火気厳禁のハングル畑でつかまえて

火気厳禁のハングル畑でつかまえて

半地下のオタクがK-POPを語るブログ

20210804/少女惑星探訪記(ガルプラ特集 #2)

混迷の宇宙時代を生きる、混迷の現代宇宙人の皆様、ご機嫌は如何でしょうか。宇宙船地球号は今日も公転すれど好転せず。凍える夏を過ごす我々は、空の向こうに希望を託して無線通信でマジカル・コネクション。並行宇宙のヴィヴィアン・ガールズよ、応答せよ! ソウルは、香港は、東京は萌えているか? ということで今夜は早くも『Girls Planet 999』特集第2回。とはいえ毎回「O.O.O」を紹介する訳にも行きませんので、今夜の1曲目はCLCで「HELICOPTER」です。

 

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皆様アンニョン。火気厳禁です。『Girls Planet 999』特集第2回、今回は第一話放送前配信された各種コンテンツの感想などなどなどを、火気厳禁の推し・スー ルイチー様を軸にまとめてご紹介。火気厳禁が気になった練習生も新たに何人かご紹介しますので、番組視聴予定の方は是非チェックよろしくお願いします。

 

Hidden Box Mission

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3人1組になって行うHidden Box Mission。箱の中身を手で触って当てるという、早い話が「箱の中身はなんだろな」ゲームですね。で、箱の中身が豚バラ。いや生の食材を入れるな??? ルイチー様に加え、Kからはチョン・ジユンさん、Jからは江崎ひかるさんの3人でチャレンジ。見てて思ったんですけど、

 

待って……?

「箱の中身はなんだろな」にしては箱デカすぎねえ……???

 

終始和気あいあいとした雰囲気で、「ぬるぬる」「ぬるぬる? Noooooooooo!!!!!」のやり取りが面白い(笑)。結局時間切れでひかるさん以外の2人全然触れてないのも笑う(箱デカ過ぎるからだろ……)。なんだか仲良さそうでほっこりしました。

 

#ItsMeChallenge

そんなこんなで次はtiktok上で展開されたシグナルソング「O.O.O」のダンスチャレンジ企画。

 

@mnet_tiktok_official

[#GirlsPlanet999] ‘바로 나야!’ 챌린지 😎👍🏻#걸스플래닛999 #바로나야챌린지 #ItsMeChallenge #수루이치 #SURUIQI #Mnet #엠넷

♬ 오리지널 사운드 - mnet_tiktok_official

 

この動画は割とゆるい感じでニコニコしてるルイチー様が楽しめますが、ダンスのキレは相変わらずでそのギャップにまたやられます。好き。そしてぱろなや!のトランプ再び!! この何としてでも覚えて帰ってもらうぞという気概が堪りませんね。

 

で、tiktok漁っててまた気になる子を見つけまして。

 

@mnet_tiktok_official

[#GirlsPlanet999] ‘바로 나야!’ 챌린지 😎👍🏻#걸스플래닛999 #바로나야챌린지 #ItsMeChallenge #양쯔거 #YANGZIGE #Mnet #엠넷

♬ 오리지널 사운드 - mnet_tiktok_official

 

またもC-GROUPから、ヤン・スーグァちゃんのこのメガネルックが気になって見てみたところダンスはそつがない感じで声が可愛い。

 

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えっっっっっっっっっっっ待って可愛いな!?!??!?!?!?!?!?

なにこの子…………ハイトーン&甘めボーカルでなおかつ上手だし九尾の狐とかいって自分のルックス含めたアピールポイント分かってるのも良いしハングル喋ってる時の声可愛過ぎるし推せるわ…………。

 

O.O.O(99人ver.)

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先日公開された「O.O.O」の全員ver.。プデュの時も思ったけどスタジオデカ過ぎんだろ……。流石に99人もいるのでフル尺であっても個々の練習生の映る分量が極端に少ないのですが、なんと1番サビ「ぱろなや!」箇所で前回注目しているメンバーとして挙げたツァイ・ビンが抜かれました!! っっっぱ俺の眼に狂いは無いね。流石。

こういう時髪色シルバー×ブルーのルイチー様目立つしその辺りも抜かりがないですね……。全部計算ずくだったら凄いなこの子……放送中に髪色また変えてきそう。

ちなみに参加前は黒髪だったようです。かわいいね。

 

 
 
 
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O.O.O(個別ver.)

上の全員ver.に合わせて個別のパフォーマンス動画も公開されました!

 

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早速ルイチー様のから見ていく訳ですが、tiktokのとはまた違って"本番ヴァイブス"というか気合の入ったダンスと表情の作り方をなさっています。最高過ぎ。「O.O.O」自体は明るくてポップな楽曲なんですけどルイチー様のイケみ(イケメンみ)がところどころ滲み出ちゃってるのがもうね……。ごちそうさまです(?)。

tiktokの方でも触れた「ぱろなや!」箇所のトランプ小ネタはこちらでも健在。しかも2番サビでも出してきた!! どこに隠してたん!!?!!!?!??!? あと腰の湿布心配……。

上でも言ってますけど2:42~からの表情が特にハンパなくて、しかもここ振り付けのキレが試されるような箇所なんですよ。それを堂々とこなす我が推しよ!! デビュー確定(嘘)!! 3:08の笑顔ヤッっっっっバくないですか??? 俺これ普通に見ててデケえ声出しちゃったもんな……。んで直後の「まんなごしぽ~~~♪」とのギャップよ。ラスト3秒の余韻の残し方ももうデビューしてる人のそれだもんな……マジでこの人自分の見せ方分かってるわ……。

 

ここからは火気厳禁が「おお!」となった練習生の個別パフォーマンス動画をご紹介。

まずは#1でも軽く紹介し、上記99人ver.で1番の「ぱろなや!」を務めたツァイ・ビン

 

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自己紹介動画でもダンスの腕前、身体の柔軟性を披露した彼女。個別だとなお実力が光ります。1,2番サビ後半(「てだぺじょおーばー♫」のあたり)とか間奏部分(2:42~)のロックの精度エグいな……。

 

J-GROUPの稲葉ヴィヴィアンさん。

 

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 写真見た時はそんなに気になってなかったのですが、ダンス上手だし動画だとまたちょっと印象違う感じで素敵ですね。女優のチョン・ヘインさんみたいな雰囲気ある。

 

こちらも前回の記事で紹介したカン・イェソ

 

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自己紹介動画ではキュートな魅力を発揮した彼女ですが、こちらの動画では可愛らしさもありつつ力強さをも感じる堂々としたパフォーマンスを披露。乱れる髪すら彼女の魅力を更に引き出しています。お顔がとにかく可愛らしいから真剣な表情すると余計に切実さみたいなものも宿って見えてグッと来るんですよね。

 

再びJ-GROUPから櫻井美羽さん。

 

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前情報無しで見てたらイントロアウトロとの動作のモードの切り替えがハンパなく上手くてびっくりしました。線の細い、ミステリアスな雰囲気からの丁寧で優美なダンス……良いなこの子……。調べたらNizi Project出てた子みたいです。どうりで韓国語も上手なわけだ……。

 

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上に挙げた以外にも時折(`・ω・´)フンスみたいな表情してて可愛いユエぴ、スタッカートが付いてるような動作が愛らしいリーイマン、2番頭での表情の切り替えがエグいホジウォンなどなどなど各練習生を挙げていくとキリないのでこの辺にしときますが、同じダンス踊ってても練習生によって異なる魅力が楽しめますので色々見てみてください。

 

第1話予告

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そしてそして第1話の予告映像が公開されました。初回なので自己紹介と用意してきたパフォーマンスで練習生それぞれの現時点での実力が試される、といった内容。

動画ご覧頂ければ分かりますが、C-GROUPのフーヤーニンがCLCユジンに対して彼女の持ち曲である「HELICOPTER」のサビのラインをサンプリングしてのdis。これMCバトルなら勝ち確定だろ(笑)。外野から見てる分には「いいねえバチバチだねえ!!」という感じですが、実際参加して初回にこんなん言われたらたまったもんじゃねえわな……。実際一部のファンからは非難されてるみたいですね。

リアリティショーはどこまでリアルなのか? という話になってきますが、これもプロレスのマイクパフォーマンスみたいに盛り上げるために言ったのか、それともガチで言ったのか、という二元論では判断出来ない(この2つが混ざった結果の発言である)と認識しております。でもまあ自分の実力に自信あるって良いことだし好感持てるけどなあ。

そしてここで明らかになる日中韓スリーマンセルによる連帯責任制度……。つまり3人の中で1人でも脱落すれば他の2人も、という仕組みになってます。デビュー出来るのが9人なので、上位3組しかデビュー出来ません……。IZ*ONEの時に議論のあったデビュー組の国籍が偏る問題に対応するための制度だと考えられますが、それにしても杓子定規な………というのが僕の意見です。

何よりこの3人組の制度で問題なのって「うちの推しが脱落したのは他の2人のせい」となりかねず、ファンダム同士の分断を煽る可能性が存分にあるところです。放送始まったら3人のグループを選んで投票するようになるのでしょうが、メンバー間の実力差やファンダムの規模によってグループ内格差が発生するかもしれないし色々とモヤりますね。つうか炎上商法だよな~~~これ。本編ではまったく関係ない文脈での発言かもしれないし(それはそれで荒れそうだが)……。

(Mネ側が推したい練習生とそもそも人気ある練習生組ませて投票数とかカメラの分量操作しちゃえばファンの意向も汲みつつ思い通りのメンバーでデビューさせられちゃう訳なのでちょろいっすよね……まあスリーマンセルじゃなくてもそうなのだが)

 

ということでガルプラ特集第2回でした。只今(と言っても放送開始直前ですが)アプリUNIVERSEにて事前投票受付中です!投票方法まとめてくださってる方のツイートを貼りますのでご確認ください。

 

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 投票方法こちら。

 

 

(例はルイチー様になってますが皆さんの推しに投票してあげてくださいね!! あなたの1票がガチであなたの推しを支えます!!)

