皆様アンニョン。火気厳禁です。さて今回は特集記事「Kultural studies」シリーズBLACKPINK編ということで、ガルクラの代表格にして国際的スターであるBLACKPINKの経歴と楽曲を振り返っていきます。火気厳禁も大好きだし度々このブログでも書いてきましたが、一挙にまとめて紹介はしていなかったので、映画「BLACKPINK THE MOVIE」が公開されてるタイミングで特集記事書いちゃおう!という魂胆です。お付き合いください。
グループ概要
2016年、BIGBANGや2NE1を輩出したYGエンタからデビューした4人組ガールズグループ・BLACKPINK。メインプロデューサーはグループアイドルとしての活動を経て音楽プロデューサーへと転身したTeddy。ガーリーなピンクとクールな黒の両面の魅力を併せ持つといったコンセプトからグループ名が付けられています。ジスが最年長ですがリーダーのポジションは設けておらず、練習生時代からのチームワークで意見がまとまるそう。余談ですがBLACKPINKはPUBGとコラボしてますね。確か乃木坂もPUBGとコラボしてたような……。
ジス
生年月日:1995/1/3
担当:ボーカル
最年長にして練習生期間が1番長いメンバー。2021年にはドラマ『雪降花』で主演に抜擢、女優デビューする予定でしたがなんかゴタゴタで結局放送されてないっぽい……?
綺麗な高音ボーカルが特徴。BLACKPINKの得意とする攻撃的なトラックにもバラードにも映える凛とした声をお持ちです。
ロゼ
生年月日:1997/2/11
担当:ボーカル
オーストラリア育ちの帰国子女。メンバーの中では練習生期間が1番短い(それでも約4年)。
2021年にはソロ名義でのシングル『R』をリリース。ロック系のレイジーな雰囲気もありつつ伸びやかな高音ボーカルを披露しました。
ジェニ
生年月日:1996/1/16
担当:ラップ
シャネルのアンバサダーを務めたりアイウェアブランド「Gentle Monster」とコラボアイテムをリリースするなどファッション界からも注目を集めているジェニ。(他のメンバーもだけどね!!)
2018年グループ初のソロ作品『SOLO』をリリース。ラップやダンスのスキルだけでなく、グループが持っている強い女性像をよりリアルに打ち出しました。
リサ
生年月日:1997/3/27
担当:ラップ
タイ出身、現地で行われたYGのオーディションで唯一合格したというリサ。昨年から中国のオーディション番組『青春有你』シリーズでメンターを務めるなど、国内外問わずパフォーマンス能力が評価されています。
デビュー 〜 『AS IF IT'S YOUR LAST』
上でも書きましたが2016年の6月にデビューしたBLACKPINK。ここからはざっくり1~2年ごとにリリース楽曲や活動の様子を振り返って参ります。
BOOMBAYAH
大手事務所であるYGが新たにローンチするガールズグループ、ということで期待と関心を集めまくったBLACKPINK。デビューシングル『SQUEARE ONE』のリード曲はYGらしいガラ悪EDMとHIPHOPの融合した楽曲「BOOMBAYAH」。を獲得するなど、鮮烈なデビューを飾りました。
WHISTLE
デビューシングルの1曲目(!)収録の「WHISTLE」は、タイトル通り口笛のメロディのループがクセになるHIPHOP/R&B楽曲。この名曲ですらコンペの段階で「デビューシングルにしては地味過ぎる」とか言われてたらしい(後述のドキュメンタリー参照)ので業界人はストイックというかなんというか……。
AS IF IT'S YOUR LAST
間髪入れずリリースされたシングル「AS IF IT'S YOUR LAST」。「BOOMBAYAH」と比べるとSavege感は抑えられ、可愛くそれでいて情熱的な女性像を描いています。リサのラップパートの3連フロウの箇所めっちゃ好き。
