Jessiの新曲は女性ダンサーのサバイバル番組「ストリートウーマンファイターズ」とのコラボ。MVでは圧巻のパフォーマンスを披露しています。楽曲自体はというと最近のロックに寄った作風から声ネタ使いのシンプルでカッケえトラックに、タイトル通り温度低めなデリバリが乗りクールでicyな印象を与えます。ってかこれエロくない「WAP」だよね。
Hoody - 비가 그치면 (When The Rain Stops)
www.youtube.comAOMG所属、2013年デビューのベテランR&B歌手Hoodyの新曲「비가 그치면 (When The Rain Stops)」。「雨が止んだらこの気持ちも晴れるのに」という切ない気持ちを歌った楽曲で、秋雨のBGMにぴったりなしっとりR&Bです。
……と事前に書いておいたらEPもリリース！ リード曲「D-Day」は客演にGIRIBOY、ビートにCha Cha Maloneを迎えた明るい秋ヴァイブスの楽曲。
Summer Soul - Mark Me
www.youtube.comこないだの記事で紹介したSSWのSummer Soul。この浮遊感のあるボーカルがいいよね……。あとこれ書いてる時点(10/23夜)で再生回数1000回ちょっとって少なすぎるだろ。何？
meenoi - 살랑살랑
www.youtube.com火気厳禁激推しSSW・meenoiがフルアルバムをリリース！！
全曲通して相変わらずの鍵盤サウンドが心地よいモダーンなTrap系R&Bを展開。とにかく可愛いからアルバム聴いて……。
ダンスフルで観て～と思ってたら音楽番組出てくれました。エンディング妖精可愛い。
アルバム収録曲「Fuxk off」のMVも良いです。
しかもKilling Verseにも出てる！！ 自身の楽曲のメドレーに加えなんとラップの新曲(？)も披露していますのでこちらも必見です。
Stella Jang - 집에 가자(Let's Go Home)
www.youtube.comこちらも人気SSWである、ステラ・ジャンの最新ミニアルバムからリード曲「집에 가자(Let's Go Home)」。Cheezeとのコラボ曲「31」でも見せた等身大でリスナーの心に寄り添う歌詞と素朴なギターサウンドが心地よいバラードです。
KittiB - A.D.H.D
SSW、ラッパーのKittiBがミニアルバム「BE」をリリース。リード曲「A.D.H.D」は軽快なロックチューン。シティポップ風味な「Let' s Get Lost」「WE-YOU」など収録曲も名曲揃いです。
自分この人最近知ったんですけどフィメールラッパーのサバ番｢Unpretty Rapstar｣シーズン2に出演してHeizeと対戦してたらしいです。このシーズンAsh-Bとかもいるやん……すげえな……。
CL - Tie a Cherry
www.youtube.com言わずと知れたCLがついにフルアルバムをリリース！！ 先行でリリースされていた「SPICY」に比べるとより洗練されかつHIPHOP寄りのポップスな雰囲気ですが、歌もビートも完成度は相変わらず。今回の作曲陣にはLil Nas Xなどにも提供している Nick Leeが参加！ それに加え「SPICY」のビートにも参加、Remixではラップもしてたsokodomoの名前もあり、独特の世界観とこのポップさを両立させています。アルバムには先行リリースされていた「SPICY」「HWA」に新曲を加えた全11曲。聴き応えバツグンです。
Owell Mood - Picky Baby (feat. 비비 (BIBI))
Hi-Lite所属のR&Bシンガー、Owell MoodがBIBIとコラボ！ 彼お得意のラテン風味なビートとスイートな高音ボイスが心地よいし、BIBIのクセもコシもあるボーカルとリリックがこの曲の「猟奇的な彼女」的なテーマに合ってて良い！
Owell Mood君については後日更新予定の記事でより詳しく書く予定ですのでお楽しみに。
CHANNEL 201 - 공백 (Blank) (feat. 유라 (youra), CHE)