 

放送開始前にこれだけ記事書いてるので多分これからほぼ毎週感想の記事書いちゃうと思います(笑)。プラネットガーディアンの皆様! 一緒にアツい夏を駆け抜けようぜ!! それではまた次回!!!!

20210731/K-POP定期便(7月カムバまとめ)

皆様アンニョン。アーチェリーの試合結果をK-POPアイドルのインスタストーリーで知る火気厳禁です。蒸し暑いジャパニーズ・サマーが今年も到来。しかし今年はどうも調子が違うようで。セカンド・サマー・オブ・ラブ・ウィズ・コロナ。あなたの憂鬱と五輪と積乱雲と氷を一緒くたに粉砕撹拌する東京ミキサー計画、出来上がったスムージーにミントを添えて。 今夜は毎月恒例カムバックアーティスト特集。寝苦しい夜、晴天の下、どんな状況で読んで頂いてもあなたにひとときの清涼感をお届けする「火気厳禁のハングル畑でつかまえて」。今夜の1曲目は夏になると聴きたくなるこのナンバー、FINAL SPANK HAPPYで「夏の天才(Re-mix)」です。K-POPじゃないけどどうぞ!

 

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オリンピックはよ終われ~~~~~! 火気厳禁で御座います。今回は毎月恒例カムバックアーティスト特集ということで、火気厳禁が今月聴いたK-POP関連の新譜を紹介していきます。

 

グループアーティスト

itzyがコメディアン(エンヌ)のキム・ソヨンとコラボして新曲リリース。

 

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バラエティ番組の企画によるコラボレーション楽曲で、夏にぴったりな清涼感溢れるナンバー。「2番目のおばさんキム・ダビ」とクレジットされているのはどうやら番組内でのキャラクターで、日本でいうところの古坂大魔王=ピコ太郎とか内村光良=ミル姉さん(古いな)みたいなものかと。トロット歌手という設定で、楽曲内でも特有の節回しでのボーカルを披露しています。

 

先日デビュー曲の日本語ver.リリースをお伝えしたRocket Punchが日本デビュー盤のリリースに先駆けリード曲のMVを公開。

 

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可愛らしく爽やかな楽曲ですがロケパンっぽいケレン味はじゃっっっかん薄い印象(「BOUNCY」とか「JUICY」とか可愛いんだけどちょっとユニークというか変化球な感じありません?)。「いわゆるK-POP」とはいえクオリティはやっぱり高いのでミニアルバム収録曲も楽しみです。っっっぱユンギョンなのよね。

 

8月放送開始予定のMnetによるオーディション番組『Girls Planet 999』テーマソングが公開されました。

 

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プデュシリーズであんだけ色々あったのにまだサバイバル番組やるんか……というのはありつつ、毒を食らわば皿までの気持ちで観たいと思います。火気厳禁が気になってるメンバーについては以下記事をご確認ください。

kaki-genkin.hatenablog.com

 

GIRLKIND!!

 

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前作「Psycho4U」も良いのでは……?という仕上がりだった彼女たちですが今作は開放的なサマーチューンに挑戦。いやこの曲良いよな……? もっと評価されてて良くね……???

 

ソロアーティスト

YUKIKAバンクーバーのアーティスト(というかプロデューサー?)pit lokとコラボ新曲を発表。

 

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シティポップジャンルではありながら今までの楽曲よりは若干ロートーンな作りになっており、ボーカルも抑制が効いているというか無機質・無感情な感じが入ってて良いですね~~~~!! めちゃくちゃリピートしてます。 

 

DPR LIVEが新曲「Yellow Cab」を発表。

 

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今作は今までの作品よりポップでロックな仕上がり。MVの変なサングラス(これオークリーのスポーツ用のヤツだっけ)とか若干SFっぽい演出観てちょっと『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』っぽいなと思いました、あの映画も80年代ロックへのオマージュが含まれているしそういう……?

とかなんとか思ってたら今度はBEENZINO, MAMAMOOファサを迎えた「Hula Hoops」のMVも公開!

 

youtu.be

 

しっかしセンスの塊だな……。アルバム通してポップ・センス全開でしたので是非聴いてみてください。

 

少女時代テヨンは夏っぽい新曲「Weekend」をリリース。

 

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大本命ディスコファンク系楽曲!! 当たり前だけど強い!! ピンクモリ鬼可愛い!!

Happy」から思ってましたけどビジュも曲も強過ぎるんですよね~~~~~、2021年に少女時代のメンバーにハマると思わんかったな……。

可愛いのでミューバンのパフォーマンス動画も載せときます。

 

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meenoiはなんとラッパーのLOCOとコラボ!

 

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これよこれ!と聴くたび嬉しくなるようなラブリーなトラックと歌詞に独特な歌声、今回は更にLOCOの軽快でポップ仕様なラップも乗った爽やか&キュートな楽曲。

MVの2人の絡みもめちゃ可愛いんだよな……ダイナーフェチ(映画『ベイビー・ドライバー』のせいだと思う)の火気厳禁としては非常にグッと来る構成でした。

 

先月のカムバ記事で紹介したyouraも新曲をリリース。

 

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youraの楽曲特有の"ソリッドな冷たさ"みたいなものが今回のシングルでも現れており、

相互フォロワーの方が歌詞和訳記事上げてくださっていたのでそちらも是非チェックしてみてください。

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こちらもアツい! Stella jangCHEEZEのコラボ! 

 

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SSW2人のコラボレーション。アコギの音色と美しい歌声が穏やかで心地よく、今聴くのにぴったりです。同い年の友人同士の会話を描いた歌詞もエモくて良い……(語彙力)。この2人は1年前くらいにユニットCSVCで曲出してましたね。振り幅やべえな。

 

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 HA:TFELTもカムバ!

 

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トロピカルな雰囲気のダンス曲。レゲエっぽいフレーバーも入っててゆったり乗れる感じがまた良いですね。

 

そして最後はBIBITiger JKのコラボ楽曲!

 

 

Eat My Love」のラブリーさを引き継いだような楽曲ですが絶妙なR&B性は残っていてオシャレ。この後紹介する楽曲にもBIBI出てきますがこの人の振れ幅の広さというかその二面性が我々を惹き付けるのだろうなあ……。Tiger JKのラップもキレキレで良い塩梅ですね。

 

今月の火気pick : JEON SEOYEON - BEAM BEAM

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ついに来ましたよ(G)I-DLEソヨンのソロでのカムバックが!!

ソロアーティストとしてのリリースは「Jelly」「Idol Song」以来約3年ぶり、普段はグループで活動しつつ、フィメールラッパーサバイバル番組『Unpretty Rapstar』に出演したり他のアーティストに客演したりとラッパーとしてのスキルを様々なところで見せつけてきたソヨンがついにソロEPを出すとのことではちゃめちゃに期待しておりました。

 

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活動曲「BEAM BEAM」は軽妙なサマーチューンでありながら彼女のアーティストとしての一面や考え、これまでの人生を彼女のリリシズムで秀逸にまとめ上げた歌詞も乗っている盛り沢山な楽曲。上でもちょっと書きましたがダイナーフェチの火気厳禁としてはMVがとにかくドツボに刺さってます。最高。

ミニアルバムの中でもイ・ヨンジとBIBIを迎えた「Is this bad b****** number?」は秀逸で、ソヨンが悪いギャルに電話をかけるという体でHookのパートをソヨンが担当しバースは客演の2人。という構成かと思いきや終盤ゴリッゴリのビートスイッチからのキレキレのラップ! 以前「Kポに潜むHIPHOPスラング解説」の記事にも書きましたがアイドルやってようがb……とかf……とか普通に言っちゃうんだなという驚きがありましたね。リリックの内容も結構過激なんだよな。

 

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ということで、7月のカムバックアーティスト特集でした。当ブログでは紹介した全楽曲をまとめたプレイリストと、

 

 

 

 

 

最近2ヶ月の新譜をアルバム単位でまとめたプレイリストを公開しております。

 

 

 

 

 

この度SpotifyApple music両方で作成・更新していく運びとなりました! 是非通勤通学のお供にご活用ください。

ということでサマーチューン盛り沢山の7月カムバ特集でした!! レトベル……?来るか……?な8月もお楽しみに!!