ループネタが何回聴いてもタヌキマリオがしっぽ振り回した時の音なんだよな……この感覚わかる人います?(笑)
『SQUARE UP』〜『KILL THIS LOVE』
デビューからの勢いのままスターダムを駆け上がるBLACKPINK。更に人気を確固たるものにしていきました。
DDU-DU DDU-DU
2018年に満を持してリリースした初のEP『SQUARE UP』。リード曲「DDU-DU DDU-DU」は近年メインストリームに君臨し続けているHIPHOPのサブジャンル・Trapを取り入れた楽曲。BLACKPINKの媚びない姿勢が貫かれた非常にドープなリリックとサウンドは多くのファンを熱狂させました。個人的な話ですがこのMVでBLACKPINKを初めてちゃんと見て1発で好きになりました。大手事務所の売れてるグループは映像に物凄い金かかっててそれだけでインパクト生めるもんな……すげえよ……。ピンクモリのジスは結局このMVでしか見られないのでしょうか。むちゃくちゃ好きなんですけども。
Dua Lipa & BLACKPINK - Kiss and Make Up
BLACKPINK初の客演!! なんと相手はDua Lipa!! タイトルは「キスして仲直りしよう」という意味。
(公式オーディオ動画なのにサムネがファンメイドのコラっぽいのはなんなんだ……)
KILL THIS LOVE
2019年リリース、ミリタリーのマーチング要素を多分に取り入れた「KILL THIS LOVE」はもう終わった関係への未練を捨てろと喝破する楽曲。火気厳禁がリアルタイムで初めてカムバを体験したのがこの楽曲。いや〜〜〜ブチ上がりましたね~~~。MVのリサのツインテがキンキラなの意味分からんもんな。攻撃力エッグい。
『How You Like That』〜『Ice Cream(with Selena Gomez)』
2020年に入ってからも姫たちの快進撃は止まらない! 新曲あり、超大物アーティストとのコラボありと盛り沢山の活動を展開しました。
How You Like That
2020年 月リリースのシングル『How You Like That』! ラスサビ前の「Look up in the sky, it's a bird~」のところのメンバー同士が向かい合う振り付けでお互いニコニコしてんのが可愛過ぎる。
Lady Gaga, BLACKPINK - Sour Candy
唐突にブチ込まれたガガ&ブルピンコラボ!! 「包み紙を剥がして口に入れて 私は甘いキャンディ」とセクシーな魅力を披露しました。推しがレディー・ガガとコラボする世界にいるんだな俺らは……。
Ice Cream (with Selena Gomez)
そしてデカコラボ第2弾!! セレーナ・ゴメスを迎えた「Ice Cream」!! しかも今回はBLACKPINKの客演にセレーナを迎えるという形式。 サブベースがめっちゃ太い! ブンブン! しかしながらボーカルのメロディラインでキュートな印象を演出してます。バランス感覚がヤバい。ていうかバックトラック何気めちゃくちゃシンプルなんだよなこれ。ラップパート後半で調子が外れた(?)バース部分と同じループネタ出てくるとこが好きです。作曲にはアリアナ・グランデの名前もクレジットされてます。
『THE ALBUM』〜 現在
そして2021年。BLACKPINKに限らず「これ全部今年の出来事か……」と思ってしまうくらい色々なトピックがあった今年ですが、コロナ禍においてもBLACKPINKは止まらない!
Lovesick Girls
疾走感のあるEDMサウンド主体のBLACKPINKらしい楽曲。フェスで合唱したくなるサビはやはり前年のコーチェラ出演のフィードバックなのでしょうか。初聴時は国際的な人気を裏付けるように英語詞の分量がかなり増えてきたなという印象も受けました。切なさも含んだような歌詞とは裏腹に振り付けがめっちゃ可愛いんだよな〜!