多分バンドのCHANNEL 201が客演にyoura、CHEを迎えた｢공백 (Blank) (feat. 유라 (youra), CHE)｣をリリース。検索しても全然日本語の情報が出てこないので詳細は分かりませんが(笑)、とにかくyouraの声が良い。渋いボーカルを披露しているCHEは去年デビューの新人ラッパーらしいです。
SOMI - XOXO
ソミの3ヶ月ぶり爆速カムバック！ YGお得意の欧米ポップスみのあるTrapを取り入れた歌モノ楽曲。しみじみ良い曲ですね……。あとMVの金のかかり方がハンパなさ過ぎる。今回リリースのミニアルバムには既存曲に加えGIRIBOY参加の「Don't Let Me Go」も収録！ 聴くしかないね！！
今月の火気pick : aespa - Savage
SMエンタのスーパールーキー・aespaがカムバァァッッッック！！！
活動曲「Savage」のタイトル通りオラオラな楽曲で、ついにnaevisの導きでKWANGYAに到達したaespaがBLACKMAMBAと対決する様子を描いています(何を言っているんだろう)。音自体も凶悪だしラップ→サビA→サビB、みたいな構成もハンパない。ランタイム(再生時間)4分で確実にお腹いっぱいにさせてくる感じもよく出来てて、naevisへの感謝パートが箸休め的に効いてるというか今どき4分て長いんですけど飽きずに聴かせることもちゃんと考えてるのが流石SMだなと思いました。
コンセプト先行で話題になりがちのaespaですが、これ最初聴いたとき想起したのがkZmが昔いた東京のHIPHOPクルー・kiLLaの「Ice Cold City」で、こんなゴリゴリのHIPHOP系ビートを"POP"の領域でやっちゃうの！？ とびっくりしました。あとこの曲といい今回の盤ロゴがGUCCIMAZEに似てる件といいなんでYENTOWN周りとaespaが被んだよ。
さて、aespa「Savage」の話に戻ります。
最初MV観た時2番頭の振り付けで「Tiktokっぽいな～～～」と思ってたらまさにカメラガイドなる動画がリリースされ、SNSでのパロディ・ダンスカバーを促進させる狙いがありありと伝わってきますね。SMは今年からPINK BLOODなるSNSのダンスカバーを公式でピックアップする企画も運営しており、こんなにエッジィな曲出しといてユーザーフレンドリーなのが面白いです。しかし何故にキル・ビル……？
公式がカメラガイドなんて出しちゃったもんだから音楽番組もカメラワークめちゃくちゃ凝ってるんですよね。なんとなくデビュー時のパフォーマンスから感じてたんですけど、aespaのダンスって敢えてガッチガチにシンクロさせてないっぽいですよね。バラバラだと言うことではなく、いわゆるカルクンムのピタッと揃ったダンスではない。これって多分HIPHOP系のキメの振り以外はゆるく合わせるっていう文脈があると思うんですけどどうでしょうか。ダンス詳しい方の意見求む。
勿論盤としての出来も素晴らしく、ミニアルバム1曲目「aenergy」では各メンバーのアビリティが明らかになり、2曲目「Savage」からBLACKMAMBAとのバトルが展開。「YEPPIE YEPPIE」ではかなり可愛らしい(それでもK-POP平均からしたらめっちゃ攻撃的だけど)表情を魅せつつ「ICONIC」で最後の曲「Lucid Dream」でしっとり〆る。という、我々をKWANGYAを疑似体験させるに十分な構成のアルバム『Savage』。必聴です。
あとはまとめて紹介しちゃいますがリサが参加したDJ Snakeの「SG」とか「Queendom」のRemixとかBOL4の「Butterfly Effect」とかIU「Strawberry moon」とかも聴きました。後述のプレイリストにばっちり入れておりますので是非聴いてみてください。
ということで、10月のカムバックアーティスト特集でした。当ブログでは紹介した全楽曲をまとめたプレイリストと、
最近2ヶ月の新譜をアルバム単位でまとめたプレイリストを公開しております。
是非通勤通学のお供にご活用ください。
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