読者の皆様こんばんは。長過ぎる非常事態と乱高下する気温に嫌気が差している頃かと思われますが、ご機嫌如何でしょうか。私はと言えば、どこもかしこもリモートリモート、テレビ収録までリモート、となると、テレビの歴史上初めて「テレビとインターネットでまったく同じ画面が流れている」ということになるのではなかろうか、と勝手に想像しています。何でもかんでもヴァーチャルで事足りる世の中、我々の脳が水槽に浮かぶ日も遠くありません。肉体とは? 精神とは? 物質とは? ……あらゆる意味においてフィジカルな夏の到来を祈りつつ、今夜の1曲目はCSVCで「SUMMER LOVE…」。
「火気厳禁のハングル畑でつかまえて」、尾野真千子さん、と、Redvelvetスルギが似ているということに『探偵はBARにいる2』を観て気付いた火気厳禁がお届けしています。『そして父になる』観た時は気付かなかった……。
さて1曲目に紹介した「SUMMER LOVE…」ですが、これを歌っている先日紹介したステラ・チャンさん在籍のアイドルグループ(?)CSVCについて調べてきました。ヤホーで。
2019年デビュー、ソロシンガー4人によるグループ、CSVC(ちーすびーちー)。上記のステラ・チャンさん、ドラマのOST楽曲も多く手掛けるCHEEZE(ちーず) a.k.a ダチョンさん、 GIRIBOYの楽曲に参加もしているLovey(らゔぃ)さん、デビュー曲の作曲を手掛けたパク・ムンチさん。という新進気鋭ソロアーティスト4人が何故かアイドルグループをやっているという(笑)。グループ名はメンバーの名前から取ってるみたいです。KAT-TUN式。
楽曲、MVではガッツリ90sオマージュが行われていて、アートワークも90s~2000年代初頭あたりのアイドル感(SPEEDとかMAXあたり? ハロー最初期?)がたまらなくノスタルジーを刺激します。個人的には最初聴いた時ブギーバックじゃん!と思いました。
本日は「スニーカーと本の話」、ということでまずはスニーカーの話を。
先日メルカリで格安になってたAir Yeezy 2 'Blink'カラーのAF1買いまして。アッパーの素材はスエードっぽいのと蛇革っぽいのの組み合わせになっていて、これがまたカッコイイ。
調べたところ発売は2014年。まあ安いし多少ボロくても履けりゃええわ。と思って買ったのですがリペアまでいかないもののちょっと手を加えた方が良さげやな。となり色々買い揃えました。
右からジェイソンマークのクリーナー、スエード用の染色リキッド、防水スプレー。
シューキーパーなんていう立派なモンは持ってないので緩衝材の紙を丸めて中に詰め、形を整えつつまずは汚れを落とします。そこまで汚くはないのですが、アウトソール(蛍光緑の部分)がやっぱり気になるのでそこを重点的にやっていきます。
これが
こう。画像で見ると光の加減じゃね?感もありますがマジで綺麗になってます。
マスキングを施してからリペイント。細かいところは綿棒を使って塗っていきます。
これが
塗って乾燥、を数回繰り返しこんな感じになりました。
全体。変化分かりづら。完全にハゲてる部分は色が入らず残ってしまいましたが、履いてればそんなに目立たないのでヨシ。これこそ絶対Youtubeでやった方が良いネタだろというツッコミを自分で自分に入れつつ、防水スプレーしておしまい。
このスニーカーが2014年発売ということを書きましたが、NIKEとカニエが決別したのがこの年。翌年からはadidasへ移り、アイドルオタクには「ピンチケが履いてるスニーカー」としてお馴染みのyeezy boostシリーズを生み出す訳で御座います。ということで、決別前夜の2013年リリースのカニエのアルバム『Yeezus』から「Send It Up」です。
カニエ・ウェスト「Send It Up」でした。yeezy boost 350、ドルオタ界隈では何かとバカにされがち(っていうかオタク君ああいうの履く人種がいけ好かないだけでしょ、それはそれで分かるが)ですが履き心地鬼良いし侮れないですよ。流行り過ぎててアレってのはあるけども……。
これ書きながら『Yeezus』収録の「New Slaves」の歌詞見ながら「これオタクも一緒じゃん」と思ったことを思い出しました。オタクはみんなジャンキー。
閑話休題。ステイホームっつうことで暇なので今まで読めてなかった本を読んでるので、面白かったやつをいくつか紹介します。
菊地成孔『CDは株券ではない』
CDが株券のように、価値が流動的に変化するようになるか?という命題を提示し、任意のJ-POPのシングルが何枚売れるか?という予想を立てる連載企画の書籍化。以下で紹介する音楽系新書でも度々引用されている1冊。2005年ということはKポ前夜か……と思いつつ、CDが売れている最後の時代の記録としても、15年前の菊地さん若ェ~~~!けど変わってねえ~~~!(文体も相貌も)という風にも読める本でした(笑)。
太田省一『平成アイドル水滸伝』
Web連載をまとめたもの。アイドル、というタイトルですがAKB、乃木坂等々の歌って踊るいわゆるアイドルから若手女優、グラビアアイドル、K-POPからはIZ*ONEまでを取り扱う射程の長い議論を展開していて読み応えがあり、社会におけるアイドルの立ち位置を解き明かしていく、という内容も素晴らしいです。
Web連載という特性上かなり新しいトピックまで扱っている点も良く、アイドル史を概観するのに適した1冊だと思います。オススメ。
若林正恭『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』
読もう読もうと思ってたものの未読だったのでこの機会に。漫才コンビ・オードリーの若林が競争社会への疑問と疲れを抱いて社会主義国・キューバに向かう経緯と顛末を描くエッセー。
個人的にはやはりANNのイメージが強く、そっちでこの本について喋っていたエピソードを若干覚えてるかなという感じで読み始めたのですが、キューバの光景や出会う人々、土地の空気が父親の死の経験へと収斂されていく様は圧巻で、後々武道館でのエピソードトーク及び漫才に繋がっていくことも踏まえて胸が熱くなりました。
Ray 2019年5月号
レッベルちゃん表紙のRay。オルチャン強めメイクではなくナチュラルめ・柔らかめメイクのレッベルちゃんをなんと『パスポート』の中村和孝が撮影。チェゴ。インタビューも「美しさは内面から来るもの」「アイリーン的コンプレックスの向き合い方」など書いてあることがいちいち最高です。脳に良い。
レッベルちゃんの曲いきましょうか。再び夏に思いを馳せながら、Red Velvetで「Power Up」!
はい。日常のあれこれをK関連の話題で挟んだサンドイッチ構造でお届けしましたー、如何でしたでしょうか。今までブログ記事の更新は不定期だったのですが、特に緊急でない限りこれから土曜19時にします。よろしくお願い致します。ということでまた次回~~!!