こんばんは。海の向こうでは안녕하세요。そしてお元気ですか? 괜찮아? 1月は行き、2月は逃げ、3月は去り、そして4月は……という冗談を考えていたのですがそれも冗談じゃなくなってきた昨今の状況。読者の諸兄におかれましては、当ブログを読む前にもう一度手洗いうがいの実行を推奨します。厳戒態勢の帝都東京、東洋随一のコリアンタウンから火気厳禁がお届けする「ハングル畑でつかまえて」、今夜は毎月恒例カムバックアーティスト特集。今夜の一曲目は押しも押されぬ、でも推しに推したいこのグループ、OH MY GIRLで「Nonstop」。
何故今このタイミングで「HIP」が若い層にやたら流行ってるのか疑問に思っている火気厳禁がお届けしております「ハングル畑でつかまえて」、今回は毎月恒例のカムバックアーティスト特集、ということで新譜を紹介していきます。Tiktokとかインスタとかが震源だとしたらアムノレももっと流行っていいと思うんですが、そこはやはり日本語ver.の有無が大きいんでしょうか。知らんけど。てか俳優の山田裕貴くんがKポペンでアムノレ踊っててブチ上がりした。
#BLOCKB #ZICO さんのAny song#踊ってみた #おうち時間
— 山田裕貴 (@00_yuki_Y) 2020年4月24日
ちょっと間違えてる(笑)#AnysongChallenge#아무노래챌린지#지코 pic.twitter.com/G934ZBVTNH
いやマスクまでしたらZICOまんまやん。
閑話休題。1曲目に紹介したおまごるちゃんの「NONSTOP」ですが、前作「BUNGEE(Fall in love)」のきゅんきゅん系アイドルソングから趣向を変えた(使い方合ってる?)カッコよくて洒脱な感じもありつつ、元々持っていた絶妙なファンとの距離感を保ったままなのがとても良いですね。また前作の活動期間から休養に入っていたメンバーのジホが復帰してのカムバ、ということでチャートアクションも上々(というかオールキルしてる)です。去年4月のTWICEもそうでしたが、やはりデビュー5年目を迎えパフォーマンスに幅を出してきたという感じでしょうか。素晴らしいです。
今までも良かったのですがやはりこのような楽曲ではミミのラップがより活きてますね。
新人グループcignatureは「ASSA」でカムバック。
元気でポップな前作「Nun Nu Nan Na」から注目していたのですが、今作はより洗練された印象を受けました。もうスタンダードになりつつある「ラップのフロウが歌のメロディに逆輸入される」という現象も散見されます。ドレイク式!
全員黒髪スタイリングで印象もすっかり変わり、絶妙なコンセプトを上手くこなしている印象のcignature。今後の活躍に期待です。メンバーのさんはTWICEのツウィとジヒョに似てると言われてますが、個人的には岡田結実さんに似てると思う。
独自の地位を築きつつある(G)I-DLEはミニアルバム「I trust」をリリース。
リード曲「Oh my god」は 前作「LION」で魅せた風格も物凄かったですが、鬼のようにシリアスでハードなイメージは他のグループの追随を許しません。2018年デビューのアイドゥルちゃんですが、女王から地母神へ。といったガールクラッシュの最終形態への移行という偉業を軽々こなしていて末恐ろしさすら感じます。「POP/STAR」以降の国際的な盛り上がりもあり、相当な自信と実力があるからこそのこういったコンセプトなのかもしれません。
作曲も前作に続き、というか一作目から変わらずYummy Tone a.k.a キム・サンチョが担当。ちゃんと調べたらここ最近の勢いあるアイドルに楽曲提供しまくっていている売れっ子コンポーザーということで、そろそろ私もちゃんとコンポーザーについて勉強せねばなと思った次第。さて「Oh my god」自体について言うと「LION」とは逆というか、サビ前まで音数が増えていってサビで歌とリズム帯のみになるという構成。サビ前まで盛り上がっていた分、ドロドロした歌詞の通りに深みにハマっていくというか、墜落していくような感覚がします。
MV自体も物凄い金のかかってる感じというか、ビビットでパキッとした色彩感覚と、何だったら死の匂いすらするあたりやはりKーPOPアイドルの引き出しの深さ、手数の多さに感動しましたね~。ミン二の鼻血は「Bad Guy」オマージュか?とかちょっと思いつつ、後半でちょいゴアっぽいイメージすら出てくるあたりやっっべえなあ……と思いました。
米レーベル・リパブリックレコーズとの契約も報道されたアイドゥルちゃん。ますます今後の活躍が期待ですね!(イル活の比重すっごい軽くなりそうでそれもそれで複雑な気持ちではあるが……)
あと最近メンバーのウギちゃんがすげえ可愛い。何故俺は今まで気付かなかったんだ……? 髪色の関係か……?
あー可愛い。次。
HIPHOP系音楽プロデューサー、CODE KUNSTの新譜「PEOPLE」。寡聞にして知らなかったのですがSMTMにも出演する有名プロデューサーということで、客演陣もJay Park、GIRI BOY、Kid Milli、pH-1、イ・ハイなどなどなど。やべえ。
シンプルで静謐なトラックに各ラッパーの個性が出てて面白いアルバムでした。
続いてはまたもHIPHOP界隈から、Kid Milliがアルバムをリリース!