Bet You Wanna
ヘッズ的には今までで一番アツいCardi Bとのコラボ~~~~!!! Cardi Bはアメリカ出身、カリブ系の出自を持つフィメールラッパー。グラミー受賞歴も持つ今世界で最もホットなラッパーの1人なわけですが、この曲ではかなり控えめなカーディのラップが楽しめます(笑)。「2回目は無いかな~」と本人が言ってるしコラボ実現したの奇跡だと思うのよね……。まあWAPWAP言うてる人だし……(笑)。
そして2020年10月、Netflixにてオリジナル映画『BLACKPINK ~ライトアップ・ザ・スカイ~』が配信開始。K-POP自体の持つ構造やファンダムの規模感、メンバーそれぞれの出自とこれまでのグループの活動をドキュメント形式でまとめた作品で、音聴いて気になったならとりあえずこれ見ろ!! と強くオススメ出来ます(まあ過酷なスケジュールなどの問題も美化されてるっぽいのはどうかと思うけど……それ含めて見て欲しいな)。
2021年1月、BLACKPINK初にして超超超大規模のオンラインライブ「BLACKPINK THE LIVE」開催~~~~~~~~~!! バカデカスタジオでのライブパフォーマンスがこれでもかと詰め込まれた上にチケット買ってたら計8回(だったはず)の再放送が見れるという太っ腹っぷり。これが数千円で見れるんだからホント良い世の中やで……。
Pretty Savage
アメリカのバラエティトーク番組で先行公開された「Pretty Savage」のパフォーマンス。歌詞にもあるように「DDU-DU DDU-DU」の続編にあたるような楽曲で、BLACKPINKの中でもかなりHIPHOPみが強い曲になっています。好き。
Jennie - SOLO (remix)
ジェニの「SOLO」のライブ用Remix。大幅に変化を加えられたリリックの内容とスティッキーでいなたいフロウがハンパない! 解説というか感想は以下記事に書いてるので是非チェックお願いします。
「BLACKPINK THE MOVIE」感想
そして!!!!!!! こないだ公開されたBLACKPINKドキュメンタリー映画「BLACKPINK THE MOVIE」の感想を書いていきます!!!!!!!!!!!!!!!!
座席が振動したり風が吹いたりしてなおかつ前方3画面(!)で映像が見れる4DXScreen上映もあったのですが、初回それで見るとどの画面見ていいか分からなくなりそうだったので通常の上映で観ました。
BLACKPINKが愛おし過ぎてまぶたひっくり返るくらい泣きました pic.twitter.com/BcXJp0Daxy
— 火気厳禁 / kaki genkin (@kaki_genkin) 2021年8月7日
今年結成5周年を迎えるBLACKPINK。「THE MOVIE」はライブ映像を軸に新規インタビューを加え、今までの活動をパフォーマンスメインで振り返る映像作品でした。今年頭の「THE LIVE」を家で観てて「ライブ行きてえ~~~~~~!!!」と思いましたが劇場で観るBLACKPINKを観ると余計強くそう感じましたね。コロナめ……てか2019年のドームツアー行けば良かったな……。
インタビューパートではメンバー4人それぞれの思い出や今までの活動を振り返っての話、グループで活動することへの想い、そしてファンへの感謝が語られました。世界中のファンの期待に応えたいという気持ちがひしひしと伝わってきてめちゃくちゃ泣いた……。そのプレッシャーとか多忙なスケジュールをこなす原動力の源が純粋に歌うこと・踊ることが好きだから、というのもなんかこうグッと来きましたね。勿論異常なスケジュールを組んでツアーやらなんやらが行われてることに対する危惧はあるんですけど、この映画ではネトフリのドキュメンタリーで描かれたような苦労に関しては取り上げられず、純粋にこれまでの活動の軌跡を見せるといった構成でした。彼女たちのその輝きの裏にどれほどの努力や葛藤があったかと思うともうね…………。ていうか映画館の音響でライブ会場の歓声聴くと「ああこんなに多くの人に応援されてそしてそれにちゃんと応えようとしてくれてるんだな」というこの…………、あー書きながら泣けてきたわ。「推しにとって恥ずかしくないファンでありたいなあ」と強く思った次第です。
デッケえ画面、デッケえ音でBLACKPINKのパフォーマンスが観れる!! 上記のネトフリ配信ドキュメンタリーと合わせて「4時間で終わるBLACKPINK強化合宿」なのでこの機会に皆さん是非チェックしてみてください。
はい。ということでBLACKPINK特集でした。まとめてて思いましたけどほとんど"B面曲"みたいなものがなくてびっくりしましたね。トゥーマッチになるかなと思って省きました「SEE U LATER」「Forever Young」「Don't Know What To Do」「Crazy Over You」も好きです。
連休は劇場でBLACKPINKに会おう!! ではまた次回~~~~!!!!
おまけ
この映画公開とTHE ALBUMの日本盤が出たのに合わせてReal Soundで特集記事が公開されてました。歌詞解説もあって面白いんで是非!
BLACKPINK、日本盤リリースを機に紐解く『THE ALBUM』第1回:USミュージックの色濃い影響、世界に向けて表明する音楽 - Real Sound|リアルサウンド