火気厳禁のハングル畑でつかまえて

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半地下のオタクがK-POPを語るブログ

20210310/「ONE, THE HISTORY」開催記念・IZ*ONE特集

皆様アンニョン。火気厳禁で御座います。

さて今回は「「ONE, THE HISTORY」開催記念・IZ*ONE特集」と題しまして、超絶ざっくりとIZ*ONEの歩みを振り返っていきたいと思います。こないだ行った配信のまとめ&補足、みたいな感じですがこの記事だけでも完結するので気負わず読んでいってください。ほとんど日本での活動については書かないのでご了承ください(笑)。

 

1.  『PRODUCE48』 ~ 「La Vie en Rose」

『PRODUCE48』

IZ*ONEの結成のきっかけは、韓国のケーブルテレビ局Mnetが制作するオーディション番組『PRODUCE48』です。色んな芸能事務所から志望者を募り、そこから審査員の評価と視聴者投票によって上位のメンバーのみデビュー出来るというシステムのオーディション番組『PRODUCE』シリーズの3作目で、過去にはI.O.I、WANNA ONEがこの番組からデビューしています。

そしてこのプデュの最大の特徴はなんと言っても、AKBグループと共同で制作され韓国の練習生(デビュー前の研修生)と既にデビューしているAKBグループのメンバーが同条件でこのオーディションに参加している点。日韓合わせて総勢96名の参加者がデビューを賭けて争った訳で御座います。このプデュでは最終的に上位12名のメンバーがグループとしてデビューし、その活動期間は2年半と定められていました。

 

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最初の課題曲「(PICK ME)」です。久々に見たらIZ*ONEメンバーも脱落した子もみんな初々しい感じでなんか泣きそうになってしまった……。

で、結局次の章で触れる不正投票操作の問題が判明するんですが、いくつか記憶に残ってる評価ステージの動画を紹介します。

 

4話のI.O.I「Very Very Very」評価ステージ。可愛過ぎ。鼻血出るわ。チャン・ウォニョンの魅力爆発最強ステージです。で、この曲元々『PRODUCE』シリーズの1作目からデビューしたI.O.Iの曲なんですよね。胸熱。

 

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「Rumor」。このチームもすげえメンツだな……。セクシーな魅力を要求される評価ステージを見事にこなしていてマジハンパねえっすわ……。

 

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最終審査の「好きになっちゃうだろう?」評価ステージ。最終審査はこの曲と「We Together」の2曲が2組それぞれの課題曲となったのですが、この曲はタイトル通り全編日本語詞(秋元康)の作曲陣も日本の方。つまりAKB的な楽曲と、K-POP的な「We Together」(こちらは韓国産)の対比が行われたということですよ!! 番組当初から「日本的なアイドルとK-POPアイドルの違い」が取り沙汰されてきたプデュですが、この最終審査に全てが結実してます。センターのイェナがバチバチかましてて最高なんだよな……!! あとイ・カウンちゃんは本当に報われてほしい……。

 

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で、そんなこんなあって12名のデビューが決定します。

 

デビューミニアルバム『COLOR*IZ』

2018年10月、IZ*ONEデビューーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!

 

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グループ名には12人(IZ)が1つ(ONE)になる、という意味が込められています。デビューミニアルバム『COLOR*IZ』は初週売上8万枚。活動曲「La Vie en Rose」はフランス語で「バラ色の人生」を意味し、IZ*ONEの華々しいデビューを鮮烈に飾りました。アルバムには上記の「好きになっちゃうだろう?」「We Together」のIZ*ONEver.が収録されてたりもします。

 

この「La Vie en Rose」は火気厳禁がK-POPにハマるきっかけになった曲。ラジオの音楽番組で日本デビュー前の2018年11月頃流れていて「かっけえな……」となり、YouTubeでMV観たら物凄い衝撃を受けて死ぬほどリピートしました。ダンスや歌もさることながらMVの高級感(だってセンターがロエベ着てるんだぜ!!?!??!?)が刺さりまくったんですよね……。

