火気厳禁のハングル畑でつかまえて

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半地下のオタクがK-POPを語るブログ

20210922/旧譜digレポート(vol.1 PRISTIN編)

皆様アンニョン。今回は新シリーズ「旧譜digレポート」第1弾!  ということで、先日fromis_9が移籍した事務所・PREDISが過去手掛けたガールズ・グループPRISTINの楽曲について特集していきます。

 

概要

2017年3月、PREDISから1組のガールズグループがデビューしました。その名もPRISTIN。メンバーのナヨンとギョルギョンの2人は、オーディション番組『PRODUCE 101』に参加し、ガールズグループ「I.O.I」として活動。有力事務所から話題のメンバー、鳴り物入りでのデビュー。デビュー時のメンバーはナヨン、ロア、ユハ、ウヌ、レナ、ギョルギョン、イェハナ、ソンヨン、シヨン、カイラの10人。ギョルギョンは中国、カイラは米国出身と多国籍グループでもありました。その後色々変遷しますが、ここからは時系列でグループのリリースと火気厳禁のお気に入りの楽曲を紹介していきます。

 

PRISTIN

デビュー年の3月と8月にそれぞれ「Hi! Pristin」、「Schxxl Out」というミニアルバムをリリースしました。

 

「Hi! Pristin」

Wee Woo

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イントロ→1番verseの「We are Pristin! 안녕♪」の流れが心地よい~~~。タイトルにもなっている「Wee Woo」というフレーズが印象的に用いられ、とにかく軽快でキャッチーな楽曲です。これでデビューしたら当然ハネるとおもうんだけどな……。ありがちなティーンっぽい感じのMVもところどころ不思議な演出が入っていて目を惹きます。


Black Widow

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「Wee Woo」で魅せた可愛らしさとは裏腹に、2017年時点のガルクラ系(当時この言葉あったんかな?)という雰囲気。ここまで幅広くコンセプトを展開出来るグループもいないんじゃないかと思いますが、こういったカッコいい系コンセプトが先鋭化してどんどん壮大で重くなってきた今では難しいかもしれないですね。

Remixバージョンもカッコいい。(なぜか埋め込みリンクが機能しない……)

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「Schxxl Out」

We Are Pristin

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2枚目のミニアルバムの1曲目収録の「We Are Pristin」。軍隊のマーチングを思わせるイントロから繰り広げられるハイトーンなボーカルの応酬はここ最近の「音自体はガルクラ系だけど全体的な質感は可愛くてポップ」な楽曲の走りと言ってもいいかもしれません。アルバムコンセプトも「放課後」といった感じだしトレンドが一周してきてんのかな。

 

We Like

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デビュー作の軽快さはそのままに、より攻撃力を増した彼女たちの魅力が楽しめる「We Like」。キャッチーさやポップさはそのままコンセプトを微妙にズラす、というのは塩梅を間違えると往々にして変な感じになってしまいますが、サビでは堂々とした雰囲気の歌、振り付けながら可愛らしさも残す(特にサビ前)この手腕は素晴らしいです。

 

Aloha

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カワイイ~~~~と思いながら聴いてたらトラックのミニマルさに驚く1曲。作曲担当はGDLO(지들로)(ジーデュロ?)。MonoTree所属でNCTなんかにも曲を書いている方でした。それに加えメンバーのロアとシヨンも作曲に参加しているという……すげえ……。

 

PRISTIN V

2017年10月にカイラが健康上の理由から活動休止。続いての活動は2018年5月、ナヨン、ロア、ウヌ、レナ、ギョルギョンの5名からなるPRISTINのグループ内ユニット「PRISTIN V」の発足でした。

 

「Like a V」

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「Black Widow」で魅せたクール系のコンセプトを引き継ぎ、より大人っぽく仕上げた楽曲。みんな歌上手いしサビ前の囁きとサビでガッツリサブベース入るのカッケー。MVもめちゃ凝ってるな~~~。何が惜しいってこのユニット自体もこのシングルのみの活動で終わってるんですよね……。SMエンタ系のR&B楽曲とかやったら映えそう(カバーしてたりするのかしら)。カップリングの「Spotlight」も結構良いです。

 

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HINAPIA

2019年5月、PRISTIN解散が発表されました。ギョルギョン、ソンヨン、イェハナの3人はソロとして引き続き同事務所に所属し、他の7人は契約終了。そして2019年11月、別事務所OSR エンターテインメントからHINAPIAとしてロア、ユハ、ウヌ、レナ、そして新メンバーのパダを加え5人がデビュー。

 

「DRIP」

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流行りのガルクラ系コンセプトを採用したデビュー曲「DRIP」はアッパーなトラックに乗せて他人の目を気にしないスタイルを歌い上げる楽曲。よくある、と言ってしまえばそれまでですが決してレベルの低い楽曲ではなく、サビや間奏のコーラスの美しさは一級品。

しかし2020年8月、デビューから一年経たずして解散が発表されました。このニュース見た時中小事務所はコロナの影響もあってかなり苦しいんだろうな……と思いましたが、今振り返るにそもそもデビュー歴もあってファンも多いだろうに事務所もうちょっと頑張れなかったのかなとも思ってしまいますね……。PREDISに残ったメンバー含め、芸能活動を続けている方もそうでない方もいるみたいです。ギョルギョンとか色々大丈夫なんだろうか。

 

ということで、新企画シリーズ「旧譜digレポート」1回目、PRISTIN特集如何でしたでしょうか。下に今回紹介した楽曲のプレイリストを置いておきますので、是非聴いてみてください。

これからもあんまり聴けてないグループの旧譜をこちらのシリーズで特集していくつもりですのでご期待くださいませ(「Kultural studies」シリーズとの棲み分けも考えていきます笑)。それではまた次回!

 

 

参考資料

 

 

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