20210722/少女惑星探訪記(ガルプラ特集 #1)

混迷の宇宙時代を生きる、混迷の現代宇宙人の皆様、ご機嫌は如何でしょうか。宇宙船地球号は今日も公転すれど好転せず。希望に満ちた空の向こうと無線通信でマジカル・コネクション。並行宇宙のヴィヴィアン・ガールズよ、応答せよ! ソウルは、香港は、東京は萌えているか? ということで今夜の1曲目は「O.O.O(Over Over Over)」です。

 

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皆様ごきげんよう。火気厳禁です。今回は新企画「少女惑星探訪記」と題しまして、8月から放送開始予定のMnet企画サバイバルオーディション番組『Girls Planet 999』を特集して参ります。

『Girls Planet 999』は日中韓合同でのサバイバルオーディション番組で、3ヶ国から合計99名の練習生が参加。トレーナーの評価とファンによる投票でデビューメンバー9名が決まります。

放送前から色々と不安要素というか「あんなんあってもまだサバ番やるんだ……」とか「FNCって一応中堅事務所なのにチェリバのメンバーが……」とか思うところはありつつ、「毒を喰らわば皿まで」の精神でチェックしてます。まあリアリティショー好きだし。バチェラーとか。

ということで本編の放送前に火気厳禁が注目する参加者をずずずいっと紹介していきます。

 

K-GROUP

韓国からの参加者で構成されるK-GROUP。参加者の経歴強過ぎワロタ状態ですが、その中でも気になった参加者を挙げていきます。

 

ホ・ジウォン(허지원)

 

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冒頭触れたCherry Bulletのメンバー、ジウォン。チェリバのこの子可愛いな〜と思って見てたらこんなとこで出会うことになるとは……。「Love So Sweet」良かったしそろそろ売れ線乗るかな〜とか勝手に思ってたんですけど……。

 

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とにかく自己紹介動画の構成が上手いですね。既デビュー組なのでスキル面にも期待してますし、今までちゃんと観てなかった分どんな子なのか気になってます。

 

ユ・ダヨン(유다연)

 

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アイドルグループLIPBUBBLEとしての活動や、HIPHOPサバイバル番組『SHOW ME THE MONEY9』に参加していた経歴を持つユ・ダヨン。ラップ結構上手いのに落とされてるな……。

 

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K-GROUPのメンバーで他に気になったのは子役出身で元Bustersのカン・イェソちゃんですかね。可愛い。

 

C-GROUP

一番期待していた中国からの参加者グループ。というのも、以前から宇宙少女ソンソ、THE9のキキ様など大陸のトップアイドルの方々を見るにつけ中華ドルのレベルエグいな……と気になっていたのですよ。やはりK-POPとは若干毛色が違い日本語でアクセス出来る情報が少なかったりと気軽に踏み入れられる領域じゃない感じがあって中々手が出なかったのですが、今回良い機会なので注目しようと。そんなC-GROUPの火気pickがこちら!

 

スー・ルイチー(수루이치、苏芮琪)

 

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C-GROUPのO.O.O(記事冒頭の動画です)の「ぱろなや!」で視聴者全員の関心をガッチリ掴んだルイチー様。中国のオーディション番組『创造营』シリーズに2回出演し好成績ながらデビューメンバーには選ばれず、といった経歴を持ち、その実力はお墨付き。

 

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これヤバくない??? これでデビュー前て信じられるか??? ラップ上手いな~~~~~~。そして何より顔が良い。てか2000年生まれってマジ……???

 

ワン・ヤーラ(왕야러、王雅乐)

 

 

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O.O.Oパフォーマンス動画では後列にいたのですが「あのウルフの子誰!?!? もっとよく見てえんだが!!!!」となり発見しましたヤーラちゃん。素朴な雰囲気が愛らしいです。そのぬいぐるみはカエルなの……?

 

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中国のオーディション番組『青春有你』シーズン2に参加。ソウルフルな歌声が魅力です。weibo観るとセンスあるファッショングラビアみたいな写真上げてたりしてそれも良いです。

 

C-GROUPだと他にルォフェイちゃん("お嬢"感が良い)とかリー・イマンちゃん(ファニーな感じで気になる)とかツァイ・ビンさん(ダンスめちゃウマ)とかも注目してます。

 

J-GROUP

上記2グループに負けず劣らず日本から参加のJ-GROUPも中々凄い人材が沢山集まっているのですが、火気厳禁が気になったのは以下2名。

 

岡崎百々子(오카자키 모모코)

 

 

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さくら学院出身にしてBABYMETALにダンサーとして参加した経験もある岡崎百々子さん。既デビュー組らしくハキハキと自己紹介してて良い。女優として舞台出演などもなさっていたようです。お笑いファン的には博多華丸さんの娘というプロフィールでビビりました。

 

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すげえ……日本勢としては一番海外ファン層からの注目がアツいのでは……? というか海外におけるBABYMETALとK-POPのファン層って被ってるんですかね。その辺も含め気になってます。

 

坂本舞白(사카모토 마시로)

 

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2016年JYP公開採用12期オーディションで総合2位を獲得、itzyに入る可能性すらあったというましろちゃん。現在は143Entertainmentに所属しています。 ネットで調べると名前の表記が「ましろ」と「舞白」で揺れてるのはなんなんですかね……。

 

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調べ方が悪いのか最近のダンス、歌の動画が見つかんねえ……(参加にあたってインスタの投稿も全削除されてる……)。元JYPの実力期待しかないっす。

 

所感 

こういうサバイバル番組は始まるまで何が起きるか分からないのでなんとも言い難いのですが、とにかくルイチー様とユエちゃん(ヤーラの愛称)に票ぶん投げるしかねえです。これ読んでる火気厳禁の知り合い各位、是非協力してください。知り合いでなくても上記2名への投票よろしくお願いします。

中華勢の情報追うためにweiboとbilibili導入しました。簡体字分からなすぎて面白いですね。Kポハマって2年と半年、今度は中国語を学ぶことになるとは……。

ということで新企画「少女惑星探訪記」の初回でした。8月の放送開始後はツイキャスなりなんなりでリアルタイムでの感想を喋ったりツイートしたりしつつ、何話分かまとめてブログ記事にしていく予定です。お楽しみに!!

 

参考資料

20210718/フリースタイル(最近聴いたHIPHOPの話)

皆様ごきげんよう。火気厳禁でございます。7月はK-POPも激アツで忙しいのですが、ここらで最近(つっても2ヶ月前くらいから)聴いたHIPHOPについてまとめていきます。今回は日本語の楽曲のみ。

 

C.O.S.A - Motown Men

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渋くてサグいラップスタイルを持つC.O.S.Aの新譜『FRIENDS & ME』から「Motown Man」。彼のラップスタイルとDrill系のビートがマッチしていて非常にドープ。『Presence』で更に注目を集めているKID FRESINOとの「Sundown」も好きです。

 

スカートとPUNPEE - ODD TAXI

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この曲が主題歌のアニメ『ODD TAXI』めっっっちゃ面白いんで是非見て欲しい。アマプラで見れます。声優に芸人の方とSummit勢との繋がりもあるMETEOR氏がヤノ役で出演されているのですが中々クセのあるキャラでそれもいい。お笑いヘッズとしては劇中で三森すずこのキャラとダイアン津田のキャラが掛け合いしてるのが激アツでしたね。

 

DJ KANJI - Smash!!!(feat. LEX, HIYADAM, Y'S)

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DJ KANJI氏のビートにフロウ、声が独特なLEX、HIYADAM、Y'Sの3名が乗ったphonk系HIPHOP。このメンツはアツ過ぎるしビートもめちゃ良い~~~!!! 