 

小ネタとしては、このデビュー曲「La Vie en Rose」は元々CUBE所属のガールズグループ・CLCの曲としてリリースされる予定だったとか……。以下が流出したデモ音源です。まあこういうのはよくあることらしいですけどね。

 

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2. 「Violeta」 ~ 不正投票操作騒動

ミニアルバム『HEART*IZ』

2019年2月に2ndミニアルバム『HEART*IZ』がリリースされます。活動曲は「Violate」。このタイトルはスペイン語で「すみれ」を意味します。MVに用いられている宝石や鏡、そして印象的な"つばめダンス"はオスカー・ワイルドの童話がモチーフになっています。

 

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この時期の前髪作ってるミンジュ好きなんだよなあ〜〜〜!!! ユジンの力強いダンスも好きです。あと再生開始数秒で勝利確定ビジュの宮脇咲良さんね。最高。

 

不正投票操作騒動

 2019年の夏頃、というか『PRODUCE X 101』の放送中~放送後にかけて、番組による視聴者投票の得票数に操作があるのでは?という疑惑がネットユーザーの間で持ち上がります。これを受けて番組制作会社と芸能事務所への立ち入り操作、関係者への調査などがあり、結果としては投票操作がなされていたこと、事務所側から番組制作プロデューサーへの接待があったことなどが明らかになります。このあたりは参考資料に挙げたページに詳しく書かれているのでご確認ください。

この騒動以前から投票操作の疑いはあったのですが、『PRODUCE X 101』自体の人気(練習生の人気)がきっかけとなってこの問題が露見し、前シーズンである『PRODUCE48』でも投票操作が行われていたことが発覚したり、同制作会社が手掛けた『アイドル学校』にも疑いの目が向くなど騒動の規模はかなり広がっていきました。

こうしたことが起きる要因としては、「オーディション番組人気の過熱」があります。そもそもアイドルのサバイバルオーディションが盛んに行われている韓国芸能界ですが、その練習生がデビューに向けて頑張る、という番組の構成から熱心なファンが付きやすいこと、またデビューした後も既にファン層が出来ているので安定して活動出来ることが参加者(参加させる事務所)側のメリットとしてあり、番組が大規模になればなるほど利権が絡んで……と、ざっくりまとめるとこういった原因なのかなと。また今年Mnet制作のオーディション番組あるらしいけどどうなんだよ……。

 

3. 「FIESTA」 ~ 現在

ミニアルバム『BLOOM*IZ』

そんなこんなで解散の危機が訪れたIZ*ONEでしたが(X1解散しちゃったしIZ*ONEも……と当時は気が気でなかったです)、なんと活動続行!! ありがとう!!😭😭😭

 

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2020年2月にアルバム『BLOOM*IZ』をリリースし華々しく本当の意味でのカムバックを果たしたIZ*ONE。不死鳥のように蘇った彼女たちの姿と、活動曲「FIESTA」の持つ祝祭のテーマが共鳴し究極のパフォーマンスを披露しています。この時の金髪チョユリがホントかわいいんだよなあ……。

また、このアルバムはプロデューサーであるハン・ソンスが手掛けた最後の作品となり、デビューから続く「花三部作」に終止符を打ちました。まあでもこの人最後の最後でこう……立つ鳥が後を濁しちゃったなんてのもありましたね……。

 

『BLOOM*IZ』収録曲全部良いのですが、その中からご紹介するのは「SO CURIOUS」。とにかく可愛らしいこの1曲。こう一気に振り返るとプデュの「Very Very Very」からこのコンセプトが用意されていたんだなあ……。

 

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同アルバムから「Hush」。いやサムネイルのミンジュ強過ぎんか??? こちらはプデュの「Rumor」に近いムーンバートン系楽曲。振り幅デカ過ぎんよ……。

 

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とにかく『BLOOM*IZ』は名盤なので聴いてください。

 

至る現在

2020年6月に『Oneric Diary(幻想日記)』をリリース。ハン・ソンスが離れてから初のリリースということで、今までの活動曲とはまったく違う印象を与えるシネマティックEDMジャンルの楽曲「환상동화 (Secret Story of the Swan)」で活動しました。この時期の赤髪チョユリも可愛いんだよなあ……!