もう散々言われてることだとは思いますがUSのトレンド(こういう……)を時差無く吸収した上で楽曲を作っている感じもしつつ、ゆったりノレる作りの曲もあったりそもそも言語がハングルっていうこともあってめっちゃ聴き応えのあるアルバムでした。個人的に収録曲の中では「To You」が好き。「BOY」のremixもめちゃ熱いっすねー。余談ですが、初回限定盤(?)にフォトブックみたいな冊子が付くらしく、「向こうのHIPHOPシーンってやっぱ全然違うんだなあ……」とか思いました。
ベテランApinkは「Dumhdurum」でカムバ。恋人との別れを切なくも情熱的に歌い上げる1曲。
サウンドこそ異なるものの「Zimzalabim」とか「DUN DUN」とか後述の「LALALILALA」とか、フックソングみたいなアプローチの曲最近多くないですか? MVに関しては色彩感覚やスタイリングのレトロ感(ミケーレのGUCCI感)がたまんなかったです。
以前紹介したGIRLKINDも「FUTURE」でカムバしてますねー。
以前までのSwagでちょっと悪めなイメージから一転、タイトル通りフューチャリスティックなエレクトロ系楽曲ですが、MV共々いまひとつ物足りない感が……。先月の日本での公演もなくなってしまった中での新曲リリースということで、中小事務所は中々厳しい状況だと思いますが頑張ってほしいところです。
おまごると同じく2015年デビューのAPRILもカムバ。いわゆるK-POPっぽい感じの爽やかな楽曲。アルバム収録曲「Doll」に微妙なハローみを感じる……多分ファンクみのあるベースラインが原因かな。
前作「Cool」リリース時はちらっとしか扱えなかったBVNDITはアルバムから先行シングルとして「Children」をリリース。前作ではストレンジでクールな独特の感性を見せてくれましたが、今回のMVは全編アニメーションというルックスやダンスを売りにしたK-POP界隈ではかなり珍しいであろう仕様。
キラキラメルヘンなパーカッションの音色とゴリゴリなクラブ感のあるリズム帯によるありえないマリアージュ、そしてやっぱり安定感のある歌唱で踊れるし楽しいのに何処か切なさを感じるといういっっちゃん良いやつ!! たまんねえ……!!
っていうかこれ先行シングルだから真のカムバ(?)はまだなんですよね。ヤバ……。
今月のソロアーティスト枠! I.O.I出身キム・チョンハ a.k.a CHUNG HAは「Stay Tonight」をリリース!
超クールなディープハウス! チョンハ様ぁ~~~!!!
余談ですが、先日の生年月日特集ではソロアーティストを扱わなかったので気になってチョンハさんの年齢調べたところ96年生まれということで、ジョイとみっくと同い年ですね。なるほど(?)
もひとつソロアーティスト! MAMAMOOのソラのソロ作品「Spit it out」がリリース!
冒頭「HIP」を話題に出しましたが、ソロでもこれだけ魅せられる人がグループやってるってことが凄いなと思うばかりですね。MAMAMOOは全員ソロ曲持ってますし。
予告段階で話題を呼んだのがなんとスキンヘッド姿にしてのソロ活動ということで、個人的にはICONIQを思い出しました(笑)。
[#솔라]
— 마마무(MAMAMOO) (@RBW_MAMAMOO) 2020年4月16日
1st Solo Album <SPIT IT OUT>
'뱉어' Image Teaser #4
🎼 2020.04.23 Thu 6PM(KST)#SOLAR #SPIT_IT_OUT #뱉어 #200417_12PM✌ pic.twitter.com/4nFKDqg8bH
更にもう一人、シンガーソングライターStella Jangの「Villain」。
そもそもこのアーティストさんを知らなかったこともあって、ブラックユーモアたっぷりなMVを興味深く視聴したのですが、ステラ・チャンさんはインディーシーンで活躍するソロアーティスト、そしてアイドルグループ(?)CSVCとしても活動してるらしいということが判明。digるしかねえよなあ!?ということで引き続き調査していきます。
更に更にもう一人! 以前のSSW特集でも扱ったKATIEもカムバ!
エッジの利いたオルタナR&B楽曲で、映像もとにかく凝っててカッコいいです。是非。
去年の夏振り?となる新曲「BAZOOKA!」をリリースした公園少女(GWSN)。
いやめっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゃ好き。こういうの好き。Dsign Music作曲のエレクトロダンスポップ楽曲です。
「THE PARK IN THE NIGHT」シリーズが終了し、今までのファンシー・神秘的なイメージから軽く脱却しスタイリシュでちょっとスポーティな感じにシフト。歌詞も「宇宙に飛び出そう!」的な元気な感じの歌詞で、可愛らしく中毒性の高いフレーズ「Play,BAZOOKA!」がクセになる1曲。ミヤさんが相変わらずイケメンで最高。ちゅき。
そしてそして! 告知忘れがちですが当ブログで扱った全楽曲をまとめたSpotifyプレイリストが公開中です! 家事や作業のお供に是非。
そして最近2ヶ月の新譜をまとめたプレイリスト「ハンつかmonthly」をローンチしました! こちらはシングル・アルバム単位でドサッと入れてるので最新の楽曲をチェックするのにより適してると思います。ご活用くださいませ~~~。
(楽曲を年代ごとに区切って各年代の火気厳禁フェイバリットを集めたエクステンデッドエディションプレイリストのローンチを企画中! 出来たらまた記事にします)
(あとこのプレイリストAppleMusicでもあった方が嬉しいとかあります? ちょっと検討中……)
と、いうことでなんだかんだむちゃくちゃに豊作だった4月のカムバ特集でした! 次回は久々の……? お楽しみに。