#smashfreestylechallngeなるRemix企画も展開されていたので火気厳禁も僭越ながら乗りました。是非聴いてください。

 

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JNKMN, Hawo Beats - なにブリってる

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東京を代表するHIPHOPクルー・YENTOWNのJNKMNとプロデューサーのHawo Beatsのコラボアルバム『FAST COLLEXION』からの1曲。両者は今年謎のクルーJODYとしてのリリースもありそちらもめちゃくちゃ良かったのですが、今回はこの2名のみの全13曲。

 

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上記のJODYも含めほぼ全編ストーナー系ラップ。それが日常だからそうなるんだろうな……。シブい声質とタイトなラップがめちゃくちゃカッコいい一枚です。

 

MonyHorse, Hawo Beats, 3ch - 料理

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こちらもYENTOWNからMonyHorseと前述のHawo Beats、そしてこちらもビートメーカーの3chを加えたアルバム『Hungry』。モニホ氏のアティテュードがアルバム通して味わえます。しかも曲の長さが大体3分以下っていう。めっちゃ今っぽい。

 

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ということで最近聴いてるHIPHOP特集でした。

あとまあサブスク乗り換えのついでにQNの『CONCRETE CLEAN 千秋楽』聞き返したり(めっちゃ良い)、ISSUGI聞き返したり(めっちゃ良い)とかですかね。ということで次回は7月カムバ特集です。お楽しみに。

20210630/K-POP定期便(6月カムバまとめ)

皆様アンニョン。火気厳禁で御座います。暦と新聞を読む限り、我が国は梅雨ばいうハザードのシーズン。マスクと手洗いだけでなく、新型の低気圧や新型の台風への備えをお忘れなきよう。という訳で今回は毎月恒例のカムバックアーティスト特集。もう何度目の延長かも分からない緊急事態宣言下、帝都東京は都庁のお膝元から徒歩数分、俄然活気溢れる新大久保からお届けする今夜の1曲目はNCT127 「Save」ですどうぞ。

 

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どうも、火気厳禁です。今回は毎月恒例カムバックアーティスト特集。火気厳禁が今月聴いた新譜を紹介していきます。

本日の1曲目はNCT 127「Save」。ナムドルほぼ聴かない火気厳禁がそれでもチェックするNCTですが(ただのSM楽曲好き)、今回はディープハウス系! 安定のカッコよさ!

 

グループアーティスト

結成7年の節目を迎えたMAMAMOOの新曲。

 

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彼女達の歩んできた道のりの長さや険しさを思わせる歌詞と、言うまでもないですが4人の歌唱力の高さに胸を打たれます。

 

そしてこちらもそろそろ7年目……なTWICEが新曲をリリース!

 

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活動曲「Alchole-Free」はボッサァ〜な夏曲。BOSSA NOVA 2021ですね(もう20年前のアルバムなのか……と思って調べたらリリースは93年でした)。ベランダでビール飲みながらこの曲聴いたら最高だったので皆さんもやってみてください。何がアルコールフリーじゃい!!(笑)

ミニアルバム『Taste of Love』は抑制の効いたシンプルかつスタイリッシュなダンスナンバーがこれでもかと収録されていてめちゃ良(りょう)なのですが、中でも個人的なお気に入りは「Scandal」ですかね。今年の夏はこの盤流しとけば間違いないっス。

 

こちらは新人LIGHTSUM

 

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プデュ出身のチョウォン、日本人メンバーの などデビュー前から注目を集めるグループ・LIGHTSUM。楽曲「Vanilla」は最近珍しいポップでキュートなコンセプトを打ち出しています。

 

チャート逆走で年始から話題を呼んでいるBrave Girlsが待望の新曲リリース。

 

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2010年代前半を彷彿とさせるサウンドが逆に新鮮なサマーチューン。景気の良いMVも楽しいです。

 

K-POPマニア知る人ぞ知るPink Fantasyは大胆にイメチェンしてカムバック。

 

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DreamCatcherぽさはあるものの楽曲、MVのクオリティは上がってる感じがします。あとPink Fantasyと言えば兎の被り物したメンバーがいるのが特徴でしたがなんと今回のリリースから脱いだみたいですね。

 

Rocket Punchがなんと吉本から日本デビュー!

 

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既存曲の日本語ver.としては100点じゃねえ!?!??! 元々韓国語でメロディつけてあるところに訳詞乗せるのでこの手の音源は大体変な感じになるんですが、今回のロケパンのこれはちょっとヤバいっすね…………レトベルの「Rookie - Japanese ver.」とかと並ぶ出来の良さ…………そして訳詞者の情報が全然出てこない……。今後の日本オリジナル楽曲制作に吉本坂系の路線とか入ってこないよな?という心配はありつつ、イル活も楽しみですね。

 

そしてそしてLOONAの新曲!! ……は一旦置いといて、まずはメンバーであるチェリ、ゴウォン、キムリプ、ヨジンが参加したアニメ「ココモン」とのコラボ楽曲を。

 

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どうやら半年ほど前にココモンのYoutube企画にチェリ、ゴウォン、キムリプの3人が出演していたのがきっかけっぽいです。

 

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で、MVっぽいのも出てるんですけど。

 

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ヨジン可愛い。バブ。でもやっぱこの動画の見所はキムリプでしょ。ギャップが凄い。反転魅力。

 

 

うたのおねえさんキムリプ良過ぎんだよな〜〜〜。以上です。

 

ソロアーティスト(特別編)

毎月このコーナーではソロアーティストの新譜をご紹介していましたが、今月はあまりソロの新譜を聴けてない(すいません)ということで新譜じゃないけど良かったアーティスト・楽曲を紹介していきます。かろうじて聴いた新譜はQueen Wa$abiiの「Jay Park」っす。Jessiとかにも近いクセ強系フィメールラッパーという認識だったんですけど歌って踊れるんだ!という驚きとBIBIのタグだと思ってた「I need you……」がTHENEEDというビートメイカーのものだと知りこれまた驚きました。

 

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さて特別編まずは1人目Summer Soul。昨年日本でヴァイナルがリリースされるなど日本国内でも人気が集まりつつあるSSWです。

 

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マッチングアプリでJUSTHIS出てくる演出めっちゃ面白いな。

まさに夏聴きたくなるような少しレイドバックしたヴァイブス、一言で表すならば「チル」な雰囲気を持つ彼女の楽曲。音楽だけでなくファッションブランドも手掛けるなど、ジャンルを超えたクリエイターとしての一面も持っています。

 

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2人目はMiso

 

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DEANやCrushが所属するクリエイティブチームClub Eskimoの一員にして、韓国から初めて国際的音楽イベントRedbull Music Academyに参加したアーティストであるMiso。アンニュイなボーカルと独特のトラックが持ち味です。まとまった形でのリリースは少ないものの、最近だとEpik Highの最新アルバムに参加していたりと業界での注目度は高い彼女。今後の活動にも注目です。

 

最後はyoura。空間系のボーカルと、メロウ過ぎず若干の緊張感のあるトラックの組み合わせが独特の凛々しさと叙情性を感じさせます。

 

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今年の月にリリースのミニアルバム『GAUSSIAN』からリードトラックの「MIMI」は、男女の別れをテーマにした切なくも美しい楽曲。凝ったMVも必見です。このミニアルバムのリリース時にはSpotifyのK-indiesプレイリストのカバーに選ばれるなど、国内に留まらず世界から注目を集めています。

そんなyouraは毎度お馴染みdingoのKilling Voiceにも出演しています! 手っ取り早く代表曲をメドレーで聴きたい方はこちらを是非!

 

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今月の火気pick : LOONA(이달의 소녀) - PTT(Paint The Town)

 

待ちに待ちに待ちまくったLOONAのカムバがやって来た!!!!!!!!!!!!!!!!!!

今回はなんと休養していたハスルの復帰もアナウンスされ、1年と約半年ぶりの完全体での活動!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 更にめでたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

もうね、ティザーの時点でバキバキ。お腹いっぱい。SMからの刺客(笑)・イスマンの強い影響下にあったであろう前作前々作での演出とはまた異なるテイストを提示し、LOONAverseの文脈に近い演出がファン(Orbit)を沸かせました。

 

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で、本編ですよ。

 

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ボリウッドジャンルを取り入れたダンスナンバー、という珍妙なプレスリリース文に違わず、今までで最もパワフルでアグレッシヴなLOONA。全体的にボーカルのキーが高めなのがLOONAらしいと言えばLOONAらしいポイントですが、楽曲自体の構成は近年流行っているトライバルな雰囲気のEDM。熱帯ヴァイブスが夏っぽくて良いですね。チュウの跳ねるような歌唱や、12人による力強い群舞も今回のコンセプトを更に盛り上げています。

個人的に好きなポイントは2番のジンソルのパートと、短いながら存在感を放つヨジンのラップですね。チュウの前蹴りもカッコいい。けどなんと言ってもやっぱりイブ。やっぱりイブが好き(脚本三谷幸喜)。もう何? カッコ良すぎんだけど。 レザー衣装似合ってるし流行りのデニム地衣装もそつなくこなしてて素敵。ラップも良い。好きです。

特筆すべきはやはり歌詞とMVの演出で、今回はティザーからかなりキムリプがフィーチャーされていた訳ですが、MVに登場するコロッセオ的な場所もサビ終わりのフレーズ「Eclipse」も彼女のソロ曲を踏襲したものです。

 

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OECメンバーにのみ発現する光輪の演出もこの「Eclipse」MVで見られるもの。ジンソルに至ってはニンブスの位置に輪が出てるので彼女は聖人に列せられたということなのだと思います。長らく見られなかった3人のオッドアイが妖しく輝いていますね~~~~~~激アツ~~~~~~~~~~~!!!

