火気厳禁のハングル畑でつかまえて

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半地下のオタクがK-POPを語るブログ

20200704/最後のNizi Project特集

古来「虹」という漢字は龍を意味しました。時は流れ2020年、K-POPが海をまたいで架ける虹、それが「Nizi Project」。果たして誰が虎に化け、誰が龍に化けるのか。うら若き乙女達の、夢をかけたサバイバル。今回は話題の「Nizi Project」特集。「今日読めば明日の女性声優の話題が分かる」と評判の「火気厳禁のハングル畑でつかまえて」、今回は「最後のNizi Project特集」と題しまして、先日終幕したオーディション番組について色々書いていきます。ということで今夜の一曲目はNiziU「Make you happy」。

 

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「火気厳禁のハングル畑でつかまえて」、今回は「最後のNizi Project特集」と題しまして、先日大団円を迎えましたソニーミュージック×JYPエンタのオーディション番組「Nizi Project」の感想を、ざっくり「良かったステージ」と「所感」に分けて書いていきたいと思いますよ。

(今公式Youtubeでニジプロの動画徐々に上がりはじめてますが、今回紹介したいポイントの動画がいくつかまだ上がってないのでそこまではご紹介出来ず……。その辺についても後々書いてます。)

S2の良かったステージ

ミイヒ/ Nobody(Wonder Girls)

 

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 (18:28~)

 

S1では抜群の可愛らしいルックスと歌唱力で視聴者を虜にしたミイヒちゃんのソロステージ。S2からはステージにかける予算が格段に増え、衣装やメイクなどそこも力入ってて良かったんですけど、この切ないナンバーを10代の子がこんな情念たっぷりに歌い上げて違和感がないというか、しっかり魅せてくれてる感じが凄かったです。ミイヒちゃんもなんか色々言われてるけど健やかに過ごして欲しいですね……。

 

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リマチーム / ICY(itzy) 

 

チーム審査のラスト一個前?のステージでリマチームに与えられた課題曲はitzyの「ICY」。この曲は新進気鋭のitzyの2ndミニアルバムリード曲で、かなり欧米市場を意識した詞、MVの演出、などなどの特徴がある曲。ハングル詞と英語詞の割合も半々とは行かないまでも随所に英語詞が入ったポップでスタイリッシュな楽曲な訳ですが、インターナショナルスクール出身のリマ、ハーフ(って言い方良くないんだっけ?気を悪くされたらすいません)のニナが随所の英詞の箇所を担当。パフォーマンス自体はもう言うまでもなく音としてめちゃくちゃキマってて良かったです。

 

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最終審査のステージは2チームに分かれてオリジナル楽曲をパフォーマンスするステージでしたが、JYP色を残しつつカッコいいテイストの楽曲でそれも良かったですね。リクの髪色が緑?青?になってたのにビビりました。やっぱ最後のデビューメンバー決まった後の感じ観てるとオーディションモノは否が応でも感動しちゃうなぁと思いましたね。日韓合同と言っても今行き来が難しい状況ですが頑張って欲しいところです。

 

所感

S1は割とケチョンケチョンに言ってた覚えがあるんですが(笑)、S2は概ねケチつけるポイントの無い、良い意味でスタンダードなオーディション番組だったと思います。S1の時に言ってた「練習生同士のイチャイチャが見たい」というところも人数が減ったS2ではしっかりフォローされてましたし。

とはいえ、各ステージにかけられる時間の違いを考えるとS1で脱落した子がもし通過してたら、と考えざるを得ません。番組を含めプロジェクトのスピード感を考えると、既にある程度の実力のある子を中心に据えるという形になるのは理解出来ますが……。また、年単位で練習生としてレッスンを受けさせるK-POPの人材育成の枠組みとは違った形のメンバー構成なので、グループの活動期間も2,3年とかで考えてるのかな?と思いました。

平均年齢も16?17?歳という若さで、今後めちゃくちゃメディア露出増えると思うんですけど、というかもう既に世間的にめちゃめちゃ来てる(Kポ全然興味ない後輩に「ニジプロやっぱ見てるんすか?」と訊かれた)ので今後もっと話題になるのは間違いないんですけど、結局初期TWICEみたいな感じになりそうなのがな~~~。長期的な活動があるならまたちょっと違ったテイストへ変わっていくのもありそうなんですけど、そのあたり微妙なのでどうなんだろうというのが私の感想ですね……。

まあなんにせよ推しは残ったので良かったです(笑)。

日韓プレデビューシングル「Make you happy」には最終審査で使われた楽曲が入ってるんですが、表題曲の「韓国語楽曲の日本語ver.っぽさ」が凄くてKポ耳じゃない人が聴いたらどう感じるのか気になります。Spotifyの楽曲クレジット見る限り作詞分かんなかったんですけど元々韓国語詞とかありそうなんだよな……。他の「虹の向こうへ」「Boom Boom Boom」は割と普通に聴けるんですけどね。でもやっぱりカッコイイダンス系トラックで日本語を歌うこと自体がSPEEDとかMAXとか安室奈美恵とかE-girlsを想起させるのも事実だし、じゃあJYPとコラボする意味って何よ?となってくる訳で。「K-POPは"K"だから良いんだ」と言ってしまえばそれまでなんですが、そのレベルに収まってたら日韓合同つってぶち上げた意味があんま無いような気もします。

あと観てて思ったのはステージごとに動画を公式YouTubeに上げるとかの対応のスピード感が微妙に悪くて、すぐ見返せないのがブログ書いててもちょっとなー……と思いましたね。Huluで配信してますけど非公式のイリーガルな動画でしか観てない層も絶対居ると思うんですよ。S2入ってからは地上波でダイジェスト版流れてましたが、結局こういうコンテンツって中高生とかの若い層がメインターゲットになるはずで、そういう層が課金制ストリーミングサービス使って観るかって言われると微妙なのでは……。僕は「えにし酒」も見たかったのでHulu入りましたよ。

 

ということで、最後のNizi Project特集でした。NiziUの秋の正規デビューと当ブログの次回記事をお楽しみに。