 

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このミニアルバムの収録曲の「Merry-Go-Round」が好き。ファンク要素もありつつ、キラキラしたシンセサウンドがIZ*ONEの爽やかな一面を引き立てています。

 

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そして2020年12月、最新の正規リリース(?)となるミニアルバム『One reeler / ACT IV』が発表されました。このリリース時の活動曲は「Panorama」。「今までの私達の歩みをパノラマショットで捉えよう」といった歌詞の内容、今までの活動曲の振り付けを随所に取り入れたダンス、そして迫りくる2年半の活動期間……。いや泣くってこんなん。

 

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IZ*ONEらしい、凛々しく芯がありながらも優雅な雰囲気の楽曲。こうして一気に振り返ると如実に分かりますが、「La Vie en Rose」と比べて明らかにMVの予算が増えている……凄い……。

このミニアルバムの収録曲だと「Sequence」が好きです。ファンクをベースとしたクールな楽曲なのですが、なんと制作陣は前述の「Merry-Go-Round」と同じe.one!

 

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その他リリース

ここ最近はコラボというかタイアップソングもリリースしてまして、下の「D-D-DANCE」はK-POPファンコミュニティプラットフォームアプリのUNIVERSEとのタイアップソング。ディープハウスっぽい楽曲がカッコイイ。

 

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こちらはペプシとのコラボで一部メンバーが参加の「ZERO:ATTITUDE」。なんとここでコラボしているソユさんはプデュでトレーナーを務めていた方! 師弟コラボ(?)ということもありやはり胸熱なのですが、個人的にはまずIZ*ONEよりラッパーのpH-1の仕事の幅広すぎだろという印象を受けました(笑)。こちらもカッコいいので是非。

 

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さいごに

ということで、非常にざっくりではありますがIZ*ONEのこれまでの歩みと代表的な楽曲、火気厳禁の好きなポイントやエピソードをつらつらと書いてみました。ついに今年4月で当初の活動期間である2年半を迎えるIZ*ONE。なんと!! そんな彼女たちは来週土日(3/13,14)にオンラインライブを開催します!! チケットは以下ページから買えるぞ!!!

 

https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2169741

 

もし解散したら、各メンバーは元の事務所に戻って既デビューグループへ合流/新グループ編成、あるいはソロ歌手、俳優としてデビューということになるのでしょうか。ユジンとウォニョンは宇宙少女の所属するスタシ、ウンビとチェウォンはロケパンのウリム、イェナはエバグロのウィエファなど、もし解散することになってもそれはそれで楽しみだったりします。でもなあ~~~解散かあ~~~~~………………………。

これは完全に余談ですが、IZ*ONEは「活動期間が決まっているアイドルグループ」っていう点でラブライブシリーズのアイドルと一緒(特にμ's)だと思うんですよね。そう考えると潔く解散するのもそれはそれでアリなのかなと……。

ということで、K-POPの歴史に残るであろう3/13,14のオンラインライブ「ONE, THE STORY」を見逃すな!! また次回!!

 

追記

 

タイミングが良いことに(?)、本日(3/10)、4月にIZ*ONEの解散が発表されました。つまり紹介しているオンラインライブがラストライブ、ということです。はあ〜〜〜〜〜〜なんか覚悟してたけど実際こうなると複雑〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……………………………………。2年半お疲れ様でした。そしてK-POPとの出会いと楽しい思い出をありがとうございました。「ONE, THE STORY」見届けたいと思います。

 

news.kstyle.com

 

参考資料