ハスルのイメージアニマルが白い鳥であること、彼女が休養に入っていた期間にリリースされた「So What」MVでの「Burn yourself」というメッセージと燃える白い羽根、そして今回のMVで燃えるハスルの肩口……、ハスルは不死鳥……ってコト……!?(ちいかわ)

曲調変わり過ぎて「LOONAverseの設定無くなったん?」みたいなコメントもちらほら見ましたがンなこたぁねえだろと。むしろ「Why Not?」ちゃんと観てれば彼女たちが月に到達したことは言わずもがな分かるはず。円環宇宙から抜け出す彼女たちの反撃の狼煙、それが「PTT(Paint The Town)」です。

 

さてそんなLOONAですが今作「Paint The Town」の日本語ver.もリリースされ、そして今年の9/15には正式に日本デビューが決定しています! 楽しみですね! 既に日本公式ファンクラブが立ち上がっていますので、皆さんも入会して彼女たちを応援しましょう!!

ところでプロミのイルデはどうなったんだよ……。

 

さて当ブログでは最近2ヶ月紹介した新譜をアルバム単位でまとめたプレイリストと、

 

紹介した全楽曲をまとめたプレイリストを公開中。是非ご活用くださいませ。

 

さーて来月は(G)I-DLEソヨンのソロ、00sギャル風味のテヨンの最新作などまだまだ期待作が盛り沢山! お楽しみに。

20210604/ "Jennie -SOLO(Live ver.)" リリック分析&解説

皆様アンニョン。火気厳禁で御座います。

BLACKPINKが今年の1月末に行ったオンラインライブ「THE SHOW」のライブ盤がリリースされましたーーー!!

 

 

ということで、その中で披露されたジェニのソロ曲「SOLO - Live」のラップのリリックを勝手に分析、解説してみようかと思います。原曲はこちら。

 

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ライブ盤の音源がこちら。今回は大幅に追加されたラップパート(2番)を分析していきます。

 

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その時のお写真。やば。

 

 
 
 
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リリック分析&解説

和訳、小ネタは参考資料に上げた動画でも解説されているので細かくは触れませんが、気になったポイントや感動した箇所にいくつか注を入れました。

韻の箇所にはそれぞれマーカー引きました。中盤踏み倒してんなぁ……!

 

Used to be your girl, but nevermind that used to

Let me shine, gettin' mine, I hit you with that ddu-ddu(1)

Got a lot of whatever I want, like I could lose two

Wanna find me? I be in Paris a lot, that's beaucoup

Too cool, ooh, four-finger ring, pink on it

Chain all ice like I could pour this drink on it

 

Been gone and came back, comin' for the payback

Asked them how you like it and it's lookin' like they hate that

 

W, no L's(2), covered W and Elle, and it's none left on the shelf

Get in trouble by myself, solo, oh well

All me, cross C's, Coco Chanel(3)

Palm trees, calm breeze, living in a dollhouse(4)

I don't need a Ken, I can watch him walk out

 

Solo, but I got many I could thank

You could see it in my eyes, like every time I blink(5)

 

 

*1……BLACKPINK / DDU-DU DDU-DU からのセルフサンプリング。

*2……「No L's」=「No Loses」  「負け無し」という意味のスラング

*3……「人間シャネル」などと現地メディアやネットで言われるほどのシャネル着用率を誇るジェニ。

*4……「ドールハウス」はそのままお人形の家、という意味だが、ここではジェニとのコラボコレクションをリリースした韓国のアイウェアブランド・Gentle Monsterへの言及も含まれるか。リリース時のポップアップストアにはコレクションの世界観をモチーフとしたドールハウス風のインスタレーションが作られた(https://www.youtube.com/watch?v=IApBQj7OOQY)。

*5……BLACKPINKのファンダム「BLINK」と、「まばたき」を意味する単語をかけている。

 

解説・感想

リリックの内容もちょっと前の報道を鑑みるにすげー!って感じなのですが、とにかく韻の数がヤッバいしとにかくflexin'でイケてますね。「私に会いたい? 多分パリで人に囲まれてるよ」とかハイブランドのモデルやってファッションショーに招待されまくってるジェニにしか言えないもんな。ファッション誌の名前も出してるし。

ちょっと前の記事「解説・Kポに潜むHIPHOPスラング」で解説した「ice」がここにも出てきますね。「飲み物を注げそうなダイヤのチェーン」と元々の意味である「氷」とかけたユニークな表現になっています。

 

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フロウ(ラップの節回し)に関しては原曲と変わらずシンプルで重たいビートに合わせた低いトーンの乗り方をしていて、韻の積み重ねでストイックにグルーヴ感を出しています。「W, no L's〜」の箇所で「eu」の音で踏んでんな〜と思ったら「o o a eu」に展開させてオチつけてるのライブで聴いててヤバかったもん。「今ココ・シャネルつった!? ヤバ!!」みたいな。

余談ですがここ最近のHIPHOP界隈ではブランド名をリリックに入れたり曲のタイトルにして稼いでるアピールするのが一般的になっています。

 

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普通に聞いてた原曲の方もリリック見てみたら「GOAT」とか入っててびっくりしました。「goat」は本来ヤギという意味ですが、「Greatest Of All Time」を略したスラングとしても使われます。「史上最高」みたいな意味合いなので、歌詞の中の「Used to be your girl  Now I’m used to being the GOAT」は「かつてはあなたの女 だけど今じゃ史上最高でいることに慣れちゃった」(意訳)。1人でも(だからこそ?)最強!!! つっっっっよ!!!

クレジットを見る限り本人も作詞に参加(どこまで自分で書いてるかは分からないものの)、フロウは最近のトレンドの乗せ方というよりはどっちかというとオールドスクールな感じでハードな雰囲気、内容は私生活のことも織り込んでいるのかなというような箇所もありつつHIPHOPマナーに則ったセルフボースティング(自己賛美、アピール)とライミング(韻)、とここまで見てきてジェニのラッパーとしてのスキルが如何に高いかということがお分かり頂けたでしょうか。BLACKPINKメンバーのソロ作品リリースが予告される中、ジェニのソロ次回作はあるのか! 今後も注目で御座います。それでは。

 

参考資料

20210531/K-POP定期便(5月カムバ特集)

皆様アンニョン。心地良い初夏、を通り越して梅雨、も通り越して夏本番の気候がやって参りましたが、ご機嫌如何でしょうか。五月病になってる暇も無かった今月の新譜を一緒に振り返っていきましょう。1曲目はLil Cherryで「G!」です。

 

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皆さんBLACKPINKリサ表紙の『VOGUE』、ジェニ表紙の『HAPAAS HAZAAR』買いましたか? 火気厳禁です。

一発目から自分の話で恐縮ですが、先日上げた「解説・Kポに潜むHIPHOPスラング」の記事の評判がむちゃくちゃ良いです。ありがとうございます。このバズによって当ブログの累計PV数が1万の大台に乗りましたー! ぱくすーーー!!👏

 

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(普段読まれて無さ過ぎだろ……)

とはいえ何も変わらず好き勝手にK-POPの話をしていきますのでよろしくお願いします。

 

今回の1曲目はLil Cherryで「G!」でした。このLil Cherry氏、このブログで何回も名前出してる韓国の音楽メディア・Dingoが展開する動画企画「Killing Verse」に出演なさっていたのがきっかけで知りまして。めちゃヤバい。

 

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日本のフィメールラッパーで言うとゆるふわのNENE氏とかYENのAwich氏の雰囲気って言ったら分かりやすいかな……(後者はどちらかと言うと顔立ちが似てるような)。ド直球Trap系イケイケフィメールラッパーで、その腕前は勿論MVやらなんやらもことごとくカッコいいんですよね。自分もあんまりK-HIPHOP詳しくないですが案の定検索したら日本語の記事数件しかヒットしなかったので知ってたらドヤれる案件です。ゆるふわギャングとかYENTOWNとかお好きな方はハマると思うので是非掘ってみてください。

さて今回は毎月恒例のカムバックアーティスト特集ということで、火気厳禁が今月聴いた新譜を紹介していきますよ。

 

グループアーティスト


ガールズグループカムバラッシュの火蓋を切ったのはOH MY GIRL!!

 

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昨年の「Nonstop」の大大大ヒットも記憶に新しい中での新曲リリース。正直堅実に当てに来てる感じが凄くて初見では「おう……良い曲……」という感想しか出てこなかったのですが(笑)、

アルバム『Dear OHMYGIRL』も全体通して落ち着いた雰囲気で構成されているのですが、中でも特に抑制が効いた「My Doll」が好きです。


FANATICS

 

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約1年ぶりのカムバ曲「STARRY NIGHT」はいわゆるペンソン。MVないって流石に寂し過ぎないか……? 曲どうこうより一人のダンスパフォーマンス動画出して終わりなの……? という感想が先に来てしまう……。

 


Rocket Punch~~~~!!

 

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ニュートロ路線のポップソング。5月は「これほどKポのトレンドが分かりやすい月無いぞ」ってくらいニュートロ・ディスコファンクの新譜出てる訳ですが、ロケパンらしいキュートさと少しの哀愁が香る名曲です。


fromis_9ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!

 

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「Feel Good」から約半年ぶりの活動曲「WE GO」は前作から引き続き爽やかなディスコファンク系楽曲。

離れている旅先であってもみんなと繋がれる、繋がっているというMVのコンセプト、演出のとんでもない秀逸さで曲の「最近こういうの多いよね」といった感想を吹き飛ばしてしまってます。こういう時期の我々のメンタルに寄り添うメッセージを明るく楽しく発信するのはやっぱりプロミなんだよな……ありがとう……。


こちらも半年ぶりのカムバ!! aespa!!

 

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欧米系アーティストの同名楽曲のリメイク(ワイスピのサントラらしい)。半年待ってリメイクってどうなん?という感じもしなくはないですが、世界観含めた完成度の高さは流石SMエンタ、といったところ。原曲には無いビートスイッチからのオーソドックスながらクオリティの高いラップパートが聴きどころでしょうか。正直曲どうこうより世界観のが重視されてる感じがありコメントが難しいです(笑)。SMCUとかいうMCUみたいなのも始まったしどうなっちゃうんだ……。


今年2月デビューのTRI.BEは早くも2ndシングル「RUB-A-DUM」をリリース。

 

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活動曲もそうですがB面の「LORO」のトラップの影響を受けたラテンポップ感最高。ラップパートバキバキ。MV字幕が7言語対応なあたり事務所側も結構頑張って売り出してる雰囲気ありますね。


こちらも今年デビュー組のPIXY

 

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CLC「ME」に近いEDM色の強い楽曲(そもそも「ME」がスクレリの「Purple Lamborghini」に近いが)。ドロップカッコいいんですが歌と絶妙に馴染んでない……? キーが違うのか自分の耳が悪いのかの判断はもっと詳しい方にお任せするとして(笑)、ミニアルバム『Fairy forest : Bravery』は前半が攻撃力高めEDM調楽曲、後半はミドルテンポの歌モノとバランス良くまとまっている印象。このまま独特のポジションで(とはいえヨジャアイドルっぽさはあるものの)を築いていって欲しいなあ……。

 

こちらも新人Bling Bling

 

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2つ上のTRI.BEから続けて聴くとどれがどれか分からなくなりそうな感じが……(笑)。アニメが入ったMVは斬新で面白いですね。

 

イェナ合流の噂がありつつも7人でカムバックのEVERGLOW

 

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デビューから独特でオラオラな世界観を提示し続けてきたエバグロは今までの活動を総括するようなティザーと、過去最大級の攻撃力を持つ楽曲を展開。リーダーの交代なんかもあり、いよいよイェナ合流ということなのでしょうか。これもそうですがitzy『In the moring』あたりからカメラワークが凝ってるMVが目立ち始めましたね。


来た〜〜〜!! 公園少女(GWSN)!!

 

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昨年の「BAZOOKA!」以来ほぼ一年ぶりのカムバ。このグループの持ち味であるハウスを軸とした楽曲『Like It Hot』は浮遊感&清楚なビートからベースブンブンのサビへの展開がなんともカッコいいっすね~~~。アルバムタイトルにかけた二面性を表す衣装にも注目です。ミヤ様イケメン過ぎるけど実在するんでしょうか。

 

woo!ah!もカムバ。

 

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来ましたよSTAYC『ASAP』に続いてTrapビートでなんか変な感じがクセになる楽曲が!! woo!ah!は結構曲良いと思うんですが今回のは特にクセ凄くてヤバいっすね……売れてくれ……。

 

ソロアーティスト

渦中の(G)I-DLEからウギがソロデビュー。

 

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「Bonnie & Clyde」はタイトル通りアメリカン・クライム・シネマのようなコンセプトのMV。シングル2曲ともMV制作されてるという気合いの入りようで勿論楽曲そのものも素晴らしく、この「Bonnie & Clyde」は80s洋楽のようなレイドバックした雰囲気で彼女のハスキーボイスが映えています。ていうかちょっと心配になるくらい手足ほそほそだな……。同じく(G)I-DLEからスヨンもソロデビュー予定ということでそちらも楽しみですね。

 

シンガーソングライター・HEIZEがP NATION移籍後初のミニアルバム『HAPPEN』をリリース。

 

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シンプルアコギ伴奏から徐々に加速感を持たせる展開がクールで劇的。そして何より本人のお声がカッコいい……。アルバム収録曲もことごとく良いので是非聴いてみてください。そしてなんとMVにはちょっと前に紹介した『ヴィンチェンツォ』主演のジュンギが!! 韓国ドラマファン的にもアツいMVとなっております。個人的な感想ですが一瞬エドワード・ホッパーの絵みたいな構図出てきて良かった。 

 

ペク・イェリンがボーカルを担当するバンド・The Volunteersが楽曲をリリース!

 

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『愛の不時着』OSTで知られるペク・イェリン。個人的にアルバム『tellusboutyourself』の印象が強かったのでバンドやってることに驚きましたがこれまたイケてる! ロック系全然詳しくないですけど確かLOVE PSYCHEDELICOってこんな感じじゃなかったっけ……。

 

そしてジョイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

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本当だったら「今月の火気pick」で取り上げてると思うのですがリリースが5月最終日なのでここで軽く感想を。ティザーもなんかすごいオーガニックで良いんだよう……ジョイ子……。

 

 

『草上の昼食』?

先行シングル『Je T'aime』は歌手Heyの同名曲のカバー。穏やかでスイートなジョイの歌声がストリングスに映える心地よい楽曲です。俺だったらジョイの肩が濡れるような傘の差し方はしません(何言ってんの?)

 

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31日に出るアルバムも1990~2000年代の名曲のカバーで構成されるそう。この記事が出てる頃には聴いてるはず。たのしみだなあ……

ジョイ子の声の魅力については以下の記事で語っているので是非読んでみてください。

 

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今月の火気pick : WJSN THE BLACK「Easy」

 

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とうとう来たなこの時が!!!!! 火気厳禁激推しグループの1つ・宇宙少女のお姉さんメンバーであるエクシ、ソラ、ウンソ、ボナの4人がWJSN THE BLACKとしてユニット楽曲をリリーーーーーーーーース!!!!!!!!!!!!!!

そもそもこの4人がドタイプ(面食い)な火気厳禁としてはマジのマジで興奮を隠せないわけですが、第1弾ティザーがこちら。

 

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え……?

待って………???

これCOMME des GARÇONSやん……………????????

 

  

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ギャルソンサンプリングっぽいユニットロゴと最近流行りのストリート経由セットアップスタイル(ソラさんがオフホワ着用してるあたり"分かってる"感が凄い)で上品ながら攻めの姿勢をも魅せるお姉さん達。ティザー時点では見えなかったんですけど足元白AF1だったりすんのも「ですよね~~~!!」感が凄い。てか肝心のギャルソンは着ないんだ(笑)。

 

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で、曲ですよ。

シティポップブーム + 「Dynamite」の大ヒットでディスコファンク系の新譜が増えている(=耳が飽きてきてる)訳ですが、ティザーからも分かる通り「大人」「上品」「クール」なポイントを抑えたディスコファンク楽曲になっており、ここ最近の同系楽曲のハッピーさ、明るさとは一線を画す仕上がり。ノリが近いのはTWICEの「LOVE FOOLISH」、ソシ「Run Devils Run」あたりかな。このタイミングでこの4人にこの曲渡してくれたの本当に正解。

MVティザー出た瞬間に『アトミック・ブロンド』のサンプリングか!?!?と思って蓋開けたら『オーシャンズ8』でした。どっちも好きな映画!!

上記で語ったスタイリングですが、MVではそれぞれのシルエットの違いが楽しめるのもアツいポイント。青系の方はがっつりボックスシルエットでトレンド感があり、なおかつオーバーサイズでダンスの際に派手に翻ってカッコいいです。黒の方はメンバーそれぞれジャケットの丈が違ってたりと観てて楽しい。火気厳禁はK-POP楽曲の落ちサビで全員が横一列に並んで踊る振り付けが好きなのですが("パワー"を感じるので)、THE BLACKは冒頭から横一列になっちゃうのでもうたまったもんじゃないです。絶命するかと思いました。

ストリート要素+セットアップスタイルが流行ってるだけにこういうスタイリングであっても『Queendom』のAOAみたいなマニッシュさは無いのがちょい残念かな……。個人的にはバリバリテーラードでキメてるこの4人も見たかったです。そもそもスーツという名称自体「ぴったり合った」という語源から来てる訳で、上記とまったく同じ理由でLOONA「Why Not?」のスーツ衣装もそんなに刺さらなかったんだよな……。

 

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ちなみに『アトミック・ブロンド』は今ネトフリとかで配信してるんで未見の方は是非。今思うと2017年の作品で90sカルチャーの要素取り入れてるの中々先見の明があるのでは……(舞台設定上の必要があるとはいえ)。

https://www.netflix.com/jp/title/80170988

 

さて当ブログは最近2ヶ月に紹介した新譜をアルバム単位でまとめたプレイリストと、

 

 

紹介した全楽曲をまとめたプレイリストを公開中。是非ご活用くださいませ。

 

 

ということで来月はいよいよLOONAカムバ来るか……? お楽しみに。

20210529/解説・Kポに潜むHIPHOPのスラング

皆様アンニョン。火気厳禁です。

先日こんなツイートをしたところ、フォロワー200人程度の僕にしては中々の反応を頂きました。

 

 

ということでハングルは読めないがストリートの言葉はちったあ分かる火気厳禁が、K-POP楽曲に登場するHIPHOPスラングを解説していきます。

 

スラングの解説なので若干乱暴な言葉が出てきます、読む際はその点ご留意くださいませ……

 

"ICY"

大人気若手グループ・itzyの『ICY』。アイス(ice)が形容詞になった形なので一見「氷のように冷たい」というような意味に取れますが、実はこれHIPHOPでよく使われるスラングなのです。

 

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「ice」そのものの意味は「氷」。転じてジュエリーの輝きを氷に例えた言い回しです。ラッパーが「I got ice」と言うと「ダイヤを手に入れたぜ」。それが形容詞「icy」になると「ダイヤのようにキラキラしてる」、もっと言うと「マジでイケてる」みたいなニュアンスで使われます。派生して腕時計にスワロフスキー敷き詰めてギラギラにすることを「Iced out」なんて言ったりしますね。

つまり『ICY』の歌詞「I see that I'm icy」は「私は私が氷のように冷たいことが分かっている」、ではなく「私は自分がイケてるって知ってる」となる訳です(超絶ざっくりですが)。そもそも「クール(Cool)」という言い回しがあるように、「冷たい」という感覚が「カッコいい」に繋がっていると考えると理解しやすいかもしれません。逆に「ホット(Hot)」もカッコよさの表現として使われますね。

チョンハの『Bicycle』ラップパートにも「I got ice decorating my neck」という一節がありますが、これは「首に飾り切りの氷をゲット」ではなく「ダイヤで首元を飾る」という意味ですね。姐さんカッケェっす……。

 

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まああとアイスつったら薬物よね。

 

"Drip"

最近ではWJSN『UNNATURAL』のエクシのラップパートで「dripping gold」という一節があったり、惜しまれながら解散してしまったHINAPIAには『DRIP』というそのものズバリな楽曲があったりするこの「Drip」というフレーズ。

 

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こちらも前述の「Icy(ice)」と同じく、ダイヤモンドやアクセサリーなどが光を反射する様子をdrip(水滴)に例えて言った表現。なので『UNNATURAL』の当該パートを前後も含めて訳すと「油断したらダメ バカみたいに着飾って煌めくゴールド 何をしても no way」(意訳)。この曲のテーマは「好意を寄せる相手といると不自然に振る舞ってしまうことへの戸惑い・苛立ち」な訳ですが、そう考えるとエクシ本人がこのリリック書いてるのヤバいな……。

用例としましてはMigosとヨチンの大ファンでお馴染みリルウジの一世を風靡した楽曲『Bad and Boujee』に「Raindrop (Drip), drop-top (Drop-top)」という一節があります。これは「drop-top(=オープンカー)」の天井に「Raindrop(=雨粒)」が降ってきた、という訳が適当かと思われますが、「Raindrop(Drip)」なので「ダイヤモンドと高級車、 俺は稼いでるぜ」という意味にも取れます。この意味合いが曖昧な感じが面白いっすね。

 

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日本だとちょっと前にJP THE WAVYがタイのラッパー・TWOPEEとこれまた『Drip』という曲を出しているのですが、hook(サビ)の「首元めちゃ濡れてる」という一節は「ライブ中汗で首元が濡れている」のと「濡れてる」→「水」→「drippinしてる」で「首に巻いたダイヤのチェーンが輝く」という意味がかかっていて秀逸な表現になっています(本人がここまで考えてるかは知らない)。

 

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"Don't Give A What"

再びitzyからこのフレーズ。ヘッズ(HIPHOPファン)がこのタイトルを見るとちょっとびっくりする訳ですが、何故なら普通は「I don't give a f*ck(sh*t,damm)」という慣用句だから。要はストリートでの言い回しよりはソフトになってる訳です。意味は「そんなもん気にしねえよ!」といったところ。

 

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スラングというよりは慣用句として広く使われているので映画やドラマで聴いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

 

"Savage"

BLACKPINKがよく使うフレーズ「Savage」。多分男性グループの曲なんかにも出てくるんじゃないでしょうか。

 

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元は「野生の獣」「野蛮人」という意味ですが、その荒々しさ・飢えた凶暴なイメージから、リリックで自らのスタイルをSavageに例える表現がよく見られます。っていうか21 Savageてめっちゃ有名なラッパーもいるくらいです。トゥエニワントゥエニワン……

 

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ここ最近で印象的な使われ方はやはりMegan Thee Stallionの『Savage Remix (feat. Beyoncé)』ではないでしょうか。 

 

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新進気鋭の女性ラッパー・Megan Thee Stallionと大御所のBeyoncéがコラボ。「私は気まぐれで攻撃的なサヴェージ」というリリックと、静謐で綺麗なコーラスも入っていながらガッツリ盛り上がるビートの組み合わせはまさにSavage。そんな曲なので今年のグラミーでは最優秀ラップ楽曲賞を受賞しています。マジ良い曲。

 

ちなみにですがBLACKPINK『Ice Cream』のジェニのパートで「Even in the sun, you know I keep it icy」とあったりリサのラップではフェラーリのことを「La Ferra'」と言ってたりと、音だけじゃなく歌詞も結構HIPHOPへの目配せがあります。歌詞に高級車の名前出すアイドル見たことある???

 

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"Boss Bitch"

こちらもBLACKPINKで『How You Like That』の中の一節。

 

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明らかにDoja Catの同名曲からのサンプリングだと思います(笑)。

 

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Doja Catはこの曲の中で「私はグロスのように輝くボスでビッチ」と歌っていて、この無敵感がマジSavageだということで「Boss Bitch」のフレーズが流行りました。

ジェニのソロ曲『SOLO』のサビのフレーズ「빛이 나는 솔로(びち なぬん そろ・光り輝く私はソロ)」では「빛나다」(びっなだ・光り輝く)の音を敢えてBitchに聞こえるように入れているのではないかという指摘があります。

 

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BLACKPINKがHIPHOP色の強いグループであること、国際的に人気があることを考えるとBitchくらい言っちゃうか、と思うわけですが、今ポップミュージックの範囲で「Bitch」つったらまあ「イケてるギャル」くらいのニュアンスだったりしますしYGとしても全然問題ないという判断なのでしょう(勿論誰がどんな文脈で言うかによりますが)。

上記の『Savage Remix』なんかもそうですが、女性同士の連帯の場で「Bitch」という言葉が使われてる場合も増えてきています。『How You Like That』の中の「Bring out, your Boss Bitch!(貴女の中のBoss Bitchを解放して!)」も一種のシスターフッドの発露(?)なのではないでしょうか。

 あとちなみにですがBLACKPINKのオンラインライブ「THE LIVE」ではリサがこのDoja Catの『Say So』をカバーしてました。あれめっちゃ良かった……。

 

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"Racks on Racks"

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またまたitzyから『KIDDING ME』のリュジンパート「Racks on Racks」。「最近HIPHOPでよく聞くフレーズだなー」と曲聴いた当初は思ってたのですが、調べてみると「Racks」は札束を意味するスラング。なので「Racks on Racks」で「札束の上に札束」という意味になります。

 

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上記の『Bad and Boujee』でもこのフレーズが使われているので曲が出た2016年の時点で界隈では使われていたのだと思うのですが、Lil pump「Racks on Racks」でミームとして広まったのかなと思われます。

しかし『KIDDING ME』での用法は札束そのものを意味する訳ではなく、前後の歌詞の文脈を踏まえると「私への気持ちを曖昧にする君への怒りが積み重なる(=Racks on Racks)」という文脈で使われています。

この曲にも「Savage」出てきますね。今回itzyとBLACKPINKを取り上げる割合が大きくなってしまいましたが、この2組はHIPHOP色のあるコンセプト/欧米圏での展開、が活動の主軸に据えられているため仕方ないかなと。今回挙げた曲以外にHIPHOPスラングが使われているK-POP楽曲ご存知の方、是非火気厳禁までご連絡ください。男性グループ全然詳しくないのでその辺への言及が出来てないんですよね……

 

所感

やはり欧米のメインストリームはここ数十年HIPHOPが強いこともあり、K-POPはこの"ガラの悪い"音楽からの影響も避けられない訳ですが、ガラが悪いまま飲み込んで体現してるBLACKPINKもいれば翻案してちょっとソフトにしつつもトレンドには乗るitzyもいるというこの状況自体が興味深くないですか?

しかし今回紹介したようなスラングはブラックスキンの方々のコミュニティで生まれたものもあり、「文化の盗用」という指摘がなされてもおかしくありません(自分が知らないだけでもう言われてるかも、そもそもアジア人がHIPHOPをやること自体こういった問題を孕んでいる)。これはグローバルな展開をする上で避けられない業界の課題点と言えるでしょう。

もっと詳しく知りたい方は下記の参考資料に挙げた記事などをチェックしたり、GeniusというアメリカのHIPHOP系メディアでK-POPの歌詞を解説している記事が載ってたりするので英語出来る方はそちらも見てみてください。あと火気厳禁のTwitterでは時たまこういう話してるので是非フォローしてみてください。

 

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歌詞の語句に注目したので本編では触れませんでしたがSTAYC『ASAP』Weekly『After School』などHIPHOPの持つ"ガラの悪さ"を換骨奪胎してしまっている楽曲なんかも出てきています。今、益々面白くなっているK-POPHIPHOPの関係。是非リリックにも注目して楽曲を聴いてみてください!! それでは!!

 

(追記)

この記事の第2弾が出ました! SMエンタを中心にスラングを紹介してますので興味のある方は是非。

kaki-genkin.hatenablog.com

 

参考資料

K-POPとUSメインストリームのポップス(HIPHOP含む)の関係を書いた(書き起こした)記事や現役バリバリの在米トラックメイカーによるHIPHOPスラング解説動画(日本語)、Doja CatとSaweetieのシスターフッドを感じられる楽曲『Best Friend』など載せときます。更に色々知りたい方は是非!

 

20210505/Kultural studies(Full8loom編)

皆様アンニョン。火気厳禁です。

今回はKultural studiesシリーズ、Full8loom特集ということで、プロデューサーチームFull8loomについて書いていきたいと思います。

というのもですね、チョンハのアルバムを聴いていたところ「Masquerade」のイントロの「うぉーおー♪」というサンプルに聞き覚えがあり、IZ*ONEの「D-D-DANCE」のイントロにも同じサンプルが入っていることに気付いたんですよ。

 

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これなんだろうと思い両曲の作曲陣を調べてみると、「Masquerade」はJinri、Glory Face、YukaというFull8loom所属の三人、「D-D-DANCE」が同じくGlory Face、JinliにBang Gun Wooの布陣。なるほどこれは作曲チームFull8loomの誰かのプロデューサータグなのだなと理解しました。

 

プロデューサーチーム・Full8loom

K-POPの楽曲において複数人による作詞作曲は当たり前。多いと10人前後が作詞作曲に関わることもあります。そんな中で、作曲家同士がチームを組んで仕事をする場合も珍しくありません。こうしたプロデューサーチームは数多く存在し、中でもLDN NoiseやMonoTreeなんかが有名ですね。

Full8loom(フルブルーム)も複数の作曲家が所属するプロデューサーチームです。2016年頃にJinriとGlory face、Jake Kの3人で結成され、その後Jake Kが脱退。2019年10月にHARRYとYukaの2人が加入したとのこと。先に挙げた2組に加えTWICEや宇宙少女などなどなど著名グループへの楽曲提供は枚挙に暇がありません。

 

「プロデューサータグ」とは?

そもそもプロデューサータグって何よ?と言われれば、主にHIPHOP系のプロデューサー達が自作のビートに署名するような形で名前やメッセージを織り込んだサンプルのこと。主にイントロに使われていて、USだとMetro Boominの「If Young Metro don't trust you I'm gon' shoot you」やTay Keithの「Tay Keith, fuck these n****s up!」なんかが有名です。近年はType beatカルチャーの隆盛もあり盛んにこうしたタグが用いられていますが詳しいことは別で調べて頂ければと思います。

 

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日本のプロデューサーのタグだとChaki Zuluの「ハスキーステュディオー……」、JIGGの「JIGGのビートが聴きたいな♪」なんかが有名どころですかね。

 

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(まあ「Friends」のトラックに関してはちょっとアレですが……(笑))

 

まあ分かりやすく言うとBLACKPINKの曲で「BLACKPINK in your area!」って入ってたりTWICEの楽曲に\トゥワイス‼/って入ってるアレです(厳密には違うけど)。

 

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これも厳密にはプロデューサータグでは無いですが、最近だとSTAYCの「STAYC Girls, It's going down!!」もグループのタグとしてイントロに華を添えています。カッコいい。

 

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JYPは固定のサンプルではないですがタグとして本人の声ネタが入ってたりしますね。

 

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調べてみると以前の記事で紹介したBrave Girlsの「Rollin'」にもプロデューサーの2champのタグが入っていました。余談ですが4月末から5月入ってすぐの数日間だけ各種音楽配信サービスで「Rollin'」のオリジナルver.(下の動画のver.)が聴けなくなったのは何だったんでしょう……。

 

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とまあこんな感じで、プロデューサータグの文化はK-POPにも波及しています。

 

Full8loomの作品

さて本題のプロデューサーチーム・Full8loomに話を戻しましょう。

やはりFull8loomと言えば宇宙少女への楽曲提供で広く知られていますが、中でも有名、そして火気厳禁のお気に入りとして「Save me, Save you」をまず挙げたいと思います。

 

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魔法学校コンセプトの第一弾作品である「Save me, Save you」。今でもグループのトンマナとして受け継がれている神秘的な雰囲気がイントロのピアノや切ないメロディで演出され、しかも若干のアニソン感もあってこのコンセプトのマンガっぽさにもマッチしています。K-POPによくある展開ですがサビも前半後半に分けられて前半でフックを作り後半でしっとり〆る、という展開も非常に美しいです。あとこのMVの丸眼鏡ヨルムめっちゃ好き。その次のウジュの活動曲「La La Love」もFull8loomが担当していますね。こちらはキラキラしたサウンドが多用され華やかかつ清楚な印象を与える曲になっています。

 

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MOMOLANDの「Freeze」も非常に印象深い作品。可愛らしいオルゴール風サウンドから始まりHIPHOPっぽいビートへと展開した後サビでその両方が合体しちゃうという構成で、K-POP特有のジャンルごちゃ混ぜ感が十分に味わえる1曲になっています。

 

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調べてて「おっ」となったのがプデュの「I AM」。「完璧じゃなくても私は私が好き」という芯のある女性像を描いた楽曲で、シンプルなピアノのループとボーカルラインの絡み合い、サビでのクールだけど攻撃的過ぎないサブベースの展開など、等身大の彼女達をとにかくカッコよく魅せています。っっっつかこのステージのアンユジンさんエゲツないな……この時まだデビューしてないんだぜ……?

 

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これ以外にもたっっくさん提供楽曲ありますが、とにかく幅広いジャンル・コンセプトの楽曲を生み出しまくっているFull8loom。冒頭のプロデューサータグに関しては全曲に入っているわけではなく、提供曲の何曲か(冒頭の2曲とウジュの「La La Love」「Last Dance」「New Me」のみ? 「New Me」はシティポップ路線のミドルテンポ楽曲)なのでこれから増えていくのかもしれません。

そういやタイプビート販売サイトで高い仕様でビート買うとタグ無しver.のデータ買えるみたいな風になってたな……事務所がタグ外してくださいて依頼してるとかそういうことなんだろうか……

 

ということで、Kultural studies Full8loom編で御座いました。初めてのプロデューサー特集でしたが如何でしたでしょうか。是非K-POPを聴く際は作詞作曲もチェックしてみてください。それでは~~~~!!

 

参考資料

 

 

 

20210504/"SHOOT!(Remix)" リリック&ちょい解説

 

 

 

GW暇なのでノリでRemix作りました。歌詞と解説下に置いときます。

元曲

 

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instはi a m d a m o o n i c氏が製作したものを使ってます。当たり前ですが怒られたら消します。

 

Lyrics 

Check my look

誰も彼も追い越す

履いてるこれ nikeのshoes

たまにadidas

行きたい韓国

作る音楽


頭の中占めるKG

まるでオブリーク*1

genie*2 & genius*3

fast & farius*4

お前じゃ当然無理だって

cherry on top cherry on top*5

ただのHypeなら無い関心

大人の言うこと半信半疑

 

(Hook)
Uhm カマす SHOOT!

気にしないmother fuckin' rules

聴いてる itzyの『GUESS WHO?』

息するように服を買う

So what you do?


make it pop KABOOM

寝ながらでも金稼ぐ

HIYADAMみたくRemix*6

Sorry, I'm a イケてるオタク

That's what I do

*1:近年のDiorがよく用いる柄。こういう……

*2:韓国の音楽配信サイト

*3:アメリカ発のHIPHOP系メディア

*4:ワイスピ

*5:itzy - CHERRY

*6:HIYADAM - DALLA DALLA(REMIX)